競馬好きのライターが送るウマ娘コラム。今回は、先日めでたく5周年を迎えたウマ娘のアニバーサリーを祝して、新しく発表されたウマ娘たちを、新シナリオのブリーダーズカップを交えつつ特集しています。
5周年で発表されたウマ娘たち
現役のあの馬から意外な馬の名も!?

2月24日にアプリリリースから5周年を迎えたウマ娘プリティーダービー。その5周年記念配信「ぱかライブTV vol.62」で発表された新たなウマ娘は総勢8人。待望の発表となったあの現役馬から、知る人ぞ知るあの名馬、そしてまさかの友人枠のウマ娘まで実に多様な顔ぶれとなった。

新シナリオとのリンクも
海外レースも新設
新ウマ娘たちの中で、すでに目にする機会が多いのが新育成シナリオ"Beyond Dreams"に登場するウマ娘たち。新シナリオはアメリカのブリーダーズカップに挑戦するDREAMSプロジェクトを軸に物語が進んでいく。

シナリオに登場するのは、いずれも史実でアメリカ競馬に挑んだ先駆者達である。ということで、まずはシナリオリンクの3人から順に見ていこう。

フォーエバーヤング
我らが世界ナンバーワンダートホース

今回の5周年アニバーサリーを象徴するウマ娘と言えるのが、フォーエバーヤングだろう。事前に発表が確実視されていたこともあり、5周年のトップバッターを飾るに最もふさわしいとも言える。

公式プロフィール

『ウマ娘界にイノベーションを起こす』と豪語するイノベーター系ウマ娘。ギャルいバイタリティと、幼い頃から世界中のレースやビジネスを見て培ったロジカル思考、そして常識破りの発想力を武器に、日々プロジェクトを進行中。ちなみに、彼女の誕生日はこの世界のある祝日と同じなのだとか。
史実のフォーエバーヤング
概要
| 基本情報 | 2021年2月24日 牡馬 鹿毛 |
|---|---|
| 血統 | 父リアルスティール 母フォエヴァーダーリング(父Congrats) |
| 馬主 | 藤田晋 |
| 調教師 | 矢作芳人(栗東) |
現役馬
ウマ娘5周年の記念日、2026年2月24日現在でバリバリの現役馬である。モデル馬が現役中にウマ娘実装の発表がされたのはデアリングタクト以来二人目となった。
皆さん周知の通り、フォーエバーヤングのオーナーはウマ娘を運営するCygamesの親会社サイバーエージェントの創始者で現会長である藤田晋氏。フォーエバーヤングがデビューした2023年は、ウマ娘がリリースされた2021年に藤田氏がJRAの馬主登録をして馬主デビューしてから3年目の世代にあたる。
ウマ娘のアプリリリース日と同日である2021年2月24日にこの世に生を受けたフォーエバーヤングが、時を経て世界一の称号を引っ提げてウマ娘として凱旋。こんなゲームのような奇跡を起こしたのがフォーエバーヤングという競走馬であり、まさにウマ娘の申し子のような存在である。
戦績
JRAで走ったのはなんと2歳時の新馬戦1レースのみ。それ以降は、地方のダートグレード競争を走ってダート三冠創設元年を盛り上げた。これまで国内では敗けなし。
その後の主戦場は海外。海外初挑戦となったサウジダービー、続くUAEダービーを連勝して挑んだ米クラシックのケンタッキーダービーでは3頭の大激戦の末に3着と初黒星。大偉業目前での惜敗だった。
そして秋に再び渡米して挑んだのが、世界のダート競馬における最高峰レースBCクラシック。これも3着に敗れたものの、この二つのレースでフォーエバーヤングが見せた走りは、アメリカのダートでも日本馬が互角以上に戦えることを証明し、日本中の競馬ファンを熱くさせた。
そして世界に衝撃を与えた4歳シーズン。世界最高賞金のサウジカップで香港の英雄ロマンチックウォリアーとの一騎打ちを制すると、秋は再びブリーダーズカップクラシックに挑んで見事リベンジを果たした。ダート馬として初のJRA年度代表馬に選出されたことも記憶に新しい。
今年いっぱいになるのか、はたまた先日のサウジカップ2連覇後にオーナーが語った通り来年サウジカップ3連覇を目指すのか。いずれにせよ、どこまでその名声を高めていくのか世界中の競馬ファンが注目するほどの歴史的名馬である。一戦一戦をしっかり目に焼き付けたい。
ウマ娘での注目ポイント
ウマ娘のフォーエバーヤングは、まず第一に矢作芳人調教師要素強めのキャラクターデザインがインパクト大である。

藤田氏の勝負服から特徴的なカラーリングが採用されているのは当然だが、「帽子の男」として親しまれている師のトレードマークのハットやサングラスがやはり存在感を放っている。(サングラスは海外遠征時に関係者の多くがつけているので、誰のものか定かではないが…)
主戦騎手の坂井瑠星騎手がウマ娘のフォーエバーヤングについて感想を求められている動画でもそこ(矢作先生要素)ばかり気になっているようで話題となっていた。
すでに新育成シナリオやサポートカードで大活躍しているフォーエバーヤング。まだ現役続行中ということでこれ以上の本格参戦はもう少し先になるかも知れないが、来たるべき日に備えるためにも新育成シナリオをしっかりプレイしておきたい。
マルシュロレーヌ
日本馬初の海外ダートG1馬

新育成シナリオが米ブリーダーズカップを目指すということが判明した時点で、不可欠な存在として真っ先に名前が挙がったのがマルシュロレーヌだろう。
何しろ、マルシュロレーヌこそが日本調教馬として初めてダートの海外国際G1を勝った馬。それも、ダート競馬が主流のアメリカ競馬における最高峰・ブリーダーズカップで牝馬の頂点を決めるBCディスタフ(3歳上牝・ダ1800m)を制したのである。
公式プロフィール

極度の引っ込み思案ゆえ、自作のパペットを通じてでないと周囲と会話することもままならない。反面パペットを通しての言動は非常に陽気で社交的。クリエイティブ系の技能に長けており、それを活かしたイラストやデザインの提供で幼馴染の配信活動を支えている。
史実のマルシュロレーヌ
概要
| 基本情報 | 2016年2月4日 牝馬 鹿毛 |
|---|---|
| 血統 | 父オルフェーヴル 母ヴィートマルシェ(父フレンチデピュティ) |
| 馬主 | キャロットファーム |
| 調教師 | 矢作芳人(栗東) |
ラヴズオンリーユーと幼馴染
同じ矢作厩舎のラヴズオンリーユーとはノーザンファームの育成牧場から一緒に育った仲。そんな幼馴染の二頭が同じ日にそれぞれブリーダーズカップを勝ったことは二重の驚きをもたらす偉業だったと言えよう。

戦績
3歳の2月デビューから4歳夏までは芝で走り、3勝を挙げた。その後ダートに転向すると適性を見せてすぐにオープン入り。ダートグレード路線に進むと、大井のレディスプレリュード(Jpn2)で重賞初制覇。
翌5歳シーズンはTCK女王盃(大井)、エンプレス杯(川崎)、ブリーダーズゴールドカップ(門別)を勝って牝馬のダートグレード路線でトップクラスの活躍を見せた。
そして同厩のラヴズオンリーユーがBCフィリー&メアターフに出走するため、幼馴染で仲良しのマルシュロレーヌが帯同馬として一緒に渡米。帯同馬としての役目だけでなく、自身もBCディスタフにエントリーした。

JRA重賞やJpn1のタイトルがなかったこともあり現地ブックメーカーのオッズは伏兵のそれ。注目度も決して高くなかったが、並み居る強豪をねじ伏せて勝利。先駆けてBCフィリー&メアターフを勝っていたラヴズオンリーユーに続いて快挙を達成したのだった。
ウマ娘での注目ポイント
幼馴染のラヴズオンリーユー、そして同じく矢作厩舎所属でブリーダーズカップ覇者という共通項を持つフォーエバーヤングとともに、新シナリオ"Beyond Dreams"の主要メンバーとして登場するマルシュロレーヌは、早くも大人気のウマ娘となっているようだ。
いつかマルシュロレーヌの担当トレーナーとなって、"世界のYahagi"気分を味わってみたいものだ。

カジノドライヴ
アメリカ挑戦の先駆け

5周年のぱかライブ配信中のSNSの反応を見るに、今回の発表でもっとも意外性があり驚かれたウマ娘だったのではないだろうか。
新育成シナリオ"Beyond Dreams"の水先案内人、友人サポカ枠として登場のカジノドライヴとは史実ではどんな競走馬だったのか見ていこう。
公式プロフィール

ブリーダーズカップ遠征プロジェクト『DREAMS』を立ち上げた、プレゼン巧者なウマ娘。米レース界の超名門一族出身であるが、現在は単身日本へ留学中。『American Dream』をモットーとしているが、彼女にとってのそれは『日本から米国の大レースを制すること』にあるらしい。
史実のカジノドライヴ
概要
| 基本情報 | 2005年3月7日生 牡馬 栗毛 |
|---|---|
| 血統 | 父Mineshaft 母Better Than Honour(父Deputy Minister) |
| 馬主 | 山本英俊 |
| 調教師 | 藤沢和雄(美浦) |
戦績
カジノドライヴの戦績は11戦4勝。うち国内では7戦2勝。勝ち鞍は新馬戦と3勝クラスのみという一見地味な戦績である。
それでもカジノドライヴが当時を知る競馬ファンにとって記憶に残る1頭である所以がアメリカ競馬への挑戦である。
名門・藤沢和雄厩舎が送り出す超良血の外国産馬として注目された新馬戦で、持ったまま大差勝ちというド派手なデビューを飾ると、兄姉に勝ち馬がいる米クラシック三冠のベルモントステークスへの挑戦プランが決定。
渡米後の初戦となったG2ピーターパンステークスを圧勝し、血統背景からもベルモントステークス制覇に期待がかかった。しかし脚元のトラブルによって出走は叶わず、米クラシック制覇の夢は幻となってしまった。
秋には体勢を立て直してBCクラシックにも挑戦したが12着と跳ね返された。国内ではフェブラリーステークス2着という実績があるが、やはりカジノドライヴと言えばあの時のベルモントステークス。「無事に出走さえできていれば…」と、ダートの本場アメリカのクラシック制覇という夢を抱かせてくれた思い出が強烈に蘇ってくるのである。

ウマ娘での注目ポイント
発表されるまではカジノドライヴがウマ娘に登場することを予想だにしていなかったが、ブリーダーズカップに挑戦する『DREAMS』プロジェクトの案内人としてこれほどの適任者はいないだろう。

友人枠ということで育成ウマ娘ではないものの、こうしてアメリカ競馬挑戦の礎を築いた先人がウマ娘になったことで再び脚光を浴びることを嬉しく思う。筆者もその名前と当時の記憶が鮮やかに蘇り、ハッとした一人である。
続報が待たれるウマ娘たち
ここまで新育成シナリオとリンクする三人のウマ娘たちを紹介した。ここからは、今後の追加情報が待たれる新しいウマ娘5人を予習していく。
ヴィクトワールピサ
ドバイで見せた希望の光

ドバイワールドカップ。今でこそ毎年のように日本から有力馬が挑戦し、常に優勝を期待させるほど身近な国際レースとなったが、日本馬として初の優勝を果たしたのがヴィクトワールピサである。
東日本大震災に見舞われた日本に、遠くドバイから希望の光を届けたヴィクトワールピサが、一緒に遠征したトランセンド、ブエナビスタに遅れてついにウマ娘に登場してくれた。
公式プロフィール

純粋で温かな心を持ち、『ひとりぼっち』や『孤独』を嫌うウマ娘。そんな状況に陥っている人を見かけたらすかさず駆け付け、その心が『希望』へと繋がるまで寄り添うのをやめない。その姿を『まるで天使のよう』と評する者も多いとか。趣味は天体観測と芸術鑑賞。
史実のヴィクトワールピサ
概要
| 基本情報 | 2007年3月31日生 牡馬 黒鹿毛 |
|---|---|
| 血統 | 父ネオユニヴァース 母ホワイトウォーターアフェア(父Machiavellian) |
| 馬主 | 市川義美 |
| 調教師 | 角居勝彦(栗東) |
戦績
3歳時は1番人気で皐月賞を制し、ダービーではエイシンフラッシュに敗れて3着。秋には凱旋門賞にも挑戦して7着だったが、帰国後に有馬記念を制覇。タフなローテーションをものともせず、ハイレベルと謳われた3歳世代のトップであることを証明してみせた。
そして4歳時のドバイ遠征。M.デムーロ騎手を背にドバイワールドカップを制覇。2着トランセンドと日本馬によるワンツーフィニッシュを決め、東日本大震災が起きた2週間後の日本にドバイから明るいニュースを届けた。
ウマ娘での注目ポイント
ウマ娘では初期から絶大な人気を誇るエイシンフラッシュと同世代。この世代はエイシンフラッシュのライバルが実装されておらず、今回ヴィクトワールピサ、ローズキングダム、ルーラーシップが待望の発表となった。
となると、やはり同世代のライバル対決がどのように描かれるのか改めて期待したいところ。メインストーリーでしっかり描かれてもおかしくないほど重厚な物語になる予感がする。あの馬とかあの馬とか、まだ見ぬウマ娘の追加も含めて続報を待ちたい!
ローズキングダム
薔薇一族の悲願成就

名門・薔薇一族(曾祖母ローザネイから続く薔薇の名を継ぐ血脈)に悲願のG1制覇をもたらしたのが、ローズキングダム。先述のとおりエイシンフラッシュ、ヴィクトワールピサと同じ世代である。
公式プロフィール

名門『薔薇一族』に生まれ、その立場に相応しき英才教育を修めてきた高貴なるウマ娘。自分の走りで、レース界における一族の地位を単なる名門に留まらない高みへ導く――即ち一族を率いる『王』と成る、という使命を抱いている。高貴すぎて、世俗のことにはやや疎い。
史実のローズキングダム
概要
| 基本情報 | 2007年5月10日生 牡馬 黒鹿毛 |
|---|---|
| 血統 | 父キングカメハメハ 母ローズバド(父サンデーサイレンス) |
| 馬主 | サンデーレーシング |
| 調教師 | 橋口弘次(栗東) |
戦績
新馬戦でヴィクトワールピサとのマッチレースを制して鮮烈なデビューを飾る。その後、無敗のままG1朝日杯フューチュリティステークスを勝ち、薔薇一族の悲願であったG1タイトルを獲得した。
3歳クラシック戦線では皐月賞4着(勝ち馬ヴィクトワールピサ)、ダービー2着(勝ち馬エイシンフラッシュ)、菊花賞2着(ビッグウィーク)とクラシック制覇にはあと一歩届かなかった。
しかし続くジャパンカップでは女王ブエナビスタに食らいつき、1位で入線したブエナビスタの降着があったとは言え2つ目のG1タイトルを手にした。
ウマ娘での注目ポイント
エイシンフラッシュ、ヴィクトワールピサらと熾烈な争いを繰り広げたクラシック三冠の物語はもちろんだが、やはりここは”薔薇一族”の物語にも注目したい。
今なお枝葉を拡げ続ける名門一族の『王』とそのファミリーがウマ娘でどのように描かれるか楽しみでならない。公式プロフィールからは浮き世離れした独特の雰囲気を醸し出しているが、果たして・・・
ルーラーシップ
こちらも名家の個性派

ローズキングダムが薔薇一族なら、こちらは女傑エアグルーヴの息子という紛れもない名家の良血。姉にアドマイヤグルーヴ。名牝系が送り出す大物候補は、秘めた能力を発揮することができるか。
素質は間違いなく一級品。しかし体質や気性面に課題があり過ぎてなかなかG1には手が届かなかった競争生活を送ったルーラーシップ。ウマ娘のルーラーシップにもそんな一筋縄ではいかない軌跡が反映されているようだ。
公式プロフィール

リバーシ等の古典的なものから現代的なものまで、ボードゲーム全般を愛する重度のボドゲーマー。策を用いて盤面を支配するのを得意とする頭脳派。レースでもその知略を武器とするが……メンタルが激烈に弱いのが弱点。うっかり策が外れると途端にベッコベコに凹み、部屋に籠って出てこなくなる。
史実のルーラーシップ
概要
| 基本情報 | 2007年5月15日生 牡馬 鹿毛 |
|---|---|
| 血統 | 父キングカメハメハ 母エアグルーヴ(父トニービン) |
| 馬主 | サンデーレーシング |
| 調教師 | 角居勝彦(栗東) |
戦績
ヴィクトワールピサと同じ角居厩舎からデビュー。新馬戦で1.5倍の支持を集めると、噂に違わぬ走りを披露して圧勝した。しかし2戦目以降はたびたび体質面や脚元のトラブルに見舞われたことも影響し、勝ち負けを交互に繰り返す波のある成績を残していく。
トライアルのプリンシパルステークスを快勝して臨んだダービーでは、エイシンフラッシュら上位勢に及ばず5着。
3歳暮れの鳴尾記念で待望の重賞初制覇。その後も3つのG2勝ちを積み重ねるも、G1の大舞台では有馬記念の4着が最高着順とあと一歩手が届かないでいた。
そんな中で迎えた5歳の春。香港に遠征したルーラーシップは、G1クイーンエリザベス2世カップに出走すると、これまでの大舞台での脆さが嘘のような見事なレースぶりで圧勝。念願のG1初制覇を海外で成し遂げた。
このまま一気に開花するかと思われたが、晩年はひどい出遅れグセとの戦い。磨きがかかった出遅れと強烈な末脚のコンボでファンを翻弄した。
ウマ娘での注目ポイント
かなりクセの強そうなウマ娘であることが公式プロフィールから早くも滲み出ている。部屋に籠って出てこないルーラーシップをどうにかして引っ張り出すのはトレーナーか、はたまたエアグルーヴか?
エアグルーヴやアドマイヤグルーヴといったファミリーとの関わりや、自身が種牡馬として輩出したキセキとの絡みも楽しみなキャラクターである。
ロゴタイプ
空白の世代から登場

これまでウマ娘では"空白の世代"として知られていた2013年のクラシック世代から、ついに今回ロゴタイプとエピファネイアが登場。
ロゴタイプは朝日杯フューチュリティステークスと皐月賞を勝って世代を早くから牽引した1頭である。
公式プロフィール

穏やかで堅実な性格の、老舗手描き看板屋の跡取りウマ娘。家業をはじめとした様々な『古きよきもの』を深く愛しており、日々その保全に励んでいる。レースに出始めたきっかけも、自分が『看板娘』として世間の注目を集めれば、店が安泰になるのでは?と思ったからだそう。
史実のロゴタイプ
概要
| 基本情報 | 2010年3月10日生 牡馬 黒鹿毛 |
|---|---|
| 血統 | 父ローエングリン 母ステレオタイプ(父サンデーサイレンス) |
| 馬主 | 吉田照哉 |
| 調教師 | 田中剛(美浦) |
戦績
父ローエングリンは現役時代G1制覇には手が届かなかったが8歳いっぱいまでタフに走り続け、重賞4勝の実績と血統背景の良さから種牡馬入りした。G1では安田記念3着のほか仏ムーラン・ド・ロンシャン賞2着や香港マイル3着などがある。
ロゴタイプは、2歳時に新馬勝ちをしてからは使われつつ力をつけて朝日杯フューチュリティステークスに抽選で滑り込み出走。7番人気の伏兵ながら父譲りのスピードと粘り強さで接戦をものにしてG1ウィナーの仲間入りを果たす。
その後、4連勝で皐月賞を制覇して世代の中心的存在を不動のものとした。
しかしながらダービーでキズナの5着に敗れて以降は勝ち星から遠ざかり、4歳、5歳のシーズンにかけては未勝利に終わる。それでも大きな怪我なく堅実に走り続けた結果、6歳の安田記念でついに勝利を掴む。実に3年2ヶ月ぶり、16連敗を経ての勝利であった。
誰からも注目を集めるような血統背景や派手さはなかったが、無事是名馬を貫いてG1レースを3勝。父の代表産駒であり、世代を代表する1頭となった。
ウマ娘での注目ポイント
空白となっていた2013世代からエピファネイアとともに発表されたことで、この世代がウマ娘で躍動するシーンに期待が高まる。
ダービー馬という重要なピースが残されているが、まずはロゴタイプとエピファネイアの活躍を楽しみたい。
エピファネイア
偉大な継承者

ロゴタイプと同世代から菊花賞馬のエピファネイアも登場だ。エピファネイアと言えば、現役時代の走りは勿論のこと、世代を繋ぐ継承者としても非常に重要な存在である。
母は偉大な名牝シーザリオ。そして父はシンボリクリスエス。自身の産駒には、前回の当コラムで紹介した三冠牝馬デアリングタクトをはじめ多数の活躍馬を送り出すトップ種牡馬である。

公式プロフィール

常に善き方へ自分の背中を押してくれる不思議な声、曰く『運命の声』が聞こえる……らしい。『そんな自分がみんなを導くのは天命!』と信じ、圧倒的な推進力で皆を引っ張っていくバイタリティに溢れたウマ娘。勢いがありすぎて、あらぬ方向へ引っ張りまわす大暴走になりがちなのはご愛嬌。
史実のエピファネイア
概要
| 基本情報 | 2010年2月11日生 牡馬 鹿毛 |
|---|---|
| 血統 | 父シンボリクリスエス 母シーザリオ(父スペシャルウィーク) |
| 馬主 | キャロットファーム |
| 調教師 | 角居勝彦(栗東) |
戦績
エピファネイアは激しい気性の持ち主として知られる。主戦を務めた福永祐一騎手が「もっとも乗り難しかった馬」として名前を挙げるほどである。
母シーザリオの主戦も務めた福永騎手とのコンビでデビューすると、2歳時は3戦全勝でたちまち世代の主役に名乗りをあげた。
気性面の課題が顕在化したのは3歳初戦の弥生賞。福永騎手が騎乗停止中でW.ビュイック騎手に乗り替わりとなったエピファネイアは、道中折り合いを欠いて伸びきれず4着に敗れる。
迎えたクラシック初戦の皐月賞。福永騎手に戻ったものの、やはり折り合いに苦労して2着。ダービーでも引っかかって前に行きたがるのを福永騎手が懸命になだめていたが、3,4コーナーに差し掛かったところで勢い余って躓いてしまい、あわや落馬というアクシデント。それでも最後の直線ではキズナとの名勝負を演じてみせた。
こんな激しい気性の持ち主だったエピファネイアがついに大輪の花を咲かせたのが、クラシック三冠のラスト菊花賞。ライバルのロゴタイプやキズナが別路線へ進みライバル不在となった菊花賞で、断然の1番人気に支持される中、不良馬場をものともしない圧勝劇を演じたのである。
そしてもう一つが4歳時のジャパンカップ。ジェンティルドンナやジャスタウェイといった錚々たる相手に4馬身差をつけて2つ目のG1タイトルを獲得。
激しい気性により、意外なほどコロッと負けてしまうレースもあったが、勝つ時は2着以下を寄せ付けないような圧倒的なパフォーマンスを見せた。
ウマ娘での注目ポイント
主戦騎手が福永祐一騎手だったことから、やはりウマ娘ではチームアスケラ所属だろうか。それとも、角居厩舎から今回ヴィクトワールピサとルーラーシップと併せて3頭がウマ娘として登場したため、ウオッカやシーザリオ、キセキらとグループを形成することもあるかも知れない。
そして何より、継承者であるエピファネイアの登場によってデアリングタクトの物語が深みを増すことは間違いないだろうし、兄弟や産駒の中から後に続くウマ娘候補のことを妄想するだけでワクワクしてしまう。
広がり続けるウマ娘
ここまで5周年で発表されたウマ娘総勢8人を紹介してきた。今回発表されたウマ娘たちが予想どおりの顔ぶれだったというトレーナーは少ないだろう。
共通して言えるのは、ウマ娘の世界でまた新しいライバル関係であったり世代を超えた物語が広がってゆくことを感じさせてくれるウマ娘たちであるということ。
現役で夢を見続けさせてくれている、我らがフォーエバーヤングからも目が離せないし、今年もウマ娘と競馬が益々密接に関わりながら盛り上がっていくに違いない。
ありがとう、ウマ娘。
おめでとう、5周年!
ライブ動画「VOLTAGE」ショートVer.
引用元:ぱかチューブっ!【ウマ娘公式】
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