第71回:とまこまいの星、ホッコータルマエの物語

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【ウマ娘】第71回:とまこまいの星、ホッコータルマエの物語

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【ウマ娘】第71回:とまこまいの星、ホッコータルマエの物語

競馬好きのライターが送るウマ娘コラム第71回。今回は、とまこまい観光大使も務めた砂の王「ホッコータルマエ」について熱く語ります。

目次

とまこまいの星

観光大使は実話

第71回:とまこまいの星、ホッコータルマエの物語の画像

とまこまい観光大使。ウマ娘のホッコータルマエが全力で務めるその役目は、実際に競走馬のホッコータルマエが苫小牧市から任命された正式な肩書きである。

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それだけでなく、海外遠征時には市内で応援イベントが行われ、『ダートの星☆輝け!ホッコータルマエ』『タルマエ讃歌』といった応援ソングまでリリースされるほど、苫小牧に愛されたホッコータルマエの史実を追っていく。

ダートG1級競争10勝のすごい馬

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ホッコータルマエは競走馬としての実績も十分に持ち合わせている。デビューから引退まで一貫してダートで走り続け、獲得したダートG1級レース(Jpn1含む)の勝利数は当時の記録となる10勝。同時期に活躍したワンダーアキュートやコパノリッキーといった砂の名馬たちとともにダート界を席巻した。

名前の由来と出生

タルマエとは

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ホッコータルマエの名前の由来は、冠名+樽前山(たるまえさん)。樽前山は苫小牧市の北西に位置する象徴的な活火山だ。苫小牧市内に会社を構えるオーナーによって名付けられたこの地元愛あふれる馬名こそ、のちに観光大使に任命されるまでにホッコータルマエの地元人気を押し上げたきっかけと言えるだろう。

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ウマ娘では、過疎化に苦しむ地元苫小牧を救うためにロコドルとして使命感を持って活動する健気な姿が胸を打つ。

血統

ホッコータルマエは、母マダムチェロキーに父キングカメハメハという血統。父のキングカメハメハは、現役時代はNHKマイルCと日本ダービーの変則二冠を勝った名馬だが、産駒は芝・ダート両方で優秀な産駒を多数輩出して種牡馬としても大成功した。

仔馬時代

母マダムチェロキーは神経質なところがあり、仔馬にお乳を飲ませるのは一苦労だったというが、仔馬は食欲も旺盛で無事に丈夫に育った。

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やがて「2010年度 北海道セレクションセール サラブレッド 1歳」に上場され苫小牧で事業を営む矢部幸一氏に1575万円で落札された。これはキングカメハメハ産駒としては決して高額なほうではなかった。

3歳時

遅めのメイクデビュー

ホッコータルマエと命名され、栗東の西浦勝一厩舎に入厩。5月26日と遅めの産まれだったこともあり、デビューも3歳になってから。1月の京都競馬場、ダート1400m新馬戦でデビューを果たす。この時は11番人気の低評価で、結果も人気通りの11着に終わった。

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2戦目で初勝利

2戦目は、中1週で小倉の未勝利戦(ダート1700m)に9番人気での出走。終始後方のまま終わったデビュー戦とは打って変わり、先行策に出て3番手をキープすると、直線で抜け出しそのまま1着でゴール。低評価を覆して初勝利を飾った。

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2勝目

その後、京都・中京の1勝クラス(共にダート1800m)で4着、6着とまずまずの結果を残し、4月の阪神開催。ダート1800mの1勝クラスで運命の騎手と初コンビを組む。ホッコ-タルマエの全39戦のうち34戦で手綱を握った幸英明騎手だ。

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5番人気でレースを迎えたホッコータルマエは、幸騎手に導かれ2着に6馬身差をつけて圧勝。その素質の片鱗を覗かせたのだった。

オープンでも

オープンクラスに入り、端午ステークス(京都ダート1800m)でいきなり差のない3着と好走。ホッコータルマエにクビ+ハナ差で優勝したハタノヴァンクールとはのちに大井の交流重賞ジャパンダートダービー(Jpn1)でも相対することになる。

3勝目

確勝を期して2勝クラスの青梅特別(東京ダート1600m)に出走。ここでデビュー以来初めて1番人気の支持を集めると、人気に応えて勝利。余裕のある勝ち方で3勝目を挙げた。

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ジャパンダートダービー

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徐々に力をつけて安定した成績を残し始めたホッコータルマエは、大井競馬場で行われる地方交流重賞のジャパンダートダービー(Jpn1)に出走。1番人気は2走前に惜敗したハタノヴァンクール。ホッコータルマエは6番人気の伏兵だった。

結果はハタノヴァンクールが堂々1番人気に応えて優勝。やや集中力を欠いたレースになってしまったホッコータルマエは5着に終わった。

初重賞制覇

8月の新潟開催、3歳限定のダート重賞であるG3レパードステークス(1800m)に出走すると、2番人気で勝利。ゼンノロブロイ産駒の実力馬ナムラビクターを競り落として重賞初制覇を達成した。

レパードステークス後は放牧でひと息入れてリフレッシュ。秋は11月のみやこステークス(京都1800m)から始動する。

5番人気でレースを迎えた復帰戦は、1番人気ローマンレジェンドと3番人気ニホンピロアワーズとクビ、クビ差の接戦を演じて3着。休み明けとしてはまずまず好スタートを切った。

ワンダーアキュート登場

ジャパンカップダート

秋の大目標、ダートG1のジャパンカップダートに出走すると、前走まで6連勝中のローマンレジェンドや7歳の古豪エスポワールシチーら、ダートの強豪たちが勢揃い。その中にはご存知ワンダーアキュートもいた。

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レースは、前走みやこステークス2着だったニホンピロアワーズが6番人気ながら快勝。3馬身半差の2着にはワンダーアキュートが入り、ホッコータルマエはワンダーアキュートから半馬身だけ遅れて3着だった。9番人気の伏兵だったが、ローマンレジェンドやエスポワールシチー、春には敵わなかったハタノヴァンクールに先着してみせた。

飛躍の4歳へ向けて

3歳時の最後は暮れの中山で行われるオープン戦フェアウェルステークスで2着。断然の1番人気だったが、勝ちきれなかった。この時点ではまだどこか頼りない印象だったが、翌年に大きく飛躍することになる。

4歳時

驚異的な1年がスタート

年が明けて4歳になったホッコータルマエは、中京のG2東海ステークス(1800m)から始動。ここも1番人気で3着と勝ちきれず、良く言えば安定した、しかし悪く言えば相手なりに走ってしまう歯がゆいレースが続いた。

交流重賞で久しぶりのV

しかし、ここで地方交流重賞に挑戦して流れが変わる。佐賀記念と名古屋大賞典(ともにJpn3)を連勝して勢いに乗ると、JRA重賞のG3アンタレスステークス(阪神1800m)でもニホンピロアワーズを破って優勝。完全に一皮むけた印象だった。

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かしわ記念

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3連勝で迎えた船橋のJpn1かしわ記念(船橋1600m)。1番人気を東京大賞典以来の休み明けローマンレジェンドに譲ったものの、2番人気に支持されたホッコータルマエは危なげないレース運びで逃げたエスポワールシチーを交わして優勝。

これが初めてのG1級レース優勝となった。

帝王賞

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大井のJpn1帝王賞(2000m)でも、ニホンピロアワーズ、ローマンレジェンド、そしてワンダーアキュートらを破り5連勝でG1級レース2勝目を挙げた。不良馬場でも問題なく力を発揮して、充実の春シーズンを締めくくった。

夏場を休養して迎える秋初戦は盛岡のマイルチャンピオンシップ南部杯。断然の1番人気に支持されたが、逃げたエスポワールシチーを捕まえられず2着に敗れ、ここで連勝ストップとなった。

JBCクラシック

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毎年開催場所を変えて開催されるJBCシリーズ。金沢で行われたこの年のJBCクラシックでは、果敢にハナをきって逃げるとそのままレコードタイムで逃げ切り勝ち。ワンダーアキュート以下を完封してG1級レース3勝目とした。

レース映像

引用元:NAR公式チャンネル

ジャパンカップダート

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中央に戻り、前年3着だったG1ジャパンカップダートに参戦。1番人気と期待された。

逃げるエスポワールシチーを2番手で追走したホッコータルマエは、直線で一旦は抜け出して勝ちパターンかに思われたが、後方から脚を伸ばしたワンダーアキュートとベルシャザールに差されて3着。中央のダートG1制覇はおあずけとなった。

レース映像

引用元:JRA公式チャンネル

東京大賞典

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2013年の締めくくりは、大井で行われる暮れの大一番G1東京大賞典に出走。今度はワンダーアキュートやニホンピロアワーズをマークする位置取りでレースを進めると、直線で二頭を競り落として優勝。

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レース映像

引用元:TCK東京シティ競馬【公式】

この年4つ目のG1級レース制覇となり、NARグランプリダートグレード競走特別賞にも選出された。

5歳時

川崎記念

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2014年、5歳になったホッコータルマエは川崎記念(Jpn1)から始動。単勝1.1倍という圧倒的な人気に応えて5歳シーズンの初戦をものにした。これでG1級レースは5勝目となる。

コパノリッキー登場

フェブラリーステークス

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幸先よくスタートをきったホッコータルマエは、G1フェブラリーステークスに出走。悲願の中央G1制覇に挑む。

ここであっと驚く結果を出すのが、まだ本格化前で伏兵扱いだったコパノリッキー。16頭中の16番人気である。

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2番手追走から早めに先頭に立ったコパノリッキーが、驚異の粘りで後続を抜かせない。結局、迫るホッコータルマエを凌ぎきって最低人気でのG1勝利を果たした。

レース映像

引用元:JRA公式チャンネル

ドバイワールドカップ

フェブラリーステークス後は、ドバイワールドカップに挑戦するため初めて海を渡る。

しかし、オールウェザーの馬場が合わず16着と大敗。おまけにレース後にストレス性の腸炎を患い現地で入院を余儀なくされた。この際、関係者も面会することができず不安なまま回復を待つことになったという。

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帰国

幸いにも回復して退院したホッコータルマエは、ようやく帰国の途についた。そして大事を取って秋まで休養することが発表された。

JBCクラシックで復帰

ゆっくり休養して迎えた秋初戦、この年は盛岡開催となったJBCクラシックで待望の復帰となった。

ドバイ遠征時の体調不良と休み明けの影響を懸念されて4番人気でレースを迎えると、やはり久々のせいか3番手追走から伸びを欠いて4着。本格化したコパノリッキーやワンダーアキュートに完敗だった。

チャンピオンズカップ

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この年から名称がジャパンカップダートからチャンピオンズカップに変わったJRA秋のダート王決定戦。

1番人気はコパノリッキー。続いて、ひと叩きされて状態アップが見込めるホッコータルマエが2番人気と人気を集めた。

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コパノリッキーが出遅れ気味のスタートで後方からのレース。ホッコータルマエは好スタートから2番手につける。

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4コーナーではやくも先頭に並びかけると、直線はローマンレジェンドとの追い比べとなる。さらにナムラビクターも加わり熾烈な優勝争いを制したのは、幸騎手の激に応えたホッコータルマエだった。

レース映像

引用元:JRA公式チャンネル

年明け初戦の川崎記念以来となる勝利が、嬉しい中央G1初制覇となった。これでG1級レースの勝利数も6勝とし、再びホッコータルマエの快進撃が始まった。

東京大賞典

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前年に勝ったG1東京大賞典。コパノリッキー、ワンダーアキュート、ローマンレジェンドといったお馴染みのライバルたちとの戦いだ。

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絶好のスタートをきったホッコータルマエは、コパノリッキーを先に行かせて2番手を追走。そのままの態勢で最終コーナーに差し掛かると、ホッコータルマエがコパノリッキーに馬体を並べてマッチレースに持ち込む。

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直線に入りコパノリッキーを競り落としたホッコータルマエはそのまま大きくリードを拡げて独走。最後はコパノリッキーに4馬身差をつけて快勝した。

レース映像

引用元:TCK東京シティ競馬【公式】

東京大賞典の連覇は史上3頭目。G1級レース7勝目で5歳シーズンを締めくくった。

JRA賞最優秀ダート馬

とまこまい観光大使就任

チャンピオンズカップで中央のダートG1を制したホッコータルマエはこの年のJRA賞最優秀ダート馬に選出された。そしてこれを祝うために翌年2月に行われた祝賀会の場で、苫小牧市からとまこまい観光大使に任命されたのだった。

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6歳時

川崎記念

現役続行と2年連続でのドバイワールドカップ挑戦を掲げ、壮行戦となる年明け初戦の川崎記念。

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東京大賞典に続き連覇を達成したいホッコータルマエの単勝オッズはなんと1.0倍の元返し。プレッシャーのかかる状況だったが、見事期待に応えて連覇を果たした。これでG1級レースは8勝目となった。

ドバイワールドカップ

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2年連続参戦となったドバイワールドカップ。前年のオールウェザーからダートに替わり、本来の力を発揮することが期待された。同レースには菊花賞とジャパンカップを勝っているエピファネイアも出走していたが、ダートは未知数だった。

結果は9頭立ての5着。ダートの馬場云々より、中継のカメラ(ワイヤー式で走りに合わせて付いてくるタイプ)に気を取られるなど集中力を欠いたことも敗因に挙げられた。

なお、エピファネイアはまったく力を発揮できず最下位に敗れている。

帝王賞

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今回は体調を崩すこともなく、帰国後は間隔を空けて遠征の疲れを癒やしたあと、帝王賞に出走。

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単勝1.5倍の1番人気に応えてG1級レース9勝目を挙げた。

10勝目に向けて

秋は、G1級レース10勝目の偉業達成に挑む。

ところが、JBCクラシック3着に始まり、連覇もかかっていたチャンピオンズカップ、東京大賞典で5,2着とあと一歩勝ちきれず偉業は持ち越しとなった。

7歳時

川崎記念で偉業達成

2016年、ホッコータルマエは7歳のシーズンを迎える。2連覇中とゲンのいいレース川崎記念から始動する。

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そして前年秋の惜敗続きに終止符を打つと同時に、ついに前人未到のG1級レース10勝を達成した。東京大賞典を制するなど頭角を表していたサウンドトゥルーを振り切っての貫禄勝ちだった。

川崎記念の3連覇も史上2頭目の快挙であった。同一重賞に毎年出るだけでも大変なものだが、3連覇ともなるとどんなレースでも快挙に違いない。

ドバイワールドカップ

そして、3年連続のドバイ遠征が敢行される。これも挑戦するに値するだけの能力をキープし続け、かつ体調の維持管理ができていないと実現できないことだろう。

結果は9着となり海外制覇は成らなかったが、帰国後もまだまだ走り続けるホッコータルマエのタフさには驚かされた。

世代交代

帰国後は帝王賞に出走してコパノリッキーの4着。

休養を挟んだ秋初戦のマイルチャンピオンシップ南部杯でもコパノリッキーの3着と、ひとつ下のライバルに連敗を喫した。

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引退

毎年開催場所が変わるJBCシリーズ、当年の開催地は大記録を達成した思い出の地、川崎。

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JBCクラシック2勝目とG1級レース11勝目の期待が高まったが、惜しくもアウォーディーの2着に敗れた。こちらもコパノリッキーやサウンドトゥルーと同じひとつ下の世代の一頭だった。

秋のローテーションはチャンピオンズカップまでが予定されていたが、脚元に不安(跛行)を発症し、そのまま引退が決まった。

苫小牧の期待を背負ってひたすらに砂の上を走り続けたホッコータルマエ。無事是名馬を体現し、ついにはG1級レース10勝という大記録を達成した姿、そして世界に挑む姿には、苫小牧だけでなく全国の競馬ファンが勇気をもらった。

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ありがとう、ウマ娘。

ありがとう、ホッコータルマエ。

史実のホッコータルマエ

基本情報2009年5月26日生 牡馬 鹿毛
血統父 キングカメハメハ
母 マダムチェロキー(父Cherokee Run)
馬主北幸商事(株)
調教師西浦勝一(栗東)
生産者谷岡牧市川ファーム(北海道浦河町)
通算成績39戦17勝(JRA17戦6勝、地方19戦11勝、海外3戦0勝)
主な勝ち鞍14’チャンピオンズカップ、13’14’東京大賞典、13’14’15’川崎記念、13’JBCクラシックほか
生涯獲得賞金11億1459万円(JRA3億5105万円、地方7億2765万円、海外30万ドル)

エピソード①とまこまい観光大使

2014年のJRA賞最優秀ダート馬に選ばれたことを記念して、翌2015年に北海道苫小牧市の観光大使に就任。

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ちなみにウマ娘のホッコ-タルマエは、自分の役割を果たすためにピュアカワ系のキャラを演じているらしい。また、普段は標準語で喋り、あえて訛りを練習しているという健気さがトレーナーの心をくすぐっている。

エピソード②種牡馬として

ホッコータルマエの種牡馬としての期待は大きく、2020年に初年度産駒がデビューすると、やはりダートを中心に活躍馬を輩出。交流重賞の兵庫チャンピオンシップを優勝したブリッツファングや、JBC2歳優駿(G3)を9番人気で制したゴライコウ、全日本2歳優駿で4着だったヒーローコールなど、今後が楽しみな産駒たちが各地の地方重賞を賑わせている。

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アナウンサー泣かせのママママカロニや、どこかで聞いたことがあるようなタルマエロマエなど、なぜか珍名馬が多いのもファンが多かったホッコータルマエならではかもしれない。

ホッコータルマエ自身の血統背景からは芝で活躍する産駒を出しても不思議ではなく、大物の誕生も期待したい種牡馬である。

エピソード③2024年に3歳ダート三冠が誕生

2024年に3歳ダート三冠レースが新しく整備され、日本のダート競馬に新たな歴史が刻まれる。つまり今年デビューする世代がその最初の世代になるということだ。

※本稿の公開時、2023年がダート三冠元年と記載していましたが、2024年の誤りでした。(1/13訂正)

当然、ダートでの活躍が見込まれる血統にもこれまで以上に注目が集まっており、ホッコータルマエやワンダーアキュート、コパノリッキーら現役時代のライバルたちの二世対決が大きな舞台で繰り広げられるかもしれない。

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大井競馬場の東京メガイルミとのコラボイベントが記憶に新しいが、ウマ娘でも人気の高いダートウマ娘たちの活躍とともに、全国の地方競馬もさらなる盛り上がりを見せてくれそうだ。

今週の一枚

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今週は、ホッコータルマエの固有演出からの1枚。

思わぬ形でコラボ出演を果たしたご当時キャラのとまチョップさんをはじめ、ホッコータルマエが育成ウマ娘に実装されて以来各方面から喜びの声が聞こえてくる。

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ライターE
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BNW世代(93年~)から競馬を追いかけているガチガチの競馬ファン。最近は少し離れ気味だったが、ウマ娘をきっかけに競馬への情熱を取り戻す。
持ち前の競馬知識を活かして、ウマ娘ファンと競馬の間の橋渡しに少しでも貢献したいと思っている。

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