【レインボーシックスシージ】THORN(ソーン)の性能と立ち回り【R6S】

自分の身体能力に劣等感を感じたいときは、農家と握手してみるといい。少なくとも私は、ブリアナ・“Thorn”・スキーハンに最初に会ったときにそう感じた。会った瞬間に、彼女が惜しみのない努力を積み重ねてきたこと、規律正しいこと、途方もなく強いこと、そして完全な自己制御能力を有していることが分かった。彼女が即戦力であることに疑いの余地はなかった。

農場で育ったブリアナは、周囲の注目を集めることをはじめとして、全てのことにおいて戦わなければならない環境にいた。多忙な両親は彼女の面倒を兄たちに任せていた。彼女がまだ小さい頃は、兄たちにいじめられることもあったようだが、彼女が一番上の兄の鼻を折ってからはそのような扱いを受けることもなくなった。彼女は強い正義感を持っており、いじめを忌み嫌っている[…]

彼女が警官隊に加わった経緯を聞いていたとき、彼女は自分と最も歳の近い兄であるリアムが関係していることを語った。様々なことに熱中していた彼は競馬場に行きつき、そこで犯罪組織の一員となった。ある夜、彼は仲間を農場に呼び込み、馬小屋に火を放ち、その中にいたサラブレッドの競走馬たちを殺害した。その翌日、ブリアナは国家警察の一員となり、リアムに二度と会うことはなかった。

[…]ブリアナは、辛い話題もユーモアでごまかし、内なる感情を隠そうとする。その繊細さは、兄たちの目から見た彼女の弱さでもあり、彼女の戦場における完璧主義、攻撃性、冷酷さの源にもなっているのだろう。

ブリアナには人を惹きつける魅力がある。誰とでも仲良くすることができ、その話術で彼らの士気を高めることもできる。そして、他のメンバーが目覚める頃にはすでにトレーニングを始めている。最近ではSledgeも彼女の早朝ジョギングに参加しているようだ[…]私が彼らの過去が彼女の気を散らすのではないかと心配していると、彼女は「過去に気を取られるのは愚か者だけ」と笑い飛ばした。もしそうなのだとしたら、私はこの仕事を辞めなければならないのかもしれない。

-- レインボー・ディレクター、Dr.ハリシュヴァ・“Harry”・パンデー