Switch2(ニンテンドースイッチ2)のスペック・性能まとめです。Switchと何が違うのか、スペック面での違いを踏まえて進化した点を掲載。Switch2スペックとSwitchとの違いについて知りたい人は参考にしてください。
目次
- Switch2とSwitchのスペック面の違い
- ①本体サイズが大きくなった
- ②ディスプレイのサイズも大きくなった
- ③本体の重さは約100g重くなった
- ④ディスプレイの画素数が2倍違う
- ⑤フレームレートが最大120fpsにアップ
- ⑥本体内蔵メモリーがSwitchと8倍違う
- ⑦メモリーカードはmicroSD Expressメモリーカードのみ対応
- ⑧内蔵バッテリー量は20%増量したが…
- Switch2とSwitchの機能面の違い
- ①「ゲームチャット」を新搭載
- ②「Cボタン」を新設
- ③Switch2カメラに対応
- ④ゲーム内に自分が登場する!
- ⑤ジョイコンがスライド式からマグネット式に
- ⑥ジョイコンがマウスにもなる
- ⑦ジョイコン2はボタンの大きさもアップ
- ⑧上面にもUSB-C端子を搭載
- ⑨上面にはマイクも搭載
- ⑩ドックに有線LAN端子を搭載
- ⑪:ドックには放熱用のファンも新搭載
- ⑫:ゲームキューブのタイトルが遊べる
Switch2とSwitchのスペック面の違い
①本体サイズが大きくなった

Switch2とSwitchで何が違うのか、最もわかりやすいのが本体のサイズだろう。Switch2では縦方向に14mm、横方向に33mm大きくなった。スティックやボタンも大きくなったことで、Switchとは異なる操作感が得られるはずだ。
サイズが大きくなったことによる握りやすさなどの変化は、メディア体験会レポート(4月4日公開予定)にて詳細する。
Switch2 | Switch | |
116mm | 縦 | 102mm |
272mm | 横 | 239mm |
②ディスプレイのサイズも大きくなった

本体が大きくなったのと同時に、Switch2はディスプレイのサイズも拡大。7.9インチのタッチスクリーンを搭載している。6.2インチのSwitchと比較すると、ディスプレイのサイズは面積比で約1.6倍ほど広くなっている。7.0インチの有機ELモデルと比べてもひと回り大きい。
7.9インチというと一般的なタブレットデバイスのサイズ。大きな画面いっぱいにゲームの世界が広がることで、これまでよりも深い没入感を得られるだろう。
Switch 2 | Switch | Switch 有機ELモデル |
7.9インチ | 6.2インチ | 7.0インチ |
③本体の重さは約100g重くなった
スペックアップや本体サイズの拡大に伴い、重さはそれなりにアップ。具体的にはSwitch2はSwitchに比べると約136g増えている。
長い時間のプレイ時にどのように影響してくるかは、現時点では不明だ。しかし、Switch2はマウス操作ができたり、4Kに対応していたりと、本体を手に持ってプレイする「携帯モード」だけではない多様な楽しみ方が広がっている。
手に持たないのであれば重さは関係ないので、あまり気にする必要はないのかもしれない。
Switch2 | Switch | Switch 有機ELモデル |
約534g 〔うち、ジョイコン2の重さ が約133g) | 約398g 〔うち、ジョイコンの重さ が約101.1g) | 約420g 〔うち、ジョイコンの重さ が約101.1g) |
※:Switch2はジョイコン2装着時、Switch/Switch有機ELモデルはジョイコン装着時
④ディスプレイの画素数が2倍違う
ディスプレイの解像度も大幅に進化した。Switchが1280x720ピクセルの「HD(720p)」と呼ばれる解像度なのに対し、Switch2は1920x1080ピクセルで「フルHD(1080p)」に対応。従来の約2.25倍の画素数となっている。


上の比較画像を見てみると、1080と書かれたフルHDの解像度のほうが精細なのがわかる。ゲーム表現の幅を広げてくれる嬉しいスペックアップといえるだろう。
TVモードは4Kに対応で美麗さが違う

ドックからTVやディスプレイに接続した状態の「TVモード」での画面解像度は3840x2160ピクセルで「4K(2160p)」に対応。さらに高精細なグラフィックで作品を楽しむことができる。
HDR対応で明暗差が違う
Switch2は「HDR(High Dynamic Range)」と呼ばれる明るさの階調を幅広く表現してくれる技術に対応。暗い部分は黒つぶれせず、明るい部分は白飛びせずに描写が可能だ。

特にゲーム作品の場合、暗い洞窟を冒険したり、光に包まれたりする演出など、幅広い階調表現を求められるシーンが多い。HDRに対応したことでクリエイターの意図をこれまでよりも反映できる環境が整ったと言える。
⑤フレームレートが最大120fpsにアップ
Switch2のフレームレートは最大120fpsの可変リフレッシュレートに対応。Switch/Switch有機ELモデルが最大60fpsだったのに比べると2倍にアップしており、なめらかになった映像が楽しめる。
なお携帯モード、テーブルモード、TVモードいずれのモードでも最大120fpsに対応しているが、TVモードの4K出力時は最大60fpsに限定される。
Switch2 | Switch | Switch 有機モデル |
最大120fps | 最大60fps | 最大60fps |
⑥Switchの10倍のグラフィック性能
Switch2はNVIDIA製のカスタムCPU/GPUを搭載。グラフィックパフォーマンスがSwitchの10倍になるという。これはNVIDIAの公式ブログが明かしたもの。
GPUには「RTコア」と「Tensorコア」、2つの専用回路を備える。前者は「リアルタイムレイトレーシング」を実現し、ライティングや反射、影をより美しく表現。
後者はDLSS(Deep Learning Super Sampling)と呼ばれるAIを活用した超解像技術で、レンダリングされたゲーム画面をリアルタイムに高解像度にアップスケールしてくれる。
⑦本体内蔵メモリーがSwitchと8倍違う
Switch2の本体保存メモリーは256GBで、Switchの32GBに比べると8倍もアップ、有機ELモデルの64GBと比較すると4倍も増えている。

公式サイトの説明では『ティアキン』や『あつ森』など5作品をダウンロードしても7割以上の容量が残ると記載がある。

また、数値としては公表されていないが、データの読み出しや書き込み速度も大幅にアップしているという。
読み込みの待ち時間が減ってストレスなくゲームを楽しめたり、本体容量がいっぱいでデータを整理したりする手間が省けたりと、よりゲームに集中できるうれしいスペックアップだ。
Switch2 | Switch | Switch 有機ELモデル |
256GB | 32GB | 64GB |
⑧メモリーカードはmicroSD Expressメモリーカードのみ対応
Switch/Switch有機ELモデルがmicroSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード対応だったのに対し、Switch2はmicroSD Expressメモリーカードのみ対応(最大2TBまで)。

SD Expressではないメモリカードの場合はNintendo Switchからの画面写真/動画のコピーにのみ利用可能だ。
なお、ライセンス商品としてサムスン製とサンディスク製のmicroSD Expressメモリーカードが案内されている。
⑨内蔵バッテリー量は20%増量したが…
Switch2はSwitchと同様にリチウムイオンバッテリーを内蔵バッテリーに搭載。Switchが4310mAhだったのに対し、5220mAhと20%以上も増加している。
一方で、遊ぶソフトによって変わるが、バッテリーの持続時間はSwitch2は約2時間〜6.5時間。Switch/Switch有機ELモデルの約4.5~9.0時間からは控えめな数字になっている。
本体のスペック向上やHDRの対応などで消費電力が増えていることも影響しているだろう。

とはいえ、Switch2は本体上面にもUSB-C端子が搭載されているので、プレイしながらの充電が考慮された設計になっている点は安心だ。
なお、旧モデルのSwitch(2019年8月30日以前に販売していたモデル)のバッテリー持続時間は約2.5〜6.5時間だったので、旧モデルで所有していた人はバッテリーの持ち具合のイメージが湧くかもしれない。
Switch2 | Switch | Switch 有機ELモデル |
5220mAh | 4310mAh | 4310mAh |
Switch2とSwitchの機能面の違い
①「ゲームチャット」を新搭載
「ゲームチャット」はSwitch2本体だけでフレンドとボイスチャットやゲーム画面の共有が楽しめる機能。ボイスチャットでは最大12人で会話をすることができ、ゲーム画面の共有は最大4人まで対応している。

面白いのは、異なるゲームをプレイしていても、それぞれのゲーム画面を見せ合える点。もちろん、みんなで一緒に遊んでいるゲームを共有することも可能だ。
②「Cボタン」を新設
「ゲームチャット」のボイスチャットやゲーム画面共有はSwitch2のジョイコンである「ジョイコン2」に新たに搭載された「Cボタン」を押してアクセスする。

「Cボタン」にはコミュニケーションに関連する機能がまとまっており、音声チャット中に素早くミュートにできるなど、使い勝手も良さそうだ。
③Switch2カメラに対応
また、別売の「Switch2カメラ」やUSBウェブカメラを本体に接続すれば、自分の姿を映しながらビデオチャットを行うことも可能。背景を非表示にして部屋を映さないようなこともできる。

Switch2カメラの価格・発売は?機能は何ができる?【スイッチ2】
④ゲーム内に自分が登場する!
対応ソフトでは「ゲームチャット」に参加するメンバーと「カメラプレイ」で遊ぶことが可能。例えば、「スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV」では、操作キャラに吹き出しがつくような形で顔が表示されるようになる。
⑤ジョイコンがスライド式からマグネット式に
ジョイコン2は本体に内蔵されたそれぞれのマグネットによって、接続部分に近づければ「ピタッ」とくっつくようにセットされる。
Switchではレールに沿って上下にスライドさせる形で接続していたが、よりシンプルな接続方式となったことで、装着時の使い勝手の向上が期待できる。

一方、外す時はボタンを1つ押すだけで容易に取り外すことが可能。取り外しもスムーズになっている。

進化したジョイコン2(Joy-Con 2)の機能やデザイン、性能などを解説
⑥ジョイコンがマウスにもなる
ジョイコン2はマウスとしても使える。ジョイコン2の側面(本体側)のセンサー部分を下に向けて滑らせることでマウスのように操作することが可能に。

左右のジョイコン2どちらもマウスとして対応しており、「Drug and Drive(ドラッグアンドドライブ)」のような、2つのマウスを使ったゲームも発表されている。

Switchのジョイコンでも利用できたおすそわけはもちろん利用可能だ。
⑦ジョイコン2はボタンの大きさもアップ
「L/Rボタン」は長く、「SL/SRボタン」も大きくなっており、操作性が上がっている。

⑧上面にもUSB-C端子を搭載
Switch2では、新たに本体上面にUSB-C端子を搭載。Switch2カメラを接続して、ゲームチャットやカメラプレイを楽しんだり、充電をしながらゲームを遊んだりすることができる。

⑨上面にはマイクも搭載
Switch本体にはマイクが内蔵されていなかったため、ボイスチャットや音声入力を行う場合は、外付けのマイクやヘッドセットを使用する必要があった。
しかし、Switch2では本体上面に新たにマイクを搭載。これにより気軽にボイスチャットができるようになっている。

マイクはゲーム音や周囲の雑音を拾わず、プレイヤーの声だけを拾うように工夫されており、まわりの音を気にせずにフレンドをコミュニケーションを取ることが可能だ。

⑩ドックに有線LAN端子を搭載
Switch有機ELモデルでは有線LAN端子が採用されていたが、Switch2にも有線LAN端子が搭載されることになった。HDMI端子、USB端子×2、有線LAN端子の構成となる。

⑪ドックには放熱用のファンも新搭載
スペックが上がったことで排熱性も求められるため、Switch2のドックには新たに放熱用のファンを搭載。発熱を抑えて、安定した性能をキープできる。

⑫ゲームキューブのタイトルが遊べる
「Nintendo Switch Online + 追加パック」のSwitch2専用のサービスとして、「ゲームキューブ」のタイトルが遊べる「ニンテンドー ゲームキューブ Nintendo Classics」が配信される。配信日はSwitch2の発売日と同じ6月15日。
サービス開始時には『ゼルダの伝説 風のタクト』や『F-ZERO GX』、『ソウルキャリバーⅡ』の配信を予定している。また、タイトル毎に操作説明画面を用意し、どのボタンで何ができるのか確認することができる。
ざっと20テーマほど、Switch/Switch有機ELモデルとSwitch2の違いについて説明してきたが、このほかにも、Switch2のプロコンには背面にボタンがあったり、『Nintendo Switch App』と連携してプレイをサポートしてくれたりする機能があるなど、書き足りない要素が盛りだくさん。
Switch2の発売が待ち遠しくなるばかりだ。
Switch2の関連記事

Switch2の注目記事
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
ログインするともっとみられますコメントできます