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【ポケモン剣盾】実践的な努力値振りのコツ | 考え方解説【ポケモンソードシールド】

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【ポケモン剣盾】実践的な努力値振りのコツ | 考え方解説【ポケモンソードシールド】

ポケモン剣盾(ソードシールド)の対戦で役立つ努力値の振り方と考え方のコツについて解説しています。ポケモン剣盾のランクバトルをしたいが、努力値の振り方や調整の考え方で困った際は参考にしてください。

目次

基本:2箇所に252振り応用:細かい調整実際に調整を考える順序

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【基本】2箇所に252振り

最初は252振りから考える

もっとも基本的な考え方。「ぶっぱ」「全振り」と呼ばれることが多い。この振り方の最大のメリットは、そのポケモン本来の強さを発揮しやすいことだ。振り方に迷ったら、ひとまず252振りから考えよう。

役割にあった箇所に振る

型によって、それぞれ役割がある。その役割を遂行しやすくなる箇所に努力値を振ろう。

速度重視の攻めポケモン

ポケモン
振り方の例AS252/CS252

上から行動して高火力を押し付けるポケモンに多い振り方。耐久や耐性面が心許ないポケモンは相手に攻撃される前に行動する為に素早さに振ろう

実際の例

・命の珠型ASドラパルト

ドラパルトのアイコン
特性クリアボディ
すり抜け
性格陽気
持ち物命の珠
実数値163-172(252)-95-**-96(4)-213(252+)
技構成ドラゴンアローゴーストダイブ
鋼の翼龍の舞

・ラムの実型キョダイリザードン

リザードンのアイコン
特性もうか
性格臆病
持ち物ラムの実
実数値153-**-99(4)-161(252)-105-167(252+)
技構成火炎放射暴風
竜の波動奮い立てる

耐久重視の攻めポケモン

ポケモン
振り方の例HA252/HC252

攻撃を受けながら殴ることを前提にした振り方。素早さがあまり高くないポケモンや受け出しを多くするポケモンは、場持ちが良くなるよう耐久に振ろう

実際の例

・拘り鉢巻型HAハッサム

ハッサムのアイコン
特性テクニシャン
性格意地っ張り
持ち物拘り鉢巻
実数値177(252)-211(252+)-120-**-100-86(4)
技構成バレットパンチ馬鹿力
ダブルウイング蜻蛉返り

・突撃チョッキ型HCヒートロトム

ヒートロトムのアイコン
特性浮遊
性格控えめ
持ち物突撃チョッキ
実数値157(252)-**-127-172(252+)-128(4)-107
技構成10万ボルトオーバーヒート
ボルトチェンジ悪の波動

耐久特化の受けポケモン

ポケモン
振り方の例HB252/HD252

攻撃によるダメージをあまり期待していない時に多い振り方。しかし耐久がただ高いだけでは、相手に負荷を掛けにくいので起点になってしまうことも多い。この振り方をする場合は、攻撃以外の方法で相手に負荷をかけやすい技を採用することが多い。

実際の例

・食べ残し型HBブラッキー

ブラッキーのアイコン
特性精神力
シンクロ
性格図太い
持ち物食べ残し
実数値202(252)-**-178(252+)-**-150-86(4)
技構成イカサマ欠伸
願い事守る

・黒いヘドロ型HDドヒドイデ

ドヒドイデのアイコン
特性再生力
性格穏やか
持ち物黒いヘドロ
実数値157(252)-**-173(4)-73-213(252+)-55
技構成熱湯毒毒
トーチカ自己再生

耐久と速度重視のポケモン

ポケモン
振り方の例HS252

上から動ける事に強みを持つが、耐久も欲しい場合の振り方。素の火力がやや低いので、積み技などを絡めて火力を補う、強力なアタッカーと一緒に選出するといった方法でカバーする必要がある。

実際の例

・弱点保険型HSアーマーガア

アーマーガアのアイコン
特性ミラーアーマー
性格陽気
持ち物弱点保険
実数値205(252)-108(4)-125-**-105-130(252+)
技構成ブレイブバードビルドアップ
ちょうはつはねやすめ

・拘りスカーフ型HSウォッシュロトム

ウォッシュロトムのアイコン
特性浮遊
性格臆病
持ち物拘りスカーフ
実数値157(252)-**-127-125-128(4)-151(252+)
技構成ボルトチェンジハイドロポンプ
トリック鬼火

耐久が伸びる振り方

耐久を伸ばす場合、必ずしもHに振ることが効率的とは限らない。H種族値が極端に高いポケモン、BDの種族値がかなり低いポケモンはBやDに振るほうが実用的なことも多い。

実際の例

・突撃チョッキ型ABカビゴン

カビゴンのアイコン
特性厚い脂肪
性格意地っ張り
持ち物突撃チョッキ
実数値235-178(252+)-117(252)-**-131-51(4)
技構成のしかかりヘビーボンバー
地震かみなりパンチ

カビゴンのH種族値は160と高いが、B種族値は65とあまり高くはない。Hに振らず、Bに振り物理耐久を優先的に高め、物理方面に対してもクッションとして役割を持ちやすくしている。

・弱点保険型ADドサイドン

ドサイドンのアイコン
特性ハードロック
性格勇敢
持ち物弱点保険
実数値191(4)-211(252+)-150-**-107(252)-40
※S個体値=0
技構成岩雪崩10万馬力
かみなりパンチ守る

※ダブルバトル用の技構成例

物理方面の耐久は無振りでも充分に高いドサイドン。だがD種族値は55しかなく、特殊相手との打ち合いは苦手。Dに振ることで特殊方面への打ち合い性能も確保しつつ、弱点保険を持たせることで爆発力を高めている。

端数6の振り方

実数値だと「1」しか影響しないが、少しでも勝率が高まると思う箇所に振ろう。

DL(ダウンロード)調整をしよう

特性「ダウンロード」を持つ相手は特殊技がメインウェポンな事が殆ど。もしBとDの種族値が同じポケモンであれば、Dに端数を振って「B<D」にしておこう。

特性「ダウンロード」についてはこちら

同速を回避しよう

Sに振っていないポケモン限定ではあるが、素早さは「1」速いだけでもミラーでの同速勝負などを回避できる可能性がある。上から動いたほうが有利と思った時はSに振ろう。

HPを奇数にするか、偶数にするか

どちらかと言うと、奇数のほうがメリットは多い。だが上記の調整のほうが試合結果に直結しやすいので、優先度は低め。

【応用】細かい調整

定数ダメージ意識のHP調整

天候やいのちのたま、特性「てつのトゲ」などのダメージは最大HPを参照して計算される。無理に調整する必要はないが、Hを252振りor244振りの差で変わる場合などはやってみよう。

【頻出】覚えておきたい定数ダメージ

名前ダメージ量
やけど1/16
どく1/8
もうどく1/16→2/16→3/16→…最終的に15/16
すなあらし
あられ
1/16
てつのトゲ
さめはだ
1/8
やどりぎのタネ1/8
ゴツゴツメット1/6
等倍ステルスロック1/8
2倍ステルスロック1/4
4倍ステルスロック1/2
のろい(使用者)1/2
のろい(対象者)1/4
キョダイゴクエンなど1/6
ばけのかわ1/8
いのちのたま1/10
サンパワー(晴れ状態)1/8
てっていこうせん1/2(切り上げ)

性格補正意識の11n調整

性格補正を掛けた能力は実数値が1.1倍になる。その際、小数点以下は切り捨てになってしまう。補正前の実数値の下1桁を0にすると無駄が無い。無理に合わせるのではなく、振れる努力値がカツカツな時に1つの目安として使おう。

例:ドラパルト(A種族値120)の場合

・A252振り→補正前の実数値172
性格補正172×1.1=189.2→189(0.2は切り捨て)

・A236振り→補正前の実数値170
性格補正170×1.1=187(切り捨て無し)

・A228振り→補正前の実数値169
性格補正169×1.1=185.9→185(0.9は切り捨て)

抜き調整

抜き調整は、Sに252振り切るのではなく、特定のポケモンまでを抜けるように最低限の努力値を振る考え方。同速ミラーを意識しなくて良い場合などは、調整するのも良いだろう。

例:ドラパルト(S種族値142)の場合

目的:仮想敵「アイアント」の上から動きたい!

アイアントはS109族、最速の実数値は177
→こちらは実数値178で抜ける!

・S124振りなら補正なしでも抜ける!

・補正ありならS無振りでも抜ける!

耐久調整

ある特定のポケモンの攻撃を耐えるように調整をする考え方。「確定で◯発耐える」や「最高乱数切りで耐える」など調整はお好み。

実際に調整を考える順序

型の決定
優先順位を決める
努力値を割り振ってみる
可能な範囲に近づける
努力値配分を見直す
実戦で試す

①型の決定

まずは何を目的とした型なのかをはっきりさせよう。この時点で明確な仮想敵が決まっていると、この先の調整がしやすいぞ。

②優先順位を決める

主に下記項目の3つに優先順位をつけよう。この後の努力値を割り振る順番になるので、最優先におくのは「絶対に妥協したくないもの」にしよう。

素早さ(S)

「誰までを抜いておきたいのか?」をしっかり考えよう。この際に素早さ一覧などを眺めてみると、ついでに抜いておきたいと思える相手が見つかるかもしれないので効果的だろう。

素早さ実数値早見表

火力(A,C,技候補)

「誰に対して、どの技を使った時に、どれくらいのダメージを期待したいのか?」の具体的なイメージを何匹分か考えよう。同じタイプの技でも威力や命中率、追加効果などの特徴に差がある。ここでは使いたいものを選ぼう。

耐久(H,B,D)

「誰の、どの攻撃を、どれくらいのダメージに抑えたいのか?」を物理方面と特殊方面で何匹分か考えておこう。この時、仮想敵とは別に実戦でよく技を受けそうな相手を計算しておくと役立つ。使用率上位のポケモンを重点的に考えてみると良いだろう。

シングル使用率ランキング

③努力値を割り振ってみる

決めた順位に沿って努力値を割り振ってみよう。510の努力値の中ですべてを達成できた場合は、④を飛ばして⑤に進もう。

④可能な範囲に近づける

努力値を振ってみると、足りないことが多いだろう。ここでは案そのものを現実的な範囲になるまで妥協する作業をする。

素早さ(S)

抜ける相手を減らせないか考えよう。「環境にいる仮想敵の流行りのSラインはどこなのか?」「最速の仮想敵まで抜けている必要があるのか?」などを改めて考えてみよう。

火力(A,C,技候補)

周りで削る工夫をすれば、火力を下げられるようにならないか実際の対戦シーンを思い浮かべてみよう。今作はダイマックス技の追加も相まって、「命中不安や反動があるが威力の高い技」なども採用がしやすくなっているので、1度考えてみよう。

耐久(H,B,D)

BとDで、より多く技を受ける機会が多そうなのはどちらか考えよう。少なそうな方は思い切って削ってしまってもよい。物理方面と特殊方面の耐久がどちらも必要だと感じる場合は、それぞれ乱数を何個か切れば耐えるようにしよう。

⑤努力値配分を見直す

既にある程度の形ができていると思うので、ここでは努力値の配分に無駄がないかをチェックしよう。

性格補正が適切かどうか

性格補正がもっとも効率的な箇所に掛かっているか試してみよう。基本的に補正なしでも実現可能な数値の範囲であれば、実数値効率は種族値が高い箇所に性格補正を掛けたほうが良くなるぞ。

(例)実数値がA165、S179のドラパルト

・性格補正がA↑の場合

HABCDS
種族値881207510075142
努力値×76×××132
実数値×165×××179

AとSに使用した努力値は「208」

・性格補正がS↑の場合

HABCDS
種族値881201007575142
努力値×196×××4
実数値×165×××179

AとSに使用した努力値は「200」

⑥実戦で試す

完成したら最後は実際のランクマッチや仲間大会で試してみよう。調整が活きていると感じたら調整は成功したといえるだろう。

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