ピクミンをすっぽぬくのがかわいい
任天堂から発売のSwitch対応ゲームソフト『ピクミン4』は、不思議な生き物ピクミン達が活躍するアクションゲーム。
プレイヤーは不思議な生き物「ピクミン」たちの力を借り、危険な原生生物が多く生息する謎の惑星を探索していく。
ピクミンたちは一匹一匹こそ非常に弱いものの、集まれば巨大な原生生物をも倒してしまえる力があり、「赤ピクミンは火に強い」と言ったように、種類によって様々な個性を持っている。
今作では赤、青、黄のお馴染みの3種類に加え、新種の「氷ピクミン」、そしてピクミンとは異なる新たな相棒の宇宙犬「オッチン」が登場する。
コンテンツ量 3点
自由度 2点
ソーシャリティ 4点
BGM 3点
グラフィック 4点
感情移入 3点
ゲーム性 3点
前作『3』から10年もの間隔が空いたこともあり、ファンからの期待が非常に高かった『ピクミン4』。蓋を開けてみると、それに応えられるだけの素晴らしい作品に仕上がっていました。
本作は『1』『3』の醍醐味であった「ダンドリよく遊ぶ」ことを強く意識しつつも、『2』の魅力である壮大な冒険もしっかりカバー。
前作がコンパクトな作りだったこともあり本筋の短さを心配していましたが、間違いなくシリーズ最高と断言できる大ボリュームとなっていました。
日数の期限も特にないので、自分のペースで遊びながら好きなタイミングで効率化を模索することが可能です。
また詳しくは触れませんが、「日数制限アリのヒリヒリした冒険が楽しみたい」という人の気持ちも、決して裏切らない作りになっています。
新キャラの「オッチン」「氷ピクミン」も、とても強力(しかも可愛い!)。
さらに、過去作のピクミンも勢揃い。
ほぼ全属性に耐性を持つ代わり使える場所が限られる「ヒカリピクミン」や、いつでも時間を巻き戻せる機能の存在もあり、シリーズの中で最も敷居が低く、そして自由度の高い作品になったと感じました。
目玉である「ダンドリチャレンジ」「ダンドリバトル」も安定した面白さ。
特にダンドリチャレンジはいずれも完成度が高く、段階を踏みながら効率化の楽しさを味わえるようになっています。
過去作全ての良さを取り入れつつ、大ボリュームに正当進化した『ピクミン4』。
熟練プレイヤーはより没頭しやすく、初めての方はより親しみやすく…。
前述の「巻き戻し機能」など便利な要素が多数追加された本作は、シリーズ史上最も敷居が低く、そしてダンドリを磨く楽しさを感じられる作品になりました。
ファンはもちろん、『ピクミン』に触れたことのない人にもぜひ遊んでほしい!と自信を持って言える傑作です。
なお、本作は序盤の1ステージが丸々遊べる体験版も配信中。ピクミンと共に冒険する楽しさが十分に伝わる内容となっているので、興味を持って頂けた方はぜひ触れてみてください。
コンテンツ量 3点
自由度 2点
ソーシャリティ 4点
BGM 3点
グラフィック 4点
感情移入 3点
敷居の低さ 5点
ピクミン4をプレイしたユーザーのレビュー。