インターナショナルリーグに参加する30チームに加え、中国から2チームが参加しているVALORANT史上最大の国際大会「VCT LOCK//IN ブラジル」。
日本時間で2月23日(木)7時ごろよりZETA DIVISION 対 Leviatán が行われ、残念ながら0-2でZETAは敗退となってしまった。
今回はZETA DIVISIONの試合後合同インタビューに参加させて頂いたので、そこでの質問や選手の皆さんの様子をお届けする。
XQQ「後少しTOが早ければ…」
――まずはLaz選手への質問です。現在チェンバーがメタから外れ、Lza選手のエージェントピックも変わってきていると思います。このメタ変更がチームとしての編成、あるいはゲームプレイにどの様な影響を与えていますか?
Laz選手:今までのような動きはできなくなってしまいましたが、前からサイファーやキルジョイを使っていたので、前に戻って、なおかつ今までにはない新しいメタに対応しているという感じです。個人的には…もちろんチェンバーが自分にあっているのは知っていますが、そんなにキルジョイも悪くないと思っていて…好きかどうかと言われるとあれですけど(笑)
――XQQコーチへの質問です。パールではタイムアウトの後に逆転するなど、流れが変わった場タイミングがあったと思います。2回のTOではそれぞれどの様な話し合いをしましたか?
XQQコーチ:多分攻め側と防衛側1ラウンドずつだと思うんですけど、ある程度敵の構成でやってくることがわかっていたので、一番最初は自分たちのスタイルを押し付けつつ、タイムアウトで変えつつ対応していくという風にしていました。特に防衛はいい感じに刺さっていたので、もう1~2ラウンド早く取れればもっと良かったと個人的には反省してます。
――続いてもXQコーチに伺います。マップBANについてなのですが、アイスボックスBANだったと思うのですが、その意図や相手のスプリットBANが予想通りだったかなど教えていただきたいです。
XQQコーチ:これに関してはリーグも近いので、あまり語れないです。ただスプリットやフラクチャーなど、僕たちが得意としているマップを消してくるだろうなというのは予想していました。
――アセントではかなりエリアコントロールなどで苦労されてたと思うのですが、Leviatánの上手かった点などがあれば教えてください。
XQQコーチ:アセントのエリアコントロールは、練習では上手くいっていたんですが、実際Leviatánの攻めを受けてみると、細々としたところの撃ち合いだったりだとか、普段だったら守れている形で守れなくなっていたので、その結果として盤面上ではエリアも取られていて、いいようにやられた風に見えたのかなと思います。
――今大会ではPACIFICリーグチームの活躍が目立っていると思いますが、ZETAにとっては今後リーグで戦う相手になると思います。今大会でのPACIFICリーグチームの試合内容やレベルについて、どのように感じているか教えてください。
XQQコーチ:主にグループアルファのチームだと思うんですけど、アジアはこのマップは強いだろうな…というマップではかなりアドバンテージを持っていて、それプラスDRXのアイスボックスのハーバー・ヴァイパー構成だったりとか、他地域では見られないメタがかなり刺さっている、と言うか先を行っているのが結果的にアジア勢が勝ち進んでいる理由なのかなと思います。
PACIFICリーグのチームにはこのまま決勝まで進んで優勝して、マスターズの枠を勝ち取って欲しいです(笑)
――ZETAの構成を見ていると、他の地域では見られない新しい構成がよく見られると感じています。現時点でも新しい構成を試すというところに注力しているのか、それとも他の地域の構成を真似て、メタに対応しているという方向性なのでしょうか?
XQQコーチ:アセントはかなりオーソドックスな構成なので、パールに関してだと思うんですが、パールに関しては、現パッチにおいて非常にポピュラーな構成になっています。
ただアジアで使うチームが少なく、今大会も2コントローラー編成が多いので少し特殊に見えますが、主にEMEAやNAでよく使われるメタ構成に近いのかなと思っています。
――Laz選手へ質問です。今回対戦したLeviatánは南米のチームで、開催地的にホームにあたるチームだと思います。日本チームとしてはアウェイになるので、何か不利に感じた部分はありましたか?また会場の環境はどうだったか教えてください。
Laz選手:アウェイであることは間違いなくて、歓声の差なども凄い感じはしましたが、試合が始まるとあまり気にならなかったです。
また環境面の差もそれほどなくて、強いて言えば湿気が凄くて……湿気に慣れてるはずだろなと今思いましたね(笑)暑さはそれほど暑くはなくて、会場以外はエアコンがしっかり効いていて快適でした。会場は少し暑かったですが、自分はあまり気になりませんでした。
目標はマスターズ東京ということでしたが、今大会ではどの様な経験が積めたと感じていますか?またリーグに向けて一言お願いします。
Laz選手:大会で強敵に当たるっていうのは他では経験できないので、この大会でこの状態でやった結果どうなったのかっていうのを、いくらでも見返して悪いとこを修正できるので、いい経験値になったと思います。ただもちろんたくさん試合したかったというのはありますね。
リーグが始まって、せっかくマスターズが東京で開催されるので、めちゃくちゃ出たくて(笑)なのでみんな頑張ってます!
――ZETAとしては昨年のFnatic戦を経て、今大会を経て、次のマスターズ東京までは少し時間が開きます。この時間を使ってどの様な準備を進めて行く予定ですか?
Laz選手:マスターズ東京に出るためのリーグ戦、このリーグを絶対に勝ち抜かなくては行けなくて、それが目の前にあるので、今大会で分かった自分たちの修正点をしっかりと直して、かつ新しいメタに対応して、リーグ戦を絶対に勝ち抜きたいと思います。
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