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【ポケモン剣盾】イベルサイクル構築の解説と使い方【ポケモンソードシールド】

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【ポケモン剣盾】イベルサイクル構築の解説と使い方【ポケモンソードシールド】

ポケモン剣盾攻略からのお知らせ

ポケモン剣盾のシングルバトルで使えるパーティ(構築)を紹介しています。構築のコンセプトや強い点・弱い点、採用ポケモンの解説も掲載しているので、サイクルパーティを探している方は参考にしてください。

目次

ユウキさんのシングル構築まとめはこちら

イベルサイクル構築のコンセプト

パーティメンバー

イベルサイクルの画像

構築の監修:ユウキさん(@yuki_rotom)

コード0000 0007 BLYD 46

構築のコンセプト

  • 高耐久ポケモン達によるサイクル
  • マーシャドーを強く使わせない
  • デバフによる詰ませと起点作り

高耐久ポケモン達によるサイクル

ムゲンダイナ、イベルタル、日食ネクロズマの3匹を軸にしたサイクルパーティ。伝説戦は非常にパワーが高い環境になるため力押しオンリーな構築も一定数あり、それらを数値と耐性でしっかり受け切ることで安定した勝ちを生み出せる

マーシャドーを強く使わせない

攻撃系の積みポケモンはマーシャドーの「シャドースチール」をケアしないと使いにくい環境だが、「コスモパワー」ムゲンダイナはマーシャドーを素で受け切れるため「コスモパワー」に対して出されても問題がない。

火力強化のないマーシャドーを交代からでも受けられるムゲンダイナ、イベルタルを採用することで全体的に相手のマーシャドーを強く使わせない構築を目指した。

デバフによる詰ませと起点作り

ムゲンダイナの「マジカルフレイム」とイベルタルの「バークアウト」、ランドロスの「いかく」等のデバフ要素を盛り込むことで、下記のメリットを生み出した。

能力ダウン手段を採用するメリット

  • 相手のダイマックスを弱く切らせる
  • 単体で相手を詰ませる勝ち筋になる
  • 詰め切るのが無理でも裏の日食ネクロズマの起点を作れる

イベルサイクル構築の使い方

選出率の高いポケモン

イベルタルとムゲンダイナを主軸にした選出で一番多かった選出メンバー。もちろん、相手の構築に応じて順番や選出は柔軟に変えるべきだが、基本選出は上記のポケモンとなっている。

サイクルを回す

相手のアタッカーを3匹のどれかで受けるサイクルの動きを基本とする。ムゲンダイナや日食ネクロズマが苦手な地面や黒バドレックスはイベルタルで受け、イベルタルが苦手なザシアンは日食ネクロズマで受ける。

サイクル下でデバフを撒く

ムゲンダイナの「マジカルフレイム」やイベルタルの「バークアウト」+再生回復で相手を詰ませに行く。最悪受け切れずとも日食ネクロズマに繋いで「りゅうのまい」の起点にして行く動きが強いため、積極的にデバフを撒いて行く。

「りゅうのまい」日食ネクロズマで締め

有利対面を作ったり味方のデバフサポートで「りゅうのまい」を使う隙を作り、ダイマックスによる火力・耐久上昇を併せて全抜きを狙う。序盤のサイクルで相手を疲弊させていれば終盤に日食ネクロズマが止まりにくくなる。

構築の強い点と注意点

強い点

高耐久サイクル
突破力も確保
積み技を強く使える

高耐久サイクル

再生回復持ちを始めとして時間稼ぎが得意なポケモンが多く、デバフ要素も加われば相手のダイマックスを簡単に凌ぎやすい。攻撃重視のパーティと比べて、壁パーティやトリパ等に対しても強いのが特長。

突破力も確保

受け寄りなパーティにありがちな突破力不足に関しても、伝説の数値の高さで問題なく解決している。特にこちらの軸となるポケモン達が「どくどく」や「りゅうのまい」を使えるため、単純な数値受けでは止まらずに相手を倒し切れない展開は避けられる。

積み技を強く使える

パーティ全体をマーシャドーに強めに組んでいるため、積み技を強く使える場面が多い。イベルタルやムゲンダイナのHPを温存しておけば積んだターンにマーシャドーを出されても問題なく切り返せるため、リターン重視での技選択が可能になる。

注意点

「つるぎのまい」ザシアンに注意
雨ザシアンに注意
急所に注意

「つるぎのまい」ザシアンに注意

「コスモパワー」ムゲンダイナや日食ネクロズマで受け切れない「つるぎのまい」ザシアンには注意が必要。交代読み「イカサマ」で削ったり日食ネクロズマのダイマックスを駆使して処理を狙う。

マーシャドーを採用しているため、選出枠に余裕があればケアするために出すのも手。ランドロスもこだわりスカーフ持ちで「つるぎのまい」ザシアンの全抜きを阻止出来る。

雨ザシアンに注意

カイオーガと組んでいるザシアンには「マジカルフレイム」のダメージが下がるだけでなく、日食ネクロズマの「つきのひかり」の回復量が落ちる関係で受けが成立しにくくなる。サイクルを回すのが難しいと判断した場合は、カイオーガ+ランドロスで殴り合う方向性で対処する。

急所に注意

耐久戦を仕掛けるとどうしても被弾回数が増え、急所の確率も上がることに注意。特に「コスモパワー」ムゲンダイナは相手を倒し切るのに時間が掛かるため試行回数を稼がれやすい。

急所を貰っても立て直せるように「コスモパワー」よりも「マジカルフレイム」のデバフを優先して後ろに繋げる動きをするなど、出来る限り被弾回数を少なく済ませる立ち回りを心掛ける。

採用ポケモンの解説・型

採用ポケモン一覧

イベルタル

イベルタル
特性ダークオーラ
性格おくびょう (S↑/A↓)
持ち物たべのこしのアイコンたべのこし
実数値233-135-123-152-132-143
努力値H252/B60/C4/D108/S84
技構成バークアウト
デスウイング
イカサマ
はねやすめ
努力値調整意図はこちら

DM・・・ダイマックス状態

D技名・・・ダイマックス技の元の技

(+数字)・・・対象ステータス上昇

(−数字)・・・対象ステータス下降

攻撃個体値について

とつげきチョッキカイオーガ等に対して物理「ダイアーク」を撃つ場面もあったので攻撃個体値31を採用している。

Bの調整意図

努力値調整意図
A244(+1)ザシアンの「ワイルドボルト」14/16耐え
A177マーシャドーの「インファイト」2発耐え
A194マーシャドーの「インファイト」2発92%耐え@たべのこし

Dの調整意図

努力値調整意図
C202カイオーガの雨「しおふき」耐え
C183イベルタルの珠「Dデスウイング」+C(-1)同攻撃をたべのこし1回込で高確率耐え
C189(+1)ルナアーラの「メテオビーム」耐え

耐久にガッツリ割くことで多くの相手に対する誤魔化し性能を手に入れた。

Sの調整意図

努力値調整意図
S準速90族+1

素早さ調整によりある程度相手の持ち物や型を判別出来る。

地面、ゴースト、エスパー受け

ムゲンダイナ、日食ネクロズマに一貫する地面技無効、ゴースト技半減と相性補完に優れた受けポケモン。この2匹と組む上では黒バドレックスに滅法強いのもありがたい。

「バークアウト」採用で妨害性能も上昇

ムゲンダイナの「マジカルフレイム」同様にデバフ効果が強力で、特殊アタッカーのダイマックスを枯らしたり裏に繋いだり出来る。特性のお陰で火力も想像以上に出る。

「イカサマ」採用

特殊アタッカーを「バークアウト」で無力化すると相手は物理アタッカーに交代して来るため、交代際に刺すことでサイクルが非常に有利になる。特にザシアンを半分削れるのは破格の性能で、この技を見せることで「つるぎのまい」を抑制し、日食ネクロズマでのサイクルを回しやすく出来る。

ムゲンダイナ

ムゲンダイナ
特性プレッシャー
性格おくびょう (S↑/A↓)
持ち物くろいヘドロのアイコンくろいヘドロ
実数値247-**-116-166-144-168
努力値H252/B4/C4/D228/S20
技構成どくどく
マジカルフレイム
コスモパワー
じこさいせい
努力値調整意図はこちら

DM・・・ダイマックス状態

D技名・・・ダイマックス技の元の技

(+数字)・・・対象ステータス上昇

(−数字)・・・対象ステータス下降

Bの調整意図

努力値調整意図
B(+1)でA222(+1)ザシアンの「きょじゅうざん」が受かる

防御はザシアンとは真正面からは撃ち合わずネクロに逃げるので1回積んだ後「つるぎのまい」がないザシアンを返り討ちに出来るだけあれば充分と判断。

Dの調整意図

努力値調整意図
C222カイオーガの「れいとうビーム」2発耐え(くろいヘドロ1回込)
C222カイオーガの雨「しおふき」+D(+1)で「Dれいとうビーム」耐え
C202(-1)パルキアの白玉「あくうせつだん」+D(+1)で同攻撃耐え(くろいヘドロ1回込)
C222(-1)ディアルガの珠「Dりゅうせいぐん」14/16耐え

日食ネクロズマが苦手とするカイオーガへの繰り出しを意識して特防重視の配分。不利対面を取っても後出しから処理が狙える。

Sの調整意図

努力値調整意図
S最速パルキア+1

メインの詰ませ要員

「コスモパワー」で相手を詰ませる受けポケモン。マーシャドーやメタモンに弱くない積みエースとしての側面が評価ポイント。

高い素早さと耐久で誤魔化し範囲が非常に広いのが特長。

「マジカルフレイム」によるデバフ

自身の対応範囲を拡げるだけでなく味方との連携にもなるサポート性能が売りの攻撃技。特殊イベルタル相手に撃つことで「ダイアーク」連打で自身が倒されても裏のイベルタルで受け切れる。

特性「プレッシャー」

伝説戦で多く飛び交う主力技「しおふき」「きょじゅうざん」「メテオドライブ」等のPPを削り切れる可能性があり、耐久戦術と相性抜群。

初手で対面した相手の伝説枠がこだわりスカーフかどうか判別することも可能なのが偉い。

日食ネクロズマ

ネクロズマ(たそがれのたてがみ)
特性プリズムアーマー
性格わんぱく (B↑/C↓)
持ち物じゃくてんほけんのアイコンじゃくてんほけん
実数値204-178-180-**-130-112
努力値252-4-132-0-4-116
技構成メテオドライブ
じしん
りゅうのまい
つきのひかり
努力値調整意図はこちら

DM・・・ダイマックス状態

D技名・・・ダイマックス技の元の技

(+数字)・・・対象ステータス上昇

(−数字)・・・対象ステータス下降

基本の調整意図

基本はザシアンに対する物理受けの役割を重視した配分。多くの相手に「りゅうのまい」1回から崩しを狙えるように素早さを多めに配分したため物理耐久はカツカツ。しかしながらうまくダイマックスを絡めて耐久を上げることが出来ると詰められる範囲が格段に増える。

Aの調整意図

努力値調整意図
「Dじしん」でB(-1)199-136ザシアン14/16で1発
A(+2)「じしん」で199-136ザシアン15/16で1発

Bの調整意図

努力値調整意図
A222(+1)ザシアンの「インファイト」2発耐え
A222(+3)ザシアンの「きょじゅうざん」2発耐え
A194マーシャドーの「シャドースチール」2発耐え

Dの調整意図

努力値調整意図
C216ムゲンダイナの「かえんほうしゃ」2発耐え

Sの調整意図

努力値調整意図
S(+1)で最速パルキア抜き
S(+2)で最速フェローチェ抜き

ザシアン受け

ザシアンの攻撃技の多くに耐性を持つ物理受け。フェアリーに加えて氷や岩耐性もあるため、イベルタルの裏に欲しい要素を多く持つ。再生回復で「つるぎのまい」のないザシアンをしっかり受けつつ、隙を見て崩しに加われる性能がある。

「りゅうのまい」採用

火力を上げて相手の耐久ポケモンを突破しに行く動きを重視して採用。素早さも同時に上げられるため全抜き性能が高い。味方のサポートを受けて積んで行く。

じゃくてんほけん採用

ダイマックスによる耐久上昇と併せて苦手な相手も返り討ちに出来るだけの爆発力が手に入る。半端な攻撃では倒し切れない高耐久と「りゅうのまい」との相性が良く、弱点を突かなければ複数回「りゅうのまい」を狙え、処理を急いで弱点を突いてきた相手にはじゃくてんほけん+ダイマックスが刺さる。

マーシャドー

マーシャドー
特性テクニシャン
性格ようき (S↑/C↓)
持ち物きあいのタスキのアイコンきあいのタスキ
実数値166-177-100-**-110-194
努力値H4/A252/S252
技構成インファイト
シャドースチール
かげうち
れいとうパンチ

積み技対策

「コスモパワー」ムゲンダイナを軸とする上で相手の「つるぎのまい」や「わるだくみ」による突破をケアする必要があるため、最強の積み技対策であるマーシャドーを採用。

選出しなくても相手は安易に積み技を使えなくなったり、マーシャドーを意識した選出を強いられる。パーティにいないと好き放題積まれてしまうため、見せ合い画面にいることが大きな意味を持つ。

「れいとうパンチ」採用

他でケアが効きにくいジガルデ意識での採用。ランドロスやイベルタルにも手が伸びるのは嬉しい。ムゲンダイナに対しても高打点となるが、突破は難しい。

持ち物はきあいのタスキ採用

ザシアンに強いこだわりスカーフも選択肢だが、運用難易度が高いため素直に汎用性が高いきあいのタスキ。無難に強く出せる場面を選ばなかったが、ステルスロック持ちには注意。

霊獣ランドロス

ランドロス(れいじゅうフォルム)
特性いかく
性格ようき (S↑/C↓)
持ち物こだわりスカーフのアイコンこだわりスカーフ
実数値177-177-118-**-101-157
努力値H100/A92/B60/D4/S252
技構成じしん
ストーンエッジ
とんぼがえり
ステルスロック
努力値調整意図はこちら

DM・・・ダイマックス状態

D技名・・・ダイマックス技の元の技

(+数字)・・・対象ステータス上昇

(−数字)・・・対象ステータス下降

基本的な調整意図

耐久を多めに配分してある程度後出しが可能にした。これにより初手以外でもサイクル加入しやすくなる。素早さはすぐ下に最速カイオーガがいるので最速は必須。

Bの調整意図

努力値調整意図
A244ザシアンの「きょじゅうざん」+「でんこうせっか」耐え
A202(-1)グラードンの珠「Dストーンエッジ」2発耐え

Dの調整意図

努力値調整意図
C197ムゲンダイナの珠「ダイマックスほう」耐え

Sの調整意図

努力値調整意図
S最速90族+1

地面、電気の一貫切り

重めなザシアンやグラードンに対して強めで、電気の一貫を切れるのが非常に優秀なクッション枠。電気タイプ全般に強いだけでなく「ワイルドボルト」ザシアンやカイオーガミラーでの「かみなり」「ダイサンダー」への退き先になれる点は見逃せない。

「ステルスロック」採用

この技があるだけでマーシャドーやルギア入りへの選択肢が格段に増えるため採用。スカーフアタッカーは「ダイウォール」があると強く、ダイマックスした際にも重宝する。

こだわりスカーフ採用

1匹はザシアンに先制出来るポケモンが欲しかったのでこだわりスカーフ。最速カイオーガやホウオウ等を抜いていることから役に立つ場面は多く、終盤のスイーパーとして活躍出来るようになる。

カイオーガ

カイオーガ
特性あめふらし
性格ひかえめ (C↑/A↓)
持ち物とつげきチョッキのアイコンとつげきチョッキ
実数値191-**-110-222-160-127
努力値H124/C252/S132
技構成しおふき
ねっとう
かみなり
れいとうビーム
努力値調整意図はこちら

DM・・・ダイマックス状態

D技名・・・ダイマックス技の元の技

(+数字)・・・対象ステータス上昇

(−数字)・・・対象ステータス下降

火力面について

特攻最大にすることでザシアンやマーシャドーワンパンの可能性を高めつつ素早さに多めに配分。

Hの調整意図

努力値調整意図
16n-1
DM時C202カイオーガの「Dかみなり」+EF「Dかみなり」+EF「Dかみなり」耐え

Cの調整意図

努力値調整意図
D(-1)マーシャドーを「Dれいとうビーム」+霰ダメージで68.7%で突破

撃ち合い重視のアタッカー

サイクルを回すのが難しいと感じた相手に撃ち合いを申し込む際、火力と耐久の高さから相手を崩すのに長けたアタッカーとして採用。特にザシアン+ホウオウやカイオーガ、黒バドレックス等の並びを意識した。

「ねっとう」採用

HPが削れた場面での削り手段として。命中安定に加え追加効果が強いので「ねっとう」を選択。きあいのタスキマーシャドーに刺さったり物理ポケモンを機能停止に追い込める。

とつげきチョッキ採用

スカーフカイオーガやイベルタル、黒バドレックスとの撃ち合いを意識してとつげきチョッキ。タイマン性能が引き上げられ、最悪パルキアやディアルガ、ゼルネアスとも撃ち合える。物理耐久はランドロスでカバー可能。

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