DbDモバイル(デッドバイデイライトモバイル)のキラー「トリックスター」の情報です。おすすめパークはもちろん、スキンや基本の立ち回り、おすすめアドオンも掲載。
トリックスターの評価
※「難易度」はゲーム内の表記に準拠しています。
移動速度 | 心音範囲 | 背の高さ |
---|---|---|
4.4m/s | 24m | 平均 |
ユーザー評価
トリックスターの特徴
【強み】 ・ナイフで遠距離攻撃できる ・ナイフは連射できるので当てやすい 【弱み】 ・ナイフを当てるには慣れが必要 ・ナイフでダメージを与えられないと強みを活かせない ・通常攻撃でダメージを与えた方が都合が良い場面が多い |
トリックスターの特殊能力
名演 【▼名演】 ナイフを60本持った状態で儀式を開始する。能力ボタンを長押しするとナイフを構え、投げられる状態になる。 ナイフを構えている間は、攻撃ボタンを長押しするとナイフを連続で投げられる。連続で投げている間は移動速度が低下する。 ナイフはロッカーから補充できる。 【▼裂傷メーター】 サバイバーにナイフが命中すると、対象の裂傷メーターが上昇する。メーターが満タンになると、攻撃1回分のダメージを与えられる。 しばらくの間ナイフが命中しなかった場合、時間経過で裂傷メーターは減少する。通常攻撃を受けたサバイバーはメーターが即座に減少する。 【▼特殊アビリティ:メインイベント】 サバイバーにナイフが命中するたびにイベントメーターが溜まり、メーターが満タンになった状態でアビリティボタンをタップすると発動する。 しばらくの間、ナイフを消費せずに素早く連続で投げ続けることができる。 また、メインイベント発動中はナイフを投げても移動速度が低下しなくなる。 |
名演
トリックスターは、ナイフを投げてサバイバーに遠距離攻撃ができる。ナイフを構えた状態で攻撃ボタンを長押しすると、前方にナイフを連続で投げ続けられるぞ。
ナイフが減ったらロッカーで補充しよう
持ち運べるナイフの数には上限があるので、ナイフが無くなったら近くにあるロッカーを開いてナイフを回収しよう。現在持っているナイフの数はアビリティアイコン上で確認できるので、試合中は手持ちにあるナイフの残数も把握しながら立ち回ろう。
裂傷メーター
サバイバーにナイフを当てると、対象の裂傷メーターが上昇していく。メーターが最大まで溜まった状態でナイフを当てれば攻撃1回分のダメージを与えられるので、チェイス中はナイフを駆使してダメージを与えていこう。
メインイベント
ナイフをサバイバーに当ててイベントメーターを最大まで溜めると、メインイベントを発動できる。発動中は大量のナイフを連続で素早く投げられるので、ナイフでサバイバーにダメージを与えやすくなるぞ。
トリックスターの固有パーク
ティーチャブルパーク
スターに憧れて残忍 | |
【取得優先度】★★★☆☆ | |
【効果】 生存者を担いでいる時、脅威範囲内にいるその他の生存者が無防備のステータス効果に苦しむ。 効果は脅威範囲外に出てからも26/28/30秒間続くほか、担いだ生存者をフックに吊るすか、解放した時に範囲内にいる生存者も同じ時間効果が続く。 「スターに憧れて」は生存者が担がれていない状態になってから60秒間のクールダウンに発生する。 |
呪術:クラウドコントロール追跡 | |
【取得優先度】★★★☆☆ | |
【効果】 生存者が窓の高速乗り越えを行うと、その窓がエンティティによって14秒間ブロックされる。 呪いの効果は、紐付けられた呪いのトーテムが残っている限り持続する。 |
袋小路遮断 | |
【取得優先度】★★★☆☆ | |
【効果】 生存者を初めてフックに吊るすたびに、袋小路のトークンを1つ獲得する(最大トークン数は4)。脱出ゲートが通電すると、袋小路が発動する。 生存者が脱出ゲートのスイッチにアクションを起こすと通知が発生する。その後、12秒間に加え、所持するトークン1つにつき4/ /9秒間、両方の脱出ゲートのスイッチがエンティティによってブロックされる。 |
トリックスターの立ち回り
ナイフを投げながら近づこう
トリックスターは、ナイフでサバイバーに牽制しつつ距離を詰めていくのが基本的な立ち回りとなる。サバイバーとの距離を詰めながらナイフの裂傷でダメージを与えるのが理想なので、狙った場所にナイフを投げられるように練習しておこう。
アビリティアイコンは画面中央への配置がおすすめ
トリックスターは、アビリティアイコンに「メインイベント」の発動ボタンが割り当てられる特徴がある。アビリティアイコンを画面中央に配置して照準として利用すればナイフを当てやすくなるので、なかなかナイフを当てられない人は試してみよう。
▶操作方法の設定についてはこちらアドオンは何かしら装備しておこう
アドオンを使ってナイフの性能を上げておけば、多少はナイフをサバイバーに当てやすくなる。ナイフを使いこなせないと少し足の遅い徒歩キラー止まりとなってしまうので、アドオンを利用してナイフを使いやすくしておこう。
▼おすすめアドオンはこちら救助狩りを狙うのもあり
トリックスターは、救助へ来たサバイバーにナイフでダメージを与えられれば返り討ちにしやすい。もちろん状況次第ではあるが、もし救助へ向かうサバイバーを見つけたら積極的にナイフでのダメージを狙っていこう。
トリックスターのおすすめパーク構成
スターに憧れて特化
スターに憧れてを活かしやすい
「苦悶の根源」で脅威範囲を広げつつ、「伝播する怖気」で脅威範囲内にいるサバイバーを見つけ出しやすい。その分「スターに憧れて」での一撃ダウンを狙いやすくなるので、初めてトリックスターを使う人にもおすすめな構成だ。
トリックスターのおすすめアドオン
一撃ダウン特化型
【玉虫色のフォトカード】 生存者の裂傷メーターがあと1回のナイフ命中で満タンになる時、その生存者は無防備状態となる 裂傷メーターを満タンにしても生存者は負傷やダウン状態にならない | |
【美しい旋律の殺人】 生存者の裂傷メーターが1減少する |
通常攻撃でのダウンを狙いやすい
ナイフで裂傷ゲージを溜めた後、通常攻撃を当てれば一撃で瀕死状態にできる構成だ。「美しい旋律の殺人」によりサバイバーが無防備状態に入るまでに必要なナイフの数も減るので、うまくナイフを当てながら近づいて通常攻撃でダウンさせていこう。
「ダイヤのカフスボタン」構成もアリ
【ダイヤのカフスボタン】 生存者の裂傷メーターがあと1回のナイフ命中で満タンになる時、その生存者のオーラが6秒間視える |
「美しい旋律の殺人」の代わりに「ダイヤのカフスボタンを装備すれば、フォトカードの効果で無防備状態になったサバイバーのオーラが6秒間見えるようになる。攻撃のタイミングが分かりやすくなる上に障害物が多い場所でもチェイスしやすいので、一撃ダウンを狙いやすくおすすめ。
ナイフ反射特化型
【トリック用の刃物】 ナイフが生存者以外に当たると2回跳ね返る 跳ね返ったナイフが命中するとブラッドポイントを追加取得する | |
【シングル『カット・スルー・ユー』】 ナイフが生存者を貫通する 同じナイフが次に命中した生存者に50%の裂傷を与える |
ナイフが当てやすくなる
投げたナイフが外れたとしても障害物に当たれば反射するので、サバイバーにナイフが当たりやすくなる。ナイフをなかなか当てられない人は、このアドオン構成を試してみるのもおすすめ。
トリックスターのアドオン一覧
断末魔の編集音源 メインイベントの終了時、ナイフが補充される | |
玉虫色のフォトカード 生存者の裂傷メーターがあと2回以下のナイフ命中で最大に達する時、その生存者は無防備状態になる | |
エッジの効いた復活アルバム ナイフは生存者以外に命中すると砕け散り、付近の生存者に50%の裂傷を与える | |
シングル『カット・スルー・ユー』 ・ナイフが生存者を貫通する ・同じナイフが次に命中した生存者に50%の裂傷を与える | |
ダイヤのカフスボタン 生存者の裂傷があと1回のナイフ命中で最大に到達する時、その生存者のオーラが6秒間視える | |
トリック用の刃物 ・ナイフがどこか生存者以外に当たると2回跳ね返る ・跳ね返ったナイフが命中するとブラッドポイントを追加取得 | |
『ウェイティング・フォー・ユー』の時計 メインイベント発動中、ナイフが1本命中するごとにメインイベントの持続時間が0.3秒増加 | |
フィズスピンソーダ ナイフを投げる速度が最大に達するまでに必要な本数が2本減少 | |
引き裂き魔のサポーター 裂傷の上限減少が開始するまでの時間が3秒増加 | |
美しい旋律の殺人 ・ロッカーでのナイフ補充時間が20%減少 | |
血まみれのボア ・所持できるナイフの上限数が8本増加 ・儀式開始時に所持するナイフ数が8本増加 | |
シングル曲『狙いうち』 裂傷の上限減少が開始するまでの時間が1秒増加 | |
ジウンのサイン ナイフを投げる速度が最大に達するまでに必要な本数が1本減少 | |
テキーラ・ムーンロック メインイベントの持続時間が50%増加 | |
幸運のナイフ メインイベント発動中、ナイフが1本命中するごとにメインイベントの持続時間が0.2秒増加 | |
檻の心のシューズ ナイフを投げる間、移動速度が2.5%増加 | |
トリック用ポーチ ・所持できるナイフの上限数が4本増加 ・儀式開始時に所持するナイフの数が4本増加 | |
思い出のナイフ ・裂傷が最大に達するのに必要なナイフの本数が1本増加 ・名演の得点が発生するとブラッドポイントが100%追加される | |
死の声部のコード ナイフを投げている間の移動速度が1%上昇 | |
烈火のケーブル メインイベントの持続時間が25%増加 |
トリックスターの衣装/コーデ一覧
▶キラーのスキン一覧はこちらロックンロール(プラチナ) ※「ロックンロール(ゴールド)」入手でアンロック | ロックンロール(ゴールド) ガチャ「ヘヴィメタルロック」 | ロックンロール(シルバー) ガチャ「ヘヴィメタルロック」 |
カット・スルー・ユーの演奏 1080 | 『引き裂く夜』の衣装 675 | 『フォーギブ・ミー・ノット』の演奏 270 |
『スマッシュ・アンド・ラン』のスタイル 90 | 『死のフリーフォール』のスタイル 90 | 『心ひとつ捕らわれて』のスタイル 90 |
『ささやくぬくもり』のスタイル 90 | - | - |
トリックスターのストーリー
ストーリー/エピソード
ハク・ジウンは人の注目を浴びて成功した。彼に向けられたありとあらゆる眼差し、そして彼の名を話題にするひと声ひと声すべてがジウンの原動力だった。名声を手にした彼の唯一の願い、それはさらなる名声だった。ジウンは幼少時から人の注目を浴びる方法を心得ていた。家族の経営するレストランで働いていた時、彼はナイフ投げを使ったショーを披露して店に客を呼び込んだ。だまされやすい観光客はそれが韓国の伝統的な出し物だと信じ込み、喜んで鑑賞に金をつぎ込んだ。ジウンの父親は店の売り上げを息子がダンスや歌のレッスンを受けるために費やし、自分には手に入らなかった名声という名の希望をジウンに託した。
ジウンは期待に応えた。何年かスター発掘番組で特技を披露し続けた後、スターへの道がようやく開かれる。マイティー・ワン・エンターテイメントのプロデューサーであるリー・ユンジンが、ジウンを自らの特訓プログラムにスカウトしたのだ。ソウルにある寮に引っ越したジウンは、1日14時間のスター養成訓練を受けた。立ち振る舞いや歌をはじめ、自信と謙虚さをバランス良く演出する方法などを教わった。
骨の折れる訓練だったが、それが功を奏す。ユンジンはジウンをバンド「NO SPIN」のメンバーに選出した。バンドに飾らないエネルギーをもたらしたジウンは、瞬く間に有名になった。ひっきりなしのインタビューを受け、憧れの対象となったジウンは、目まぐるしいスケジュールにバンド仲間が疲れ切る一方で、元気いっぱいだった。自分は社会に吐き出された凡人よりも偉大な人間である。彼にとって毎日は、それを確信する日々だった。
ところが、時が立つにつれシャンパンの炭酸は抜けていった。ファンを見てみると、その熱狂や憧れは5人のバンドメンバーそれぞれに分けられ、薄まっている。それを認識した彼に残ったのは、さらなる名声への切望だった。
ジウンは物まねに精を出し、嫌悪の下に長らく秘めていた魅力を繕った。NO SPINの最新アルバムをレコーディングする時も、彼は動揺を見せなかった。長い昼休憩の後でスタジオに戻った時、ジウンは運命から贈り物を授かったことを知る。そこで彼は、ケーブルの焼けるにおいに気づいた。間違いない。コントロールルームに急ぐも、ドアは倒されたスピーカーでふさがっている。向こう側ではバンドメンバーがドアを激しく叩いていた。彼らの叫び声がパチパチと燃える火の音と一緒に聞こえる。
メンバーに呼びかけながら、ジウンはスピーカーへと走り寄り、1つ掴んで、止まった。ジウンはピタリと動かなかった。息をつくたびに、全身全霊で意識を集中させ考えた。すぐ近くで叫んでいる彼らの声はほとんど聞こえない。ゆっくり彼が後ろへと下がるまでは。そしてジウンは聞いた。メンバーは焼けながら彼の名前を叫んでいた。助けてくれと彼の名を呼ぶ声。ジウン!ジウン!ハク・ジウン!ジウンはこれほど美しい音を聞いたことがなかった。消防隊が到着した時に流した涙は本物だった。
ジウンは悲劇の人物になった。無駄な努力ながらも仲間を救おうと、やれるだけの努力をした英雄として称えられた。ユンジンはインタビューで彼を見世物にした後、ブランドの再構築に取り掛かった。ジウンは「トリックスター」として生まれ変わった。自らの曲をプロデュースし、荒っぽい外見だが優しい心を持つソロアーティスト。しかし、コンサートやテレビでの舞台から離れたところで、何か黒いものが大きくなっていく。
ジウンは1人暮らしをターゲットに選び、犯行は夜に行われた。1人目の被害者は、魅惑的な声をした音大生だった。ジウンは就寝中だった男子学生の頭を野球のバットで殴り、手足を拘束して、口をガムテープで塞いだ。彼は大学生を何時間も痛めつけ、生きたまま体を切断した。それでも何かが足りない。音、そしてつながりだ。腹部を切開しながらジウンが聞きたかったのは心からの命乞いから生まれる素晴らしい声なのに、実際に得られたのはガムテープから聞こえるくぐもった泣き声だけだった。
彼はそこから学び、適応した。
感情を抑えることなく声を出させるために、被害者を誘拐し、廃墟まで運び込まなければならなかった。被害者の声でジウンは曲を作った。適所を突いて、さまざまな悲鳴やうめき声を誘発する。腰方形筋を刺すとしわがれたうめき声を引き起こし、頚動脈を切りつけると猫を絞め殺すのと似た音を作り出した。彼らの苦しみには正直さがあった。ジウンは犯行のたびに録音し、合成してうまく曲に織り込んで、メロディーが折り重なる層の裏側に隠した。
ジウンは自分の作品に大得意だった。彼は警察へのほのめかしとして、最近の写真撮影会で使用したミンクのボアを被害者の切り裂かれた喉に巻いておいた。その次の殺害時には男性の歯を抜いた。ミュージックビデオに出演していたボクサーの歯が無かったからだ。注目を集めるため大胆さが増すなか、VIPのパーティーで出会ったファンの女性を殺した彼は、女性の眼玉をダイヤのカフスボタンと入れ替え、胸に血で「私は神をみた」と書いた。どの現場も強烈な壮観だった。
音楽と殺人の間で、ジウンの作品は世界中で話題になった。ところが、暴力が彼のアートスタイルの特徴になると、音楽のキャリアに影響が出た。収益が減収したマイティー・ワンの経営陣が、彼を非難しはじめたのだ。プロとして怒りを覚えたユンジンは彼を擁護したが、多数派に押され、ジウンは曲を自作することが禁じられてしまった。
その決定によって彼は大きく落胆した。彼の楽曲は本物の人間らしさを音楽に融合させたものだったが、どこにでもあるような万人受けする要素に欠けた音楽は、経営陣によって否定されたのだった。それであれば仕方ない。自分の芸術が理解されないのであれば、理解されるまで組み込むまでだ。
マイティー・ワンの経営陣に向けたプライベートライブを決行するために、ジウンは3ヶ月を準備に費やした。傑作を披露する計画だ。ジウンは獣医からとんでもない大金で亜酸化窒素を手に入れ、マイティー・ワンが経営する劇場の舞台スタッフに賄賂を渡して建物内に入った。有名だった彼を、普通の人間は疑おうとしなかった。ライブの準備が整い、経営陣と舞台係がジウンの登場を待つなか、部屋にはガスが充満していった。予定は都合よく遅れていた。
ジウンが登場する頃には、意識朦朧となった観客はそれぞれ座席で手足を広げた状態だったり、床を這ったりしていた。彼は素早く動き皆を拘束したが、ユンジンの番になって手を止めた。泥穴から自分を引っ張り出し、彼が報われるべき道を敷いてくれたひと。彼女は特別に、これから起きる感嘆の光景を目の当たりにすべき存在だ。鎮静状態であってもユンジンは抵抗した。それは彼女の内にある、他の誰よりもずっと強力な激しい嵐だった。ジウンはたった一人の観客であるユンジンの身体を支え、目をこじ開けた。むせび泣く他の連中は最後のショーを行うため、ステージに上げられた。冷笑しながらジウンは彼らの顔に化粧を塗りたくり、舞台照明でその姿を照らした。楽器の準備はできた。
自作のメロディーを奏でるために、ジウンは彼らを拷問し、1つの肉体から別の肉体へと優雅に走って移動しながら、その悲嘆の声でオペラのようなクレッシェンドを演出した。叫び声、すすり泣き、金切り声。彼らは愛する家族を、母親を求めて泣き叫んだ。それは壮大なる感情のほとばしりだった。人間であるとはどういうことか。その間、彼らはジウンをじっと見つめていた。
ジウンがナイフを投げ、最後の人間楽器が音を出さなくなって音楽が止まり、舞台からの内蔵の流出も止まった。ヘトヘトになった汗と血まみれのジウンは、ユンジンの方を見て一礼した。カーテンコールだ。彼は完全なるショーを成し遂げた。ナイフを握りしめ、ユンジンに向かって進んでいく。エンドロールが始まる前に仕上げが必要だ。ところがあと少しでー
霧が現れた。
どこからともなく、それは彼の周りに押し寄せた。ジメジメとひんやりして、不快な霧。ジウンが見たのは壮大なステージだった。病院、寺院、森林、屠殺場ー錆びたフックで飾られた、不滅の世界を維持する百万もの目が彼に注目し、彼から逃げ惑い、彼を体感する。ジウンのやるべきことはただ1つ。受け入れ、霧の道具となること。そして何よりも、叫び声を作り出すことだ。
アンコール!
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