玄人志向は「Crowxis」へ。約25年の信頼を受け継ぎ、伝わり方を変える理由と、幕張で見えた新ブランドの中身【TGS2026】
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【TGS】玄人志向は「Crowxis」へ。約25年の信頼を受け継ぎ、伝わり方を変える理由と、幕張で見えた新ブランドの中身【TGS2026】【東京ゲームショウ】

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【TGS】玄人志向は「Crowxis」へ。約25年の信頼を受け継ぎ、伝わり方を変える理由と、幕張で見えた新ブランドの中身【TGS2026】【東京ゲームショウ】

東京ゲームショウ(TGS2026)における『Crowxis(クロウシス)』ブース取材レポートです。PC関連パーツなどの新製品ラインナップを掲載しています。

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目次

※本記事はCrowxisの提供によりお届けしています。

見慣れたパーツ売り場の看板が、幕張でCrowxisに掛け替わった【PR】

東京ゲームショウの画像

自作PCを一度でも組んだことがあるなら、あのサングラスの男に世話になった記憶があるはずだ。

約25年にわたってパーツ売り場の一角を占めてきた「玄人志向」が、新ブランド「Crowxis(クロウシス)」へと看板を掛け替えた。その初披露の場が、「東京ゲームショウ2026」の会場・幕張メッセHall 1に構えられたブースだ。

八咫烏をかたどったロゴのもとに並ぶのは、グラフィックスカードから水冷ユニット、チェアまで。『AION2』などが遊べる試遊コーナーも設けられている。ブランドが名前を改めた理由とあわせて、その中身を見ていこう。

玄人志向は「Crowxis」へ。約25年の節目に起きたこと

八咫烏のロゴを掲げて、新ブランドが幕張でお披露目

ブースの場所はHall 1に入ってすぐの01-C13。黒い壁面に黄色のトラスと緑のラインが走り、上部のディスプレイでは墨をまとった八咫烏が羽ばたいている。その中央に掲げられているのが、「『玄人志向』は、『クロウシス』へ」の一文だ。

東京ゲームショウの画像

運営はシー・エフ・デー販売。社名でピンとこなくても、「玄人志向」と言えば話は早い。2001年の展開開始以来、グラフィックスカードや電源ユニット、SSDといった自作PCパーツを約25年にわたって供給してきたブランドである。ブランド名の由来は、日本神話で道案内役を務めたとされる八咫烏の「Crow」と、選択の軸を意味する「Axis」。掲げるコンセプトは「PCの選択に、確かな軸を」だ。

入口から近いこともあって人の出入りは途切れないが、押し合うほどの混雑ではない。取材時は待ち時間もなく、展示台を自分のペースで見て回れた。

▲Crowxis公式サイトはこちら

なぜ今、名前を変えたのか

「玄人のためのブランドでしょ?」が、調査で裏づけられた

ビジネスデイ初日の9月17日には、シー・エフ・デー販売代表取締役社長の三谷弘次氏がステージに登壇し、ブランド移行の狙いを説明している。今回はそれに加えて、リブランドを担当した同社スタッフにも話を聞くことができた。

きっかけは、名前そのものが新規参入の壁になっているのではないかという疑いだった。「玄人のためのブランドでしょ?」という受け取られ方が定着しているのではないか。調査してみると、ほぼそのとおりだったという。

さらに重い数字が出た。調査では、人に薦めたいと考える層は限られていた。この結果が、名前を変えるという判断の背景にある。

価格面の事情も重なる。玄人志向といえばコストパフォーマンスの良さだったが、ここ数年は海外勢の台頭で、その一点だけでは勝負しづらくなってきた。ブランド名を出すと自動的にコスパの文脈に引き込まれ、そのまま競合と並べて比較されてしまうという。

一方で中身は、すでに10年近く前から変わっていた。ブース内の年表によれば2016年にはメールとチャットのサポートを開始し、キャッチコピーも「玄人の玄人による玄人のためのPCパーツ」から「玄人が厳選した安心のPCパーツ」へ書き換えられている。実態は変わったのに、名前が古い印象を運び続けてしまう。今回の改名は、その差を埋めにいく判断だと言える。

継承するのは中身、変えるのは伝え方

では何を引き継ぎ、何を変えるのか。担当者の整理は明快だった。

継承するのは、開発技術・製品の選定基準・サポート体制。ブランドの軸になる部分には手を入れない。一方で変えるのは伝え方、例えばブランド名、CMを含むビジュアル、製品パッケージまで、伝わり方に関わる部分は全面的に作り替える。

その一例が、パートナーの明示だ。たとえばメモリでは、北米で高いシェアを持つゲーミングメモリメーカーのTeamGroupと組むことを、今回はっきりと打ち出している。どのメーカーと組み、どんな検証を行っているのかを表に出す。何を選べばいいか分からない人にとっては、それ自体が判断の手がかりになる、という考え方である。

今後については、新規層に向けた発信に力を入れたいという。IPコラボ、ブランドキャラクター、SNSやYouTubeでの情報発信を通じて製品を知ってもらう。名前を変えた先にある絵として、そうした展開が語られた。

製品の切り替えは一斉ではなく、在庫の都合もあってカテゴリごとに順次進めていく。

ブースで初公開された新製品ラインナップ

グラフィックスカードは6モデル。型番の付け方が変わった

東京ゲームショウの画像

ブースの展示台には、Crowxisとして展開される製品群がずらりと並ぶ。新ブランドの中身を実物で確認できるのは、現時点ではここだけだ。

まずは原点であるグラフィックスカードから。NVIDIA GeForce搭載モデルはColorful、AMD Radeon搭載モデルはPowerColor(TUL)と組み、冷却性・静音性・使用感のバランスを見て厳選したモデルを投入するという。展示されていたのは以下の6モデルだ。

型番搭載GPUパートナー
CXA-RX9070XT-16G/TF/BKRadeon RX 9070 XTPowerColor
CXA-RX9060XT-16G/DF/WHRadeon RX 9060 XTPowerColor
CXN-RTX5070Ti-16G/TF/BK(仮)GeForce RTX 5070 TiColorful
CXN-RTX5070-12G/TF/WH(仮)GeForce RTX 5070Colorful
CXN-RTX5060Ti-16G/DF/BK(仮)GeForce RTX 5060 TiColorful
CXN-RTX5060-8G/DF/WH(仮)GeForce RTX 5060Colorful
東京ゲームショウの画像

▲CXA-RX9060XT-16G/DF/WH

東京ゲームショウの画像

▲CXN-RTX5070-12G/TF/WH(仮)

型番の並びには規則がある。CXNがNVIDIA、CXAがAMD。続いてGPU名とVRAM容量、そしてTFが3連ファン、DFが2連ファン、末尾のBK/WHが本体カラーだ。売り場で箱を見るだけで、ファンの数と色まで見当がつく。何を基準に選べばいいか迷う人を減らしたい、という新ブランドの方針が、いちばん地味な場所にも出ている。

仕様面では、Radeon搭載モデルが日本製デュアルボールベアリングのリング形状ファンブレードとセミファンレス機能を、GeForce搭載モデルが大型フィンの複合ヒートパイプと金属製バックプレート、さらに背面スイッチによるオーバークロック切り替えを備える。発売はRadeon搭載モデルが10月上旬に先行し、GeForce搭載モデルが順次。全製品に2年間の保証が付く。

電源は750〜1200Wの4モデル。異常を音で知らせるケーブルも

電源ユニットは、80PLUSとCybeneticsの両認証に対応したPlatinumモデルを4本立てで展示。いずれも仮称だ。

  • Crowxis 750W Platinum電源(仮)
  • Crowxis 850W Platinum電源(仮)
  • Crowxis 1000W Platinum電源(仮)
  • Crowxis 1200W Platinum電源(仮)
東京ゲームショウの画像
東京ゲームショウの画像

共通仕様は、各種保護回路、オール105℃日本メーカー製コンデンサ、5年間保証。差し込みミスを防ぐ色分けの12V-2×6ピンコネクタを採用し、セミファンレス機能はスイッチで切り替えられる。ファンを止めたい人と、常時回してでも温度を下げたい人、どちらにも逃げ道がある作りだ。

そしてもう一点、12V-2×6ピンオプションケーブル(仮)異常を検知するとLEDと音で知らせるという、変わり種のケーブルである。ハイエンドGPUの電源コネクタの過熱・溶損が話題になった流れを踏まえた製品で、異常を可視化して気づきを早めるための備え。あくまで異常の検知・通知を行うもので、事故そのものを防ぐものではない。対策パーツとしては分かりやすい答えだ。

東京ゲームショウの画像

▲12V-2×6ピンオプションケーブル(仮)

なお、850Wモデルについて、担当者は、求めやすい価格で調整中だと話していた。

メモリとストレージ。「お立ち台」の系譜も

メモリとストレージは、CFDの製品を、共同ブランド「CFD by Crowxis」として展開することで、選ぶ側から見た見通しがよくなる。

東京ゲームショウの画像

▲CTX-5600P(W5U5600TEP-16G)

メモリはCTX-5600P(W5U5600TEP-16G)。台湾のTeamGroupとの特別コラボで、ElitePlusのDDR5-5600 16GB×2という構成だ。八咫烏デザインをまとった限定モデルという位置づけになる。

東京ゲームショウの画像

▲GRX-4700

SSDはGRX-4700。RealtekのフラグシップコントローラRTS5775DLを核にしたPCIe Gen4対応のM.2 2280モデルで、シーケンシャル読み出しは最大7,000MB/s。容量は256GB/512GB/1TBの3種類が示されていた。Realtekとのコブランド品というのも珍しい。

東京ゲームショウの画像

ストレージケース系では、HDD/SSDスタンド イレース SATA USB 5Gbps Type-A(仮)が目を引く。PCなしでボタン操作だけでクローンと消去ができるスタンドで、2.5/3.5型SATA HDD/SSDを2台搭載でき、最大32TB対応。玄人志向のスタンド製品を使ってきた人なら、あの系譜が引き継がれたことに安心するはずだ。

東京ゲームショウの画像

もう1点、木目調HDD/SSDケース(仮)も並んでいた。こちらはインテリアに溶け込むデザインを狙った外付けケースで、黒と木目の組み合わせ。PCまわりを見せる場所として整えたい人向けという、新ブランドらしい方向性の1台である。

CPUとSSDをまとめて冷やす水冷、Ergohumanと組んだチェア

展示のなかでも異彩を放っていたのが、「Crowxis CPU&SSD水冷クーラー(仮)」だ。CPU用のウォーターブロックにM.2 SSD用のウォーターブロックを連結し、両方をまとめて冷やす簡易水冷ユニットである。高速化とともに発熱も増しているM.2 SSDまで冷却対象に入れた設計で、TeamGroupと組んだ試作という位置づけ。CPU用ウォーターブロックのトップはマグネット着脱式のディスプレイになっており、搭載方向に合わせて向きを変えられる。

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▲Crowxis CPU&SSD水冷クーラー(仮)

あくまでコンセプトモデルのため発売予定は未定。とはいえ、新機軸のコンセプトモデルがいきなり変化球というのは、旧ブランドを知る人ほど「らしさ」を感じる部分だろう。

チェアはErgohumanとの新コラボモデル(製品名未定)が展示されていた。

東京ゲームショウの画像

グレーフレームに、生体工学にもとづく脊椎構造と7段階調整のランバーサポートを備え、アームレストは昇降・前後・左右スライド・角度・先端上下に対応する5D仕様。ワンレバーで昇降調整とリクライニングのメモリーロックができ、座面先端の幅も調整できる。

東京ゲームショウの画像

サポートには関家具が全面協力する体制で、エントリー向けの座面クッションモデルとの2本立てだ。

Crowxisでは今後、PCケースといったカテゴリへの挑戦も検討しているという。

製品だけではない。年表、公募デザイン、コラボPC

約25年分の「Our History」と、ガラスパネルの受賞作

壁面には「Our History」と題した年表が掲げられている。

母体はメルコ(現バッファロー)でCPUのアップグレード製品を担当していた一部門で、高価な輸入パーツと無保証バルク品の「隙間」に商機を見出したのが出発点だという。並ぶ製品名を眺めていると、自作PCに触れてきた人ほど手が止まる。

東京ゲームショウの画像

コンボカード「CHANPON」、ノイズ低減ボード「NO-PCI」、Linux起動NASキット「玄箱(KURO-BOX)」、HDDお立ち台の「玄立(KURO-DACHI)」。世話になった型番がひとつはあるはずだ。ブランド名が「FK3」「M2」といった案を経て決まったという記述もあり、最後にCrowxisへのリブランド発表が置かれている。

その隣が、PCケースのガラスパネルを彩るアートワークを公募したデザインコンペ「PC FRAME ART COMP 2026」の受賞作品展示だ。

東京ゲームショウの画像

CHARACTER、GRAPHIC、JAPANESQUEの3部門で、最優秀賞の作品は実際にPCへ施された状態で並ぶ。

東京ゲームショウの画像
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▲CHARACTER部門:樋野ゐぬい氏「Hello, World! ゐぬちゃんです。」(画像1枚目)/miwako氏「テレビデオ」(画像2枚目)

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▲GRAPHIC部門:飯野宗弥氏「Future Graphic」

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▲JAPANESQUE部門:HachiMaru氏「ORIGAMI:SAKURA」

印刷されたパネルというより、PCそのものが作品になっている。「テレビデオ」はケース全体を黄ばんだブラウン管テレビに見立て、内部のLEDが画面の発光として働く。「ORIGAMI:SAKURA」は透け感とプリントの有無で光の通り方を変え、平面から立体へ移る折り紙の質感を作っている。パーツの光を計算に入れたデザインだけに、写真より実物が強い。授賞式は9月19日(土)15時からブース内で開催予定だ。

東京ゲームショウの画像
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ゲームタイトルとのコラボPCも並ぶ。『餓狼伝説 City of the Wolves』のR79K6XT16G-16G1T(Ryzen 7 5700X/Radeon RX 9060 XT 16GB/DDR4 16GB)は、サイドパネルにキャラクターの集合ビジュアルが入る一台。

東京ゲームショウの画像
対照的に『SuddenAttack ZeroPoint』のコンセプトPCは、ZOTACの小型筐体にCore Ultra 7 255HXとGeForce RTX 5060 Tiを収めた弁当箱サイズだ。いずれも特別展示用のコンセプトモデルで、販売は行われていない。

試遊コーナーと、もらえるもの

注目タイトルを遊べて、特典も

9月21日がオンライン開催となったため、あくまで参考程度となるが、ブースの詳細やキャンペーンについて触れておこう。ブースには、ゲームメーカー各社の協力による試遊コーナーも設けられている。展示されているコラボPCと顔ぶれが重なるのが面白いところで、『餓狼伝説 City of the Wolves』のコラボPCを見てから、その場で本編を遊べるという導線だ。

試遊できるタイトルとして、現時点で『FINAL FANTASY VII REVELATION』『FINAL FANTASY RESONANCE』『餓狼伝説 City of the Wolves』『AION2』などが確認できている。

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なかでも注目は『AION2』の先行プレイ。会場内では複数のブースで体験機会が用意されているが、ゲームメーカーのブースほど行列が伸びにくいぶん、ここは狙い目になり得る

ノベルティ配布企画も複数開催している。

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LINE友だち登録キャンペーン:ブース内で公式LINEアカウントを友だち追加すると、Crowxisオリジナルキーキャップがもらえる。各日先着40名、ひとり1回まで。黒地に白い八咫烏、そこへ金の筋が走る金継ぎ風の意匠で、数が少ないので狙うなら朝のうちがいい。

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Crowxis & AORUSブース連動キャンペーン:AORUSブース(Hall 6 06-C02)とCrowxisブースのQRコードを読み込んでスタンプを2つ集めると、Crowxisブースでオリジナルグッズと交換できる。グッズはIDカードホルダーとボトル。ひとり1回、数量限定。

試遊体験アンケート:試遊後にQRコードからアンケートに答えるとノベルティがもらえるほか、タイトル別のコラボステッカーも用意されている。

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さらに、ブースを訪れた人にはCrowxisロゴ入りのトートバッグも配布されている。荷物が増えるTGSでは、これがいちばん実用的かもしれない。

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まとめ:看板が変わる瞬間を、目で見ておきたい

約25年続いたブランド名が変わるという出来事は、そう何度も立ち会えるものではない。しかもCrowxisは、名前だけを塗り替えたわけではなかった。

メモリもストレージもチェアも水冷も、カテゴリを横断してCrowxisとして再編・新展開されている。約25年分の年表が並び、その隣で「(仮)」付きの新製品が発売を待っている。この並びが見られるのは、たぶん今回だけだろう。

▲Crowxis公式サイトはこちら

【ブース情報】
ブース:幕張メッセ Hall 1 小間番号01-C13
出展社:シー・エフ・デー販売株式会社
会期:2026年9月17日(木)〜9月21日(月・祝)
一般公開日:9月19日(土)・20日(日)9:30〜17:00/9月21日(月・祝)9:30〜16:00

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