ポケモン剣盾で開催した仲間大会「GameWith杯」の第2回優勝者とその優勝構築を紹介しています。構築紹介では調整や採用意図などを優勝者のプレイヤー監修の元で書き上げています。ランクマッチでも役立つと思うので参考にしてみてください。
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大会の結果
大会の結果
第3回のGameWith杯のエントリー人数は1388名でした!たくさんのエントリーありがとうございます!
第3回GameWith杯の概要はこちら優勝:みれぃ さん
みれぃ | |
最終レート | 1661 |
勝敗 | 13-1 |
優勝者インタビュー!
Q.普段のポケモンのプレイスタイルは?
ランクバトルのシングルルールを行い、全対応できる構築を日々模索しています。
Q.現環境(S15)の所感は?
伝説ポケモンが追加され、今までの環境以上にやりたい事を通した方が勝つ環境になったと思います。
Q.今大会の感想
初めて仲間大会+初めて考えたシリーズ8の構築で、最良の成績を収める事ができとても嬉しいです。
優勝者の構築を紹介!
コード | 0000 0004 MDF2 X0 |
---|
※ザシアンの「きょじゅうざん」は戦闘中のみ表記が変更される仕様です。通常時は「アイアンヘッド」として表記されます。
コンセプト
サイクル偽装初手DMフェローチェ
構築の見た目をサイクル構築に寄せて組むことで、相手に初手ダイマックスを敬遠させ、此方の初手ダイマックスを通す。
構築経緯
フェローチェの通りの良さに注目
現在の対戦環境で流行している使用率上位のポケモン達に対し、フェローチェならば「弱点を突くことができ、ビーストブーストできれば全抜きも可能なのでは?」と考え構築を組み始めた。
採用ポケモン一覧
※各ポケモンのアイコンを押すと、そのポケモンの個別解説まで飛びます。
採用ポケモンの個別解説
ザシアン
特性 | 不撓の剣 | ||
---|---|---|---|
性格 | 陽気 | ||
持ち物 | 朽ちた剣 | ||
実数値 | 191-190-135-×-144-220 | ||
努力値 | H188/D68/S252 | ||
技構成 | きょじゅうざん | ワイルドボルト | |
インファイト | つるぎのまい |
行動回数意識の耐久振り
竜王戦上位者の記事の中にあった耐久に厚く振った型。努力値を大きく耐久に割いているため、無振りに比べて行動回数が増えている対面が多い。また火力に割いていないため、メタモンにコピーされた際に後述のヌオーやサンダーへの負担を軽減することも出来ている。
ダイマックス不要の高火力アタッカー
ダイマックスせずとも、高いアタッカー性能を発揮できる伝説枠。フェローチェにダイマックスを優先的に使いたい本構築に於いては、ザシアンを組み込むことで自然にパワーの高い選出が組みやすくなるので良い。
▲採用ポケモン一覧に戻るヌオー
特性 | 天然 | ||
---|---|---|---|
性格 | 腕白 | ||
持ち物 | ゴツゴツメット | ||
実数値 | 202-105-150-×-86-55 | ||
努力値 | H252/B252/D4 | ||
技構成 | じしん | どくどく | |
くろいきり | じこさいせい |
構築のストッパー
特性「てんねん」を活かし、相手の強力な積みエースなどの勢いを止めるストッパー。特に対ザシアン性能が安定していることは言わずもがな、コンセプトであるフェローチェが相手のメタモンにコピーされても対応が利くため、評価が高い。
くろいきりで後続をサポート
ヌオー自身は能力変化を無視して行動することが可能だが、すべての積みへの対策になる訳ではない。しかしヌオーが「くろいきり」を所持することで、壁+積みのような展開構築相手に積み技を有効に使える対面を作らせず、こちらのアタッカーを上からぶつけていける。
▲採用ポケモン一覧に戻るハピナス
特性 | 天の恵み | ||
---|---|---|---|
性格 | 控えめ | ||
持ち物 | ヨプのみ | ||
実数値 | 331-×-62-126-161-82 | ||
努力値 | H4/B252/C156/D44/S52 | ||
技構成 | トライアタック | シャドーボール | |
めいそう | タマゴうみ |
高い特殊耐久の持ち主
陽気ザシアンや意地っ張りのフェローチェが素早さで負けてしまっている黒バドレックスに対しての引き先として採用。また構築内でハピナス+ヌオーの並びを作ることで、フェローチェの初手ダイマックスを相手の意識から外しやすくできる。
保守的にならない技構成
進化前のラッキーと異なり、特殊技で火力が出せる点はハピナスの強み。構築内で見た目通りの特殊受けとしての役割も担いつつ、「めいそう」を絡めてハピナス自身が対面的な動きも狙っていける。
▲採用ポケモン一覧に戻るフェローチェ
特性 | ビーストブースト | ||
---|---|---|---|
性格 | 意地っ張り | ||
持ち物 | 命の珠 | ||
実数値 | 149-207-57-×-57-201 | ||
努力値 | H20/A252/S236 | ||
技構成 | インファイト | トリプルアクセル | |
とびはねる | ドリルライナー |
構築のコンセプト
構築の始点となっているポケモン。初手性能が高く、広い攻撃範囲で多くのポケモンに対して弱点を付いていける。相手の受けや様子見の一手に対して、このポケモン単体で最大限のバリューを発揮できるように命の珠を持たせている。
火力が上がるビーストブースト
ムゲンダイナまでを抜ける素早さラインを確保しつつ、特性「ビーストブースト」で攻撃を上げていける意地っ張りでの採用。ザシアンなどを素の状態で抜ける陽気での採用も考えたが、本構築では全抜き性能を上げることを重視して意地っ張りで使用。
▲採用ポケモン一覧に戻るゴリランダー(キョダイ個体)
特性 | グラスメイカー | ||
---|---|---|---|
性格 | 意地っ張り | ||
持ち物 | 拘り鉢巻 | ||
実数値 | 199-194-110-×-90-114 | ||
努力値 | H188/A252/S68 | ||
技構成 | ウッドハンマー | グラススライダー | |
はたきおとす | ばかぢから |
攻撃的な引き先
初手にカイオーガやレヒレのようなフェローチェでの初手ダイマックスが通らない相手との対面を作ってしまった際の引き先の1匹。フィールド下のグラススライダーにより素早さ関係を無視しながら動けるため、終盤のスイーパーとして強力な詰め筋にもなる。
ダメージレースを戦う際に
カイオーガのような相手は半減であってもダメージ量がとてつもないため、複数回の受け出しは不利になる。相手の構築にもナットレイのような明確な受け出し役がいる場合、後手に回っていると先にこちらが削りきられてしまうので、立ち回りに注意したい。
▲採用ポケモン一覧に戻るサンダー
特性 | 静電気 | ||
---|---|---|---|
性格 | 臆病 | ||
持ち物 | アッキの実 | ||
実数値 | 197-×-127-146-119-134 | ||
努力値 | H252/B172/C4/D68/S12 | ||
技構成 | ほうでん | ぼうふう | |
かいでんぱ | はねやすめ |
軸の補完を担うポケモン
フェローチェやザシアンがうまく通せない構築に対して誤魔化しを狙えるポケモン。一定数存在するメタモン+ヌオーのような並びに対し、窮屈な動きを強いられてしまういやすいので、そこを補助する役割を担うために選出することが多い。
戦える構築の幅を広げられる「麻痺」
長期的なサイクルは構築として苦手なため、特性「プレッシャー」よりも1回の発動で大きなリターンを得られる特性「せいでんき」で採用。麻痺の素早さ変動などで有利不利が反転する対面もいくつかあるため、このポケモンで勝ちを拾えるようになる試合も少なくはない。
▲採用ポケモン一覧に戻る攻略班からの構築Q&A
攻略班が実際に構築を使用して、作成者の方に聞いた質問と、それに対する回答を元に作成した内容になります。
〇〇入りにはどう立ち回ってるの?
ザシアン
ミラーはそこまで有利な訳ではないですが、多くのザシアン入りの初手がラプラスorサンダーなので、こちらも初手のフェローチェが安定しやすいです。ラプラスと対面した場合、素のインファイトで削り、裏のサンダーやザシアンで詰めていく試合展開を目指します。
ムゲンダイナ
使用者の多くが初手にムゲンダイナを選出し、フェローチェに対して居座ってくる事が多いと感じたので、初手からダイアイスで倒しに行きます。耐久を特に厚くしている場合は1撃で倒しきれませんが、ダイマックスほう以外はこちらも耐えるので、撃ち勝てる事が多いです。
壁+積み伝説ポケモン系統全般
積み伝説ポケモンの例 | |
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ゼルネアス | ネクロズマ(たそがれのたてがみ) |
積みエースを要する展開系の構築に対しては、初手フェローチェで相手の初手を見てから、初手ダイマックスとヌオー引きを使い分けていました。ヌオーの「くろいきり」採用により、自身が積みに隙を見せ辛く、受けるというよりも裏で処理できる盤面作りを意識して立ち回ります。
初手ダイマが通せないと感じた時は?
ヌオー以外はダイマックスをある程度有効に扱える型になっています。なので、この場合はフェローチェにダイマックスを使用せずに少し雑に扱い、中盤はザシアンを通す事を意識しつつ、終盤でもう1匹にダイマックスを切って、試合を締めるイメージで立ち回っています。
受けの崩しって出来ますか?
構築内の4匹は攻撃的な圧力のある見た目なので、受け3枚での潤沢な受け選出は枠が足りず、アタッカーを絡めた選出や浅く広く見る選出をされやすいです。その隙を突いて、フェローチェのダイマックスで崩すことを目指します。数的有利さえ取れば、サンダーなどを絡め、時間切れを狙う選択肢も生まれます。
TODの仕様解説はこちら
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