フェイドのピック率が低下
パッチ5.12の大幅弱体化によってピック率が急激に下がったチェンバー。現在、各国で開催されているChallengersでもピック率が最下位を記録するなど驚きの結果となっていますが、プロシーンの中でフェイドのピック率も減少していることを海外メディア「Dot Esports」が報じています。
2022年 フェイドのピック率
フェイドは2022年年末までに、VCT Masters・Championsと各国のLast Chance Qualifiersで平均して50%強のピック率を記録。プール内すべてのマップにおいて人気のエージェントになっていました。
しかし、2023年シーズン序盤からピック率が徐々に低下。VLR.ggのデータによると、Challengers北米、日本、ヨーロッパなどの地域では、全体の平均ピック率はかろうじて25%ありますが、ブラジルでは15%にまで落ち込んでいます。
特にヘイヴンやアセントのマップでは、かつてフェイドは60%以上のピック率を誇っていましたが、現在は珍しいピックになり、ソーヴァがイニシエーターの王座を取り戻す結果となっています。
ピック率低下の理由
フェイドのピック率が低下している理由として、チェンバーの弱体化とキルジョイのピック率上昇が関係していると思われます。
まず、フェイドのプラウラーはチェンバーを攻撃ポイントから追い出すのに最適なアビリティーであったためフェイドのピック率が上昇傾向にありました。しかし、チェンバーのピック率低下とともにこの対抗手段が使用されなくなりました。
さらに、チェンバーの弱体化によって、キルジョイを第一のセンチネルとして使用するチームが増加。キルジョイは、パッチ5.12でロックダウンのHPが150から200に増加するなどアビリティーが強化されています。より多くのチームがキルジョイを使用しているため、フェイドよりもソーヴァのショックボルトとハンターズフューリーを使ってキルジョイに対抗する必要性が出てきたのです。
また、フェイドのシーズとレイズのペイント弾の相性がよく、一緒に使用されることも多くありますが、レイズとジェットの両方を使用するところは少なく、フェイドのピック率低下につながっていると考えられます。
各国でChallengersの大会は続き、2月14日からはVCT LOCK//IN ブラジルも開催。新マップロスターも適用されることから今後のプロシーンにおけるフェイドのピック率にも注目です。
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