
007 First Light
2026年5月27日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
ステルスでもゴリ押しのアクションでも!プレイの自由度が高い『007 First Light』をレビュー!【PR】
「007」「ジェームズ・ボンド」……何かはわからなくても、名前くらいは聞いたことがあるのではないだろうか。今回紹介する作品は、そんなスパイ映画の金字塔ともいえる「007」のアクションアドベンチャー『007 First Light』だ。
本作以外にも「007」を題材にしたものはいくつかリリースされており、古くはNINTENDO 64の4人対戦が熱い『ゴールデンアイ 007』や映画にはないオリジナルのストーリーが展開するPS2の『007 ナイトファイア』など、筆者は様々な作品を遊んできた。年齢がバレそうだが。

マニアとまではいかないが映画が公開されれば観に行き、バーでは「ウォッカ・マティーニを。ステアせずシェイクで。」と、いわゆるボンドマティーニを頼んだことがあるくらいには好きである。
「007」シリーズはスパイアクションはもちろん、「ジェームズ・ボンド」の所作など細かいところまでオシャレでスタイリッシュなのも魅力だ。
今回、光栄にも先行プレイの機会をいただいたので『007 First Light』をレビューしていく。詳細なストーリー展開や結末などに言及はしないが、多少のネタバレはあるので注意してほしい。
※今回掲載している動画・画像はPS5にてゲーム内設定をパフォーマンスにしてキャプチャーしたものである。
※本記事はIO Interactiveの提供によりお届けしています。
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ステルス攻略と全力アクション、それぞれプレイしてみた!

本作は自由自在なスパイ戦術が魅力で、ミッション達成へのアプローチは多岐にわたる。
誰にも見つからないステルス攻略やスパイならではのガジェットやスキルを活かした面白い戦法、そしてとにかく全力アクションで正面から敵とぶつかっていくなど、プレイヤー次第で様々な遊び方ができる。
ここからは、ステルス攻略と全力アクションという2つの異なった遊び方をから作品を見ていく。また、編集部で事前にアンケートを取りステルス派と全力アクション派に「攻略速度」にフォーカスしたそれぞれの意見や予想を集めた。それらも紹介しながら、実際にプレイした感想をお伝えしよう。
なお、プレイする際の難易度はノーマルとする。
スマートかつ安全なステルス攻略!
まずは編集部の意見を見てみよう。

ライターA
ステルスでも難しいようなステージは、特に初見ならアクションでゴリ押すのも難しいはず。基本的にはステルスのほうがじっくり分析して進められるので、急がば回れ理論で最短でいけると予想。
ステルスは考えることがシンプルなので、進行させることに集中できそう。

ライターB

ステージによるところもあるが「初見の安定・安全性」ではステルスに軍配があがる。初見ではわからないことが多く何が起こるか予想できないからだ。
状況把握に時間がかかるものの、その分ゲームオーバーになる確率が低くなるため、結果的にスムーズな攻略ができた。
▲掃除機をハッキングして音でおびき寄せ、仕留める。
また、敵は複数人で固まっていることが多く、周りの環境を生かし数的不利を作らない立ち回りができるのもステルスの良い所だろう。
大変なところを挙げるならば、首尾よく進めなければならない点だろうか。気絶させた敵を他の敵が見つけてしまうと警戒されたり増援を呼ばれたりすることもあり、そうなる前にその場を立ち去らなければならない。
環境を利用するにしても、敵の注意を惹きつける時間は限られており、迅速な行動が求められる。


▲毒を仕込んだ小型ダーツを発射するダーツフォン(左)と煙幕で周囲の視界を遮断するスモークポッド(右)。
ステルスと一口に言っても、敵を気絶させたり痕跡を残したりすることなく攻略する「完全ステルス」のようなものもあれば、ガジェットを駆使して見つからずに攻略するのもステルスだ。
任務に持っていけるガジェットの数は限られており、何を持っていくのか、いつどこで、どういう目的で、どれだけ使うのかなどガジェットだけでも何通りもの攻略方法がある。

筆者はステルスプレイをすることが多かったが、敵を上手く誘導し進んでいくのはパズルゲームのような感覚で面白い。ガジェットや環境を利用していかにスパイとしてスマートに攻略していくかが楽しかったので、安全に進めたい人以外でも時間をかけてじっくり遊んでみてほしいと思った。
見つからなければ良いとルールはシンプルだが、敵の数やステージによって自由な戦法がとれる一方で不測の事態も起こりやすく、臨機応変な対応が求められるので考えることは多いように感じた。
攻略速度に関しては、どんなプレイヤーでも安定して同じくらいの時間でクリアできるが、それゆえ平均的に時間がかかる印象。

ライターC
戦わないはRTAの鉄板。
ただ、ライターCが言うように、RTAを極めるみたいな形ではステルスが最効率であるのは間違いない。クリアしたチャプターを再度プレイした際にはそれを強く感じた。
しっかり考える時間があるので、このあたりはプレイヤースキルというよりは思考力が試されるスタイルだった。
とにかくゴリ押せ!全力アクション!

ライターD
ステルスはルート確認・タイミング計測・やり直しなどで時間を食うかも?戦闘で強引に突破した方がトータルは早いのではないかと予想。
ルート確認や敵の観察など、悩んだり慎重にプレイしたりする要素がない分、それを考えないで突破すればその時間分は単純に浮くから早そう。

ライターE

確かに、いわゆる脳筋プレイの考えからいくと手当たり次第に銃を乱射して敵を排除していく方が楽ではある。しかし良い意味でそうなっていないのもポイントだと感じた。
銃火器については敵が殺意を表さない限りは使用不可で、先制攻撃を仕掛けることはできない。殺意についてもただ発見されるだけでは表したことにはならず、相手が無線で連絡を取るなど特定の条件が必要なようだ。
▲綺麗に決まると、まるで映画のワンシーンのよう。
そうなってくると基本は拳での戦いが中心となる。ステルスの時とは違い、全力アクションでの攻略はプレイヤースキルに依存するところが大きい。
数的不利の場面では苦戦することはあるが、アクションが得意なプレイヤーであれば充分切り抜けることが可能。

とはいえこちらが拳で戦うからといって相手も拳で戦ってくれるなどと都合の良いことはなく、テーザー銃を使う者がいるほか、敵によっては掴みかかって体勢を崩したり投げ飛ばす者までいる。
実際にプレイした感覚では、リスキーではあるが全力アクションは戦いに集中すればいいので余計なことを考えなくて良かった。脳筋とはよく言ったものだ。
▲スパイならでは(?)の脳筋プレイ。
ステルスと全力アクションのどちらにも該当しそうで紹介する場所に迷ったが、自由度という面でこちらで紹介する。
敵に遭遇した時に使えるアクションの「ハッタリ」。争わず上手く切り抜けるための手段なはずのこのアクションも、全力アクションのプレイで役に立つ。
動画を例にすると、敵が2人の数的不利の場面。闇雲に攻撃を仕掛けると2人と戦うことになるが、「ハッタリ」を仕掛けて相手をだましすぐさま1人をテイクダウンすると1対1の戦いに持ち込める。


ガジェットにも全力アクションと相性が良いものもある。
相手をスタンさせる閃光地雷(画像左)や命中した相手をよろめかせる衝撃波カメラ(画像右)は、ハッタリのときのように先制できることに加え、銃が使えない戦闘中には重宝した。

ハッタリとガジェットを組み合わせるなんてことも。
ステルスのところで紹介したスモークポッドも、視界を奪い、その隙に殴りまくることができるので、プレイヤー次第ではどちらのプレイスタイルでも使えそうだ。

攻略速度についてだが、なにも考えず目的地に一直線できる利はあるがリスクが大きく、道に迷っていると増援を呼ばれ無駄な戦いが増えて逆に時間がかかることが多かった。
初見向きではない気はするが、それでも大立ち回りの迫力は映画さながら。動作のレスポンスもよく、思った通りに動いてくれるので戦っていて気持ちが良かった。
同じステージでもプレイスタイルでここまで違う!


締めくくりに、ステルスと全力アクションの2つのプレイスタイルで同じステージの一部を遊んでみる。目的はとある部屋にたどり着くこと。
敵が多いためステルスでは正面からではなく、鍵を壊しダクト内を進んでいく。

こっそり忍び込んで…

こっそり忍び込んで……

カードキーをゲット!
見張りを排除して正面から入室。一度も見つかることなくたどり着けた。


全力アクションの場合は、監視カメラに見られようが増援が来ようがお構いなし。敵を薙ぎ倒しながらどんどん進んでいく。敵が多いステージは全てを相手にするとキリがないので、進行優先でひたすら突っ込む。
ここでアクシデント発生。話を聞く前に敵を倒しまくってしまったためか、カードキーが出現しない事態に。

迷っていると何やら上に続く道が。
道中の敵は民間人が大勢いる場所に落とすという、とてもスパイとは言い難い方法で敵を瞬殺。最早別ゲーをやっている感覚。

錠前を壊せば入れそうな場所を発見。もしや……
上から入室するというスパイっぽい侵入ができた。ほんの一部を比較してもここまで差が出る。
また、この経験を活かして今度はステルスで上から入室してみたり、敵の話を聞くまで待ってから全力アクションで正面から部屋に入ったりと、それぞれのスタイルでも様々な選択ができそうだ。
繰り返し遊んでも新しい発見があり、毎回異なる体験ができることがお分かりいただけただろう。
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『007 First Light』とは?

本作は「007」シリーズの主人公である「ジェームズ・ボンド」の若き姿を描いた作品。過去のジェームズ・ボンド作品を直接基にしたものではなく完全なオリジナル作品ということで、シリーズを知らない人でも問題ない。

26歳という若さで登場する彼は「タキシードを着てマティーニを飲むスパイのおじさん」という皆が知るイメージとは異なる。
言動に若さゆえの荒々しさがあって、戦い方、殴り方を見ても歳を重ねた「ジェームズ・ボンド」ならこんな無駄な動きはしないよな、とファンや彼を知る人であればその違いも楽しめるはずだ。

誕生秘話としてのストーリーが展開していくが、個人的にはビールを飲んでいる場面や、とあるミッション中に飛び出す「マティーニはまともなやつは頼まない」的なボンドへのジョークなど、細かいところにも面白さを感じた。

それだけに残念だと思ったのが日本語音声が無いところ。カーチェイスなど操作に集中するような場面では字幕を見ている余裕がなく、字幕自体も早く消えるため「えっ?今なんて?」となる場面があった。
左、右など簡単な英語は問題ないが、咄嗟には判断できない時があるし、込み入った話の場合は大事なことを見逃す(聞き逃す)可能性がある。
なによりも、先ほどのマティーニしかりせっかく小ネタがありそうなのに会話を完全に追えないのはもったいないと思った。今後は日本語音声の実装にもぜひ期待したい。
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まとめ

ステルス、全力アクションという2つのプレイスタイルから『007 First Light』を見てきた。月並みかもしれないが、どちらの攻略もできることの幅が広く、実際にプレイしてみるとより自由度の高さを感じた。
今回はノーマルで遊んだが、難易度調整が可能なのでアクションがあまり得意でなくても安心だ。

▲やり込みプレイヤーには嬉しいチャレンジ目標。なんとか序盤で完全ステルス達成。
各チャプターには「チャレンジ」というものがあり、完全ステルスでのクリアや一度の爆発で3人の敵を倒すなど今回紹介した2つのプレイスタイルを用いることで達成できそうな目標がある。
異なったプレイスタイルでの攻略が要求されるため、当然一度のプレイで達成はできない。やり込みがいもありながら、それでいて同じステージを遊んでも毎回違った体験ができるので繰り返しプレイする楽しみもあり、一度で二度、いや三度も四度も美味しい作品となっていた。
プレイヤーの数だけ遊び方が用意されている自由な本作。少しでも気になったならスパイ誕生の瞬間をその目で確かめてほしい。