ゲーミングPCの電源選びのおすすめポイントです。ゲーミングPC電源容量計算のやり方やブロンズ、ゴールド、プラチナの違いを解説。電源を選ぶ時の参考にしてください。
ゲーミングPCの電源選びのおすすめポイント
手順 | ポイント |
---|---|
⓪ | 自作の場合はまずPCのスペックを決める |
① | 電源容量計算機で使用電力を計算する |
② | 使用電力の2倍のW数の電源を選ぶ |
③ | できるだけ質の良い電源を選ぶ |
④ | 【余裕があれば】大きな電源容量を選ぶ |
自作の場合はまずPCのスペックを決める
ゲーミングPCの電源を選ぶ上で、PC本体のスペックは非常に重要です。スペックが決まらなければ消費電力がわからず、消費電力がわからなければ最適な電源も選べません。自作でゲーミングPCを作る場合は、まずPCのスペックを決めましょう。
電源容量計算機で使用電力を計算する

電源を選ぶためには、まずPCの使用電力を調べる必要があります。PCのスペックから使用電力や必要な電源容量を計算できる計算機を各PCメーカーなどが公開しているので、自身のPCの使用電力を計算してみましょう。
▶ドスパラの電源容量計算機使用電力の2倍のW数の電源を選ぶ
使用電力の計算が完了したら、その2倍以上のW数の電源を選ぶのがおすすめです。電源は負荷率が50%の時に電力変換効率が良くなるように設計されており、電源の劣化を抑えることができるためです。
できるだけ質の良い電源を選ぶ

電源の規格の性能順 |
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TITANIUM > PLATINUM > GOLD > SILVER > BRONZE > STANDARD |
PCの電源には「80PLUS」と言われる規格が存在します。電力の変換効率を示したもので、STANDARDからTITANIUMまでの6段階に分けられています。購入を検討している電源のなかでできる限り性能が良いものを選ぶべきですが、迷ったらGOLDかPLATINUMを選ぶのがおすすめです。
【余裕があれば】大きな電源容量を選ぶ
もし予算に余裕がある場合や今後PCのカスタマイズを考えている場合は、計算した必要電力の2倍より大きな電源容量を選ぶのもおすすめです。電源容量に余裕があればPCをより高性能にアップグレード場合にも、電源を変えずに対応できる可能性もあります。
電源容量の計算のやり方
電源容量計算機を使う
今回は例としてGALLERIA XA7C-R57をドスパラ電源容量計算機で計算してみます。
▶ドスパラの電源容量計算機電源容量計算機にスペックを入力
今回の場合はGALLERIA XA7C-R57の性能を見ながら計算機の内容を埋めていきます。今回のスペックは下記の通りです。パーツ | 商品名 |
---|---|
CPU | Core i7-14700F |
メモリ | DDR5×2 |
NVMe SSD | NVMe SSD |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce RTX 5070 |
DVD/BD | なし |
FAN | 6~12cmFAN×3 |
計算結果

電力計算機で計算した必要電力は392Wとなり、おすすめの電源容量は784Wとなっています。電源は負荷率が50%の時に電力変換効率が良くなるように設計されているため、必要電力の2倍のW数の電源がおすすめとなります。
ゲーミングPCの電源容量とは?
PCの各パーツに電力を供給する重要な部品

PCの電源とは、CPUやグラフィックボードなど各パーツが動くための電気を送る部品です。ゲーミングPCではCPUやグラフィックボードなどの性能面を重視しがちですが、PC電源も非常に大事なパーツです。
PC電源はパソコンの心臓
CPUやグラフィックボードに、動くための電気を送るパーツが電源です。また電源容量というのは、心臓がからだ全体に送り込める血液(電気)の量と例えると想像しやすいかもしれません。
電源容量が足りないとどうなる?
どれだけ優秀なCPUやグラフィックボードを購入しても、電源容量が足りていないとパーツが動くための電気が不足します。満足に性能を引き出すことができないだけでなく、PCが壊れるまでの時間も短くなるなどのデメリットがあります。
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