【ウォーハンマー40K：LC】ティコのスキルと性能【ロストクルセイド】

エラスムス・ティコはかつて、ブラッドエンジェル戦団の第三中隊を指揮していた。「戦団長ダンテの後を継ぐにふさわしい者」とさえ噂されていた彼は、コンビメルタの達人でもある。芸術のような天才的な指揮を持つティコは次期戦団長の最有力候補だった。戦闘中に〈黒き怒り〉に飲み込まれるまでは。

第二次アルマゲドン戦役において、ティコは完璧な指揮でブラッドエンジェル戦団の突撃部隊を率いていた。彼は幾度も侵攻するオルクの部隊を撃滅し、その補給ラインを叩き、戦争の最終的な勝利に大きく貢献した。またもその戦いで、ティコは一人のオルクの奇人野郎《ウィアードボゥイ》の異能に捕らえられた。攻撃に耐えきったものの、彼の顔の半分は治癒不可能の怪我を負った。異能はその顔の表情を永遠に不気味な笑みに定着した。ティコはほかのブラッドエンジェル同様、美と芸術に執着を持っている。顔が潰され、美しさを失ったティコは魂に潜む憤怒のすべてを吐き出した。戦団最高の技師はティコに半分の顔を覆うための華麗な仮面を作った。その仮面によってティコは穏やかな気持に落ち着いたものの、作戦中のティコの様子などから推測するに、彼はまだあの日の影から抜け出せずにいる。その証拠に、集合艦隊《ハイヴフリート》テンペストラ攻略戦において、ティコは理性を疑うほどの戦術の数々を画策した。やがて、第三次アルマゲドン戦役の中、ティコは〈黒き怒り〉に呑まれ、死神の団《デスカンバニー》に編入された。