【ウォーハンマー40K：LC】メイアのスキルと性能【ロストクルセイド】

帝国暗殺局《オフィシオ・アサシノルム》からのエージェントたちと同様、「メイア」という呼び名はただのコードーネームで、このキャリダス・アサシンの本当の名前に関する記録は一切残されていない。帝国教導院《スコラ・プロジェニウム》に入る前の記録がまだあったとしても、彼女は一切言及することはない。暗殺局の存在を知る者にとって、彼女はまさに「暗殺局のエージェント」という印象にぴったりとハマる——いかなる者の姿に変貌できる、いかなる者の声に変えられる、無口で任務第一、行動中は冷酷を極める。任務に出ていない時は、メイアは決まった外見を取っている。その時だけ彼女は自分のことを「アクィナス」で呼ぶようにと要求しても、本名でないことも強調した。だが、彼女はその理由を口にすることもなかった。

メイアは征戦艦隊出航の前日に艦隊に加わった者だ。その時のグィリマン総指揮官は〈揺るがざる征戦〉の艦隊全てに帝国の異なる作戦部隊の力を併せ持つように命令した。この独立艦隊がいかなる脅威にも対応できるために、帝国暗殺局もその力を提供した。その中のひとりがメイアであった。メイアは無数の戦闘の中で自分の価値を知らしめた。このキャリダス・アサシンは敵の攻撃を躱し、異端と偉業の要塞に潜伏し、あるときは重要な情報を提供し、ある時は敵将を入れ替えるか暗殺する。情報工作だけが彼女の十八番ではない。援助を拒む帝国の惑星と交渉する際、彼女は現地の権力者に変装し、外交面の便利を計らった。艦隊にとって、彼女は宝物にも等しい存在だ。その能力を正しく使えば、軍をもまさる力となる。だが、工作員といっても彼女は戦闘と無縁というわけでもない。必要とあらば、彼女も部隊の戦闘に加わり、その精悍な武芸でケイオス・スペースマリーンと戦う。彼女が持つフェイズソードはありとあらゆる防御を砕けることができる。そして、彼女の持つニューラルシュレッダーでターゲットの神経中枢を能量波で粉砕する。いかなる防御も彼女の前では無力である。