パソコンを購入する際、予算を抑えたいと思って中古品を検討する人は多いでしょう。でも、よく「中古PCはやめとけ」という声を聞くことがあります。本当にそうなのでしょうか?この記事では、中古PCを避けた方がいい理由や注意点、それでも購入する場合のポイントについて詳しく解説します。
目次
中古で買うのはやめとけと言われる理由
寿命が短いので買い替えがすぐ必要になる
中古のPCはすでに一定期間使用されているため、新品と比較して寿命が短くなる傾向があります。内部部品の劣化が進んでいる可能性もあり、購入後すぐに故障したり、パフォーマンスが低下したりするリスクも考慮しなければなりません。
結果として、短い期間で買い替えが必要になり、かえってコストがかかることもあります。初期費用が安く済んでも、長期的な視点で見ると必ずしもお得とは言えないでしょう。
スペックに応じたパフォーマンスが出るとは限らない
中古PCの場合、元の所有者の使用状況によって、本来のスペック通りのパフォーマンスが発揮できないことがあります。
例えば、高負荷な作業(重たいゲームや動画編集・生配信など)を頻繁に行っていた場合、CPUやGPUなどの主要部品に負担がかかっている可能性があるのです。
また、内部の清掃が行き届いていないと、冷却性能が低下し、動作が不安定になることも。購入前に動作確認をしっかりと行う必要がありますが、隠れた問題点を見抜くのは難しい場合があります。
保証がない/保証期間が短い可能性
中古PCの多くは、メーカー保証が切れているか、ごく短い期間しか残っていないことが一般的です。そのため、購入後に予期せぬトラブルが発生した場合、修理費用は全額自己負担となります。
一方、新品であれば通常1年以上のメーカー保証がついており、無償で修理を受けられる場合があるのです。
この点を考慮すると、中古PCは購入後のリスクが高いと言えるでしょう。特にPCに詳しくない場合は、保証の重要性を理解しておくべきです。
自分好みのカスタマイズができない
中古PCは基本的に販売されている状態での購入となるので、購入時に自分好みにパーツを交換したり、構成を変更したりといったカスタマイズが難しいです。
例えば、メモリを増設したい、グラフィックボードを高性能なものに交換したいといった要望があっても、対応できないことがあります。
新品(特にBTO)であれば、購入時に自分の好みに合わせて構成を選択できるため、この点は中古PCのデメリットと言えるでしょう。
中古で買う場合の危険性
知識次第では騙されるリスクも
中古PC市場は商品の状態や価格設定が不透明な部分が多いです。購入者側に一定の知識がないと、実際よりも状態の悪いものを高額で購入してしまうリスクがあります。
例えば、外観は綺麗でも内部部品が劣化していたり、過去に修理歴があったりする場合でも、素人には見抜けないことがあります。
悪質な販売者の場合、これらの情報を隠して販売することもあるため、注意が必要です。
買う場所次第ではパーツが壊れている可能性もある
個人間の取引や信頼性の低いショップで購入した場合、PCのパーツがすでに故障している場合もあります。また、故障はしていなくても、故障しかかっている可能性があるのです。
動作確認を行ったとしても、短時間では異常が表面化しないこともあります。
特に、精密機械であるPCは、輸送中の衝撃などで内部が損傷することもあるため、どこから買うのか信頼性は非常に重要です。
安易に安いという理由だけで購入すると、後々修理費用がかさむ可能性があります。
安いだけでコスパはよくない
中古PCは一般的に新品よりも安価ですが、安さだけで判断すると、結果的にコストパフォーマンスが悪くなることがあります。
例えば、性能が低すぎて最新のソフトウェアが快適に動作しなかったり、バッテリーの持ちが悪く頻繁に充電が必要になったりするようなケースです。
また、故障のリスクや保証がない点を考慮すると、数年で買い替えが必要になる可能性もあり、長期的に見ると新品を購入するよりも割高になることもあります。
中古で買う際の注意点
個人販売は基本避ける
フリマサイトやオークションサイトなどの個人販売は、価格が安い場合もありますが、商品の状態を正確に把握することが難しいです。トラブルが発生した場合の対応も期待できません。
動作保証がないことがほとんどであり、返品や返金に応じてもらえない可能性もあります。
PCに関する知識が豊富で、自己責任で判断できる場合を除き、個人販売での購入は避けるべきでしょう。
信頼できるPCショップから購入する
中古PCを購入する場合は、実績があり、信頼できるPCショップを選ぶことが重要です。専門の技術者が動作確認やクリーニングを行っているため、一定の品質が期待できます。
また、独自の保証を提供している場合もあり、購入後のトラブルにも対応してもらえる可能性があります。
多少価格が高くても、安心して購入できるショップを選ぶことが、結果的に時間と費用の節約につながります。
短期的な目ではなく長期的な目線で判断する
中古PCを選ぶ際は、初期費用だけでなく、長期的な視点で考えることが大切です。数年後に買い替えが必要になる可能性や、修理費用が発生するリスク、最新のソフトウェアが快適に動作しないことによる業務効率の低下なども考慮に入れるべきです。
多少予算オーバーしても、高性能な新品を購入する方が、結果的に長く快適に使用でき、コストパフォーマンスが良い場合もあります。
中古で買えるおすすめサイト
※一部リストアップしております。
ドスパラ
ドスパラ中古PCの販売も行っており、自社で整備・クリーニングを行っているため、一定の品質が期待できます。
保証期間も設けている場合があり、安心して購入できるでしょう。ゲーミングPCなど、特定のニーズに合わせた中古PCが見つかる可能性もあります。
パソコン工房
パソコン工房もゲーミングPCの中古販売を行っています。
日によって出品内容が大きく変わるサイトであり、10万円前後でPCを購入できるのが強みです。
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