黒猫のウィズについて質問してみよう。
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アルドベリクのセリフ
昔のイベントですみません。
ぽっっ!かみさまの3-5のストーリーで
リュディがアルドベリクに言われた言葉
『お前が下した判断が正しいものだったとしても、時がそれを拒むことがある。だが、落ち込むことはない。時がそれを受け入れることもある。何にしても、何か答えは出してくれるものだ。』
というのがありますが、
このセリフが難しく、馬鹿な私には理解できません。
なんとなく「進んだ道を振り返るな」という意味だろうと思いましたが、
『答えは出してくれるもの』とは どういうこと?ここで何が言いたい?って感じです。
皆さんはご意見ご感想をお聞かせください。
これまでの回答一覧 (4)
「答え」とは正答に限らず何かに対して返ってくるものの事をさす言葉だと思います。ですから、アルドベリクがリュディに放った言葉の意味は
「何か判断をしたなら必ずいつかその結果が返ってくる。その結果を見れば結局判断が正しかったかどうかは分かるのだから、自分のした判断が正しいかを後から悩んだところで意味が無い」
といったような感じでしょうか。これはざっくり言ってしまえば質問主さんの言った「進んだ道を振り返るな」という意味にもなりますね。
ぽっっ!かみさまの世界観で言えば未来にリザがいますから、リュディに言わせれば「未来にいるリザは答えを見ている」ということになりますね。
人生は選択の連続です。
自分が選んだ行動が正しかったか、間違っていたか、それは時間が経ってみないと分からない事や、
当時は正しいつもりでも後になって後悔してしまう事はたくさんあります。
誰を殺して誰を助けるか
リュディの話では助けた人が実は悪人だった等の話も多く、何が正しいのか分からない状況が上手く作られています。
リュディはとても優しく、強い存在です。
リュディはいつも誰かを助けようとしているので結果的に選択を間違えてしまうこともあるでしょう。
アルドベリクはきっと、そんな優しいリュディが後悔から誰かに優しくすることを躊躇わないようにかけた言葉だと思います。
リュディが魔界に居るべきではないと言っていたのも同じ理由かなと思います。
ストーリー等と紐付けて……はできませんでしたが、個人的に納得というか思うところがあったので回答します。
「正しいものだったとしても〜拒むことがある」
というのは、仮に正しい判断をしても、技術や資源の不足、他者の無理解といった要因により実を結ばない事柄もあると言っているのだと思います。物事には運が絡むので、正しさだけではどうにもなりません。たとえば、死後になって評価された作家や芸術家なんかは 時間≒生まれた時代の評価者たち に嫌われた例ですね。革命家や思想家や、人知れず道なき道をゆくリュディだってそうです。
ただ、ここでの時間とは、評価者ではなく、結果そのものだとか、運命といった意味ではないでしょうか。
どう転ぶとしても、未来は必ず現在になり、自分の判断の結果は自ずと目にすることになるでしょう。そして、今みえる結果だけがその出来事の真相なのか、未来になるまではわかりません。永遠にその繰り返しです。
どこまでも事実があり、是非があり、理性のある限り判断を下す自分がある。
過去も未来もだれにもわからないので、今見える事実と自分の判断を大切にするしかない、それが時間との向き合い方だ、という意味に捉えました。個人的には色々共感できる考えです。
時間への達観は長命種族らしくもありますね。何より、リアリストながら情緒的なところのあるアルドベリクらしい言だと思いました。
同じリアリストでも、テオドリクならもっとゴリゴリ攻めの姿勢を見せそうですし、リフィルにはこんな冗長な詩情はないと思います。
どうやら私は違った見方をしていたみたいなので、覚書程度に記しておきます。
『正しさ』あるいは『正義』に関わる哲学に、その回想のアルドベリクのセリフに近しいものがあり、ただ、『神』とか『世界』などと表される部分が『時』になっている、と感じました。つまり、極悪マフィアの首領がキリストの救いを口にするように、アルドベリクはセティエを信仰してるのかな、と。
そしてリュディガーは、『時』と未来にいるはずのリザを重ねて、リザに対する信仰、神に対するような愛を口にしたのかな、と。
そう思いました。
追記:「時がそれを拒むことがある〜受け入れることもある」の部分についてはアルさん故の考えですね。ウィズセレ~ロストエデン3までのアルドベリクとルシエラの辿って来た道を思い返しながらこの発言を考えてみると、深いものがありますね。