シャドバビヨンドでMasterランクに到達した筆者が、ランク上げとグループ維持を目指すうえで大事だと思った要素について解説。
はじめに
この記事について

この記事では、シャドバビヨンドでMasterランクに到達した筆者が、ランク上げとグループ維持を目指すうえで大事だと思った要素について解説していきます。
主にダイヤモンドグループ維持について解説
ランクはプレイ時間を費やすことで上がっていくため、本記事ではダイヤモンドグループを維持することに重きを置いて解説していきます
中級者以上向けの内容
この記事は主に中級者以上の方向けの内容になっています。今作から始めた初心者の方などはグループにこだわらずに自由に楽しむことをおすすめします。
ランク毎にダイヤモンドグループのレベルも異なる
ダイヤモンドもランクごとにレベルが異なります。本記事は、主にAA〜Masterランクのダイヤモンド帯についての解説となります。
ダイヤモンドの維持は難しいのが前提
ダイヤモンドは高勝率のプレイヤーのみがマッチングするため、その中でさらに勝率を維持しようとするのは非常に難しく、たとえプロであってもサファイアに落ちることもあります。ダイヤモンドの維持はかなりシビアだということを前提に読んでいただけると幸いです。
自己紹介
今回の記事の筆者について軽く紹介します。
※個人の特定を防ぐためある程度情報をぼかしています。
筆者の情報(ビヨンド)

ランク | Master |
---|---|
プレイ時間 | 1日4〜12時間 |
プレイスタイル | 数をこなす、あらゆる選択肢を試す |
よく使うデッキ | 人形ネメシス |
前作のやり込み歴

シャドバ歴 | 前作2弾〜最終弾まで |
---|---|
ランク | 全シーズングランドマスター到達 ランクマッチ累積勝利数20000↑ |
大会実績 | 大規模公式大会上位入賞経験あり |
試合前にやること
- 現環境の把握がカギ
- 使うデッキはなるべくTier1から選ぼう
- 安定感重視なら「事故率が低いデッキ」を
- 各デッキの理解を深めよう
現環境の把握がカギ

ダイヤモンド帯を維持するには、現在の環境を正しく理解しておくことが重要です。Tier1〜2に位置するデッキのリストや、それぞれの相性・フィニッシュ手段をざっくり把握しておきましょう。
現在の環境は以下で確認しよう
最強デッキランキング使うデッキはなるべくTier1から選ぼう
自分が使うデッキは、Tier1のデッキから自分のプレイスタイルにあったものを選ぶのがオススメです。Tier1のデッキは不利な対面が少なく、プレイ次第で幅広い状況に対応できます。また、強力なフィニッシャーを備えているため、安定して勝ちやすく、ダイヤ維持を目指すなら欠かせない存在です。
Tier2以下のデッキはリスクが高い
Tier2やそれ以下のデッキにも強い点はありますが、環境によって不利なマッチアップが増えたり、安定感に欠けたり、対策されやすかったりと、ランクマッチで長期的に勝ち続けるには向いていないことが多いです。
安定感重視なら「事故率が低いデッキ」を

Tier1の中でも、事故が少なく複数の勝ち筋を持てるデッキが特におすすめです。たとえば人形ネメシスは、低コストフォロワーによるテンポ、ドロー、除去、回復と全体的にバランスが良く、相手に応じて柔軟に勝ち方を変えられるため、非常に安定感があるので、自分は人形ネメシスを選択しました。
上振れ型デッキは波が激しい
スペルウィッチのような上振れ型のデッキは、爆発力はあるものの、下振れによってどうしようもなく負けることもあります。特にダイヤ帯では相手のプレイレベルも高く、自分がうまく回っても押し切れないことがあるため、安定して勝ちたい場合は避けたほうが無難です。
高難度デッキは熟練者向け

妖精エルフやAFネメシスのような「使いこなせれば最強」みたいなデッキは、道中のプレイングが常に分岐していて、高度な大局観や判断力が求められるため、よほど練度が高くない限り勝率を維持するのが難しいです。自信の無い方は素直に簡単で強いデッキを使う方が勝率が出やすいです。
デッキの理解を深めよう

デッキを決めたら、まずはそのデッキの基本的な動きや、各マッチアップでの立ち回りをしっかりと覚えましょう。いきなりランクに行くのではなく、ルームマッチやプラクティスなどでマリガンや回し方を確認してから挑むのがおすすめです。
相手のデッキも理解しておく
自分のデッキだけでなく、相手のデッキの勝ち筋や最大打点を把握することも重要です。これにより「この体力まで削ればリーサルが見える」「この体力ならまだ耐えられる」といった判断ができ、勝率UPにつながります。
プロや上位プレイヤーのプレイを参考に
より上達したいなら、プロプレイヤーや上位ランカーの配信・SNSをチェックすることもおすすめです。プレイの意図や判断基準を解説してくれていることが多く、非常に参考になります。
Gamewithの情報も活用しよう
Gamewithでは、プロによる最新のデッキリストや各デッキの基本的な立ち回り方の解説記事が多数掲載中です。よければ情報収集の一環として活用してください。
▶プロ監修デッキまとめプレイ中に気をつけること
- なるべく相手のターンに考えよう
- 凡ミスをなくそう
- 手癖でのプレイに注意
- 勝ち筋・負け筋を常に意識する
なるべく相手のターンに考えよう

相手のターン中もできることはたくさんあります。公開情報の整理、次の展開のシミュレーション、思考時間から手札の状況を読むなど、自分のターンをスムーズに進めるための準備時間として活用しましょう。
公開情報を整理する
アーティファクトやフェアリー、人形の枚数、加わったカードの種類などを確認しておきましょう。特にデストロイAFの種類を把握しておけば、次のターンでリーサルがあるかどうか、除去範囲などをある程度予測できます。
数を数えるだけで勝率が上がる

数を数えて把握しておくだけで、勝率が上がる場合もあります。たとえばAFネメシスの「コア」の総数は重要です。「10PP時点で11枚集まっていなければイクシードアーティファクトは出てこない」といったように、数えるだけで勝敗に関わる判断材料になります。
凡ミスをなくそう
ちょっとしたミス、たとえば無意味なトレードや手札の燃焼、進化と超進化の誤使用などでも、負けに直結します。気をつければ防げるミスはゼロを目指しましょう。
手癖でのプレイに注意
一見「正しい」と思える行動でも、一度立ち止まって他により良い選択肢がないか考える習慣をつけることが大切です。たとえばエルフで3ターン目に「聖樹の杖」を無意識に出す癖があると、序盤に盤面で押せる展開が来たときにチャンスを逃してしまうことがあります。
自分では気づきにくい
こうした「なんとなくのプレイ」は、自分では気づきづらく、「なぜ勝てないのか」がわからなくなりがちです。プレイ中は意図を持つよう心がけたり、他の人の試合を観察して、自分との違いを探すことが改善につながります。
勝ち筋・負け筋を常に意識する

手札や公開情報をもとに、「この試合、どうやって勝つか?」「どんな展開だと負けるか?」を常に考えてみましょう。勝敗の分かれ目を意識することが、プレイの精度を高めます。
勝敗の条件を読み取る
相手の狙っているプランを妨害しながら、こちらが勝ち筋につながる動きを押し付けていくことが重要です。この判断力はすぐに身につくものではありませんが、多くの試合をこなすことで徐々に磨かれていきます。
相手の苦手な展開を押しつける
たとえばAFネメシス相手に体力4以上のフォロワーを並べると、デストロイγだけでは返せなくなり、EPや他のリソースを使わせることができます。相手が嫌がる展開を作ることで、自然と試合を有利に進められるようになります。
試合後にやること
- プレイをざっくり振り返る
- 環境の変化をチェックする
- 一旦落ち着く
- 戦績を記録してみる
プレイ内容をざっくりと振り返る

毎試合やる必要はないですが、「あそこでああしてれば勝てたかも」と思う部分があったときは、リプレイで見返してみたりすることで今後似たような展開があった時に選択肢を広げることができます。
環境の変化をチェックする

特にミスもしていないのにキツい試合が増えてきた時は、環境(メタ)が変化している可能性があります。SNSなどで強い連勝リストなどが公開されていないか調べてみましょう。もし極端に不利なデッキが増えているようなら、思い切ってデッキを変えるのもひとつの手です。
一旦落ち着く
どれだけ上手くプレイしても、運によってどうしようもない試合は必ず発生します。そういう試合に遭遇しても、焦ったり怒ったりせずに、冷静に次の試合に臨むことが大切です。感情がプレイに影響すると、ミスが増えて悪循環になってしまいます。
戦績を記録してみる
戦績をつけることで、自分の調子やサファイア降格の目安が見えやすくなります。筆者の体感だと、ダイヤ帯では高い勝率を出さずとも大きく負け越さなければ維持は可能です。実際、20戦ほどやって負け越さないことを目標としていました。
モチベーションの保ち方
- 降格しても気にしない
- 体調やメンタルを整える
- なんらかの目標を持って取り組む
降格しても気にしない

ここまでダイヤモンドを維持する方法を書解説してきましたが、最初に触れた通りプロでもダイヤを維持し続けるのは難しく、ちょっとした不運が続くだけで一瞬でサファイアやルビーへ降格することもあります。
体調やメンタルを整える
当たり前のことですが、疲労や眠気がある中でプレイすると自分でも気づかないうちにプレイの質は低下しています。細かい分岐点で試合を落とさないよう、万全の状態で挑むことをおすすめします。
負けがこんだ後は一旦落ち着く
連敗や降格の後は、正常な判断ができなくなっているか場合があるので、一旦ランクマッチをやめて情報収集をしたりするのもおすすめです。
なんらかの目標を持って取り組む

ダイヤの維持だけを目標にすると、最終的に長続きさせるのは難しくなってくることが多いです。そのため、なにか別の目的や目標を持ち、ダイヤ維持はその手段として取り組む方がモチベーションは維持しやすいです。
目標はなんでも良い
目標は「ダイヤ維持率◯%以上でシーズンを終えたい」「大会の練習をしたい」「身内の集まりで1番になりたい」「SNSで自慢したい」など、自分のモチベーションを保てるならなんでもOKです。
さいごに
この記事で紹介した方法は、あくまで個人的にダイヤモンドを維持のために気を付けていることなので、それが絶対的に正しいわけではありません。この記事の内容が、わずかでも皆さんのお力になれば幸いです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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