番外編:愛すべき『善戦ホース』たち

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【ウマ娘】番外編:愛すべき『善戦ホース』たち

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【ウマ娘】番外編:愛すべき『善戦ホース』たち

競馬好きのライターが送るウマ娘コラム。今回は番外編、なかなか勝ちきれない善戦ホースとしてファンに愛されたウマ娘たちを紹介していく。

目次

いつの時代にもいる善戦ホースたち

ファンに愛される個性派揃い

いつの時代にも、大舞台で勝てそうで勝てない『善戦ホース』が存在する。TVアニメ版『ウマ娘プリティーダービー season3』に新しく登場することが発表されたサウンズオブアースも、史実ではそんな善戦ホースとして知られる一人。そこで今回は、善戦ホースとしてファンに愛されたウマ娘たちを特集する。

番外編:愛すべき『善戦ホース』たちの画像

ナリタトップロード

祝・育成ウマ娘実装

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待ちに待った育成ウマ娘実装となったナリタトップロード。テイエムオペラオー、アドマイヤベガと三強を形成し、菊花賞で映えあるクラシックホースに輝いた名馬を善戦マンに括るのは失礼だとは思うが、実装の記念という意味も込めて取り上げさせてもらう。

実際、悲願達成までに歩んだ惜敗続きの道のりと、頂点に立った後のもどかしい戦いのイメージが強いことは否めない。特に、天皇賞(春)の3年連続3着という大記録は「おなじみ3着」ナイスネイチャにも引けを取らないブロンズコレクターの証なのである。

史実のナリタトップロード

基本情報1996年4月4日生 牡馬 栗毛
血統父サッカーボーイ
母フローラルマジック(父Affirmed)
通算成績30戦8勝
主な善戦レース皐月賞3着、日本ダービー2着、天皇賞(春)3年連続3着ほか

ウマ娘のスピンオフアニメ『Road To The Top』で描かれたテイエムオペラオー、アドマイヤベガとナリタトップロードによる三強の戦いはトレーナーの皆さんよくご存知のとおり、それぞれがクラシック一冠ずつを分け合う形となった。

ナリタトップロードは春の二冠を皐月賞3着、ダービー2着と惜敗に終わったが、三冠目の菊花賞で悲願を達成して頂点に立った。

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そんなナリタトップロードに善戦ホースのイメージが付いてしまうのは、古馬になってからだろう。中でも、4歳~6歳時には天皇賞(春)で3年連続3着という記録を残したことがブロンズコレクターのイメージを決定づけた。(当時、ナイスネイチャの有馬記念3年連続3着以来の同一G1レースにおける連続3着の2例目となるタイ記録だった)

一方で、G2レースを5勝というのはこれも当時のタイ記録であり、決していつも勝ちきれないわけではなかった。ナリタトップロードが古馬になってから惜しくも2着、3着だったG1レースを勝ったのは、テイエムオペラオー、マンハッタンカフェ、シンボリクリスエスといったいずれ劣らぬ名馬たち。強力なライバル達にあと一歩及ばなかった結果が惜敗として現れたということだろう。

育成シナリオにも期待

筆者は執筆時点でまだ育成ウマ娘のナリタトップロードを引いていない。Road To The Topで主に描かれたクラシック期のその先、シニア期ではどんなストーリーに仕立てられているか非常に楽しみである。早く、ナリタトップロードと共に天皇賞(春)を勝つ喜びを3年分噛み締めたいものだ。

ナイスネイチャ

おなじみ3着

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続いては「おなじみ3着」でお馴染みのウマ娘、ナイスネイチャ。言わずと知れたブロンズコレクターである。

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トウカイテイオー世代の名脇役として有名だが、3歳秋には4連勝で菊花賞へ駒を進めるなどクラシックの主役候補の1頭になるほどの勢いだった。ところが、その年の有馬記念3着からナイスネイチャの個性を決定づける長ーい惜敗生活が始まるのである。

史実のナイスネイチャ

基本情報1988年4月16日生 牡馬 鹿毛
血統父ナイスダンサー
母ウラカワミユキ(父ハビトニー)
通算成績41戦7勝
主な善戦レース有馬記念3年連続3着ほか

無敗の二冠馬トウカイテイオーが戦線離脱したクラシック三冠目の菊花賞。ナイスネイチャは重賞2連勝を含む破竹の4連勝で2番人気に支持された。初めてのG1の舞台で4着に敗れるも、続くG2鳴尾記念でうっぷんを晴らして重賞3勝目(通算6勝目)をあげた。

G1の栄冠にもすぐに手が届くような充実ぶりだったのだが、年末の有馬記念で3着となってからは勝ち星から遠ざかってしまう。長期休養を挟んで復帰した4歳秋の成績は、毎日王冠3着、天皇賞(秋)4着、マイルチャンピオンシップ3着。そして2年連続の有馬記念3着。この頃から『ブロンズコレクター』『善戦ホース』として認知されるようになった。

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そして翌年、春から秋にかけてG2レースを2,3,2,3着と善戦ホースにさらに磨きがかかったような成績を残す。天皇賞とジャパンカップはらしくない大敗で評価を下げるが、続く有馬記念で10番人気という低評価を覆して3着。トウカイテイオーの奇跡の復活の陰で、JRAの同一G1での3年連続3着という史上初の大記録を達成した。

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実は、この有馬記念を最後に6歳以降は一度も3着という着順がなかったのは意外であるが、相変わらず重賞戦線で4着や2着の善戦を繰り返した。6歳の夏にはG2高松宮杯で実に2年7ヶ月ぶりの勝利も挙げ、その後も8歳まで長く現役生活をまっとうした。

有馬記念3年連続3着という記憶に残る記録を達成したナイスネイチャは、善戦ホースの代名詞としてファンに愛され続けた。

メイショウドトウ

覇王に阻まれ続けた栄冠

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ブロンズコレクターの次は、シルバーコレクターとして有名なメイショウドトウの出番だ。

成績だけを見れば善戦ホースとも言えるものの、勝ちきれないもどかしさというよりは「産まれた時代が悪かった」という印象が強い。常に同世代の宿敵テイエムオペラオーにG1勝利を阻まれ続け、世紀末覇王と同じ世代だった悲運を嘆くファンも多かった。

史実のメイショウドトウ

基本情報1996年3月25日生 牡馬 鹿毛
血統父Bigstone
母プリンセスリーマ(父Affirmed)
通算成績27戦10勝
主な善戦レース天皇賞春・秋2着、ジャパンカップ2着、有馬記念2着ほか

メイショウドトウが頭角を表したのは古馬になってから。同世代のクラシック戦線は、テイエムオペラオー、アドマイヤベガ、ナリタトップロードの三強の争いに終始した一方でメイショウドトウはクラシック不参戦。遅いデビューからじっくりと力をつけて、4歳になってようやくオープン入りするとあれよあれよと重賞制覇を果たしてG1戦線に名乗りを上げた。

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初めてテイエムオペラオーと相対したのは4歳時の宝塚記念。古馬になって敗け知らずの3連勝で天皇賞(春)を勝って勢いに乗るテイエムオペラオーが順当に勝ち、5番人気のメイショウドトウが本格化を伺わせるレースぶりで2着に食い込んだ。

雪辱を期して臨んだ秋、世紀末覇王に君臨したテイエムオペラオーの前にことごとく返り討ちにあい、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の王道路線ですべて2着という悔しい結果に終わった。これをすべて勝ったテイエムオペラオーがすごいのは言うまでもないが、オペラオー以外には先着を許さないメイショウドトウの安定感も大したもので、毎度毎度同じ馬ばかりのワンツーフィニッシュがここまで続くなど極めて稀なことだった。

宿敵を倒して悲願達成

この流れは5歳の春まで続き、天皇賞(春)もテイエムオペラオーの2着。オペラオーのいない前哨戦のG2は勝てるのに、本番ではやはり勝てないのである。

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これでG1レースでは5戦連続の2着。勝ち馬はすべてテイエムオペラオーなのだから、「今年もオペラオーがいる限り、メイショウドトウはG1を勝てない。」誰もがそんなことを考えてしまったことだろう。しかし、ついに宝塚記念で宿敵テイエムオペラオーに先着を果たし、すなわちこれは優勝を意味した。1年前の同レース2着以来、テイエムオペラオーにだけ敗け続けたメイショウドトウが悲願のG1制覇を達成したのだった。

サウンズオブアース

最強の2勝馬

最後に、冒頭で触れた新しいウマ娘、サウンズオブアースを紹介する。史実を知らずに新鮮な気持ちでアニメを楽しみたいという方はネタバレになる可能性があるのでご注意を。

新たに公開されたTVアニメ版『ウマ娘プリティーダービー season3』のPVとキービジュアルには新しいウマ娘の姿が。そのウマ娘こそ『最強の2勝馬』ことサウンズオブアースである。

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キタサンブラックを主役とする第3期で描かれる時代には、すでに登場が予想されていたライバル陣としてサトノダイヤモンドやサトノクラウン、シュヴァルグランといったG1馬が名を連ねる。そこへ追加された新キャラクターであるサウンズオブアースは、2勝馬ながら重賞戦線で錚々たる名馬たちと互角の戦いを幾度も繰り広げた名脇役なのだ。

史実のサウンズオブアースはどんな馬?

基本情報2011年4月12日生 牡馬 黒鹿毛
血統父ネオユニヴァース
母ファーストバイオリン(父Dixieland Band)
通算成績30戦2勝(JRA29戦2勝、UAE1戦0勝)
主な善戦レース菊花賞2着、有馬記念2着、ジャパンカップ2着ほか重賞

生涯成績は30戦2勝。サウンズオブアースがあげた2勝は3歳時の未勝利戦と1勝クラスのはなみずき賞で、それ以降は7歳で引退するまで未勝利だった。

しかしながら、最強の2勝馬の異名は伊達ではない。オープン入りしてからすぐに重賞で2着するなど本賞金をしっかり上積みしてオープンクラスをキープし続け、3歳秋には菊花賞2着とG1でも連対。

おそらくこのあたりからアニメでサウンズオブアースがフォーカスされることが予想されるため、現時点であまり詳しくは触れないでおくが、古馬になってからもゴールドシップやキタサンブラックらを相手にG1戦線で好勝負を演じた。常に中長距離の王道を歩み続け、勝ちきれないながらも好走を繰り返し、名脇役としてファンに愛された。

アニメでの活躍、実装にも期待

まずはアニメでサウンズオブアースがどのようなキャラクターとして描かれるかが気になるところだ。やはり史実にしたがって名脇役としてキタちゃん達の物語に華を添えてくれることだろう。その後はアプリでの実装も期待したい。父ネオユニヴァースとの絡みも楽しみである。

応援したくなる存在

今回、4人のウマ娘をピックアップして善戦ホースとしての史実を交えて紹介した。

いつの時代にも『善戦ホース』『◯◯コレクター』と呼ばれるような馬がいて、時にはG1馬を凌ぐような人気者になったりするのもまた競馬の面白いところである。そんな愛すべき馬たちを、名だたる名馬と並んでウマ娘として見られるのはファンとして嬉しい限りである。

ありがとう、ウマ娘。

おめでとう、2.5周年。

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この記事を書いた人
ライターE
ライターE

BNW世代(93年~)から競馬を追いかけているガチガチの競馬ファン。最近は少し離れ気味だったが、ウマ娘をきっかけに競馬への情熱を取り戻す。
持ち前の競馬知識を活かして、ウマ娘ファンと競馬の間の橋渡しに少しでも貢献したいと思っている。

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いただいた内容は担当者が確認のうえ、順次対応いたします。個々のご意見にはお返事できないことを予めご了承くださいませ。


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