ポケモン剣盾のシングルバトル(竜王戦)で使えるパーティ(構築)を紹介しています。構築のコンセプトや強い点・弱い点、採用ポケモンの解説も掲載しているので、ブラックキュレム主軸のパーティを探している方は参考にしてください。
ユウキさんのシングル構築まとめはこちらブラックキュレム全抜き構築のコンセプト
パーティメンバー

構築の監修:ユウキさん(@yuki_rotom)
今回は竜王戦の構築
今回の構築記事は竜王戦用の構築記事となっている。レンタルパーティで大会に参加することはできないが、パーティ構築の参考にして欲しい。
竜王戦2020予選の環境考察はこちら構築のコンセプト
- ブラックキュレムをエースにした全抜きパ
- 起点作りのクレッフィ
- 補完のメタモン
ブラックキュレムをエースにした全抜きパ
特性「テラボルテージ」により、相手の特性を無視出来るブラックキュレムを軸にしたパーティ。「りゅうのまい」で全抜きを狙う際、ミミッキュの「ばけのかわ」やピクシー、ヌオー等の「てんねん」で止まらないのが最大の強み。
起点作りのクレッフィ
ブラックキュレムが全抜きするために「まきびし」による削りと壁サポートを1匹で行えるクレッフィを採用。縦の相性も良く、ブラックキュレムの苦手なドラゴン、フェアリー、岩に耐性を持つためブラックキュレムの苦手ポケモンを遠ざけやすい。
補完のメタモン
クレッフィは「ちょうはつ」を持たないため相手の積み技を許してしまうが、メタモンを控えさせることでそれを逆利用して崩しや全抜きを狙える。ストッパーとしてだけでなく単純にタイマン性能も高いため、ブラックキュレムで暴れた後の最後のフィニッシャーとしても優秀。
同じポケモン同士のミラーではこだわりスカーフのお陰で先手を取れ、高い勝率が見込める。
ブラックキュレム全抜き構築の使い方
選出率の高いポケモン
ブラックキュレムを主軸にした選出で竜王戦ルールで一番多かった選出メンバー。もちろん、相手の構築に応じて順番や選出は柔軟に変えるべきだが、基本選出は上記のポケモンとなっている。
クレッフィで起点作り
まずはブラックキュレムの「りゅうのまい」を使いやすくするために「リフレクター」「ひかりのかべ」を貼る。ブラックキュレムの特性「テラボルテージ」により相手の特性「がんじょう」や「マルチスケイル」は対策不要。
ただし、きあいのタスキを削ったり足りない火力を底上げするために「まきびし」を採用。余裕があれば「まきびし」を複数回狙いたい。
ブラックキュレムで「りゅうのまい」
クレッフィを倒されるか「てっていこうせん」で自主退場後、ブラックキュレムを出して「りゅうのまい」を積んで行く。壁があればダメージを少なく抑えられ、比較的ローリスクで積める。
必要に応じてダイマックスを使用する
「りゅうのまい」を積んだあとは、必要に応じてダイマックスして攻めて全抜きを狙う。火力が非常に高い上にミミッキュやヌオーで止まらないため、一度「りゅうのまい」を決めればかなりの制圧力となる。
メタモンでフィニッシュ
ブラックキュレムだけで3タテ出来なくても2匹は倒せていることが多く、ラスト1体同士のタイマンになればメタモンで大体の相手に勝てる。また、先発クレッフィに対して相手が積み技を使ってくるなら、メタモンを出して能力上昇をコピーして相手の全抜きを阻止する。
うまく行けば能力が上がったメタモンがそのまま3タテすることもある。
構築の強い点と注意点
強い点
① | ブラックキュレムの制圧力 |
---|---|
② | クレッフィのサポート性能の高さ |
③ | 複数の全抜きエース |
ブラックキュレムの制圧力
一度「りゅうのまい」を決めたブラックキュレムは高い火力、素早さ、特性「テラボルテージ」により制圧力が非常に高い。
クレッフィのサポート性能の高さ
特性「いたずらごころ」のお陰で相手を選ばず複数回の行動を狙いやすく、サポート性能が高い。裏のポケモン達が最大限に動きやすい場を作れる。
複数の全抜きエース
ブラックキュレム以外も積み技を採用しており、それぞれが全抜きを狙うことが出来る。片方で全抜き出来ずとも、もう片方でそこから全抜きを狙う積みリレーの形を取れる。
注意点
① | 急所に注意 |
---|---|
② | 想定外の補助技に注意 |
③ | メタモンに注意 |
急所に注意
壁を貼った状態で積み技を使う戦術は急所が弱点となる。なるべく被弾回数を最小限に抑えて立ち回るべき。
想定外の補助技に注意
起点を作って全抜きを狙う際に、警戒していないところから「ほえる」や「でんじは」等の起点回避技を撃たれると一気にペースを崩されてしまうので注意。怪しい相手には積まずに殴る等の立ち回りも選択肢。
メタモンに注意
積み技を使って全抜きを仕掛ける際に邪魔になるのがメタモンの存在。メタモンにコピーされてもこちらが全抜きされないように選出、立ち回りに気を付ける。
ブラックキュレムで「りゅうのまい」を使う場合は、「リフレクター」を貼っておくか裏にハッサム、エースバーンを控えさせる。
採用ポケモンの解説・型
採用ポケモン一覧
クレッフィ

特性 | いたずらごころ |
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性格 | ずぶとい (B↑/A↓) |
持ち物 | ひかりのねんど |
実数値 | 164-**-157-100-108-95 |
努力値 | H252/B252/D4 |
技構成 | ・リフレクター ・ひかりのかべ ・まきびし ・てっていこうせん |
先発サポート要員
「リフレクター」「ひかりのかべ」「まきびし」で裏のエースをサポートする役。特性「いたずらごころ」のお陰で仕事を遂行しやすい。
「まきびし」の強み
事前に「まきびし」を撒くことでブラックキュレムの縛り範囲が格段に増える。複数回撒ければ本来苦手とする相手も攻撃圏内に押し込めるようになり、壁ターンを交代連打で稼ぐ動きにも強くなれる。
「てっていこうせん」の採用理由
壁ターンを無駄にせずに自主退場して裏に繋ぐため採用。「みがわり」を壊せるのも重要。
クレッフィの覚える技&種族値はこちらブラックキュレム

特性 | テラボルテージ |
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性格 | ようき (S↑/C↓) |
持ち物 | いのちのたま |
実数値 | 201-222-120-**-110-161 |
努力値 | H4/A252/S252 |
技構成 | ・つららばり ・クロスサンダー ・シャドークロー ・りゅうのまい |
全抜きエース
「りゅうのまい」から一気に攻めて全抜きを狙う。特性「テラボルテージ」のお陰でミミッキュやピクシーで止まらない点が非常に強い。
「つららばり」の強み
連続技なので相手の「みがわり」に強い。クレッフィの「まきびし」が撒けなかった場合にきあいのタスキ対策になる点も優秀。
「げきりん」不採用の理由
メタモンにコピーされた場合に簡単に倒されないように「げきりん」は不採用。こちらのHPがしっかり残せていて「リフレクター」がある場合は、ダイマックスして殴り合いで勝ちに行く選択肢を取れる。
他にもエースバーンへの有効打をなくすことで、裏のエースバーンで対処する選択肢も取れる。
ブラックキュレムの覚える技&種族値はこちらメタモン

ストッパー兼エース
クレッフィを起点に積み技を使ってくるポケモンに対するストッパー。相手の能力上昇を利用してそのまま全抜きを狙うエースとしても動かせるのが強み。
伝説戦では相手の伝説をコピー出来ればアドバンテージが大きく、自分だけ実質2匹の伝説を使えるようになる。
こだわりスカーフの採用理由
メタモンは基本的に変身した相手と同速になるため、非ダイマックス時に確実に先制するためにこだわりスカーフを持たせた。一度技を固定してしまってもダイマックス技であれば別の技を選べるため、以前の世代よりも使い勝手が向上している。
メタモンの特性&覚える技はこちらキョダイエースバーン

特性 | リベロ |
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性格 | いじっぱり (A↑/C↓) |
持ち物 | ラムのみ |
実数値 | 157-184-96-**-97-168 |
努力値 | H12/A252/B4/D12/S228 |
技構成 | ・かえんボール ・とびひざげり ・とびはねる ・ビルドアップ |
DM・・・ダイマックス状態
D技名・・・ダイマックス技の元の技
(+数字)・・・対象ステータス上昇
(−数字)・・・対象ステータス下降
Dの調整意図
努力値調整意図 |
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B<Dで「ダウンロード」対策 |
Sの調整意図
努力値調整意図 |
---|
S最速100族+1 |
対鋼用エース
ブラックキュレムが苦手とする鋼タイプ全般に強いエースとして採用。「キョダイカキュウ」でミミッキュやピクシーで止まらないようにするためキョダイマックス個体。
ラムの実+「ビルドアップ」型
壁と相性の良い積み技である「ビルドアップ」を採用し、クレッフィが隙を見せがちな「あくび」持ちを起点に崩して行けるラムの実を持たせた。
ブラックキュレムに強め
自身のブラックキュレムをメタモンでコピーされた場合も、ドラゴン技を敢えて採用していないためこちらのエースバーンに対する有効打がなく、ダイマックスから切り返して行ける。
エースバーンの覚える技と種族値はこちらハッサム

特性 | テクニシャン |
---|---|
性格 | いじっぱり (A↑/C↓) |
持ち物 | オボンのみ |
実数値 | 177-200-120-**-101-85 |
努力値 | H252/A252/D4 |
技構成 | ・バレットパンチ ・どろぼう ・ダブルウィング ・つるぎのまい |
対ブラックキュレム要員
自身のブラックキュレムをメタモンにコピーされた場合に切り返す枠。「バレットパンチ」のお陰で相手がどんなに素早さを上げていても先制で弱点を突ける上、ブラックキュレムからハッサムに対して有効打がない。
対鋼用エース
ブラックキュレムが苦手とする鋼タイプの多くに強い。特に日食ネクロズマやメタグロスに対しては弱点を突かれずに「つるぎのまい」の起点に出来、「どろぼう」で打点を持てるため有利。
ハッサムの覚える技と種族値はこちらガラルファイヤー

特殊エース
パーティが物理アタッカーに偏っているため物理受けや「てっぺき」「ダイスチル」等が辛くなる。そこに強めに出られる特殊アタッカーとしてガラルファイヤーを採用。壁+「わるだくみ」+「ダイジェット」で全抜きを目指せる。
対日食ネクロズマ、メタグロス要員
ブラックキュレムが苦手とする日食ネクロズマやメタグロスに対して「ダイスチル」の影響のない特殊技で弱点を突けるため殴り合いで非常に有利。「ダイアース」無効で特殊耐久を強化させないのも偉い。
カゴの実+「ねむる」
壁+積み技で消耗したHPを全回復してからダイマックスを切る動きが強力。特性「ぎゃくじょう」を2回発動させる動きも狙える。また「あくび」持ち全般に強く出られる点も優秀。
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構築の監修:ユウキさん(@yuki_rotomu)
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