アリヴァラ(AoV/伝説対決)における戦術の一つ、スプリットプッシュ(バックドア)について解説しています。非常に有効な戦術ですが正しい知識を持っていないと味方に負担をかけるだけなので、ぜひこの記事を参考にしてください。
※2020年5月時点の情報です。
スプリットプッシュについて
スプリットプッシュとは?
スプリットプッシュは1人だけチームが攻めているレーンと別のレーンを攻める戦術のこと。敵は複数のレーンを防衛せざるを得なくなり、スプリットプッシュを無視した場合はタワーを1,2本失うことになる。
スプリットに求められる技術
スプリットプッシュは1人だけで敵陣まで攻め込むことになるのでリスク管理能力、すなわちミニマップを見て状況を判断する能力が必須。リスク管理さえできていればスプリットプッシュは決して難しい戦術ではない。
ミニマップの活用についてはこちらシーグルを倒そう
スプリットで重要になるのは、状況判断のための視界確保。ジャングルにいるシーグル(鳥)を倒すと、一定範囲内の視界が確保できる。積極的に倒して、敵の位置を把握しよう。
スプリットプッシュの判断基準
スプリットプッシュすべきかの大まかな判断は味方にとって利益がでるか、それとも敵にとって利益となるかを基準に考えればよい。詳しくは下の立ち回りを参考にしよう。
スプリットプッシュすべき場面
- チームがしっかりと敵からタワーを守っている
- チームが敵チームを惹きつけている
- 第3タワーまで味方ミニオンが押している
- スレイヤーレーン担当の敵とゴールド差がある
- 自分とは遠い位置で集団戦が行われている
- 残りHPが少ないタワーを破壊できそう
- 敵チームがミニオン処理を疎かにしている
味方と合流/防衛するべき場面
- マークスマンとメイジが倒されている
- 第3タワー、コアまで敵が攻め込んでいる
- 近くで集団戦が始まった
- 味方がコアを攻撃している
- 一人でも守れそうなタワーがある
- 敵ミニオンがレーンを押している
スプリットの基本的な考え
味方の協力が鍵!
1人だけ別レーンにいることになるので必然的に4対5になる。そうなると集団戦には負けやすくなるので、基本的に味方達には引き気味に戦ってもらうことになる。そして、その隙を狙ってスプリットをすることで最大限活かされる。
スプリットプッシュの注意点
マークスマンでスプリットプッシュするのは基本NG。マークスマンが単独行動してしまうと戦闘が始まってしまった際にかなり味方に負担がかかるだけでなく、マークスマンは機動力や耐久力に難があるので敵ジャングラーなどの餌食となってしまう。
メリットとデメリット
スプリットプッシュのメリット
スプリットプッシュを阻止するために敵が分散すると、チームが前線を押しやすくなる。敵がスプリットプッシュを無視した場合、1,2本のタワーを破壊することができる。
スプリットプッシュのデメリット
絶対に人数差不利になるのでチームに負担がかかり、集団戦で負ける可能性が高い。スプリットプッシュしているプレイヤーが敵に倒されてしまうと敵に前線を押す機会を与えてしまう。
スプリットプッシュ向けのキャラ
スレイヤーレーン
基本的にスプリットプッシュはスレイヤーを担当できるキャラならどれでもできるが、それなりに機動力や耐久力が高く、通常攻撃が速いヒーローが向いている。特に上記3ヒーローはスプリット性能が非常に高い。
ジャングル
機動力が高く、通常攻撃が非常に強力なジャングラーは、中盤以降スプリットをするのも選択肢となる。ナクロスは機動力と攻撃速度で、フェニックはアビ1でのタワー破壊速度でスプリットがやりやすい。
序盤の立ち回り
スプリットプッシュは集団戦が起こり始める中盤から終盤で有効な戦術なので、序盤(レベル1~6)はゴールド稼ぎに集中する。ゴールドを稼いだ分だけスプリットプッシュの時に、ゴリ押しがしやすくなる。
効率良くゴールドを稼ぐ
ゴールドが稼げていないとスプリットプッシュしても敵に倒されやくなってしまうため、リスクに見合わない。ミニオンにトドメの一撃を決めたり、シーグル(青い鳥)やスピリットセンチネルを倒してスレイヤーレーンの敵と差をつけよう。
効率良く育成する方法はこちらタワーを最優先!
早い段階からタワーを破壊できればその分自由に動き回れるようになるので、よりゴールドが稼ぎやすくなる。ただし、味方タワーが破壊されたら意味がないので、タワーを破壊しても自分のレーンを疎かにしないように注意しよう。
序盤のスプリットプッシュ
スプリットプッシュするとしたら、スレイヤーレーンの敵がドラゴン付近の争いに参加している、もしくは回復するためにリコールしたのが確認できたとき。1回のミニオンウェーブでタワー破壊は厳しいが、タワーのHPを半分ぐらい削ることができる。
中盤の立ち回り
中盤(レベル7~12)になるとチームが固まって動き回るようになるので、スプリットプッシュが有効になる。いつスプリットプッシュするかの判断が重要になる。
ドラゴン付近の小競り合い
ドラゴンを巡った小競り合いに敵のメイジが参加しているのを確認できれば、メイジが戻ってくる前にミドルレーンを押してしまおう。最悪タワーが破壊できなくても防衛のために敵が分散すれば味方はドラゴンが狩りやすくなる。
遠い位置で集団戦が起こった時
自分の位置と反対側で起こった戦闘などはたどり着いたころに終わっている可能性のほうが高いので、ミニオンが押しているレーンをスプリットプッシュするのが良い。チームが集団戦に負けてもタワーさえ破壊できれば最悪の状態は免れることができる。
近くの集団戦には参加する
味方チームがゴールドで相当遅れている場合を除き、自分の近くで起こった集団戦には参加しよう。敵を倒してタワーを破壊するのがチームにとって最もプラスとなり、参加できる集団戦を無視してまでスプリットプッシュする必要は無い。
敵が大型モンスターと戦っている時
中盤でダークスレイヤーやアビサルドラゴンクレイダスを倒そうと思うとチームの協力が不可欠。敵チームがこれらのモンスターと戦っていることが確認できたら、敵のHPが残り少ない場合を除き無理に盗もうとせず前線を押すのが良いだろう。
味方が全滅した時
集団戦で味方が全滅し敵がほとんど生き残っている場合は1人でタワー防衛は不可能なので、タワー付近でうろうろするよりも敵のタワーを押して少しでも時間を有効活用したほうが良い。もし敵を引きつけることができれば間接的にタワーを防衛できる。
タワーを防衛すべき場面
敵のマークスマンやメイジなどの遠距離キャラが倒されており、なおかつ自身のHPに余裕がある場合はスプリットプッシュせずにタワー防衛に専念するのが良いだろう。中盤は復活時間が短いのでタワーは比較的守りやすい。
終盤の立ち回り
終盤(レベル13~15)はスプリットプッシュよりも集団戦に勝って一気に前線を押すほうがはるかに有効。スプリットプッシュのリスクがさらに高くなるので、敵に返り討ちに合わないためにもより適切なタイミングで攻める必要がある。
敵が前線を押そうとしている場合
敵が1つのレーンに集中しているときはスプリットプッシュの絶好のタイミング。マークスマンやメイジにタワー防衛を任せ、味方ミニオンが一番押しているレーンをスプリットプッシュしよう。
防衛に専念すべき場面
味方のマークスマンやメイジが倒される、もしくは敵がコアまで攻め込んできた場合は欲張らずにすぐリコールして防衛しよう。スプリットプッシュしてタワーを破壊しても、負けてしまっては元も子もない。
味方が前線を押している場合
味方が前線を押している場合、敵は味方が押そうとしているレーンの防衛で手一杯なはずなので他のレーンを押す良い機会となる。タワーだけでなく敵のジャングルも盗めたらなお良い。
味方が敵のコアまで押している場合
味方がコアまで押している場合はスプリットプッシュせずに味方に加勢しよう。スプリットプッシュをしていたから本来コアを破壊できた場面で破壊できないような事態は最も避けたい。
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