Switch2(ニンテンドースイッチ2)の純正カメラとパックンフラワーカメラ(HORI)の使用感レビューです。Switch2のカメラ購入を考えている人は参考にしてください。
純正とパックンフラワーは何が違う?

Switch2では、USBカメラを接続することで、ビデオチャットでお互いの顔を表示させながら一緒にゲームを楽しんだり、ゲーム上に自分の姿を登場させたりすることができる。
本稿では、Switch2と同時発売された「純正カメラ(Nintendo Switch 2 カメラ)」と、HORIのパックンフラワー型のUSBカメラ(USBカメラfor Nintendo Switch 2)を使用した感想を紹介。
どちらも「TVモード」「テーブルモード」「携帯モード」で使用でき、USB-CケーブルをSwitch2本体に接続して使う点は共通だ。
主な違いとしては解像度や画角が異なっている。
純正カメラ | パックンフラワー | |
解像度 | 1920×1080 (フルHD) | 640×480 |
レンズ画角 | 約110度 | 約85度 |
重さ | 約111g | 約30g(カメラ本体) 約80g(台座部分) |
「純正カメラ」らしい十分なスペックと機能

純正カメラの性能は、フルHD&約110度の画角というだけあって、TVモードでリビングに置いた時も、顔をキレイに映してくれるだけのスペックを持っていると感じた。

実際に映してみるとこのようになり、多少離れていても顔や体がくっきり見える。
※:Switch2本体設定にある「USBカメラの動作チェック」でキャプチャー機能が使えなかったため、上記キャプチャーはPC接続して出力したものを掲載している(次のパックンフラワーも同様)
機能としては、高感度イメージセンサーによって人の顔を検出。明るさを自動補正してくれるほか、カメラリング部分を回すことでレンズを隠せるプライバシーシャッターを搭載する。
また、カメラ使用時に点滅して教えてくれる動作ランプなどひと通りの性能が揃っており、スキのないスペックや機能はさすが純正品といったところ。
デザインもシックで無駄がない。どんな部屋に馴染む
純正カメラの魅力はスペックだけではない。削ぎ落とされたシンプルなデザインと機能美が目を見張る。

まず、スタンドの部分。底面に硬質なゴムを採用しており、設置面をしっかりグリップ。台座部にも重量があるため安定感が非常に高い。
TVモードから本体を持ち出すときに、そばにある純正カメラに接触するケースも考えられるが、ちょっと触れる程度であれば倒れなかった。
支柱部分は金属製で手触りがよく、質感は単なるUSBカメラの域を超える。黒一色のカラーリングもシックで、リビングに置いても馴染む&馴染む。
また、カメラリングを回すと物理的にレンズ部が隠れる点は先ほど述べたが、レンズを隠すカバーが白のため、視認しやすい。

どこまでも機能美に溢れているといえよう。なお、USB-Cケーブルはカメラ背面から挿す構造になっている。
純正カメラにはない機能を持つ「パックンフラワー」

パックンフラワーの性能は、640×480の解像度と約85度の画角。
スペックとしては純正カメラに軍配が上がるが、パックンフラワーのカメラ本体は約30gという軽さで、台座から外して本体に直接カメラを接続することが可能。純正カメラにはない機能を持ち合わせる。
実際に付けてみても「重くなったな」といった印象はない。特に携帯モードでは自分の顔を正面に映せるうえ、置き場所を考えなくてよい点はありがたい。

また、台座部分はパカっと開いてストッパーにもなる。なので、PCモニターやテレビ上部に設置することも可能。使い方の幅が広い優等生だ。

さらに、パックンフラワーの口部分は開閉することができるため、カメラを使用しない時はプライベートシャッターとしての機能を果たしてくれる。こうしたギミックとアイデアもすごい!

画質はこのようなイメージ。スペックは純正カメラほどではないが、以上の様々な機能によって「1人でプレイする場面」をサポートしてくれる設計が随所に施されていると感じた。
自身の顔を表示させる程度であれば機能としても十分ではないだろうか。
プラスチックの素材感が愛くるしさにつながっている!

パックンフラワーカメラの魅力はなんといっても、その機能とアイデアを落とし込んだデザインだろう。
キュートでビビッドなパーツたちはプラスチックで構成されているが、チープさはまったくない!
むしろ、プラスチックの素材感が生かされていて、プラスチックであるからこそポップさを実現できている一品になっている。

作品の世界観を壊すことなく、必要十分な機能とイカしたデザインが実装されている素晴らしいライセンス品といえる。
評価:両方購入全然アリ!
任天堂の純正カメラ、そしてHORIのパックンフラワー型カメラをそれぞれ使ってみたが、正直なところ「2台持ち、アリ」だ。
純正カメラは“高画質なカメラ”として、パックンフラワーは“設置場所やシーンを制限しないプライベート用のカメラ”として使用。
例えば、家族がいるリビングにはテレビ周りのインテリアにもなる純正カメラ、自分の部屋ではデスク周辺のアクセサリーとして可愛らしい存在感のあるパックンフラワーーー場所によって使い分けてみるのも良いだろう。
どちらも高さは15センチ程度なので、部屋やデスクを圧迫するサイズではない点も魅力だ。
Switch2用カメラ一覧
Switch2の関連記事

Switch2の注目記事
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
ログインするともっとみられますコメントできます