CS:GOとOW出身の選手の違い
VALORANTは、そのゲーム性からCounter Strike: Global Offensive(以下、CS:GO)とOverwatch(以下、OW)出身の選手が多いですが、韓国を拠点に活動するeスポーツチーム「T1」に所属する選手たちが両者のプレイヤーとしての性質の違いを語りました。
sayaplayer選手がコメント
VCT Pacific Playoff Lower Finals後のインタビューで、元々OWで世界有数のスナイパー使いとして活躍していたsayaplayer選手は両者の違いについてこうコメントしました。
「CS:GO出身の選手のほうが、試合をするときの基礎が優れていると思います。OW出身の選手は、ゲームのテンポやさまざまなスキルを把握するのが上手だと思います。」
Munchkin選手も言及
同じく元OWの最高峰のリーグで活躍していたMunchkin選手も、sayaplayer選手のコメントに付け加えました。
「CS:GOプレイヤーの基本的な戦術理解や撃ち合いについては私も同意します。OWプレイヤーがVALORANTに移行すると、他のプレイヤーの強みに対抗する手段(カウンタープレイ)がより感覚的に理解できます。」と語りました。
ゲームの特徴に起因している
CS:GO出身の選手は、5対5の爆破ゲームシステムや撃ち合い方が類似するため、戦術理解度や撃ち合いが有利になる傾向があり、OW出身の選手は、スキルの使い方や相手の戦術に合わせた立ち回りに分があるとのことです。
一般にVCT EMEAは主にCS:GOにルーツを持つ選手で構成され、VCT Pacificは他の地域よりも多くの元OWのプロ選手が在籍します。
その結果、EMEAはFnaticを始めとして、戦術を巧みに操ることが代名詞となり、Pacificはセットプレイやチームメイトとの瞬時の連携が重視されるようになったと推測できます。
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