VCTパシフィックリーグ Superweek Day 3「ZETA DIVISION vs Gen.G」が5月14日に行われた。結果は2-1でZETAが勝利し、5勝4敗でリーグ戦を終え、4位でのプレイオフ進出を確定させた。
今回はZETA vs GENの試合後にLaz選手(@lazvell)へインタビューする機会を頂いたので、その様子をお届けする。
Laz「このチームに何が良いのか模索しながらIGLをしている」
――試合お疲れ様でした。そしてプレイオフ進出おめでとうございます!
Laz選手:ありがとうございます!
――本日のGEN戦の感想をお聞かせください。
Laz選手:第1マップと第3マップのヘイヴンとフラクチャーは自分たちの強みをしっかり出せたのかなと思っています。
ピックマップのアセントは防衛スタートで相手の攻め方が上手くて、それに対応できずに流れでそのまま攻めも取れずにという感じですかね。あいてが上手かったです。
――ピックマップが取られてしまったというお話がありました。これはZETAに限らずプロの試合でよく見るのですが、お互いのピックマップを取り合う展開が見られます。これはお互いのピックマップを対策し尽くしているということなのでしょうか?
Laz選手:どうなんでしょうかね…昔からですよね?(笑)年単位でずっと起きてて、相手の事前情報がない時も頻発していたので、一体何が起きているのか…という感じです(笑)
――今日でひとまずリーグの試合は終了となりましたが、今までにない長期戦、そして多くのチームと対戦してきました。リーグを振り返ってみて感想をお聞かせください。
Laz選手:一番最初に出てくるのは今までにない疲労感ですね。週一で休みなく試合が続くのがめちゃくちゃ疲れるし、疲れにどう対応するのか自分たちの課題でした。
あとは韓国での生活やシェアハウスなど、環境的な問題も大変だったなぁと思ってます。ただこうやって勝ちきれて一安心です。
――対戦してきた9チームのうち、もっとも印象に残っているのはどのチームですか?
Laz選手:どのチームも個性があってその上で強かったので、良いリーグ戦というか、こういうチームたちと沢山試合できるのはありがたいという感じですね。
個人的に度肝を抜かれたというか、してやられたなと思うのはTalonですね。自分たちの状態もかなり良かったので勝率が高いと思って挑んで、上手い返され方をされてしまって…。試合中に回答を出せなかったのはかなり悔いが残ります。
――Laz選手は今大会からIGLを担当されており、それに伴いイニシエーターへとロールチェンジしています。大きな役割変更はご自身の中でも負担は大きかったですか?
Laz選手:今までとはまた違う系統の負担がかかりましたね。ただまあわかっていたことではありましたね。
――その中でもリーグ中盤以降はLaz選手のパフォーマンスもかなり安定してきているように見えます。何かご自身の中で変化などはありましたか?
Laz選手:week1やweek2ではIGLをやりながら自分のパフォーマンスを出すかというところでかなり問題が出ていました。その時はひたすらIGLのことだけを考えて、どうやって上手い戦い方をするかっていうのを考えながらやった結果、自分のことに全く集中できなくて…。その分上手く戦えてたとは思うので、IGLのありかたとしてこういうのもあるんだろうなという感じでしたね。
ただ自分の実力が発揮できてないのは自分でもひしひしと感じていて、この状態で周りの4人に負担をかけるのも良くないなと思って。そこからはそこまでやってきた経験をもとに、IGLをやりながら個人パフォーマンスをどう出すかっていうところに集中した結果、結構すぐパフォーマンスが戻りました。リーグ戦のプレッシャーの中だと成長スピードが今までより早いなっていうのを感じて、すぐにIGLをやりながらでも上手くできるようになれました。今までの感じとはまた別の難しさを克服できたのかなと思います。
終盤…PRX戦は相手が強くて、IGL云々じゃないカオスな試合になるのは予想してて(笑)そこを落としたのはまぁまぁ…という感じでした。ただ一昨日のT1戦は激痛で、最終的にプレイオフに残れたのは良かったですけど、もっと上手くできたなってところが沢山あって…T1戦もTLN戦に続き悔いが残ってます。
――IGLにはいろんなスタイルがあると思います。話せる範囲でかまわないのですが、Laz選手はどのようなタイプのIGLですか?
Laz選手:いろいろやってますね。戦い方によって初動はエリアを広げて情報を取って、最終的な動きを決めるっていうのもやりますし、相手の動きを予想してそれに刺さりそうな作戦を選んでっていうのもやります。
本当にいろいろやっていて、このチームに何が良いのか模索しながらIGLをやってます。
――なるほど、ZETAにとってベストな形を探しつつということですね。
Laz選手:そうですね、でもだいたいわかってきたかなというところです。
ーープレイオフの対戦相手はまだ決定していませんが、プレイオフに向けての意気込みをお聞かせください。
Laz選手:プレイオフではTOP3がMasters TOKYOに進出できるので、絶対に行きたいなと思ってます。結構韓国生活も…ぶっちゃけて言うときついですけど、その中でみんな凄く頑張っているので、これが結果に結びつくと良いなと思います。
ーーでは最後にここまで応援してくださっているファンの方に一言いただけますか?
Laz選手:皆さんここまで応援ありがとうございます。プレイオフ進出できて良かったです。ここからはトーナメントになって1戦1戦本当に大切になってくるので頑張ります!応援よろしくお願いします!
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