崩壊スターレイルの序章:「ブルー」の解説をまとめています。宇宙ステーション「ヘルタ」や各種設定の解説についてもまとめているので、ストーリーをより深く紐解くための参考にどうぞ。
※こちらの解説には、今後の展開で覆される可能性のある「確実性の高い推測」も含まれます。また一部「崩壊」シリーズ作品のネタバレも含みますのでご注意ください。
世界観設定
「崩壊スターレイル」とシリーズ作品の繋がり
前提として、崩壊スターレイルは「崩壊」シリーズの最新作としての位置付け。崩壊シリーズはこれまでに
- (FlyMe2themoon)
- 崩壊学園
- 崩壊学園2(日本版:崩壊学園)
- 崩壊3rd
- 崩壊スターレイル
がリリースされており、また外伝として
- 原神
がある。各作品でストーリーなど大きく異なるものの根底の世界観・設定をある程度共有しており、また外見や名前・能力等が酷似したキャラが登場するケースも多い。
攻略班 | 「崩壊学園」「崩壊3rd」「原神」に関しては、まだまだアップデートが続いています。必ずしもプレイする必要はありませんが、シリーズ作品の謎に迫る設定が明かされることも多いので興味のある方はプレイをおすすめします。 |
宇宙を巡り、謎を解き明かす
崩壊シリーズのこれまでの作品は、基本的には地球(もしくは一つの星)を舞台とするものが多かった(崩壊3rdなど一部例外あり)。それに対し「崩壊スターレイル」は序盤から宇宙規模のストーリーが展開されているのが特徴。
星神と星界
崩壊スターレイルには人智を超えた強大な存在として「星神」が存在する。「一つの『運命』の概念が内包する虚数エネルギーを、完全に占領した知的生命体」であり、人間などの知的存在が昇格する場合もある様子。
シリーズ作品内でも虚数エネルギーを扱う強大な存在が登場しており、こちらと近しい存在である可能性もある。
序章で起こったこと(時系列まとめ)
- 「星穹列車」、奇物納品のため「宇宙ステーション」に到着
- 「反物質レギオン」が「宇宙ステーション」を攻撃
- 「宇宙ステーション」、メイン制御システムの大部分がダウン
- 同時期に「星核ハンター」がヘルタの保有する「星核」を奪取
- 「星核ハンター」、星核を「容器」に入れ放置・撤退
- 「星穹列車」、「容器」を発見・保護
- 「星穹列車」、「容器」を連れて脱出を試みる
- 反物質レギオンの「終末獣」と「星穹列車」、戦闘開始
- 「容器」が暴走、「星神ナヌーク」の一瞥を貰い「終末獣」撃破
- ヴェルト登場、「容器」の暴走鎮圧
- 「模擬宇宙」にて擬似星神たちと接触
- 【分岐】宇宙ステーションに残ることを選択、バッドエンドへ
- 「星穹列車」に乗車、開拓の旅へ
「反物質レギオン」の襲撃
「反物質レギオン」の「宇宙ステーション」への襲撃の目的に関しては、謎な部分が多い。現時点では何らかの「奇物」を狙った、もしくは単純に築かれた「文明」の破壊を狙った可能性などが考えられる。
ちなみに序章のタイトルである「ブルー」は、「宇宙ステーション・ヘルタ」が周回している惑星の名前。序章の舞台はステーション内のみであり、現状訪れることはできない。
「星核ハンター」が「星核」を奪取
ある意味序章の最重要ポイント。「反物質レギオン」の襲撃による混乱をうまく利用できたのは、「運命の奴隷」エリオの予見(未来予知)の能力によるもの。
開拓者(主人公)に関しては、先に星核を調べることで星核の「容器」であることがわかる。過去にカフカと一緒に過ごしていた言及もあり、主人公の能力も含めて今後明かされていくと思われる。
余談だが、シリーズ作品に主人公と同じく星核を埋め込まれている可能性のある人物が存在する。
星核を「容器」に入れ放置・撤退
「星核ハンター」のカフカ・銀狼が星核を「容器」に入れ、撤収する。この際にカフカが主人公に語りかける「聞いて」は言霊という能力で、端的に言えば催眠の類。
また銀狼に関しては、シリーズ作品で似た顔立ちの人物がいる。能力等似通った部分も多いが、後に登場するブローニャ含めて並行世界の別人という認識でOK。
「星穹列車」組との出会い、バットの譲渡
カフカに星核を埋め込まれた後主人公は星穹列車組に保護されることになるが、ここで気になったのは武器として渡されたバット。シリーズ初プレイの方には「なぜバットなのか」との疑問も多かったが、これはシリーズ作品のオマージュと思われる。
また近くに展示されているもの(チュートリアル後に閲覧できる)に関しても、シリーズ作品のオマージュがいくつかあった。
主人公の暴走、ナヌークの一瞥
序章終盤では、反物質レギオンの天体兵器「終末獣」と戦うことになる。戦闘終盤、主人公はなのかを庇い、それと同時に「壊滅」のナヌークの一瞥を貰う。こちらに関しては、「壊滅」の力(権能)の一端を譲渡されたものと思われる。
ヴェルト・ヨウの介入
主人公の暴走時に介入、一瞬にして鎮圧した人物はヴェルト・ヨウ。相当の実力者であり、公式にて崩壊3rd世界から渡ってきたヴェルト・ヨウにしてヨアヒム・ノキアンビルタネン本人である。
模擬宇宙にて擬似星神たちと接触
終末獣撃退後、主人公はヘルタと天才クラブの面々の共同開発した「模擬宇宙」実験に参加することになる。シミュレーション内で主人公は復活した「開拓」アキヴィリのフリをして擬似星神たちと接触する。
「記憶」浮黎と接触した際、主人公は自身を「アドリヴンの赤ん坊」「金色の傷がある」と認識しているが、これは「壊滅」ナヌークの特徴と一致する。直後にヘルタは「浮黎があなたを殞落したアキヴィリだと思った」と述べており、アキヴィリとナヌークが非常に近しい存在である可能性が示されている。
【分岐】ブルーに残る、バッドエンドへ
この後の展開で姫子とヘルタには「星穹列車」に乗ることを勧められるが、交渉の末に宇宙ステーションに残ることを選択するとバッドエンドに分岐する。
こちらは主人公がいなかったために「星穹列車」「星核ハンター」が悲しい終わりを迎えたことを仄めかされており、序盤のカフカの「最悪の結末」はこれを指していた可能性もある。またこの際の演出は映画風になっており、「脚本指導」はエリオ。
序章の用語解説
崩壊スターレイルの中でも序章に登場した主要な用語に関してのみまとめています。
各勢力の解説
崩壊スターレイルでは序盤からさまざまな勢力が登場する。序章の範囲内で登場する勢力は以下の通り。
星穹列車
現在は各地の「星核」を無力化することを目的として活動中。これには乗員の正義感のほかにも、「星穹列車」の星間跳躍に必要な星軌(レール)を付近の「星核」が歪めてしまうことも関係している様子。
反物質レギオン
「壊滅」のナヌークの目的のために活動する勢力。軍隊に近い組織構造を取っているようで、上位には7人の「絶滅大君」や対天体兵器の「終末獣」なども存在する。
アーカイブの「絶滅大君は自ら甘んじて『壊滅』の道に足を踏み入れた有能な者」や後のストーリー描写などから、「壊滅」の力を受け入れた/流し込まれた存在が大多数であることが窺える。
星核ハンター
こちらは「運命の奴隷」エリオと何らかの取引を結んだ者たちの勢力。「運命の奴隷」エリオに関しては目的はおろか、星神に類するものか等存在の一切が不明であり、現状では予見(予知)を駆使して「星核を狙って行動している」以上の情報がない謎の勢力。
余談だが、この世界の共通通貨「信用ポイント」を運用する財団「スターピースカンパニー」に星核ハンターは多額の賞金を掛けられている。スターピースカンパニーの信奉する星神「存護」のクリフォトとも敵対しているのだろうか。
宇宙ステーション
惑星「ブルー」の衛星軌道上にある拠点。「天才クラブ」ヘルタの所有物に近く、所長のアスター曰く「彼女(ヘルタ)の追従者と奇物の倉庫でしかない」とのこと。
星神「知恵」ヌースに属する「天才クラブ」、そして星神「存護」クリフォトに属する「スターピースカンパニー」の支援を受けているやや特殊な立ち位置。
【余談】虚構歴史学者
序章では登場しないものの、ある意味あらゆるストーリー・設定に関わる厄介な勢力。「神秘」の星神を信奉しており、確実な歴史は未来の可能性を奪うと考えている。客観的な不幸運命から世界を守るために、歴史を捏造・混乱・破壊・抹消することに力を注いでいる。
彼らの存在により、作中でも伝聞や記述は誤りの可能性がある。アーカイブ等を読み解く際には注意が必要だ。
星神の解説
崩壊スターレイルには強大な存在として「星神」が存在する。アーカイブには「星の深海を漂う神秘的存在」とあり、人間などの知的存在が昇格する場合もあるとのこと。その運命を占有する代償として、運命に行動を縛られているような描写も見られる。
また「星神」は「アイオーン」と読み、古代ギリシャのグノーシス主義における「真の神」を指す。また対比となる存在には「偽の神、地上の支配者」である「アルコーン」がある。
Point! | シリーズ作品「原神」における各国の統治者である「七神」が英語版で「アルコーン」と表現されています。「原神」に関しては開発者が「根底の設定がグノーシスと大きく関わる」と明言しており、スターレイルとも関わりのある様子です。 |
「開拓」アキヴィリ
「開拓」の運命を司る星神。かつて「星穹列車」に乗って人間の仲間たちと旅をしていたようだが突如として消息を絶っており、現在は殞落(消滅)したとされている。
後に姫子が大破した「星穹列車」を発見、修復しオーナーとなっている。ちなみにパムは修復した際に現れたとのこと。
「壊滅」ナヌーク
「壊滅」の運命を司る星神。文明や知的生命体を「星を蝕む癌」だと考えており、これを正すことを目的として世界中に「星核」をばら撒いた。現在も「星核」や「反物質レギオン」を使い活動を続けている。
余談だが、ナヌークの誕生は宇宙大戦「機械皇帝戦争」と関わりがある様子。「機械皇帝戦争」の舞台であった「アドリヴン」で「開拓」アキヴィリが殞落したこと、そして模擬宇宙内での出来事から2人が非常に近しい存在である可能性が示されている。
「存護」クリフォト
「存護」の運命を司る星神。他と比べても、特に古い星神。知的生命体というよりは琥珀ベースのような存在であり、ひたすら壁を築いている。その詳細は「スターピースカンパニー」に秘匿されており、情報は少なめ。
「豊穣」薬師
「豊穣」の運命を司る星神。星々を渡り、人々の病や死のような悩みを「癒し」続けている様子。ただしそれがいい方向に働くケースは少なく、大抵において「死よりも残酷な苦境に陥る」ようだ。
後述する星神「巡狩」嵐と仙舟同盟に追われている。
「巡狩」嵐
「巡狩」の運命を司る星神。模擬宇宙内の祝福でも分かるように、速度に特化している。「豊穣」薬師との因縁が深く、薬師の祝福の産物を救済/破壊しつつ、薬師を追い続けている。
また嵐は、後に登場し、同じく薬師の被害を受けた仙舟「羅浮」に手助けをしている様子。
「愉悦」アッハ
「愉悦」の運命を司る星神。非常に「混沌」とした存在であり、凡人を弄ぶこともあれば、他の星神にすら手を出すこともある。
「開拓」アキヴィリとも因縁深く、かつてアキヴィリをからかうためだけに凡人になりすまして「星穹列車」に約1年間潜伏、最終的には列車の半分と惑星1つを爆破している。
「虚無」IX
「虚無」の運命を司る星神。情報が非常に少なく、あるいは情報が存在しない可能性もある。アキヴィリに扮した開拓者が接触した際には、危うく精神が散逸しかけている。
「記憶」浮黎
「記憶」の運命を司る星神。誕生に関する情報が少なく、「まるで人々の記憶を改竄したかのよう」とのこと。
また模擬宇宙での「記憶」の祝福は凍結に関する効果。「記憶」、そして「凍結」と関係性の深い三月なのかの出自と何らかの関わりがありそうである。
「運命の奴隷」エリオに関して
「運命の奴隷」エリオに関しては、その一切が不明であるものの星神である可能性は低いと思われる。ただし「『運命』の概念が内包する虚数エネルギーを完全に占領した」星神に対して同じく「運命」との関わりをうたっていることから、かなり近い存在である可能性も高い。
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