ニンテンドースイッチ対応ゲームソフト『ペーパーマリオ オリガミキング』は、ペーパークラフトのような世界でペラペラのマリオが活躍する『ペーパーマリオ』シリーズの最新作。
今作の敵はオリガミ王国の王「オリー王」。彼はキノピオを始めとする「ペラペラ」たちを折りたたみ、世界の全てをオリガミに作り変えると宣言して、ピーチ姫もろともお城を遠くの山へと運び去ってしまう。
マリオはそんなオリー王の野望を阻止するため、オリー王の妹「オリビア」や、時にはクッパ軍団とも協力して世界をかけめぐり、ピーチ城を目指していくこととなる。
▲本来は“ペラペラ”なはずの世界が、オリー王によって“オリガミ”に。
▲マリオたち味方陣営のキャラはペラペラで、クリボーなど敵陣営のキャラはオリガミで描かれているぞ。
▲マリオシリーズの個性豊かなキャラたちが多数登場。笑って泣いて、いっしょに過ごして、また別れて、色んなできごとがマリオを待ち受ける。
▲マップに存在する“まほうじん”を作動させると長〜い「カミの手」が出現。伸ばしたり、掴んだり。叩いたりしていろんな仕掛けを解いていこう。
▲敵であるオリガミ兵とは「パズル×アクション」のバトルで戦っていく。360°をぐるりと取り囲む敵たちを時間内に整列させて攻撃していく、一風変わったバトルが楽しめるぞ。
ペーパークラフト風に表現された世界を旅する「折り紙」をテーマにしたRPG。折り紙風に表現されたノコノコやクリボーたちは見事な造形で、敵ながら見入ってしまいます。
テンポ良く進むストーリーにはマリオらしからぬブラックジョークや皮肉の利いたネタも仕込まれていて、ついつい長くプレイしてしまいがち。
ユニークと感じたのは「360°バトル」と命名されたバトルシステム。パズル感覚の新しい体験が味わえる歯ごたえ満点のバトルで、特にボス戦は白熱必至!
また、フィールド探索にも隠しブロックやキノピオ探しといったやり込み要素があり、飽きずに進められるのも嬉しい部分。
一方、RPGとしてのボリュームは控えめで、ゆっくり進めても40時間弱で隠し要素含めクリアできてしまいます。
総じて、オリガミならではの世界観や謎解きを楽しめるかが評価を分けるポイントでしょうか。一風変わったRPGを求めている方にはオススメできる一作です。
コンテンツ量 3点
自由度 3点
ソーシャリティ 2点
BGM 3点
グラフィック 3点
感情移入 3点
ゲーム性 3点
マリオを含め、世界全部がペーパークラフト風に描かれている、カワイイ世界観が特徴!
オリガミたちの野望を止めるため、折ったり破ったり剥がしたりといった、紙ならではのいろんな仕掛けが新鮮さを感じる作品になっています。
バトルはパズルとアクションを組み合わせたようなちょっと複雑な形ですが、「頭の体操」くらいの難易度なので楽しく戦っていけます。
ペラペラマリオが「紙」の世界で奮闘する姿を楽しめるオススメの作品です。
コンテンツ量 3点
自由度 3点
ソーシャリティ 2点
BGM 3点
グラフィック 3点
感情移入 3点
敷居の低さ 5点