ポケモン剣盾で行われたWCS2022に参加したユウキさんの現地レポート記事です!世界大会の様子を知りたい人は要チェック!
WCSの現地レポート!
選手として参加したユウキさん監修!
本記事は当サイトで構築記事を寄稿してくれているユウキさん(@yuki_rotom)監修!日本代表選手として現地で参加していたユウキさんが大会全体の雰囲気などを伝えてくれるぞ。
WCSについて
年に1回開催されるポケモンのお祭り的な大会。各部門で国の予選を勝ち抜いた猛者たちが集結して力を競い合う最高峰の大会であるため、競技として参加している人にとっては目標となる行事でもある。
今年開催された世界大会の部門
- ゲーム部門
- カード部門
- ポッ拳部門
- ポケモンGO部門(初開催)
- ポケモンUNITE部門(初開催)
会場全体の様子
会場は「エクセル展覧会センター」
今年の会場は「エクセル展覧会センター(ExCeL
London)」という大規模展示場でした。2012年のロンドンオリンピックでもいくつかの競技の会場として使用されたとか。日本で開催された全国大会「ジャパンチャンピオンシップス」の時は幕張メッセの一角が使用されているのみでしたが、今回は会場全体がポケモン一色となっていたのが印象的でした。
この一体感やお祭り感、始まる前からワクワクします・・・!
会場〜オープニング
いよいよ大会開催当日の朝を迎えました。前日は中までは入れないため、開場の瞬間まで会場内の様子は分かりません。入場を待つ時、そして会場に入った時のワクワク感も楽しみの一つです。
オープニングセレモニー
毎度恒例のオープニングセレモニー。開会の挨拶の他、映像と音楽でテンションが上がります。今年のPVではWCS2014チャンピオンのSejun
Park選手が使っていたことで有名なパチリスが出て来ました。当時の決勝のワンシーンをカッコよく再現した映像が出た瞬間は、多くの人が盛り上がっていました。粋な演出!セレモニー終了後、各競技が開催されるため選手達はそれぞれの持ち場へ移動します。
ゲーム大会の様子
大会規模と概要:
参加した国 | 50の国/地域が参加 |
---|---|
DAY1予選 | 出場者数:261名 対戦形式:スイスドロー8ラウンド 必要戦績:6勝2敗以上でDAY2進出 (※今年の進出者は32名) |
DAY2予選 | 出場者数:114名(DAY1予選突破者+DAY2権利保持者) 対戦形式:スイスドロー7ラウンド 必要戦績:5勝2敗以上でトップカット進出 (※今年の進出者は26名) |
トップカット | 出場者数:26名 対戦形式:シングルエリミネーション方式のトーナメント 必要戦績:4or5連勝 (※今年の優勝者は4連勝) |
世界大会において、ゲーム部門で行われる全ての対戦はBo3形式(2試合先取、最大3試合のマッチ戦)となります。これが普段のランクマッチ等でやる1本勝負とは異なり非常に奥が深く、難しいながらも駆け引きでアツくなれます!
世界中から猛者が集結!!
世界各国から猛者が集まり、世界一のプレイヤーを決めます。日本においてはインターネット予選を勝ち抜いたプレイヤーが招待されるオフラインの全国大会での成績上位者が世界大会に出場可能です。
海外においてはCP(ChampionshipPoint)制度が適用され、選手は各地域で開催されるオフライン大会に複数回参加可能で、成績に応じてCPを獲得出来ます。シーズンを通して(通常は1年間)の獲得CPの上位者が世界大会に出場可能です。
DAY2の戦績に応じて必要勝利数が変化
DAY2予選の成績に応じて優勝までの必要勝利数が変わります。今年はDAY2上位6名がベスト16確定で、残りの20名が地下1回戦を行いました。予選上位6名+地下1回戦の勝者10名の計16名から成るトーナメントで、予選1位から4連勝したEduardoCunha選手が優勝となりました。
対戦の流れ
ゲーム部門の競技スペースは4人掛けのテーブルと椅子が大量に並んでいます。定刻になるとペアリングシートが会場内に貼り出され、参加者は自分の対戦相手と卓番号を確認してから着席します。
席まで移動後、対戦相手の方と挨拶してお互いの名前を確認します。間違いがないようなら着席し、対戦の準備をします。
ノートや筆記用具は持参したものが使用可能で、試合中はメモを取ることが出来ます。無記入のページのみが見られる状態で使います。
準備が出来て試合開始の合図があったら「Goodluckhavefun!」の挨拶とともにいよいよ対戦開始!
勝敗が決まったら結果記入用紙に勝敗と各選手のサインを記入し、勝者が用紙を受付へ提出します。その後集計がされ、次のペアリングの発表までしばらく待ちます。ペアリング発表後は次のラウンドへ・・・という流れを繰り返します。
DAY1やDAY2は大体朝から夜までずっと対戦しているので、体力や集中力との勝負になります。
個人の成績(ユウキさん)
私はDAY1予選からの参加でしたが、5勝2敗で「勝てばDAY2進出」という最終戦を迎えました。そこで知り合いの日本人選手と当たり、1-1で3試合目までもつれ込むも負けてしまい、5勝3敗の35位/261名でDAY1で終了でした。
あと一歩でDAY2進出だったので非常に悔しかったですが、最後の最後までアツいバトルが出来たこと、対戦を通じて海外の選手を含む色々な方と交流出来たことは素晴らしい経験となりました。
敗退後も応援などで盛り上がった
自身が敗退して以降は残っている日本人選手の応援に回り、他の選手達とワイワイ話しながら会場のモニターでの観戦を楽しんでいました。競技自体は個人戦ですが、同じ日の丸を背負った選手を皆で応援する時は団体戦のような一体感を感じます。現地での応援や観戦も世界大会の醍醐味の1つです。
サイドイベントの様子
イベント概要
WCSでは大会競技の横で、サイドイベントも実施しています。参加費(今回は5£)を支払って受付をすれば誰でも参加出来る上、時間の合う時に気軽に出られます。勝敗に応じてポイント券が貰えるので、それを好きな景品と交換するシステムとなっています。
サイドイベントのルール
ルール名 | 概要 |
---|---|
ダブルバトル | ランクマッチシリーズ12ルール |
スパイクダブル | ダイマックス禁止 |
キャッチカップ | ・指定された道路で捕獲/育成したポケモンで対戦 |
カラマネロカップ | ・Switch本体を逆さに持って対戦 |
通常のルールに加え、サイドイベントならではの特殊ルールの開催もあり、お祭り感覚でワイワイ楽しめるものになっていました。特にカラマネロカップは普段とは全く違った操作感に戸惑うトレーナーも多かったようです。
基本は3ラウンドのトーナメントを実施し、最終順位が高ければポイントを多く貰えます。
豪華な景品が多く陳列
非売品を含む貴重なポケモングッズが沢山あり、どれを交換するか迷ってしまいます。景品ごとに必要なポイント数が異なり、豪華景品は軒並み高ポイントを要求されます。
交換のタイミングは自由でイベント参加回数に制限もないため、欲しい景品の為に頑張って何度もサイドイベントに参加する、というのも楽しみ方の1つですね。
物販の様子
WCS開催期間限定で会場内にポケセンが設置
WCS開催期間限定で、ポケモンセンターが会場内に設置されていました。間違いなく本イベントの目玉の1つで、競技参加者以外にも物販目当てで来る人もいるため、多くの人が訪れました。
私は大会開催の前日(ポケモンセンターのオープン当日)に事前予約をしていましたが、会場の外まで続く長蛇の列でした。
あまりの人の多さに事前予約が機能停止気味で現場は混乱しており、スタッフさんも大変そうでした。列の前の方まで来たら予約時間が近い人を優先して店舗へ誘導してくれていたので全くの機能停止という訳ではありませんでしたが、結局は最後尾から列の前の方に来るまでは地道に待つしかありませんでした。
人口密度もあり結構暑かったので、来年以降もこのような形式であれば暑さ対策はして臨んだ方が良さそうです。
かれこれ1時間以上は並んで、ようやく目の前にお店が・・・!
お店に入ってからは、まずその圧倒的な広さにめちゃくちゃテンションが上がりました!さらに限定デザインの魅力的なグッズが沢山販売されており、目移りしてしまいます。
ほんの一部ではありますが、紹介します。
うーん、どれも欲しくてたまりませんね!ポケモンファンには夢のような空間です。
ここでしか買えないものばかりなので、財布の紐は緩みっぱなし!後悔しないように隅々までチェックしていたら、あっという間に2時間近く経っていました。
また、店内にはいくつもフォトスポットがあり、買い物以外にも楽しめました。
ウェルカムキットについて
WCSの競技参加選手には、もれなく「ウェルカムキット」というグッズの詰め合わせが配られます。これだけでも沢山のグッズが揃うため、物販に行けなかった方や思ったより買えなかった人も安心。
また、選手限定デザインの非売品も多く入っています。現地の物販でも手に入らないので、とても嬉しいですね!
番外編:ロンドンの景色や観光
ゲーム内のモデルになった場所が多数!
WCSが無事終了した次の日は予備日だったので、ロンドンを観光しました。ガラル地方はイギリスがモデルとなっているため、ポケモンファン目線で楽しめるスポットがいくつかありました。少しだけ紹介します。
終わりに
WCS2022のレポートは以上です。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
WCSは本当に素晴らしいイベントで、ポケモンファンなら是非一度は参加してみて頂きたいです。本記事で少しでもWCSの楽しさや現地の雰囲気が伝わっていたら幸いです。
来年のWCS2023はついに初の日本開催とのことで、本当に楽しみですね。私も絶対に出場権を手に入れたいと今から意気込んでいます。
それでは皆さん、横浜でお会いしましょう!
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