
最近のイヤホン事情というのは日進月歩の世界で、その進化は留まることを知らない。とくにスマホやタブレット、ノートPCなどに接続するワイヤレスイヤホンはそういった進化がとても顕著で音質、音の遅延軽減、バッテリー持ちなどありとあらゆる部分が向上しているのが実情だ。
しかし、イヤホンはその性質上、耳穴に入れたり耳にしっかり固定したりするため、人によっては耳が痛くなってしまう、外の音が聞こえづらくて不安という悩みも少なくない。
そういった方に向けて今回はコスパ抜群のオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「400-BTTWS5BK」をご紹介。つけ心地に困っている方は是非ともこの記事をしっかりとチェックしていってほしい。

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そもそもイヤホンの種類とは?どんなものがあるの?
ワイヤレスイヤホンを選ぶ上でとても重要になるのがつけ心地。人によっては数時間イヤホンをつけながら生活をするという方もいるだろう。そんな装着感を左右するイヤホンの形状には大きく分けて「インイヤー型」と「オープンイヤー型」の2種類がある。
インイヤー型は耳の穴にイヤホンの先端を挿入するタイプのイヤホンで、イヤーピースを耳穴に挿れるカナル型や本体を直接耳穴に差し込むインナーイヤー型などが代表例。密閉感、遮音性が高いため、モバイル機器の音に集中したい、遮音で音を楽しみたいと言った方にとくにおすすめだ。
しかし、密閉感が強いため長時間装着していると耳が痒くなる、痛くなるなどの症状や耳の形に合っていないとすぐに外れてしまう恐れがあるなどはデメリットと言える。

▲公式サイト より
対するオープンイヤー型は耳の穴を塞がず外耳にガイドを引っ掛けて装着をするタイプで、耳穴近くにハウジングの音声出力部分が来るようになっている。
圧迫感が少なく、長時間使用していても耳が疲れづらいのが最大のメリット。外音もしっかり聞こえるため、交通量の多い場所でのランニングなどにも好適といえるだろう。
昔は音漏れが気になるという声も多かったが、最近は技術の進歩により音の指向性がはっきりしているため、あまり大きく音量を上げなければそこまで気になることは少ないだろう。
ただし、密閉型に比べてもちろん外音を遮音する効果は無いに等しいため、とにかく音に集中したいという方には不向き。
今回紹介する「400-BTTWS5BK」はこちらのオープンイヤー型になっている。外音を取り込みながら音楽を聞いて作業をするというような使い方が向いていると言えるだろう。

「400-BTTWS5BK」のスペックは?
それでは気になる「400-BTTWS5BK」のスペックをまとめていこう。

製品サイズ (片耳) | 約4.5×5cm |
---|---|
重量 | ヘッドセット(片耳)/約10g |
適合規格 | Bluetooth5.4 |
周波数範囲 | 2.402-2.480GHz |
伝送方式 | GFSK |
通信距離 | 最大約10m |
電源 | 内蔵型リチウムポリマーバッテリ |
充電時間 | 約2時間 |
連続使用時間 | 通話時/最大約5時間、 音楽再生時間/最大約6.5時間、 スタンバイ時/最大約100時間 |
マイク感度 | -42±1dB |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC |
防水規格 | IPX5 |
製品サイズ | 約W6×D9.5×H2.8cm |
---|---|
重量 | 約54g |
電源 | 内蔵型リチウムポリマーバッテリー |
充電時間 | 最大約2時間 |
この中で特筆すべきはやはり重量と連続使用可能時間。およそ10gで音楽再生およそ6.5時間、待機およそ100時間というのはかなり良好と言える。
充電ケースと合わせても100g以下とかなり軽量のため、外に持ち運ぶ際に荷物になることも少なそうだ。
また、詳しくは後述するが通信距離と通信も良く、壁2枚隔てた廊下を挟んだ向かいの部屋などでも全く途切れたり飛んだりすることなく音楽を鑑賞することが出来た点も高評価。
価格を考えるとコーデックがSBCにしか対応していないのは仕方ないだろう。また、防水はIPX5のため水没には注意したい。
「400-BTTWS5BK」実機レビュー
今回はサンワサプライさんからこちらのイヤホンをご提供頂いたので詳しく見ていく。
開封~重さ、サイズ感

付属品は本体と本体ケース、説明書にUSB-Cケーブルが同梱されている。
USB-Cケーブルは長さおよそ15cmのため、ACアダプタなどを使用する際はもう少し長いUSBケーブルを用意しても良いかもしれない。

手持ちのウォークマンA300シリーズとの比較。通常のワイヤレスイヤホンよりガイドの分少し大きめと言うことが出来るだろう。
ただし、本体自体が大きいわけでは無いので、そこまで存在感があるわけではない。

手のひらに乗せても分かる通り、そこまで大きさは感じない。また、重量もかなり軽い。

こちらがケース込みの重量で

こちらが本体のみの重量。片耳わずか9gとなっているので、つけていても重量を感じることは無かった。
装着感

こちらがつけた様子。しっかりフィットしている。

▲メガネのツルと干渉してしまっている。
ただし、こちらはオープンイヤー型の宿命ではあるが、メガネのツルと干渉してしまうことがある。この状態で長時間使用すると耳の裏に痛みを感じることがあるため注意しよう。
コンタクトレンズを使用するか、干渉しないように位置を調整しながら使用するようにしておくと良いだろう。

こちらが本体収納時の形になる。向かって上下を逆に入れるようになるので、収納の際は注意しよう。
磁石が搭載されているので、正しく収納するとしっかりと収まる。
外耳に当てるガイド部分はゴム素材になっており、自由に形を変えられるためどんな耳にもフィットしやすいと言えるだろう。

実際の使用感

まずはウォークマンと接続し、音楽を聞いてみる。

通常のBluetoothイヤホンと同じく、ケースから取り出すとペアリングモードになるためダイアログから選んで接続しよう。
実際に聞いてみての第一印象は「価格の割にかなり良い」だった。
当然1万円を超えるような高級イヤホンたちと比べるとどうしても劣ってはしまうものの、これくらいの価格帯でありがちな中音域帯しか目立たない、俗に言う「かまぼこ傾向」と言われる感じでもなく、全体的にバランスが良いと言える。
ただ、少しノイズが気になるので、周りの音量が大きいところで使用するとあまり音が上手く聞き取れないということになりかねない可能性はあるだろう。

肝心のゲームに関してだが…
そのままだとかなり音ズレが気になるレベル。0.5秒程度は遅れるため、音ゲーやFPSなどはかなり辛いだろう。

▲公式サイト より
ゲームモードという遅延を抑えるモードが付いているため、こちらを使用することで多少は良くなる。
が、やはり遅れているなというのは体感できるレベルなので、あまり音が重要ではないソーシャルゲームなど向けと言えるだろう。

まとめ:コスパに優れるオープンイヤーを求める方には是非ともおすすめしたい

今回はサンワサプライのコスパ良好開放型ワイヤレスイヤホン「400-BTTWS5BK」をご紹介した。
少し機能が少なかったり音ズレが気になったりなどはあるものの、価格を考えると十二分に及第点。
また、マイクも今回は少し試したが相手もとくに違和感を覚えることは無かったそうで、クリアな音声とのことだった。
主に音楽鑑賞をしながらランニングを楽しんだり、外作業のお供に使用したりといったカジュアルな使い方に好適と言えるだろう。
オープンイヤーでそこそこ良い音を安く上げたいという方にはかなり良い選択肢となるため、今回の記事を参考に是非とも一度手にとってみてほしい。
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