FGOのアビゲイルの絆礼装『銀鍵のロザリオ』の性能を紹介。フレーバーテキストも掲載しているので、アビゲイルの絆上げをする参考にどうぞ。
絆礼装一覧はこちら『銀鍵のロザリオ』の性能
カード性能
レアリティ | 絆礼装 |
---|---|
レベル | 80/80 |
HP | 100/100(Lv最大) |
ATK | 100/100(Lv最大) |
効果1 | アビゲイル・ウィリアムズ(フォーリナー)装備時のみ自身の宝具威力を30%アップ&即死無効状態(3回)を付与 |
入手方法
絆礼装
『銀鍵のロザリオ』のフレーバーテキスト
その鍵は一時、マサチューセッツ州セイレムに存在
していたと云う。時間にして数十年だが、鍵自身の過
ごした悠久の世紀比べれば、瞬きほどの間でしかな
い。鍵は英国に祖を持つ一人の魔導士によって几帳面
に保管されていた。大きな羊皮紙に包まれ、馥郁たる香
りを放つ香木製の箱に収められていた。鍵は持つ者に
特別な力を送り与えた。誰でもよいというわけではな
い。使用には確たる条件があった。魔術の素養を備え
た、無垢なる者、おさなごころを失わぬ者であることが
その条件だった。なぜならば鍵は夢の世界へと繋がって
いたからだ。そもそも鍵は恐るべき古代、極寒の氷河
期に沈んだ北方の大陸の魔導士によって造られたもので
あると像牙の書死者の掟の書といった幾冊かの魔道
書の記述を辿り知ることが出来る。ローマ遺跡の発掘品
を彷彿とさせるその外見から確かに鍵と呼ばれるに至っ
たが、対となる錠が現実に存在するわけではない。実際
には概念としての鍵であり、本来であれば魔道士の振る
う杖と称すべきなのだろう。やがて魔女裁判の致命的
な災禍がセイレムを襲った際に、鍵はまた偽りと迷信の
ベールに包まれ失われる筈であったが、受け継ぐべき者
が現れた。その少女の名はアビゲイル・ウィリアムズ─
──魔神柱に手渡された鍵を、少女は日没の時刻、絞首
刑の丘が薔薇色に染まる星辰の刻に正しく用いた。い
あ! いあ! 魔女と疑われた女たちが悪魔の書物に記
した赤き印、その九つの印と同じ数のひねりを、それぞ
れの印にふさわしき動作で操り、少女は境界へとつな
がる扉を解放したのだ。いあ、いあ、いぐああ、いいが
い、がい! 虚構の深淵よりこちらを臨む者よ。夢の回
廊の彼方におわす、窮極の門たる神よ。全にして一、
一にして全なる者よ。少女に触れる者に警告をせねば
ならない。少女の存在は世界を不確かなものとするだろ
う、しかし、おお、おお、
───手記はここで途切れている。
ログインするともっとみられますコメントできます