ポケモン剣盾で開催した仲間大会「GameWith杯」の第1回優勝者とその優勝構築を紹介しています。構築紹介では調整や採用意図などを優勝者のプレイヤー監修の元で書き上げています。ランクマッチでも役立つと思うので参考にしてみてください。
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大会の結果
第1回のGameWith杯のエントリー人数は555名でした!たくさんのエントリーありがとうございます!
GameWith杯の概要はこちら優勝:こすけ さん
コスケ | |
最終レート | 1640 |
勝敗 | 12-2 |
優勝者インタビュー!
Q.普段のポケモンのプレイスタイルは?
対戦と育成を中心にプレイしています。たまに色違い厳選などもしています。
Q.得意な対戦ルールは?
シングルバトルです。
Q.シリーズ7ルールの所感や感じたことは?
ポケモンは剣盾からの復帰勢でサンムーン時代の準伝説環境を知らないためまだまだ手探りの状態で苦戦していますが、大きく変わった新しい環境は楽しいです。優勝者の構築を紹介!
コード | 0000 0005 WW5X P1 |
---|
コンセプト
攻撃性能の高いダイマエースを軸にする
今回使用した構築にはエースバーン、原種サンダーという2体の強力なダイマエースを軸にしている。相手の構築に合わせて柔軟に、刺さりの良いアタッカーを通すゲームプランが強力なようだ。
単体性能が高いポケモンを採用する
この構築ではタイマン性能が高いポケモンを多く採用しており構築全体でパワーが高い。それにより選出の自由度も高くなっており、かなり「グッドスタッフ(※)」な構築に仕上げているようだ。
※グッドスタッフ…単体性能の高い個体で固めた構築
構築経緯
こすけさん曰く、「もともとはシリーズ5ルールで使用していた構築を新ポケモンを加えてアップデートした構築」だそうだ。物理と特殊それぞれで強力なダイマックスエースを構築の軸にすることで、環境上位のポケモンに対しても強く出れるようにされているぞ。
採用ポケモンの個体解説
採用ポケモン一覧
※各ポケモンのアイコンを押すと、そのポケモンの個別解説まで飛びます。
エースバーン
特性 | リベロ | ||
---|---|---|---|
性格 | 陽気 | ||
持ち物 | 命の珠 | ||
実数値 | 155-168(252)-95-×-96(4)-188(252+) | ||
技構成 | かえんボール | とびはねる | |
ふいうち | とびひざげり |
構築の軸①
構築のコンセプトであるエース枠その1。ダイマックスした際にもっともパワーが高くなる命の珠を持った型で採用されている。
技構成について
採用意図 | |
---|---|
かえんボール | ・最大打点「キョダイカキュウ」の媒体になる技 |
とびはねる | ・素早さ上昇を狙える「ダイジェット」媒体になる技 |
とびひざげり | ・火力上昇を狙える「ダイナックル」媒体になる技 |
ふいうち | ・クッション枠が相手の強引なダイジェットなどに隙を見せやすいので、高火力な先制技で縛ることを意識。 ・環境に一定数存在するラティ兄弟、クレセリアなどに対しても「ダイアーク」として強力な打点になり得る。 |
汎用的な技3種に加え、こすけさんは「ふいうち」を選択していた。同時に選出するポケモンが隙を見せてしまいやすい部分をしっかりとカバーできるように技を選択しているようだ。
▼しねんのずつき
ドヒドイデなどに有効な技だが、そういった構築にはサンダーを投げることも多く、ダイナックル+ダイジェットで無理やりゴリ押しが利くので不採用。
▼ダストシュート
カプ系全般に強くなるが、そもそもナットレイがカプ系全体に有利なので不採用。
原種サンダー
特性 | せいでんき | ||
---|---|---|---|
性格 | 臆病 | ||
持ち物 | 鋭い嘴 | ||
実数値 | 165-×-106(4)-177(252)-110-167(252+) | ||
技構成 | 10まんボルト | ぼうふう | |
はねやすめ | ねっぷう |
構築の軸②
エースバーンが通しにくい構築に対して、通して行くもう1つの軸になっているポケモン。技構成はタイプ一致技2つに加えて、技範囲が広くなるねっぷうを採用しているようだ。
「するどいくちばし」持ち
命の珠が他に取られているが、少しでも火力が欲しかったので、ダイマックス時にもっとも使用頻度が高いダイジェットの威力を重点的に上げられる持ち物としてこのアイテムに辿り着いたそうだ。
ミミッキュ
特性 | ばけのかわ | ||
---|---|---|---|
性格 | 意地っ張り | ||
持ち物 | 呪いのお札 | ||
実数値 | 131(4)-156(252+)-106-×-125-148(252) | ||
技構成 | じゃれつく | かげうち | |
ゴーストダイブ | つるぎのまい |
活躍させやすい便利ポケモン
専用特性「ばけのかわ」により、多くのポケモンに対して行動が保証されているミミッキュ。選出に困ったときにも、一定以上の仕事を熟してくれる構築の潤滑油的な存在だ。
ギャラドス
特性 | いかく | ||
---|---|---|---|
性格 | 腕白 | ||
持ち物 | オボンの実 | ||
実数値 | 202(252)-146-144(252+)-×-120(4)-101 | ||
技構成 | たきのぼり | ちょうはつ | |
でんじは | まもる |
サポート役の物理受けクッション
HBに大きく振ったギャラドスを物理ポケモンに対して投げるクッションとして採用。攻撃技のスペースを削り、ちょうはつやでんじはを採用。それによって起点回避や展開阻止を行ない、味方にとって不利な盤面を作らせないようにしているようだ。
便利な「まもる」
こすけさんによると「相手の釣り交換への様子見や相手のダイマックスターンを枯らす」など、かなり重宝するとのこと。確かに、エースバーンもふいうちを採用しているので、相手のダイマックスターンを消費できるこの技は構築にマッチしていると感じる。
ナットレイ
特性 | てつのトゲ | ||
---|---|---|---|
性格 | 呑気 | ||
持ち物 | 食べ残し | ||
実数値 | 181(252)-114-191(180+)-×-146(76)-22 ※S個体値0 | ||
技構成 | ジャイロボール | はたきおとす | |
やどりぎのタネ | ステルスロック |
HB…出来る限り高く
HD…C特化ラプラスのキョダイセンリツを2耐えのライン
S…ジャイロボールの威力意識で最遅
タイプ有利な相手に後出ししやすい
弱点が2つのみで、耐久も高いのでカプ系やポリゴン2、レジエレキなどに後投げがしやすい。ナットレイを有利に動かせる展開を作った状態から、繰り出す「はたきおとす」や「やどりぎのタネ」はとても強力だ。
相手のサイクルを疲弊させる
ステルスロック、やどりぎのタネを駆使することで相手のサイクルに対して定数ダメージを積み重ねていき、控えさせているダイマエースのサポートをすることができる。
ポリゴン2
特性 | トレース | ||
---|---|---|---|
性格 | 穏やか | ||
持ち物 | 進化の輝石 | ||
実数値 | 191(244)-×-112(12)-125-161(252+)-80 | ||
技構成 | トライアタック | ほうでん | |
れいとうビーム | じこさいせい |
特殊方面を誤魔化せる数値受け
ここまでの5匹では相手の原種サンダー、火ロトム、アーゴヨン等に対して不利な対面を作ってしまった時のケアが効きにくい。それらの特殊アタッカーをまとめて誤魔化すために特防に特化したポリゴン2を採用しているそうだ。
特性「トレース」の採用意図
主に特性「プレッシャー」持ちの耐久振りの原種サンダーにPP勝負で一方的に不利にならないようにするためのようだ。他にもクッション型のランドロスに対して、防御に耐久を振っていなくても後投げがしやすくなるなど利点は多そうだ。
選出について
どちらのエースを通すか
採用したエース達の両方に対して強いポケモンは中々居らず、多くの構築はどちらかを通しやすい。そのため、片方のエースがどうしようもない相手が居る場合以外は下記を意識して選出しているそうだ。
意識していること |
---|
・ダイマックスターンを少しでも有効に使えそうなのは? |
・相手のダイマックス枠との打ち合いに勝てそうなのは? |
・有利対面を取れるポケモンがどれだけ多いか? |
・技の通りが比較的に良いのはどちらか? |
・エース枠の苦手な相手を他4匹でカバーしやすいのはどちらか? |
処理ルートから相手の選出を予想
多くの相手が、ナットレイを処理するルートを組み込んだ選出をしてくる。こすけさんは、そこからそのポケモンが苦手なポケモンに強い枠を当て嵌めていき、相手の選出の予想を立てているそうだ。
ギャラドス⇆ナットレイのサイクル
環境TOPのエースバーンは技範囲が広く1匹で受けるのは難しい。本構築では物理受けギャラドスで受け出せるが、何度もエースバーンにサイクルの中で削られてしまうと厳しい。その対策として早い段階でナットレイで「ステルスロック」を撒き、エースバーンのサイクル参加できる回数を制限しているようだ。
初手で電気に不利を取らない選出をする
構築に電気無効枠が居ないので、電気技が一貫してしまっている。初手のレジエレキやカプ・コケコに対して、不利な展開からゲームが始まらないようにナットレイなどでしっかりケアすることが重要なようだ。
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