競馬好きのライターが送るウマ娘コラム第4回。今回は番外編として名馬「ディープインパクト」について熱く語ります。
[uma_column_header]無敗の三冠馬 ディープインパクト
今回、コラムのお題を聞いたときには思わず「え、いいんですか!?」と確認してしまった。なぜなら、その馬をモデルとしたキャラクターはウマ娘に出ていない。競馬ファンならずともその名を知っているであろう名馬、ディープインパクト。その名の通り、日本の競馬史に衝撃を与えたその走りは今なお色褪せない。
ウマ娘情報公開当時の発表会では、見た目の特徴からディープインパクトと思われるウマ娘のイラストが公開されていたが、2021年現在実装には至っていない。同時に公開されたPVでも、このウマ娘の姿が確認できる。
引用元:CygamesChannel
ウマ娘に出る、出ないとかその辺の事情は置いておいて、せっかく書かせてもらうからには、ウマ娘で競馬に興味を持ったという方や当時を知らないという方にも伝わればという気持ちで筆者なりのディープインパクト物語を書いてみたい。
ウマ娘では関連薄め
まず、ウマ娘プリティーダービーにディープインパクトに関連のある娘が何人かいるので紹介しておく。ひとり目は前回の当コラムで取り上げたキタサンブラック。キタちゃんのお父さん、ブラックタイドの1つ下の弟がディープインパクトだ。母馬と父馬が全く同じで、競馬ではこのような兄弟を全兄弟という。キタサンブラックから見たら叔父ということになる。
また、そのキタちゃんの友だち・ライバル関係としてアニメ2期にも登場するサトノダイヤモンドは、ディープインパクトの仔である。今のところ、ゲームに登場するウマ娘でディープインパクトと深い関連があるのはこの二人だけだ。(2021年7月現在)
国内13戦12勝
国内では13戦走って12勝。単勝オッズは常に1.0倍〜1.3倍だった。この馬が負けることなんて考えられない、そういう馬だった。
ゆえにJRAポスター「ヒーロー列伝」のキャッチコピーはシンプルだ。(ポスター画像はリンク先で見られる)
一着至上主義。
引用元:JRAポスター ヒーロー列伝(No.60)
このポスターが制作されたのは5戦5勝の無敗で日本ダービーを制した後だったから、きっとこの先も負けることはないと制作した人たちも信じていたのかもしれない。
誕生〜育成時代
小柄で目立たなかった仔馬時代
2002年3月25日にディープインパクトは産まれた。
仔馬時代の印象は、前回紹介したガタイの良いキタサンブラックとは正反対と言っていい。小さくて普通の馬。柔軟性と俊敏な動きを見せることはあっても、他にさほど目立つところはなかったというのだ。そして、ディープインパクトはけっきょく最後まで小さいままだったが、普通の馬ではなかった。小さくても最強の馬だった。
他の高額馬と比べると?
小柄で華奢な馬体だったためか、ディープインパクトが産まれて3ヶ月と少し経った7月に上場されたセレクトセール※では、7000万円で落札された。十分に高額ではあるのだが、同じ父サンデーサイレンスの産駒14頭の中では9番目の金額だった。
1億超えが何頭も出るような状況を考えると、取り立てて高額な部類とは言えなかった。事実、競り合いにはならず一声での落札だったそうだ。ちなみに1年前に兄のブラックタイドは7000万円スタートから9600万円まで競り上がった。兄は雄大で見栄えのいい馬体だったことも、このセレクトセールでの評価に表れているのかもしれない。
競走馬のセリ市。大きく分けて当歳(0歳)馬と1歳馬に分かれている。
育成時代〜デビューまで
メジロマックイーンを育てた厩舎へ
デビューする2歳になり、池江泰郎厩舎※に入厩。あのメジロマックイーンを育てた厩舎だ。ディープインパクトの小柄で華奢な馬体を見た担当厩務員が、牝馬ではないかと疑って股間を覗き込んだというエピソードは有名である。しかし徐々に本格的な調教が進むにつれてディープインパクトの評価は変わっていったという。
メジロマックイーンやステイゴールドなど数多くの名馬を育てた厩舎。三冠馬オルフェーブルの池江泰寿厩舎は息子で、親子で三冠馬トレーナーは史上初。
ネコ科のような走り
小さな身体は全身バネのような柔軟性があり、まるでネコ科の動物のようなフォームと大きなフットワークで気持ちよさそうに駆けてみせた。乗っている者が感じているよりも実際の調教タイムが早くなってしまうことがたびたびあったそうだ。
普通、馬に乗るプロが体感スピードを何秒も誤るようなことはない。ディープインパクトはそれほど余裕を持って軽やかに走っていたということだろう。デビュー前にはじめて調教に乗った武豊騎手は「この馬、ちょっと違う。やばいかも」と早くもその素質に気づいたそうだ。
現役時代
衝撃のデビュー
デビューを迎える頃には、調教の動きや厩舎関係者の評価が知れ渡り、すっかり評判の期待馬となっていたディープインパクト。満を持して登場したのは、2歳も終わりに近づいた2004年12月19日、阪神競馬場の2000m新馬戦。
単勝1.1倍の圧倒的な1番人気に支持されたディープインパクトは、期待に違わぬ、いや期待以上の走りでデビュー戦を飾る。4,5番手から逃げた馬を直線で交わすと、あとは独走で4馬身差をつける楽勝だった。2着の馬(コンゴウリキシオー)は次のレースから3連勝でG3きさらぎ賞を勝つような強い馬だった。
衝撃再び
年が明けて3歳になると、京都2000mの若駒ステークスに登場。7頭立ての少頭数となったが、レース展開は見ごたえのあるものとなった。2頭が後続を大きく引き離して逃げる縦長の展開の中、最後方のディープインパクトは先頭から20馬身(約48m)近く離れていただろうか。4コーナーで徐々に前との差を詰めるものの、直線に入った時点でもまだかなり差のある6番手。
さすがに届かないのでは?と思った次の瞬間には、1頭だけ次元の違う脚で上がってゆくと、文字通り瞬く間に抜き去ったのだ。それも、1発のムチも入れず、武豊騎手は軽くゴーサインを出した程度に見えた。まさにモノが違う。まるでレース展開など関係なしといった感じだった。
際どい勝利 弥生賞
続く皐月賞トライアルの弥生賞。デビュー2戦で早くも三冠馬確実とまで言われたディープインパクトは、ここでも単勝1.2倍の圧倒的1番人気に応えて勝利を収めるのだが、着差はクビ差と際どいものだった。後方2番手で追走し、4コーナーでは大外を回って直線に向く。前を射程圏に捉え、ここからどれだけ着差を広げるかという風に見えたが、前2走のように並ぶ間もなく突き抜けることはなかった。
ではギリギリの勝利だったかと言うと、そういうわけでもない。武豊騎手はムチを入れないまま、楽な手応えでゴールしているのだ。着差こそ大きく開かなかったが、負けそうな雰囲気はまったくない完勝だった。
三冠への道
一冠 皐月賞
無傷の3連勝で迎えた皐月賞。クラシック初戦で突然ピンチは訪れた。ゲートが開いて飛び出した直後、ディープインパクトは大きくバランスを崩して出遅れてしまう。よく落馬しなかったな、というほどだったが、体勢を立て直したときにはすでに3,4馬身は遅れを取っていた。
後方から終始外側を回るロスの多い展開となり、4コーナーで大外を回ってくる時の手応えは今までより悪く見えた。しかしそこからが並の馬ではなかった。武豊騎手が初めてステッキを使うと、ようやくエンジンがかかったディープインパクトは直線であっという間に抜け出し、突き放し、2馬身半差をつけてゴールしたのである。
レース後のインタビューで、武豊騎手は「走っているというより、飛んでいる感じ」とディープインパクトの走りを評した。
二冠 日本ダービー
スタートが得意ではなく、後方からの競馬が多いディープインパクトにとって、直線が長くて広々とした東京競馬場はいかにも向いていた。ダービーのディープインパクトは本当に強かった。いつもどおり出遅れ気味のスタート以外は、ほとんど危なげのないレース運びで府中の長い直線に差し掛かると、一番外の誰もいないコースを悠々と走り抜けて5馬身差で圧勝した。
勝ちタイムの2分23秒3は、前年にキングカメハメハが記録した当時のレースレコードと同タイムだった。無敗の二冠達成は、1992年のミホノブルボン以来となった。
三冠への熱狂
夏を札幌で過ごしたディープインパクトは、秋初戦のG2神戸新聞杯で勝利し、無敗のまま菊花賞に向かう。いよいよ無敗の三冠馬誕生か、ということで世間はとんでもないディープフィーバーとなっていた。
京都競馬場には菊花賞レコードとなる13万6701人ものファンが押し寄せ、グッズは軒並み売り切れたそうだ。そして驚くべきことに、菊花賞でのディープインパクトの最終的な単勝オッズは1.0倍。元返しといって、仮に勝ったとしても戻ってくるのは賭けた金額そのままである。
三冠 菊花賞
しかし初めての長距離となる3000mのレースは簡単ではなかった。スタートして間もなく、ディープインパクトは前に行きたがってかかってしまう。1周目のスタンド前「いつもだったら全力で走っていい直線なのに抜かなくていいの?」とでも思っていたのかもしれない。武豊騎手はなだめるのに苦労していた。
ようやく落ち着いたのは2周目の1コーナーに差し掛かったあたりだ。そこまでで1000mはリズムに乗れないまま走ったことになる。普通、長距離のレースでこれだけかかってしまってはスタミナを消耗して惨敗してもおかしくないのだが、落ち着きを取り戻したディープインパクトを見ていると負ける姿は想像できなかった。
そのまま中団の内側につけたディープインパクト。完璧なレース運びで早めに抜け出したアドマイヤジャパンとは大きな差があったが、直線で仕掛けられると一気に差を詰め、並ぶ間もなく差し切った。2馬身の差をつけていたが、まだまだどこまでも走っていきそうな勢いだった。
無敗の三冠馬
こうしてディープインパクトは無敗の三冠馬となった。三冠馬はナリタブライアン以来6頭目、無敗での三冠達成はシンボリルドルフ以来2頭目、21年ぶりの快挙だった。
有馬記念
三冠馬となったディープインパクトは、年末の大一番、有馬記念に出走する。ここまでクラシック戦線を闘ってきたディープインパクトにとって初めての古馬※との対戦である。そして、初めての敗戦を味わうこととなる。
4歳以上の競走馬の総称。まだ身体が育ち切っていないことが多い三歳までと区別してこう呼ばれる。三歳馬限定/古馬限定のレースも複数存在する。
いつもどおり後方から徐々に進出し、直線入り口で上がってくる様子は勝ちパターンかに思えたが、いつものように弾けるような末脚は見られず、先行して抜け出したハーツクライに半馬身差まで詰め寄ったところがゴールだった。
中山競馬場も、全国のテレビの前で観戦していたファンも何とも言えない空気に包まれていたと思う。私も信じられない気持ちで見ていた。レース後、武豊騎手は「いつものように飛んでくれませんでした」と言葉少なに語った。
それにしても、ここまでG1では2着が3回と勝ちきれなかったハーツクライにとっては会心のレースだった。そしてハーツクライはディープインパクトを破った勢いそのままに、年明けにはドバイで行われる国際G1レース(ドバイシーマクラシック)を圧勝することになる。
4歳時
天皇賞(春)
有馬記念の不可解な敗戦は陣営にとってショックだったに違いないが、4歳となったディープインパクトは一段と逞しくなって戻ってきた。初戦のG2阪神大賞典を楽勝すると、続くG1天皇賞春でも進化したところを見せる。
スタートしてから中盤まで後方の位置取りはそれまでと同じだが、4コーナーで早くも先頭に並びかけ、直線では引き離すだけという大人びたレースぶりで圧勝したのである。豪快な直線一気の競馬だけでなく、騎手のゴーサインに反応して器用に立ち回れるようになったディープインパクトに、もはや死角はなかった。
ウマ娘では、能力差がある場合追込みウマ娘が最終コーナーで既に先頭を独走しているという展開も多いが、このレースはまさにそんな感じだった。
勝ちタイムの3分13秒4は芝3200mの世界レコードで、それまでのレースレコードを1秒更新する記録だった。のちにこの記録を破った※のは、キタサンブラックである。(※2017年の天皇賞春)
宝塚記念~凱旋門賞へ向けて
天皇賞のあと、ディープインパクトの海外遠征プランが発表された。宝塚記念を使ったあと、フランスへ渡り世界最高峰のレースである凱旋門賞に挑戦するというものだった。
そして迎えた春のグランプリレース宝塚記念。雨が降り稍重馬場となった京都競馬場はさながらディープインパクトの壮行会のようだった。後方待機から徐々に進出し3,4コーナーで外を回って直線に向くと、武豊騎手のゴーサインに反応して力強く抜け出すと4馬身差の圧勝。冷静な武豊騎手がゴール手前で早々とガッツポーズを出すほどの快勝だった。「さあ、世界へ」という気持ちの表れだったのかもしれない。
失意の海外挑戦
凱旋門賞
凱旋門賞は日本から何頭もの馬が挑戦しているが、未だに勝利馬が出ておらず、凱旋門賞勝利は日本競馬の悲願となっている。ディープインパクトによる凱旋門賞挑戦は、それまでに挑戦したどの馬よりも期待され、日本の競馬ファンのほとんどが勝つと信じていたと思う。日本からの凱旋門賞観戦ツアーは大盛況で、最終的には約6000人ものファンがフランスまで応援に訪れた。
しかし結果は3着に終わる。私もライブ中継で観戦していたが、しばらく事実を受け入れられないくらいショックだった。
後日、追い打ちをかけるようにレース後の検査で禁止薬物※が検出されたことが発表され、最終的に失格という重い処分がくだされた。(※咳の治療薬の成分という発表だった)
引退発表
この少し前に、年内での引退、そして翌春からの種牡馬入りが発表されていたため、ディープインパクトに残されたレースはジャパンカップと有馬記念の残り2戦のみとなった。
実はこの引退・種牡馬入りの計画は極秘で進められており、池江調教師や武豊騎手ですら発表の直前まで知らされていなかったという。
花道
ジャパンカップ
ダービー以来となった東京競馬場で、ディープインパクトは関係者やファンの色々な感情を吹き飛ばすようなレースを見せてくれた。
道中はポツンと最後方を進み、最終コーナーで大外を回って中団まで順位を上げると、最後の直線はダービーの時と同じように一番外側を力強く抜け出して勝った。場内には自然とディープコールが湧き上がっていた。レース後のインタビューで武豊騎手が「飛びましたね」と言うと、スタンドからは歓声が上がった。
1年前の有馬記念以来の再戦となったハーツクライは、2番人気に支持されたものの10着に敗れている。お互いに海外の大レースで激走してきた後のレースだった。この時ハーツクライは喉の不調を抱えており、その影響でこのジャパンカップが引退レースとなった。
有馬記念 最後の『飛び』
2004年の12月にデビューしてから丸2年が経っていたが、「まだ2年しか走ってないのか」と思った。ここまで国内で12戦走って11勝。負けたレースも含めて、すべてのレースが衝撃的だった。この日の馬体重は438kg。けっきょく小柄なままだったディープインパクトは、ラストランでもその小さな体で人々の大きな期待に応えてくれた。
いつもどおりの後方待機策から最終コーナーで外を回って進出すると、直線は誰も遮る者のいない外側を一直線に伸びて駆け抜けた。一点の曇りもない完璧なレースだった。レース後の会見で武豊騎手は「今までにないくらいの強烈な『飛び』でした」と語った。
この勝利で中央競馬G1勝利数は7勝となり、シンボリルドルフ、テイエムオペラオーに並ぶ3頭目の最多タイ記録※となった。
※2021年現在の記録はアーモンドアイの9勝
種牡馬として
遺伝子も衝撃
正直に言うと「あと1年見たかった」という気持ちだったのだが、種牡馬になってからの凄まじい成績を思うと、やはり無事に種牡馬になってくれてよかった。と心から思う。
2010年デビューの初年度産駒から早くもG1馬を排出し、2012年〜2020年まで9年連続でリーディングサイアー※を獲得。
1シーズンの産駒の獲得賞金で1位の種牡馬のこと。
代表的な活躍馬は牝馬三冠のジェンティルドンナやダービー馬ワグネリアン、現役ではグランアレグリアやレイパパレ、忘れてはいけないウマ娘サトノダイヤモンドなど、ここで挙げきれないほどいるが、ついに2020年に父と同じ無敗の三冠馬コントレイルが誕生する。父子での無敗の三冠馬は史上初の快挙だったが、前年の2019年にディープインパクト自身は急逝している。
今年もシャフリヤールが日本ダービーを勝利し、これで2018年から4年連続でダービー馬を排出するなど勢いは衰えていない。今年もこれから期待の産駒が続々とデビューするが、まだ見ぬ名馬の誕生を期待したい。
ディープインパクトは亡くなってしまったが、その衝撃の遺伝子は確実に仔や孫へと伝わっている。そしてこれから先も日本のサラブレットの血統において偉大なる祖先として繁栄し続けるだろう。
ありがとう、ディープインパクト。
史実のディープインパクト
基本情報 | 2002年3月25日生 牡 鹿毛 |
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血統 | 父 サンデーサイレンス 母 ウインドインハーヘア(父 Alzao) |
馬主 | 金子真人ホールディングス |
調教師 | 池江泰郎(栗東) |
生産牧場 | ノーザンファーム(北海道・早来町) |
通算成績 | 14戦12勝(うち国内13戦12勝、海外1戦0勝) |
主な勝ち鞍 | '05皐月賞、'05日本ダービー、'05菊花賞、'06天皇賞春、'06宝塚記念、'06ジャパンカップ、'06有馬記念 |
エピソード①
母ウインドインハーヘア
ディープインパクトの母、ウインドインハーヘアは現役時代に英オークス2着のほか、ドイツのG1勝ちがある欧州の実績馬だった。その血統を辿ると英エリザベス女王が所有したハイクレアという名牝がいる。近代競馬発祥の地、イギリスでは王室が競走馬を所有しているだけではなく、王室主催のロイヤルアスコット開催という由緒正しき催しがある。
ちなみにウインドインハーヘアは30歳になった今も健在だ。
エピソード②
父サンデーサイレンス
ディープインパクトの父サンデーサイレンスは、日本の競馬界に変革と進化をもたらした偉大な種牡馬である。現役時代もアメリカの3冠レースのうち2冠(ケンタッキーダービー、プリークネスステークス勝ち)を制覇し、ブリーダーズカップ・クラシックなどG1を6勝した名馬である。
種牡馬としての成績
日本に種牡馬として導入されてからの成績も素晴らしく、初年度産駒が3歳になった1995年から2007年まで13年連続でリーディングサイアーを獲得。
ウマ娘のモデル馬にも多くのサンデーサイレンス産駒がいるので列挙する。
<直仔>
- フジキセキ
- アグネスタキオン
- サイレンススズカ
- スペシャルウィーク
- マンハッタンカフェ
- アドマイヤベガ
- エアシャカール
- ゼンノロブロイ
- マーベラスサンデー
<孫>
- ダイワスカーレット(父アグネスタキオン)
- ゴールドシップ(父ステイゴールド)
- キタサンブラック(父ブラックタイド)
- サトノダイヤモンド(父ディープインパクト)
- ナカヤマフェスタ(父ステイゴールド)
エピソード③
リアル・ウマ娘?
今年の5月にサイバーエージェント(Cygamesの親会社)の代表取締役である藤田晋氏がディープインパクト産駒を落札し話題となったことは記憶に新しい。
「馬名はハッピーミークか?」とか「ディープ実装への布石?」とか様々な憶測を呼んだこのニュース。どんな形であれ話題が先行して注目されることは間違いないが、何しろ貴重なディープインパクト産駒の一頭である。まずは無事にデビューを迎えてくれる日を楽しみに待つばかりだ。
引用元:スポーツ報知
また、実はこのニュースに先立って藤田氏と武豊騎手が雑誌の対談企画(2021年2月)で語り合っているのが興味深い。この時点で馬主の計画があったのか、ディープインパクトについては何か語ったのか?だとしたら、その後藤田氏が購入したディープインパクト産駒に騎乗するのは…?
引用元:GOETHE(ゲーテ)
小ネタ
競走馬のセリを見てみよう
ところで、競走馬のセリがどのように行われているか見たことがない方も多いと思う。セレクトセールなどのセリはYouTubeでも配信されており、実際の映像を見るとその雰囲気を味わうことができるので、もし興味があれば見てほしい。仔馬の可愛さとセリの緊張感は独特の中毒性があり、気づけば数時間見入ってしまうことも多い。
今年のセレクトセールはもう間もなく開催される。(7/12-13)
セレクトセール2021上場予定馬リスト(JRHA日本競走馬協会)
目玉は4頭が上場予定のディープインパクト最後の世代だ。
中でもNo.248 父ディープインパクト 母スイープトウショウに注目したい。ウマ娘にも登場するスイープトウショウは、ディープインパクトのラストランである有馬記念にも一緒に出走していた。
この記事を書いたライター
ライターE | |
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BNW世代(93年~)から競馬を追いかけているガチガチの競馬ファン。最近は少し離れ気味だったが、ウマ娘をきっかけに競馬への情熱を取り戻す。 持ち前の競馬知識を活かして、ウマ娘ファンと競馬の間の橋渡しに少しでも貢献したいと思っている。 |
ライターEについて
- 年齢:マルゼンスキーの1コ下らしい
- 初恋の相手:エアグルーヴ
- 推しウマ娘:ミホノブルボン、マルゼンスキー、会長、ビコーペガサス・・・みんなかわいい
- 好きな競馬場:東京競馬場、大井競馬場(トゥインクル最高)
ウマ娘のコラム記事一覧
キャラクター関連コラム
番外編コラム
ディープインパクト | 緑スキル持ちの競走馬たち |
名牝達の競演 | 一時代を築いた名門・メジロ家 |
本格参戦が待ち遠しいウマ娘① | 本格参戦が待ち遠しいウマ娘② |
凱旋門賞に挑んだウマ娘たち | 『夏の上がり馬』たち |
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アニメ3期世代の産駒たち |
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ジャパンカップ | 有馬記念 |
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