ピックにギャップが
現在、America・EMEA ・Pacificで開催中のVALORANT Champions Tour 2023。選手達のエージェントピックの統計が明らかになりVALORANTの最高ランクレディアントとのピックにギャップがあることが話題になっています。
今回は海外メディア「Dot Esports」とスタッツサイトblitz.ggからVCTリーグとランク帯におけるエージェントのピック率について解説していきます。
VCTでのピック率
スタッツサイトblitz.ggが公開した最新(EP6 Act1)のランキングによると、レディアントランク帯で、最も勝率の高いエージェントは、フェニックス・ブリムストーン・チェンバーの3体。
しかし、この3体のエージェントは、VCT出場中のプロプレイヤーたちによってあまり使われていないことが判明しています。
レディアントではフェニックスが54.8%の勝率を誇り、ブリムストーン(54%)、チェンバー(53.2%)と続きますが、フェニックスはVCT Pacificでは2回しか選ばれておらず、パールでPaper Rexに使用されているのみになっています。
一方、ブリムストーンは、フラクチャーでよく使用されるニッチなピックとみなされています。VCT AmericasではSentinels、100 Thieves、KRÜ Esports、C9、Evil Geniusesが、VCT EMEAではVitality、KOI、BBL Esportsが、そしてVCT Pacificでは、Team Secret, T1, Paper Rex, DetonatioN FocusMe, Talon Esports, Rex Regum Qeonという多くのチームがフラクチャーのコントローラーとしてブリムストーンを採用しています。
2022年に大暴れしたチェンバーに関しては、これまでVCT AmericasでFURIAが一回使用したのみとなっており、VCT EMEAとVCT Pacificではまだ選ばれていません。
競技シーンで変化する理由は?
フェニックス、ブリムストーン、チェンバーがレディアントランク帯では勝率がTop3でありながら、プロシーンで出番が少ないのは、チームのバランスをより重視するからだと考えられます。
例えば、キルジョイはVCT Americasで最も高いピック率(78%)、VCT Pacificで2番目に高いピック率(71%)、VCT EMEAで2番目に高いピック率(55%)を記録しており、チームに有用性を与えていることがわかります。
Riot Gamesはエージェントについて常に全体のバランスを見て調整を行うことを発表しており、調整により、今後プロシーンやランクにおいて変化が起きるのか注目です。
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