競馬好きのライターが送るウマ娘コラム第75回。今回は、新コミカライズ『ウマ娘 スターブロッサム』の連載を間近に控えた「サクラローレル」について熱く語ります。
目次
怪我を乗り越えて頂点へ
そして夢の凱旋門賞目指して
間もなく連載が始まる新作コミカライズタイトル『ウマ娘 スターブロッサム』の主人公サクラローレル。無論、コミックの主人公を演じるに相応しい実績とドラマチックな史実を持ち合わせている。
体質の弱さや大怪我を克服して頂点へと登り詰めていく競争馬生には、シャドーロールの怪物や多彩なライバルたちが立ちはだかる。今回は、怪物世代の遅れてきた主人公、サクラローレルの史実を追っていく。
ナリタブライアン世代
クラシック不出走も、のちに頂点へ
91年産まれの同世代には言わずとしれた三冠馬・ナリタブライアンがいる。同世代の牝馬にはヒシアマゾン、そしてひとつ下の世代のマヤノトップガンやマーベラスサンデーといったウマ娘でもお馴染みの名馬たちがひしめき合い、覇を競って名勝負を繰り広げた。
今後実装されるであろうサクラローレルの育成ストーリーや『ウマ娘 スターブロッサム』でもライバルたちとの熱いレースや関係性がたっぷりと描かれるはずだ。
※なお、史実=ネタバレになる可能性があるため、まっさらな気持ちでコミックを読みたい方はご注意を。
【ウマ娘】コミカライズ続報!「ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム」PV
引用元:ぱかチューブっ!
サクラの夢
いつか凱旋門賞
サクラバクシンオーやサクラチヨノオーといった、「サクラ」を冠名に持つ通称「サクラ軍団」は、(株)さくらコマースが所有する競走馬たちだ。
サクラショウリやサクラチヨノオーでの日本ダービー制覇のほか、サクラスターオーが皐月賞と菊花賞を勝ったことで牡馬クラシック三冠制覇を達成している。サクラユタカオーやサクラチトセオーで天皇賞も勝っているし、サクラバクシンオーは言わずと知れた最強スプリンター。
というように、サクラ軍団の活躍馬を挙げたら枚挙にいとまがない。そんなサクラ軍団の総帥だった全演植氏が晩年に描いた夢が仏・凱旋門賞制覇だった。
そして、その夢を背負ってフランスへ渡った馬こそがサクラローレルだった。
血統
全氏が凱旋門賞挑戦のためにフランスで購入した競走馬のうちの一頭がローラローラという牝馬。フランスで競走馬としてデビューして6戦1勝の成績を残したあとは繁殖牝馬として引き続き全氏が所有した。
そして凱旋門賞馬の仔で凱旋門賞に挑戦したいとの思いから、ローラローラに凱旋門賞馬Rainbow Quest(レインボウクエスト)を交配した。ローラローラはレインボウクエストの仔をお腹に受胎したまま日本へ輸入され、産まれたのがのちのサクラローレルである。
したがってサクラローレルは外国産馬でなく持込馬という扱いとなった。
仔馬時代
サクラ軍団と縁の深い谷岡牧場で無事に産まれた仔馬は、珍しい栃栗毛のきれいな牡馬だった。関係者の評価も上々で、順調に育てばクラシック戦線での活躍も期待された。
しかし体質のひ弱さと奥手の血統からか成長が遅く、入厩するまでには時間を要した。そしてようやく2歳の晩秋頃、サクラ軍団の多くを手掛けた美浦の境勝太郎厩舎に入厩した。
3歳時
メイクデビュー
入厩後も体質の弱さと脚元の状態を見ながら調整され、デビューは3歳の1月。骨膜炎を抱えるなどまだ脚元が万全ではない状態でのデビュー戦だったが、1.8倍の1番人気と期待を集めた。
開幕週の1月6日中山競馬場の芝1600m新馬戦、サクラと言えばこのジョッキーという小島太騎手を背に登場したサクラローレル。結果は人気に応えることができず9着に終わった。
ダートで初勝利
中8日で使った折り返しの新馬戦(当時は同開催内で2戦目も新馬戦に出られた)は同条件の中山芝1600m。ここは重馬場で先行して粘り込み、2番人気で3着とまずまずの走りを見せた。
そして開催が東京へ替わり、脚元を考慮して負担の軽いダートの未勝利戦に出走。5番手から直線で楽に抜け出して3馬身差をつけて快勝した。
2勝目もダート
その後2勝目を目指して出走した東京の1勝クラス春菜賞(芝1400m)は6着。
再びダートに戻し、のちのG1馬タイキブリザードに惜敗の2着を挟んで、3月26日中山のダート1800m戦で1番人気に応えて待望の2勝目を挙げた。
脚元が弱いながらも1月のデビューからそう間隔を開けずに6戦している点は、昨今の調整方法とは感覚が異なるかもしれない。
重賞初挑戦でダービー切符を
2勝目のあとは間隔を開けてダービートライアルのG3青葉賞に出走。これまで未勝利の芝レースだったが、3番人気の支持を集める。
レースでは中団待機から直線で最速の上がりを繰り出して追い込み僅差の3着。重賞初挑戦でダービーの優先出走権を獲得した。
脚部不安でダービー回避
ダービーの出走権を獲ったサクラローレルだったが、脚部不安によりダービーを回避して休養を余儀なくされた。デビュー以来の連戦で溜まった疲労も夏休みでじっくりと回復することに努める。
オープン入りまでの道のり
復帰戦
およそ4ヶ月の休養を経て、秋初戦は2勝クラス佐渡特別(新潟芝2000m)で復帰。ここはレベルの高いメンバーに阻まれて3着。このレースで2着のアイリッシュダンスはのちに出世して重賞を2勝、そして引退後は繁殖牝馬としてハーツクライという名馬を産んだ。
足踏みしていた頃に
クラシック最後の一冠、菊花賞への出走をかけて格上挑戦で挑んだ菊花賞トライアルのセントライト記念で8着に敗れると、自己条件の2勝クラスから着実に階段を上がっていくことを選択。
10月の東京開催では2勝クラスの六社特別(芝1800m)と秋興特別(芝2000m)で2戦続けて2着と足踏み。この1週間後に行われた菊花賞ではナリタブライアンが圧勝し、シンボリルドルフ以来の三冠馬となった。
軌道に乗る3勝目
断然の1番人気で立て続けに2着のあと、初の関西競馬となる京都へ遠征。マイルチャンピオンシップへ出走する僚馬サクラバクシンオーに帯同する形であったが、結果的にこれが軌道に乗るきっかけの一戦となる。
マイルチャンピオンシップと同日の7レースに行われた比良山特別(芝2200m)、1番人気に支持されたサクラローレルは離れた4番手で先行馬を追走すると、直線で力強く抜け出して2着馬に2馬身差をつけ快勝。ようやく芝での初勝利を挙げた。
なお、メインレースのマイルチャンピオンシップに出走したサクラバクシンオーは惜しくもノースフライトの2着だった。
連勝でオープン入り
1番人気での惜敗に終止符を打ったサクラローレルは勢いに乗り、暮れの中山開催で3勝クラスの冬至ステークス(芝2500m)に出走。危なげなく連勝を決めて一気にオープン入りを決めた。
三冠馬ナリタブライアンが有馬記念も圧勝する1週間前のことだ。
4歳時
初重賞制覇
年が明けて4歳になったサクラローレルは正月競馬を飾るG3中山金杯に出走。重馬場のコンディションの中、欧州血統の父母から受け継いだパワーをいかんなく発揮する。
悪化した馬場をハイペースで飛ばす逃げ先行勢を中団後方の位置取りで追走。4コーナーで一気に仕掛けて1番人気のオフサイドトラップを射程圏に捉えると、そのままあっさりと交わして突き放す。条件戦で勝ちあぐねていた頃が嘘のような圧勝ぶりだった。
2着には13番人気の伏兵だったゴールデンアイが突っ込み、馬連300倍を超す大波乱を演出。当時の競馬ファンの中で、金杯は"金"にまつわる馬名の馬がくるという格言を信じておけばよかったと後悔したのは筆者だけではないはずだ。。。
この勝利でサクラローレル陣営はG1戦線での善戦を確信し、春の天皇賞を目標とすることを宣言した。
目黒記念
大目標となった天皇賞へ向けたステップとして、当時は2月に開催されていた(現在は5月)G2目黒記念に出走。4連勝で天皇賞を迎えたいところだったが、レコードタイムで駆けたハギノリアルキングの2着に敗れた。
怪我
大一番を前に
連勝が途切れたサクラローレルは予定通り天皇賞へ向かうはずだったが、調教中に骨折。両前脚深管骨折と診断され、復帰は難しいと言われるほどの重傷だった。
しかしサクラローレルにかける関係者の思いが命を繋ぎ、懸命に回復のための治療とリハビリが施された。
5歳時
奇跡の復活劇
およそ1年のブランクを経てサクラローレルがターフに戻ってくる日がやってきた。96年3月の中山記念にはサクラローレルの名が。その間に、主戦騎手だった小島太騎手が現役を引退。新たなパートナーとして横山典弘騎手を迎えることに。
さすがに復帰困難と言われた骨折明けでは人気もなく9番人気。前年の皐月賞馬ジェニュインらが人気を集めた。
ところが、サクラローレルは無事に走り切るだけでなく、休養前以上とも言えるパフォーマンスで復帰戦を勝利で飾った。スタートから終始後方で待機すると、4コーナーで大外を回って直線に向けて一気に加速。
先行抜け出しを図るジェニュインらを並ぶまもなく直線一気のごぼう抜きでまとめて差し切り、最後は手綱を抑える余裕すら見せたのだ。
1馬身3/4という着差以上に強い、鮮烈な末脚だった。
1年越しの天皇賞
シャドーロールの怪物との初対戦
中山記念で見事な復活を遂げたサクラローレルは、1年前に挑むことができなかった舞台に戻ってきた。天皇賞(春)で待ち受けるのは、同世代の三冠馬ナリタブライアンだった。
この怪物もまた三冠制覇を成し遂げた無敵の3歳時から一転、古馬になってからは股関節炎に悩まされて不調が続き、前走の阪神大賞典でマヤノトップガンとの伝説の死闘を制して復活を遂げたばかりだった。
そのナリタブライアンが1.7倍の1番人気、名勝負を繰り広げた年下のマヤノトップガンが2番人気、サクラローレルが3番人気で続いた。
最内の1枠1番に収まったサクラローレル。スタートすると、2枠4番ナリタブライアンを見る形で中団で折り合う。やや後ろから4枠7番マヤノトップガンが抑えきれないといった様子で上がっていき先行集団につける。
スローペースで先に動いたのはナリタブライアン。2周めの向正面から徐々に進出を開始し、3~4コーナーで先行していたマヤノトップガンに並びかけて一緒に上がっていく。二頭のマッチレースの様相で最後の直線へ向かう。
ナリタブライアンがマヤノトップガンを競り落とし、独走かと思われたその直後だった。背後からただ一頭、抜群の手応えでブライアンの外に持ち出したサクラローレルが、同世代の最強馬ナリタブライアンに並び、そして抜き去った。
サクラローレルが大怪我を克服して同期の三冠馬と年下の年度代表馬を退け、瞬く間に頂点へと登り詰めた瞬間であった。
レース映像
引用元:JRA公式チャンネル
結果的にサクラローレルとブライアンとの対戦はこれきりで、ブライアンは次戦の高松宮記念を最後に引退した。
世代代表として
秋
天皇賞のあとは無理をさせずに宝塚記念を見送って秋に備える。夏は笹針治療などを受けてリフレッシュして迎えた秋。
秋のローテーションはオールカマーから始動して天皇賞(秋)と有馬記念という3戦に絞られた。
まずは相性のいい中山で復帰戦のG2オールカマーを快勝。春の天皇賞のあとに宝塚記念を勝っていたマヤノトップガンが1番人気だったが、重馬場をものともせずマヤノトップガン以下を寄せ付けない圧勝でサクラローレルが秋初戦を勝利で飾った。
天皇賞(秋)
サクラローレル1番人気で迎えた天皇賞は、大一番に相応しい好メンバーが揃った。マヤノトップガンのほかに、破竹の6連勝で駒を進めてきたマーベラスサンデーに、3歳馬バブルガムフェローなど豪華メンバーによる見応えのある一戦となる。
スタートすると、バブルガムフェローが3番手の好位につけ、その後ろからマヤノトップガン、マーベラスサンデーとサクラローレルは中団待機という位置取りでレースを進めた。
最後の直線に入ると、早めに抜け出した3歳馬バブルガムフェロー目掛けて、有力各馬が襲いかかる。マヤノトップガンが馬体を併せて激しい叩き合いとなり、サクラローレルとマーベラスサンデーも差を詰める。ゴール前まで熾烈な争いとなったが、バブルガムフェローが強力な古馬勢の追撃を最後まで凌いで先頭でゴール。
史上初、3歳馬による天皇賞制覇の快挙を成し遂げた。
レース映像
引用元:JRA公式チャンネル
有馬記念
予定されていた秋のローテーションの最終戦はグランプリ有馬記念。
サクラローレル、マヤノトップガン、マーベラスサンデーに加え、ジャパンカップ2着の3歳牝馬ファビラスラフインや女傑ヒシアマゾンと豪華な顔ぶれが集まった。その中で堂々の1番人気にはサクラローレルが推されていた。
スタートすると、ヒシアマゾンは出遅れ気味のスタート。先行勢2番手にマヤノトップガンがつけ、直後のグループにはマーベラスサンデーが続く。サクラローレルは中団の内にピタッと折り合う。
内でジッと脚をためるサクラローレルと横山典弘騎手。3コーナーから4コーナーにかけてペースが上がると、外に出して進出を開始。先行するマヤノトップガンとマーベラスサンデーに外から並びかけていく。
最後の直線、先に抜け出したマーベラスサンデーの外に馬体を併せたサクラローレルは、叩き合いになる隙も与えずに抜き去り、あっという間に差を広げていく。最後はマーベラスサンデーに2馬身半の差をつけてゴール。ライバルたちを圧倒する走りでグランプリを制した。
レース映像
引用元:JRA公式チャンネル
数々のサクラの名馬を育てた境勝太郎調教師はそれまで有馬記念未勝利。翌年2月で定年のため、これが最後の有馬記念だったが、最後のチャンスをサクラローレルがものにして有馬記念のタイトルをプレゼントした。
また、この勝利によって天皇賞(春)と有馬記念という2つの大レースを制したサクラローレルはこの年のJRA賞年度代表馬に選出された。
6歳時
国内最終戦、天皇賞(春)
有馬記念のあとはまたしても骨折で休養に入る。幸い程度は軽く、春の天皇賞にぶっつけで復帰が叶う。
1番人気サクラローレル、2番人気マヤノトップガン、3番人気マーベラスサンデーが抜けた人気となり三強対決と注目された一戦。
3200mの長丁場、1周目の三強の位置取りはいずれも中団につける。先行力が持ち味だったマヤノトップガンは前走の阪神大賞典で中団待機から快勝しており、今回も2頭を前に見るかたちで中団待機策。
2周めの向正面でサクラローレルがまくり気味に上がっていくと、マーベラスサンデーも追うように進出を開始。一気にレースが動き出す中、マヤノトップガンは中団で仕掛けを待っている。
サクラローレルとマーベラスサンデーの2頭が並んで直線に差し掛かる。マッチレースになるかと思いきや、大外を回って追い上げてきたマヤノトップガンが加わり三強の争いに。内のサクラローレルがマーベラスサンデーを競り落としたところへ、外からマヤノトップガンが切れ味鋭い末脚を繰り出して一気に交わしてゴール。名勝負となった三強対決を制した。
レース映像
引用元:JRA公式チャンネル
凱旋門賞挑戦へ
仏遠征
ナリタブライアン、マヤノトップガン、マーベラスサンデーらと数々の名勝負を見せてくれたサクラローレルは、天皇賞(春)が国内最終戦となった。
この後、全オーナーの夢、サクラの夢であった凱旋門賞挑戦のためにヨーロッパ遠征が敢行された。実現すれば1986年のシリウスシンボリ以来の凱旋門賞挑戦プランだ。
フォワ賞
フランスへ渡ったサクラローレルの初戦は、G3フォワ賞。本番の凱旋門賞と同じロンシャン競馬場で行われる前哨戦に、武豊騎手との初コンビで挑んだ。
現地ブックメーカーのオッズで1番人気に支持されたサクラローレルは、8頭立ての3~4番手を進んだが直線でズルズルと順位を下げて最下位でゴール。そして武豊騎手が下馬する姿に、最悪の事態がよぎる。
引退へ
右前脚屈腱不全断裂。重傷だった。これまでも厩務員らの献身的で地道な努力、そして自身の不屈の生命力によって大輪の花を咲かせるまでに成長したサクラローレルは、この時も一命を取りとめて帰国。そのまま引退、種牡馬入りとなった。
果たせなかったサクラの夢、凱旋門賞出走。夢の続きは『ウマ娘 プリティーダービー』、そしていよいよ連載が始まる『ウマ娘 スターブロッサム』で見られることだろう。
ありがとう、ウマ娘。
ありがとう、サクラローレル。
史実のサクラローレル
基本情報 | 1991年5月8日生 牡馬 栃栗毛 |
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血統 | 父 Rainbow Quest 母 ローラローラ(父Saint Cyrien) |
馬主 | さくらコマース |
調教師 | 境勝太郎(美浦)→小島太(美浦) |
生産者 | 谷岡牧場(北海道静内町) |
通算成績 | 22戦9勝(JRA21戦9勝、仏1戦0勝) |
主な勝ち鞍 | 96’天皇賞・春、96’有馬記念 |
生涯獲得賞金 | 6億2699万円 |
エピソード①ヒーロー列伝
JRAポスター「ヒーロー列伝」のキャッチコピーを見てみよう。(ポスター画像はリンク先で見られる)
引用元:JRAポスター ヒーロー列伝(No.41)
「一緒に見たい夢がある。」
96年に天皇賞・春と有馬記念を制して年度代表馬に輝いたサクラローレル。その翌年の97年に制作された本ポスターのキャッチコピーからは、サクラローレルによる世界制覇の夢が語られている。
サクラ軍団の総帥・全氏が「この馬の仔で凱旋門賞を」と期待を込めてフランスから輸入された母ローラローラと凱旋門賞馬の父Rainbow Questの欧州血統ならば、その夢を託すに十分な背景を持っていたのだ。
エピソード②種牡馬として
フランス遠征先のフォワ賞で大怪我を発症したサクラローレルは予後不良の危機を救われて帰国後、種牡馬入り。初年度産駒からローマンエンパイアがG3京成杯を勝って重賞制覇を挙げるなどクラシック戦線で活躍し、2年目産駒からは重賞3勝のサクラセンチュリーを出すなど順調な成績を収めた。
G1ウィナーは出なかったが、重厚な欧州血統からはダートの得意な産駒も多く、ノーザンダンサー系を筆頭に主流血統の牝馬とも交配しやすい血統背景も相まって万能タイプの種牡馬として人気を集めた。
母父にサクラローレルを持つケイティブレイブが地方交流の帝王賞、川崎記念、JBCクラシックなどJpn1競争を制覇するなど母系からもその血を伝えている。
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