DbDモバイル(デッドバイデイライトモバイル)のサバイバー「エロディー」の情報です。おすすめパークはもちろん、スキンやティーチャブルでの立ち回りも掲載。
▶【キラー別】対策まとめはこちらエロディーの育成おすすめ度/評価
▶サバイバー(生存者)一覧はこちらエロディーの固有パーク
ティーチャブルパーク
査定支援 | |
【取得優先度】★★★☆☆ | |
【効果】 3トークンを持った状態で儀式を開始する。チェストが開放済みの場合、1トークンを消費してアイテムを漁る。アイテム漁りを行えるのはチェスト1個につき1回のみ。 チェスト漁りの速度が80%上昇する。 |
欺き潜伏 | |
【取得優先度】★★☆☆☆ | |
【効果】 走行中にロッカーにアクションを行うとその場で大きな通知音が発生し、赤い傷マークと血痕が3秒間残らなくなる。 このパークが発動中に走行中はロッカーに入ることができない。 欺きは40秒ごとに1回のみ発動できる。 |
勢力争い適応 | |
【取得優先度】★★☆☆☆ | |
【効果】 殺人鬼に運ばれている間、もがきの進行度が25%に達すると勢力争いが発動する。勢力争いが発動中、付近のパレットを倒して殺人鬼を怯ませることができる。 |
エロディーの立ち回り
チェストを積極的に漁ろう
固有パーク「査定」を使用すると、開封済みのチェストを再度漁ってアイテムを獲得することが可能だ。最大で3回までアイテムを拾えるので、マッチ中にキラーの隙を見てアイテムを手に入れよう。
ロッカーを有効に活用しよう
「欺き」は走りながらロッカーに入ろうとした際にロッカーに入らず、赤い傷マークと血痕を3秒間消す効果を持つ。キラーに視認されていなければロッカーに入ったと思わせることも可能だが、欺きを使うとキラーに通知が届く点には注意。
板の近くでチェイスする意識が大事
「勢力争い」はキラーに担がれた状態で付近の板を倒せるため、自力で担ぎ状態から逃れられる可能性がある。もがき状態のゲージを少し溜めた上で付近に板があれば発動できるので、板がある場所でチェイスを行う意識を持とう。
エロディーのおすすめパーク構成
アイテム取得特化型
「査定」の効果を最大限発揮するために、「コソ泥の本能」で補助してあげる組み合わせだ。「最後の切り札」でアイテムを強化し、「植物学の知識」で医療キットの効果を上げる構成となっている。
エロディーの衣装/コーデ一覧
▶サバイバーのスキン一覧はこちら雪だるま ガチャ「エンティティの記憶」 | - | - |
エロディーのストーリー
ストーリー/エピソード
エロディー・ラコトは、両親の出生地である緑豊かなマダガスカルから遠く離れたパリの裕福な家庭に生まれ、何不自由なく育った。彼女のリュックはいつも重かったが、それは大抵の場合、教科書やノートのせいではなかった。彼女が必ず持ち歩いていたものは、数冊の歴史の本に地図、そして小さなスコップだ。授業で受け売りの知識にムダな時間を費やすよりも、町を探索し、像や地域、道路標識の背景にある歴史を探ることで、エロディーはパリの歴史をかき集め、自分のものにしていた。
14歳の時、両親が出張と称して彼女をダイアー島へ連れて行った。だがそこはインペリアッティ会員限定の私有地だったため、エロディーは大きく落胆した。なぜなら、毎日のように気取った社交の場に出て、気まずい思いをしなければならなかったからだ。数週間が過ぎると、エロディーは気の合う同年代の「のけ者」たちと出会った。彼らもエロディーと同じように、両親の駒になることに全く関心がなかった。退屈な雨の夜は仲間を誘ってこっそり抜け出し、親の目を盗んで島を探索した。
ある霧深い夜、エロディーたちは廃墟となった収容所を発見した。「のけ者」の1人、フェリックスは入るのを嫌がったが、エロディーは聞かなかった。中に入ると、荒廃した奇妙な地下研究所があった。のけ者たちは興奮し、奇妙な器具の中から戦利品や記念品として持ち帰れるものを探した。だがエロディーは壁の左端の角に、何かがあることに気付いた。奇妙な円形のひっかき傷だ。エロディーは冷たいコンクリートに爪を這わせた。傷跡は深く、狭い。突然不快な囁き声がして、エロディーの意識が離脱した。
-遠くで唸る雷鳴。黒く輝く波。灰の砂浜。不完全。彼女は誘われるまま、氷のように冷たい砂に触れ、円を描き、その中央に線を引いた。
鋭い雷鳴が響き、雷が空に鞭を打った。地面が揺れる。滑らかな黒曜石の鉤爪が、コンクリートの床を切り裂き、大地を引き裂いたのだ。建物は崩壊を始め、エロディーが目にしたのは、奇妙な道具を使う母と父だった。父は娘に逃げろと言っている。そして-
完全なる闇が訪れた。
それ以降、エロディーが両親に会うことはなかった。
何年もの間、エロディーはこの悪夢に苦しめられた。夜中に目が覚めると体は冷たく、汗をかき、葉のように震えていた。まだ子供だった彼女は夜を恐れ、ベッドに行くことを嫌がった。祖母はエロディーを落ち着かせるためにティーライトを灯し、その炎が解けきったロウの中で消えてなくなるまで物語を聞かせた。温かなバニラの香りに眠気を誘われながら、エロディーは恐怖と敵を打ち負かす伝説の英雄を心に浮かべた。物語は忘れてしまったが、祖母が話してくれた鬱蒼としたマダガスカルの熱帯雨林と、巨大な山々への思いは消えなかった。エロディーは悲しみで心が凍えると、バニラのキャンドルを灯して幼い頃の記憶を思い起こした。はるか彼方にあるあの美しい場所の記憶が、重苦しい悲しみから彼女を救った。
14年後、エロディーはまだ足りないパズルのピースを探していた。両親の失踪は合理的に説明できるものではない。そう考えた彼女は他の場所に目を向け、夜に跡形もなく人をさらう闇の力についての言い伝えを片っ端から調査した。そこから昔話を翻訳し、ダイアー島で両親が消えた謎を説明するような物語を世界中からかき集めた。そして両親を奪った、説明も理解もできない「あれ」の破壊や復活を試みた古代文明の遺物も収集した。「あれ」には異なる言語で様々な名前が付けられていた。「深淵」、「無限」、「穴」。
調査を進めるにつれて、エロディーは暗いオカルトの世界に足を踏み入れていった。「のけ者」たちは随分前からもういない。彼女の仮定によって疎遠になってしまったのだ。だが、両親を諦めることだけはしなかった。
エロディーは、冷たい霧の夜に出かけた。角を曲がり、中世に創立された巨大な図書館が立つ、異様な地域パリ13区を後にした彼女には、ハズラ・シャーに頼まれた火急の仕事があった。蒐集家のハズラは、珍しい遺物を所有するオカルト専門家でもある。
彼女がハズラに雇われたのは、盗品である希少なマオリの彫像を手に入れた後のことだった。蜘蛛の牙を象ったその彫像はダイアー島で見た鉤爪と似ていた。その後5年間、エロディーは蒐集家のためにオカルトの遺物を調達した。その報酬として、ハズラは莫大な金と備品、そして不明瞭な書物についての正確な情報を彼女に提供した。
エロディーは蒐集家の要望どおり、17世紀に結合双生児を生んだ母親の魔女裁判に関する記録を手に入れた。呪文が刻印されたと伝えられる1組の頭蓋骨のうち、蒐集家が未所有だった唯一の頭蓋骨が、魔女の頭蓋骨だったのだ。頭蓋骨の行方を探る当てはなかったが、エロディーは魔女裁判と同じ年に発行された新聞記事を見つけた。そこには、ほとんどの遺体は感染を避けるため、地下墓地に移されたと書かれていた。エロディーは自分の勘を頼りに行動に出た。地下墓地に侵入して頭蓋骨を手に入れるには、相当のリスクが伴う。だが、これまでも蒐集家のために似たようなことをしてきた。
エロディーは懐中電灯を手に、古い地下墓地を歩いた。するとそこで、崩壊した壁を見つけた。巨大な石が入り口を塞いでいる。彼女は持ち運び可能な蛍光X線分析装置を取り出すと、壁の素材をスキャンした。蒐集家の下で働く特権だ。煉瓦のモルタルは混ぜ合わせが甘く、まだ砂が多く残っていた。全体的に脆く、地面は夜の空気に濡れている。ここから入るしかない。
地下の道のりは長く、危険だった。空気は重くてカビ臭い。懐中電灯が真っ白な頭蓋骨の列を照らした時、エロディーははっと息を呑んだ。壁を果てしなく埋め尽くしている。
背後で何かが音を立てたのでぱっと振り向くと、頭をバットで殴られた。痛みが頭を突き抜け、闇が彼女の視界を包んでいった。
目が覚めると、男の肩に背負われていた。地下墓地の奥へと進んでいっている。男は黒いローブを着ていた。
「ブラック・ヴェール」だ。
これまで避けてこられたのに。容赦ないこの殺人集団には、多くの呼び名があった。エロディーは彼らが皆、同じ組織のために動いていることを突き止めていた。「古き者」と呼ばれるもののために人間を生贄にする、狂信的なオカルト集団だ。一刻も早く逃げなくてはならない。
エロディーは壁から外れかけていた頭蓋骨を掴むと、男の頭に叩きつけた。男が驚いてバランスを崩し、地面に落ちたエロディーは走り出した。角を曲がると、突然脇腹に鋭い痛みが走った。
見下ろすと、巨大な刃が刺さっている。エロディーは驚いてナイフを抜き取った。血が噴き出してくる。
心臓の鼓動が耳に鳴り響き、視界がぼやけた。
彼女は膝から崩れ落ちた。残された力を振り絞って、血に濡れた震える指で、地面に円を描き、中央に線を引いた。
何かが肩にのしかかってきた。懐かしいバニラとライチの香りが辺りを包む。熱帯の雨が優しく降り注ぎ、ツタの葉を濡らした。暖かい。
マダガスカルだ。
生い茂る緑の中から、亡霊の叫び声が聞こえる。
エロディーが見上げると、ツタが蛇に姿を変え、威嚇してきた。柔らかな土の地面は突然灰色に変わり、足元から崩れ落ちていく。エロディーはまるで流砂に飲まれるがごとく、冷たく濃い何かに飲まれていった。彼女は悲鳴を上げ続けた。⋯深淵⋯無限⋯穴⋯「あれ」に呼吸を奪われるまで。
こうしてエロディーは、探していたものを見つけた。
ログインするともっとみられますコメントできます