東京ゲームショウ(TGS2025)におけるCom2uSブース取材レポートです。『桃源暗鬼 Crimson Inferno』の試遊やブース情報、制作陣のトークセッション掲載しています。
RPG『桃源暗鬼 Crimson Inferno』一色に染まったCom2uSブース

Com2uSのブースは、「AnimeJapan 2025」で発表された『桃源暗鬼 Crimson Inferno』一色に染まっていました。
本作の原作となる『桃源暗鬼』は、「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の漆原侑来氏による人気マンガ作品。昔話「桃太郎」を題材に、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描いています。
コミックス累計部数は400万部突破し、2025年7月より第一クール・京都編が放送中です。
『桃源暗鬼 Crimson Inferno(トウフェル)』を試遊
本タイトルはテレビアニメをベースにした作品で、シンプルなカードシステムで楽しめるターン制RPGです。
注目すべきは、原作を忠実に再現した世界観と自然なアニメーション!
特にスキルや必殺技がド派手で、ファンはもちろん、原作を読んでいない人でも思わず引き込まれてしまう演出が光ります。
▲【桃源暗鬼 Crimson Inferno】公式ゲームシネマティックトレーラー|TGS2025でゲーム初公開
なお、本作はテレビアニメがベースとなっていますが、今後、原作やアニメにはない、ゲームオリジナルのストーリーやキャラも用意しているということです。
ストーリーモードを体験

まずはチュートリアルを兼ねたストーリーモードの序盤を体験。

内容としてはアニメ『桃源暗鬼』の第一話にあたります。
原作を知らない人でも大まかな設定を知ることが可能です。
物語は主人公「一ノ瀬四季」が囚われの身になったところから始まります。

眼前では四季の育ての親「一ノ瀬剛志」と「桃屋五月雨」が対峙しているところ。
童話「桃太郎」の物語は真実であり、鬼と桃太郎の血を継ぐものたちは千年以上争いを続けていました。


実は四季は鬼の血を継ぐ者であり、桃屋は鬼を狩る組織『桃太郎機関』の人間でした。
育ての親である剛志もかつて桃太郎機関に所属していたが、四季には何も明かさず彼を匿っていたのです。

桃屋に敗れた剛志が命を殺されんとする瞬間、四季が覚醒します。
四季は禍々しい鬼の姿に!


鬼の姿となった四季の攻撃はすさまじく、桃屋を圧倒し建物を大破させます。
果たして四季はこの後どうなってしまうのか…?
気になるところですが今回体験できるストーリーはここまで。
リリースを楽しみに待ちましょう。
アグリ討伐に挑戦!

次にプレイしたのは「アグリ討伐」。
アグリは桃太郎機関が作り出した生物兵器であり、触手型・飛行型・突撃型など特徴を持った個体が存在します。
今回は触手型に挑んでみました。

本作のバトルはターン制のカードバトル。
最大4人のパーティを編成し、各キャラクターのスキルカードを使って敵に攻撃を仕掛けていきます。
今回は主人公の四季に加え、鬼陣営の羅刹学園の面々「皇后崎 迅」「手術岾 ロクロ」の3人パーティです。


カードは毎ターンランダムに配布されるため、配られたカードでどう戦術を組み立てていくか思考を巡らせることになるでしょう。

各キャラクターのスキルは単体攻撃に範囲攻撃、バフやデバフに回復、カウンター技などさまざまです。
どのカードを使っていくかはプレイヤーのセンス次第。
加えてそれぞれのカードに設定された色とマークを揃えて使用すると、スキルの威力が上がるシステムも存在します。


同じ色のカード同士を使うと♦2に、さらに同じマークのカードを選択すると♦3といった具合。
もちろん、状況に応じて打ちたいスキルと同じ色・マークのカードがいつもあるとは限りません。
スキルの効果を優先するか、色とマークを揃えることを優先するか。
いずれにしても対応力が試されそうです。


他にも、各キャラのスキルカードとは別に任意のタイミングで発動できる強力な援護スキルも存在します。
1ターン中にとれる選択肢がいくつもあり、戦略性が高そう。
ここまでが今回の試遊の基本の流れですが、この後も自由に操作して遊ぶことができました。
いくつか気になった点をまとめてみましょう。
登場キャラクター



今回はあくまで開発中のバージョンですが、鬼側・桃太郎側の両陣営の主要な面々が登場していることが確認できました。
※画像はパーティに編成できる戦闘部隊キャラと、前述の援護スキルで支援する舞台のキャラが入り混じっています。
また、戦闘部隊の各キャラクターは3Dモデルとステータス、スキルの確認が可能。
お気に入りのキャラクターがどんな能力で登場しているか、見てみるのもいいでしょう。



新たなコンテンツ「救出」

「救出」というバトルコンテンツもプレイ可能。
カードの色とマークを狙って揃えていくことで、ボーナスがつくバトルコンテンツです。


画面左上部がボーナスを受ける(民間人を救出する)ための目標。
この画像であれば赤色のもしくは青色のカードで♦3を作ることが条件となります。
ラウンドごとに異なる目標が示されますが、配られるカードはもちろんランダムなのでそう簡単に達成できません。
カード選択のいい練習になりそうです。
また、筆者は用意された桃太郎機関メンバーのパーティを使用しましたが、他キャラの編成もできそう。
自由にパーティを組んで、各キャラクターの性能や演出を見てみるといいかもしれません。


他にコンテンツが存在?

今回はストーリーモードに加え、アグリ討伐と救出をプレイしましたが、他にもまだまだコンテンツが用意されているようです。
続報を楽しみに待ちましょう。
展示ブースは「桃源暗鬼」の世界観を表現
CCom2uSのブースは、赤と黒を基調として作品の世界観を表現した渾身のビジュアルが特徴的。
また、巨大スクリーンで繰り広げられるアクションには、目を奪われること間違いなしです。

各キャラターのパネルと写真が撮れたり。



試遊台は20台以上の用意があるとのことなので、気になった人はぜひ足を運んでみてください。
コスプレイヤーが登壇

主人公の一ノ瀬四季と桃草蓬のコスプレイヤーさんがステージに。

スタンプラリーでノベルティをゲット

ブースではスタンプラリーが行われており、3つのミッションをクリアするとノベルティがもらえます。


X投稿でさらなるチャンス!

Xに指定のハッシュタグをつけてポストすると抽選でアクリルスタンドがもらえます。

制作陣が語る!『桃源暗鬼 Crimson Inferno』トークセッション

▲記者発表会の登壇者。左からアートディレクターのキム・ピルジョンさん、プログラムディレクターのイ・ドンウォンさん、製作委員会の原口さん
![]() | キム・ピルジョン氏 アートディレクター |
![]() | イ・ドンウォン氏 プログラムディレクター |
![]() | 原口氏 製作委員会 |
『桃源暗鬼 Crimson Inferno』制作発表会で明かされる制作秘話
メディア
本作の詳細をTGSで公開した理由は?
イ氏
有名IP作品であり、現在アニメ放映中でタイミングが合致したためです。
メディア
ターン制RPGを選んだ理由は?
イ氏
Com2uSが得意としているジャンルであることと日本のユーザーが好むジャンルであることが大きいです。私自身が戦略性のあるゲームが好きだというのもあります。
メディア
作者の漆原先生がゲーム化で最もこだわった点は?
原口氏
キャラクターのビジュアルをどのようにゲームに落とし込んでいくかという点にこだわられています。3Dモデリングにすると見え方は大きく変わりますが、先生も納得されるクオリティになっていると思います。
メディア
製作委員会がCom2uSを選んだ理由は?
原口氏
作品に対する熱量に加えて、これまでリリースされているゲームクオリティで判断しました。
メディア
ゲームとアニメの融合についてどうお考えでしょうか?
原口氏
アニメとゲームは近い位置にあるように見えて大きく異なることが多いと思います。両者がすり合わせて進めていくことが大事だと考えています。
メディア
サービス開始時期について教えていただけますか?
イ氏
今は申し上げられませんが、ある程度ゲームはできているので早めにリリースしたいと思っています。
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