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【ポケモンSV】公式大会「トリックマジック」の環境考察|シグマ監修【スカーレットバイオレット】

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【ポケモンSV】公式大会「トリックマジック」の環境考察|シグマ監修【スカーレットバイオレット】

ポケモンSVのトリックマジック(公式大会)の環境考察です。トリックマジックの考察を上位プレイヤーのシグマさんがしているので、ポケモンSVトリックマジックの環境や注目ポケモン、重要な技を知りたい人は参考にしてください。

目次

▶大会概要と使用可能ポケモン一覧はこちら

この記事の協力プレイヤー

シグマシグマ
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◆プレイヤー実績
【9世代シングル】
S1 最終2位 / S4 最終6位
S5 最終1位 / S7 最終1位
S9 最終6位 / S18 最終7位
S19 最終3位 / S20 最終7位
and more...(※タップで開閉)
【9世代公式大会】
トリックマジック 最終4位
【8世代シングル】
S19 最終6位 / S25 最終7位
S26 最終9位 / S29 最終1位
S31 最終8位 / S33 最終8位
【8世代公式大会】
しんそくシングル!! 最終1位
バトルレジェンド 最終5位
カンムリビギニング 最終1位,10位
スパイクチャレンジ 最終4位,8位
竜王戦2020 予選 7位/本戦 ベスト8
セイムビート 最終4位
レジェンド・オブ・ラウンド 最終1位
ジムチャレンジ 最終8位
新春!おみくじバトル 最終10位
ピカチュウ対戦チュウ 最終3位

▶YouTubeはこちら

動画で見たい方はこちら!

トリックマジックの環境について

主流のテラスと環境で強くなるアタッカー

主流テラス

トリックマジックは、全てのポケモンがゴースト技を一致で使用するルールなので、耐性変更を意識したテラスタルの主流タイプは悪・ノーマルになります。

その関係上、フェアリー技で殴れるハバタクカミとミミッキュ、鋼技で高打点を持てるサーフゴーは主流のテラスタイプに対して刺さりの良いアタッカーと言えます。

フェアリーと鋼に強いタイプは評価が上がる

前述のポケモン達を意識すると、フェアリーと鋼を共に半減にできて、タイプ一致で殴れるソウブレイズ、ラウドボーンなどの価値も高くなってきます。

これに限らず、同様の理由で鋼や炎テラスの増加も考えられるので、それらに一貫するイダイトウや悪打点を自然と採用できるポケモンは環境的に追い風です。

ヒスイゾロアークを意識して構築を組もう

ヒスイゾロアーク

ゴースト技を使う際は、テラス以外にも特性「イリュージョン」でゾロアークが化けている可能性にも注意しなければいけません。

特に初手に置くポケモンはゴースト技よりも一貫するタイプ一致技で殴り始められることが望ましいです。

シグマ
❖ Check Point ❖
先発にはゴースト以外の一致技を、後発にはゴーストや悪技を、それぞれ強く使えるポケモンが欲しいです。

環境で強いのは対面?サイクル?積み?

「かげうち」を使えるポケモン

先制技のかげうちふいうちを使えるポケモンが多く、タイマン性能が高いポケモンが揃っているルールなので、基本的には対面環境になります。

かげうち、ふいうちを覚えるポケモンを確認

積み展開には要注意

基本的には対面環境なのですが、ゴーストタイプは補助技が豊富であり、優秀な積み技持ちも一定数いるので対面しか居ないという訳ではありません。

対面選出に対しても強引に展開を通してくる、強力な積み要素を組み込んだ構築も一定数出てくると想定しておきましょう。(サイクルは…できるんでしょうか…?)

シグマ
❖ Check Point ❖
予想外の積みに対応できるようのろいトリックルームほろびのうた等の対抗手段を基本選出に組み込めると◎

トリックマジックで勝つためには?

トリックマジックで勝つためには?

勝ちたい人は、初手でタスキ持ちアタッカーやハバタクカミのような高速アタッカーの初手テラスで数的優位を取ることに全力を注いだ対面選出の練習。

もしくは、相手に先にテラスを切らせて、こちらの攻撃(特に先制技)を上から安全に通せるゲーム展開に持ち込む動かし方の練習をしておきましょう。

シグマ
どちらも対面構築で重要な考え方なので、実戦に活きてくると思います。

選出を考えるのが難しいルール

このルールは使用可能なポケモンの種類が少ないので、相手の並びを見ただけでは構築系統を判別するのが難しいです。前述したような、不意の積みにも対応できるような切り返し手段を用意しておきたいです。

トリックマジックのキャラランク

シグマ視点キャラランク(10/26作成)

※ランクAまで左右差あり、B以下は左右差は無し

注目ポケモンの個別解説

ミミッキュ

ミミッキュのアイコン

できることが多く、何をやらせても強い

持ち物やテラスに頼らず行動保証を得られる特性「ばけのかわ」の存在が大きい。かげうちを活かしたアタッカー型はもちろん、トリル起動役やフワライドバトンの始動役などギミック要員としても優秀。

シグマ
どの型でも自然とのろいを採用しやすく、ギミック耐性が高いのも偉い!

環境で増えそうなミミッキュの持ち物は?

ミミッキュは何をやらせても強く、持ち物の選択肢も豊富です。無難にいのちのたまを持たせるのが扱いやすいですが、このルールではレッドカードや、カシブのみなどを持たせるのも強そうです。

ヒスイゾロアーク

ヒスイゾロアークのアイコン

選出画面にいるだけでも価値がある

ゾロアークを採用するだけで、相手はイリュージョンを意識して、ゴースト技を自由に押せなくなります。対面環境で選出する/しないに関わらず、相手のプレイングを歪められるのはでかなり強力な要素です。

特に初手テラスで数的優位を狙う構築は、選出パターンが少なくて採用する余裕があるはずなので入れ得です。

充分な対面性能と覚えられる技も魅力

かげうちを受けず、自身はかなりの素早さからかげうちポルターガイストが打てるのは本ルールでは高評価。

ゴースト打点以外にもはたきおとすあくのはどうなど強力なサブウェポン、のろいおにびみちづれなどの補助技も揃っているので、かなり優秀。

シグマ
❖ Check Point ❖
ゾロアークは、二番手で繰り出せると強そうです。初手に置くポケモンが決まっているなら、それに併せてゾロアークの型を考えると良いかも?

ハバタクカミ

ハバタクカミのアイコン

本ルールで最も扱いやすい高速ポケモン

一貫しやすいムーンフォースあくのはどうを上から通しやすく、スイープや荒らし性能が高いのが強み。また、テラスに依存せずに最低限は行動できる点も優秀。

個人的にブーストエナジーでS上昇する型が、殆どのスカーフ持ちの上が取れて強そうだなと思っています。

初手選出するならノーマルテラスがアツい

初手で殴るハバタクカミを採用するならノーマルテラスがおすすめです。このポケモンの場合はかげうちに縛られなくなることが特に重要で、ノーマルテラスは相手の1匹目を倒しつつ、2匹目に対しても1回以上行動できる確率を飛躍的に高めてくれます。

シグマ
❖ Check Point ❖
ハバタクカミは物理耐久が低く、このルールの主要な先制技に縛られやすいのが難点。ミラーは割り切って素早さを落として防御に厚くする等、弱みをどう補うかが鍵になりそうです。

イダイトウ♂

イダイトウ(オス)のアイコン

環境を味方に付けているポケモン

水が一貫しやすい環境で、かつ水半減タイプへのテラスタルが採用される理由が薄いため、そこに特性「てきおうりょく」の高火力タイプ一致技で攻めることができるのがイダイトウの強み。先制技のアクアジェットが使えるのも高評価。

対ミミッキュの特性「かたやぶり」

ミミッキュの皮を貫通するために特性「かたやぶり」で採用する選択肢もある。ただし、てきおうりょくが無い分だけ全体的に火力が下がってしまう弱みもあるので一長一短。

サーフゴー

サーフゴーのアイコン

基本選出の補完枠として採用したい

一貫しやすい鋼打点、元々のタイプがフェアリー・鋼に強い点、特性「おうごんのからだ」で搦め手に強い。ヒスイゾロアークなどサーフゴーと相性が良いポケモン自体は多いので、補完枠としての採用価値は充分高い。

また、貴重な毒耐性があるポケモンなので、チョッキや眼鏡型でゲンガーやラウドボーン系統に役割を持たせる運用が主になりそうと予想。

微妙な素早さと先制技を持たないことがネック

ポテンシャルは高いのだが、対面環境で重要な「素早さ」と「先制技持ち」の条件に見合っておらず、決め手に欠けるのが残念ポイント。

全ての試合に選出して強い系統のポケモンではなさそうなので、どう扱うかが鍵ですね。

ドラパルト

ドラパルトのアイコン

環境最速の便利ポケモン

本ルールでの貴重な水・炎耐性持ちであり、環境最速の素早さを持つポケモン。壁技や状態異常技で荒らして、のろいで自主退場するも良し、初手テラス型やふいうち等のサブウェポンを活かして堅実なタスキ型アタッカーなど運用の幅が広い。

環境最速の強みを活かしきれていない

サイクルが難しい本ルールに於いて、ドラパルトをスカーフ型で採用するのは、あまり強くはない。そうなると、スカーフ持ちやSブーストしたハバタクカミに上を取られてしまうのが難点。

環境トップにフェアリーが2体いるので、メインウェポンのドラゴンアローが一貫しにくいのも減点ポイント。

ゲンガー

ゲンガーのアイコン

独特な強みを持つポケモン

本ルールで唯一のどくびし習得者。他にも「ノーマルテラス+アンコール」、特性「のろわれボディ」での上振れ要素など唯一無二な強さがある。それらが真に強いかはさておき、ハバタクカミやドラパルトとは違った強みを持つポケモンなので評価は高め。

一応「ふいうち」も覚えられて、タスキ持ちの高速アタッカーとしても優秀な部類。

ミカルゲ

ミカルゲのアイコン

高耐久と攻撃範囲が優秀なポケモン

ミカルゲは2種の先制技両方をタイプ一致で習得でき、物理・特殊共に優秀な技を扱える。特にバークアウトイカサマおにびトリックルームを持つため、起点にされにくい点が特に優秀。タスキやテラスに頼らなくても高い対面性能を発揮できるのが高評価。

フェアリー弱点をどう評価するか

ミカルゲにテラスを切らない場合はミミッキュ、ハバタクカミに弱点を突かれるのが最大の問題点。環境トップの2匹に弱いポケモンを基本選出に組み込むのは、かなり勇気が必要。それでも安定感はあるので好まれそう。

フワライド

フワライドのアイコン

本ルールにおける問題児ポケモン

ちいさくなるを使用したバトンギミックのバトン役です。動き方を理解していても、無対策だと運頼みな試合展開になってしまうので、対策の優先度は高いです。

バトン以外の運用もあり得るので注意

本ルールのフワライドは、バトン型の他に「オボン瞑想の高速積みアタッカー」としての運用も考えられます。ランクマッチ環境では見ない型なので、バトンギミック一点読みで戦うと痛い目を見る可能性があります。

バトン対策について

ミストフィールド型壁ドラパルト型
ミミッキュのアイコンハバタクカミのアイコン & フワライドのアイコンミストシードのアイコンドラパルトのアイコン & フワライドのアイコンオボンのみのアイコン

始動役がミストフィールドを張り、ミストシードでいきなり「かるわざ」を発動させる展開と、ドラパルトで壁を貼り、フワライドが耐久しながら積んでくる展開の2つは特に警戒しておきましょう。

対策には、ハバタクカミ(*)のほろびのうたや特性「てんねん」のラウドボーンなどが自然に選出に組み込めるので、おすすめです。後はレッドカード持ちミミッキュで切り返すのも有効です。

*サーフゴーにバトンされると「ほろびのうた」が効かなくなるので、ハバタクカミは特性「かるわざ」のフワライドの上から動ける調整にしておきましょう。
調整目安:S194(臆病+S172振り)+こだいかっせい発動

素早さの調整ライン早見表

シグマ
このルールで、僕が意識する素早さラインに厳選してあります。
比較用素早さ計算機
ポケモン
個体値
努力値
性格補正
持ち物・特性
持ち物・特性
ランク補正
-
×
重要な素早さ実数値一覧
リスト全体に

    重要な技と覚えるポケモン一覧

    かげうち

    1. 先制攻撃技(優先度+1)

    ふいうち

    1. 先制攻撃技(優先度+1)。相手が出す技が攻撃技でないと失敗する。

    ポルターガイスト

    1. 相手が道具を持っていない時は失敗する。

    はたきおとす

    1. 戦闘終了まで道具を持っていない状態にする。道具を持つ相手には威力が1.5倍になる。

    ステルスロック

    1. 使用後、相手はポケモンを交代する度に、出てきたポケモンは最大HPの1/8のダメージを受ける。ダメージはタイプ相性の影響を受ける。
    使用できるポケモン
    コノヨザルのアイコンコノヨザルシロデスナのアイコンシロデスナ

    まきびし

    1. 使用後、相手はポケモンを交代する度に、出てきたポケモンがダメージを受ける。3回まで使うことができ、1回目は最大HPの1/8、2回目は最大HPの1/6、3回目は最大HPの1/4のダメージを与える。ひこうタイプや特性「ふゆう」のポケモンは影響を受けない。
    使用できるポケモン
    ユキメノコのアイコンユキメノコアノホラグサのアイコンアノホラグサ

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