PCゲームを快適にプレイするために必須なゲーミングPC。自分がプレイ中のゲームに合ったゲーミングPCがほしいこともあるだろう。しかし、ひと口にゲーミングPCと言ってもその性能は様々。
そこで今回は、ゲーミングPC・ゲーミングノートPCの選び方やポイントを詳しく解説。後半では家電量販店でも購入できるおすすめ商品も紹介しているので、是非参考にしてほしい。
目次
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記事監修者情報
たろっさ
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの家電ライター。家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物すべてに精通。家電で分からないことはなく、現在は家電ライターの業務を通して「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力。 ゲームも幼少期から現在に至るまでオールジャンル幅広くプレイし、とくに格闘ゲームでは過去に全国大会に出場した経験も。現在はAPEXやOW2、GBVSRなどを中心にプレイ中。最近はSteamの新着インディーズゲームを漁るのが日課。 |
ゲーミングPCの選び方
ゲーミングPCを選ぶ基準として、優先順位を決めておく必要がある。予算も高ければ高いほどいいというわけではない。
もちろんミドルモデル以上の高スペックであればどのゲームにも対応できるほどのパフォーマンスを発揮することは間違いないが、必ずしも全てのパーツにおいて高スペックが必要というわけではないためだ。
①予算
②プレイ予定ゲーム、もしくは将来プレイするかもしれないゲーム
③ゲーミングPCのスペック
PCは消耗品と言えど決して安価とは言えず、更に寿命は平均して5~8年ほどあるため、ひとつのゲームだけでなく将来のことも考慮した上で選んでおく必要がある。
たろっさ
最低限、この3つの優先順位を遵守してゲーミングPCを選べば、購入してから後悔することや、結局そこまでのスペックは必要なかった、なんてことは起きないだろう。
あらかじめ予算を決めておこう【初級者編】
高スペックにしておけば快適なプレイは約束されたようなものだが、安易にスペックのみで選んでしまうと簡単に30万円超となってしまう。
自分自身の中での予算を決めておくことは最優先事項だ。
一般的なゲーミングPCの予算は15~20万円程度。この程度のゲーミングPCでもある程度のゲームは快適にプレイできるほどの性能を発揮してくれる。
それでも足りない、もっと高性能な環境下での快適なプレイを望む場合は、家電量販店などで手軽に入手できるゲーミングPCではなく、後述する「BTO製PC(Build To Order manufacturingの略)」も検討すべきだろう。
プレイ予定のゲームタイトルで選ぼう【初級者編】
プレイ予定のゲームによって購入するゲーミングPCを判断することが最もわかりやすい。以下の表は、該当するゲームを思う存分プレイできる性能のパーツを紹介している。
PCゲームのタイトルには必須スペックと推奨スペックとの2種類あり、推奨スペックを超えるPCでないと動作に不具合が生じる可能性がある。要はゲーム推奨スペックでも足りないケースもあるということだ。
その場合、ゲームタイトル推奨スペックのワンランク上のゲーミングPCを購入することで、問題が解消されることが多い。
※高画質設定でフレームレートも過不足なくプレイしたいという方は、実際にそのゲームをプレイしている方のPCスペックに関する情報や口コミを参考にするのも良い手段。
実際にゲーム公式で推奨されているCPU・GPUのワンランク上のパーツは以下だ。
ゲーム | GPU | CPU |
---|---|---|
Call of Duty: Warzone Battlefield 5 など | RTX4090 RTX4080 | Core i 9 Ryzen 9 |
Escape From Tarkov Valorant Apex Legends フォートナイト Ark: Survival Evolved FF14 ストリートファイター6 サイバーパンク2077 パルワールド 鉄拳8 MHW など | RTX4070Ti RTX4070 RTX4060Ti RTX4060 RTX3060Ti RTX3060 | Core i 7 Ryzen 7 Core i 5 Ryzen 5 |
League of Legends OverWatch DbD など | RTX 3050 RTX 2060 | Core i 3 Ryzen 3 |
※あくまでも編集部の意見による目安となります。実際はインターネット環境やほかのパーツで快適度は変化することをご了承ください。
たろっさ
上記のように、意外とエントリーモデルからミドルモデルで十分に快適なプレイが実現できることがわかるだろう。
スペックの重要パーツを確認していこう【中級者編】
ゲーミングPCは搭載されているパーツによって性能が大きく異なり、遊べるゲームやプレイの快適さに大きく影響を及ぼす。購入時は遊ぶゲームの推奨スペックと見比べながら、自分に合ったゲーミングPCを選ぼう。
■ ゲームの動作に密接な関係があるグラフィックボード(GPU)
ゲーミングPCの性能を最も左右する重要なパーツ。主にパソコンの映像処理を行い、性能が高いほど高画質で快適なゲームを楽しむことができる。
エントリーモデルのGPUでもバトルロイヤル系などのゲームを遊ぶことはできますが、3~5年経つと最新ゲームがプレイできなくなる可能性もあるため注意が必要。
大まかな目安 | 主なGPU |
---|---|
エントリーモデル | GeForce RTX 2060 GeForce RTX 3050 GeForce GTX 1660 AMD Radeon RX 6600 |
ミドルモデル | GeForce RTX 3060 GeForce RTX 3070 GeForce RTX 4060 GeForce RTX 4070 AMD Radeon RX 7600 |
ハイエンドモデル | GeForce RTX 3080 GeForce RTX 3090 GeForce RTX 4080 GeForce RTX 4090 AMD Radeon RX 7800 |
■ PCの処理能力を担うCPU
演算処理を行う装置として、PCの頭脳的な役割を持つパーツ。CPUの性能が低いとGPU本来のポテンシャルを発揮できないため、GPUと同等以上のスペックを搭載することがおすすめ。
また、後々CPUのみを交換することは、デスクトップPCでもノートPCでも、PC自体を買い替えるのと同等の労力が必要となる。それだけ素人にとっては難しい部分だ。
そのため、特にパーツが小さく作られているノートPCの場合は、交換が現実的ではないため、余裕を持って選ぶといいだろう。
大まかな目安 | 主なCPU |
---|---|
エントリーモデル | Intel Core i 3 AMD Ryzen 3 |
ミドルモデル | Intel Core i 5 Intel Core i 7 AMD Ryzen 5 AMD Ryzen 7 |
ハイエンドモデル | Intel Core i 9 AMD Ryzen 9 |
■ 動作の快適さに繋がるメモリ(RAM)
PC上でどれだけ同時処理を行えるかに影響を与えるパーツ。オープンワールドのような高負荷のゲームも増えているので、ゲームのみをプレイする方は16GB以上、実況配信や動画編集など他の作業する方は64GB以上がおすすめ。
それでもゲームによっては16GBでもギリギリになることもある。
快適なプレイができないと感じたらまずはゲームを起動した状態でメモリが何%稼働しているかを確認し、メモリ不足であれば後々増設することも視野に入れよう。
※メモリの稼働状況はPC上の「タスクマネージャー」から確認できる。
■ どれだけデータを保存して置けるかが重要なストレージ(ROM)
▼ROMに関する詳細を表示する最初からしっかりと保存できる容量を持っていたほうが良いに超したことはないが、データはクラウド保存や外付けHDD(外付けSSD)でも対応が可能。
クラウド保存や外付けを検討している場合でも、せめて512GBのストレージはほしいところ。ゲームによっては基本となるランチャーの設置などがクラウドや外付けで対応不可な場合があるためである。
※ただし、昨今のゲームは1タイトルで100GBを超えるようなゲームも増えてきている。その場合は512GBでも足りなくなることを覚えておこう。
また、最近のメインストレージはSSD(Solid State Driveの略)が主流となっている。理由は、HDD(Hard Disk Driveの略)に比べて格段に読み書きの速度が速いためだ。
ゲームと同時に実況配信や動画編集を行うことも念頭に置いている場合は、8TB程度の大容量なHDDが必要になることもあるが、基本的にHDDの出番はかなり限られている。
そのため、メインストレージ(Cドライブ)には最低256GB以上のSSDを、サブストレージ(Dドライブ)には最低512GB以上のHDDを、と言った使い方が理想的である。
■ 意外と見落としがちな電源
▼電源に関する詳細を表示するパーツに電気を流すパーツで、高性能なパーツを使うほど必要な電気量:W(ワット)が増加する。
しかし、電源は大きければ大きいほど良いという勘違いをされている方が非常に多いパーツでもある。
実は電源には交換効率というものがあり、使用電力が電源の50%程度のときが変換効率の最大となる。小さすぎても大きすぎても電源装置に負荷を掛けてしまうことに。
そのため、電源の変換効率がちょうど半分くらいになる電源パーツを選ぶことが重要。
既に組み立てられた(BTO)パソコンを購入する場合は、必要な電力ピッタリにされていることが多いので、可能なら余裕を持ってワンランク上の電力の電源にカスタマイズするのがおすすめ。
おすすめゲーミングPC比較表
商品画像 | |||||||||||||||||||||||||
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商品名 | ASUS モニター/本体一体型 M3702WFAK | mouse NEXTGEAR JG-A7G6T | ドスパラ GALLERIA(ガレリア) RM5R-R46 | iiyama LEVEL-M7P5-R45-SL1X-M | TSUKUMO(ツクモ) G-GEAR GA5J-C230B3 | ドスパラ GALLERIA(ガレリア) RM5R-R35-W ホワイト | UNFINITY UNF3060X-V2A | TSUKUMO(ツクモ) G-GEAR GA5A-D230BN | ドスパラ GALLERIA(ガレリア) RM5C-R35 | HP(ヒューレット・パッカード) Victus 15L | ドスパラ GALLERIA(ガレリア) XA7R-R46T | MSI MAG Infinite S3 14NUB5-2069JP | mouse G-Tune DG-I7G6T ホワイトモデル | ドスパラ GALLERIA(ガレリア) RM5C-R47S | HP(ヒューレット・パッカード) OMEN 25L | ASUS ROG Strix G13CHR | MSI Trident AS 14NUE7-680JP | ドスパラ GALLERIA(ガレリア) ZA9C-R48S | MSI Katana 17 B13V | ドスパラ GALLERIA(ガレリア) RL7C-R45-C5N 『護縁』推奨モデル | ASUS Vivobook 16X K3605VV | Acer Nitro5 AN515-58P-N76Y464 | MSI Prestige 16 AI Studio B1V | ASUS ROG Ally RC71L | MSI Claw-A1M-004JP |
CPU | AMD Ryzen 5 7520U | AMD Ryzen 7 5700X | AMD Ryzen 5 4500 | AMD Ryzen 5 4500 | Intel Core i5-13400F | AMD Ryzen 5 7500F | Intel Core i5-9400F | AMD Ryzen 5 5600X | Intel Core i5-14400F | Intel Core i7-14700F | AMD Ryzen 7 5700X | Intel Core i5-14400F | Intel Core i7-14700F | Intel Core i5-14400F | Intel Core i7-14700F | Intel Core i7-14700F | Intel Core i7-14700F | Intel Core i9-14900KF | Intel Core i7-13620H | Intel Core i7-13620H | Intel Core i9-13900H | Intel Core i7-12650H | Intel Core Ultra7 155H | AMD Ryzen Z1 Extreme | Intel Core Ultra 5 |
GPU | AMD Radeon グラフィックス | GeForce RTX 4060 Ti | GeForce RTX 4060 8GB | GeForce RTX 4060 Ti | GeForce RTX4060 | GeForce RTX 3050 6GB | GeForce RTX3060 8GB | GeForce RTX4060 | GeForce RTX 3050 6GB | GeForce RTX 4060 8GB | GeForce RTX 4060 Ti 8GB | GeForce RTX 4060 | GeForce RTX 4060 Ti | RTX 4070 SUPER 12GB | GeForce RTX 4070 Ti SUPER | GeForce RTX 4060 Ti | GeForce RTX 4070 SUPER | GeForce RTX 4080 SUPER 16GB | GeForce RTX 4070 Laptop GPU | GeForce RTX 3050 6GB | GeForce RTX 4060 Laptop GPU | GeForce RTX 4060 LaptopGPU | GeForce RTX 4060 Laptop GPU | AMD Radeon グラフィックス | Intel Arc グラフィックス |
RAM | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB | 32GB | 16GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 16GB | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB | 16GB |
ROM | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:500GB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:500GB | M.2 SSD:500GB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:500GB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:2TB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:1TB NVMe | M.2 SSD:1TB | SSD:512GB(PCIExpress4.0x4接続) | M.2 SSD:512GB | M.2 SSD:1TB | M.2 SSD:512GB | M.2 SSD:1TB |
保証期間 | 無料/2年間 | 無料/3年間 | 無料/1年間 | 無料/1年間 | 無料/1年間 | 無料/1年間 | 無料/1年間 | 無料/1年間 | 無料/2年間 | 無料/1年間 | 無料/1年間 | 無料/2年間 | 無料/3年間 | 無料/1年間 | 無料/1年間 | 無料/2年間 | 無料/2年間 | 無料/1年間 | 無料/2年間 | 無料/1年間 | 無料/2年間 | 無料/2年間 | 無料/1年間 | 無料/1年間 | 無料/1年間 |
おすすめゲーミングPC|エントリーモデル
ASUS モニター/本体一体型タイプ M3702WFAK
モニターとデスクトップ一体型ですぐにゲームプレイ可能
デスクトップPCだけ購入してもモニターやキーボードなど揃えないと、すぐに使用できないという難点を克服してくれる一体型デスクトップPC。
特に「PS5 Pro」との購入でどちらにするか迷っている方や、初心者の方にはピッタリな製品。ASUSはアメリカの大手ゲーミングメーカーのため、信頼できるメーカーでもある。
CPU | AMD Ryzen 5 7520U |
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GPU(グラフィックボード) | AMD Radeon グラフィックス |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/2年間 |
mouse NEXTGEAR JG-A7G6T
エントリーモデルとしてはかなりの性能を発揮
マウスコンピューターの良点はメーカー保証が3年間というところ。24時間電話対応も可能というから驚きだ。それだけ自信を持った製品のみを取り扱っている。
価格を抑えるためにCPUはAMD製のものを積んでいるものの、RAM(メモリ)の増設も考慮されており最大64GBまで可能。RAMの増設はPS5の内蔵SSDを増設するくらい簡単なので、しっかりと寿命(約5~8年)まで稼働してくれるだろう。
CPU | AMD Ryzen 7 5700X |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 Ti |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/3年間 |
ドスパラ GALLERIA(ガレリア) RM5R-R46
BTO製PCと言えばガレリアと言われるほどの知名度
ガレリアは実はメーカー名ではなくシリーズ名で、実際はドスパラ製である。ドスパラはBTO製PCが黎明期からひたむきにBTOと向き合ってきた老舗とも言える。
GPUはRTX4060の8GBタイプを積んでいるので、重めのゲームもほとんどラグなく動いてくれるほどの性能。RAMとROMが少し物足りないと感じる人は増設可能なので、規格をきちんと確認した上でパーツのみ購入し、増設も考慮しよう。
CPU | AMD Ryzen 5 4500 |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 8GB |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:500GB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
iiyama LEVEL-M7P5-R45-SL1X-M
知名度は低いもののゲーマーの間では有名なメーカー
「iiyama」と聞いてもピンとこない人が多数いるだろうが、iiyamaもドスパラと同じくらいBTO製品に注力してきた昔ながらのメーカーだ。その中でも特に「LEVEL ∞(レベル インフィニティ)」シリーズはゲーマーの間で人気なシリーズで、価格も控えめな親切設計となっている。
ROMも1TBあれば増設せずにゲームを保存するにもある程度は困らない。ただ、「PS5Pro」は初期状態で2TBあるため、将来的には増設も検討したほうがいいかもしれない。
CPU | AMD Ryzen 5 4500 |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 Ti |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
TSUKUMO(ツクモ) G-GEAR GA5J-C230B3
日本のBTO老舗メーカーTOP3に入る「TSUKUMO」
先述の「ドスパラ」「iiyama」に加えて「TSUKUMO」も日本のMTO製品に注力し続けているメーカーだ。BTO製品だからこそ、拡張性が高くRAMやROMが物足りないと感じたらすぐに増設できることが最大のメリットでもある。
RAMはどのデスクトップPCでも「ゲームのみに使用するPC」を前提として作られているため、動きにカクつきが出てきたらまずはコントロールパネルからメモリの稼働状況を確認し、70%以上を常に超えているような状態であればRAMの増設を検討しよう。それだけで解決することがほとんどだ。
CPU | Intel Core i5-13400F |
---|---|
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX4060 |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
ドスパラ GALLERIA(ガレリア) RM5R-R35-W ホワイト
ガレリアシリーズでは珍しいホワイトモデル
ガレリアシリーズにホワイトモデルが加わったのはつい最近のこと。それまではずっとブラックを基調としたデザインの本体ケースデザインだった。デスクトップPCに感じる「ゴツい感じ」がホワイトモデルになると少し和らぐので、ゲーマー女子にもおすすめだ。
「PS5Pro」とどちらにするか悩んでいるなら、約12万円のゲームしか動かない「PS5Pro」と、ゲーム以外にスマホ画面では見づらい検索やWindowsでないと動かないゲームとどちらにするかの究極の選択になるだろう。
ドスパラのホワイトを基調としたデザインは、最近の流行で出現した比較的新しい本体ケース。スマートにも見える。
リョウ*
CPU | AMD Ryzen 5 7500F |
---|---|
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 3050 6GB |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:500GB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
UNFINITY UNF3060X-V2A
とにかく価格を抑えられた日本の新規参入BTOメーカー
2020年に創設された「UNFINITY」は日本メーカーで、BTO業界ではかなりの後発となるが、それでもAmazonなどを始め徐々に業績を伸ばし続けている。メーカーの代表が幼少期からの元ゲーマーということもあり、高額すぎるゲーミングPCに疑問を持ち立ち上げたメーカーだ。
それも相まって、最新のCPUやGPUを使用することはほとんどないが、まだまだ現役というパーツを組み合わせ、価格をかなり抑えたゲーミングPCの販売に成功している。特にFPS/TPSゲーム向けにGPUだけはこだわりを持って流行のゲームタイトルでもカクつくことなく快適なプレイが可能。
今回紹介している25選の中で唯一10万円を切るゲーミングPCを是非試してみて欲しい。
※ポータブルゲーミングPCを除く。
CPU | Intel Core i5-9400F |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX3060 8GB |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:500GB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
TSUKUMO(ツクモ) G-GEAR GA5A-D230BN
このスペックこそがエントリーモデル中のエントリー
エントリーモデルと言えば、価格が抑えめでスペックも控えめになっている認識だが、このCPU+GPUであればほとんどのゲームを快適にプレイできる。
ROMに使用されているM.2 SSDも読込最大 5150MB/s、書込最大 4900MB/s と、デスクトップPC内に搭載するにはなかなか速い。
先に紹介したTSUKUMO製PCとの違いはCPUをIntel製でなくAMD製にしたことで価格が抑えられ、その分、使用しているM.2 SSDの速度も2倍程度に上がっている。「CPUは絶対にIntel入ってないと」と、こだわりのある方以外は、是非こちらのモデルをおすすめしたい。
CPU | AMD Ryzen 5 5600X |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX4060 |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
ドスパラ GALLERIA(ガレリア) RM5C-R35
ガレリアシリーズ代表格のエントリーモデル
CPUにはIntel製の最新第14世代、GPUにはかつてのGTXシリーズの10倍以上速いRTX3050を搭載したことで、Intel製CPUとRTX30シリーズのいいところ取りしたモデル。少し心許ないと感じるのは、ROMの容量が500GBしかないことくらいだ。
しかし、RAM・ROMは簡単に増設可能なため、一旦エントリーモデルを購入しておき、必要に応じて増設することを前提として組まれていると言っても過言ではないだろう。本体は少し大きめでゴツさを感じるかもしれないが、これがいかにも「デスクトップPC」といういい味を出している。
CPU | Intel Core i5-14400F |
---|---|
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 3050 6GB |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:500GB |
メーカー保証期間 | 無料/2年間 |
おすすめゲーミングPC|ミドルモデル
HP(ヒューレット・パッカード) Victus 15L
ゲームプレイ動画の編集も可能で価格も抑えめな良コスパ
ヒューレット・パッカードの製品はノートPCのほうが多いが、デスクトップPCも存在する。その代表が「Victusシリーズ」だ。本製品には最新のIntel製CPU+PCゲームのほとんどがプレイ可能なほどのGPUを搭載している。
そのため、価格はエントリーモデルと比較すると少々上がってしまうが、その分ボイスチャットをしながらゲームを楽しめる状況が可能になる。
ただ、RAMが16GBだと自宅のインターネット回線状態によってはボイスチャットに使うツールが限られてしまう可能性があるため、もし快適にプレイできないと感じたらまずはRAMを増設しよう。それだけで解決するパターンも数多だ。
※ちなみにAmazonでは「配信や実況も可能」と記載があるが、RAM16GBでは厳しいものがあると覚えておこう。
CPU | Intel Core i7-14700F |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 8GB |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
ドスパラ GALLERIA(ガレリア) XA7R-R46T
これ1台で増設の懸念もなし!
CPUをAMD製にして価格を抑えた分、GPUがRTX40シリーズだけでなくRAMも32GB、ROMもM.2 SSDで2TBという究極のモデル。
本稿で紹介しているほとんどの製品は必要に応じて増設をおすすめしているが、この製品なら増設せずにゲーム実況や動画配信、動画編集も可能だ。これがガレリア製品の好かれる理由なのかもしれない。
CPU | AMD Ryzen 7 5700X |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 Ti 8GB |
RAM(メモリ) | 32GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:2TB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
MSI MAG Infinite S3 14NUB5-2069JP
ノートPCで有名なMSI製のミドルデスクトップ
MSIはPC内に設置するパーツも作っているメーカーのため、パーツ同士の不安定さがなくスペックもミドル中のミドルモデルと言えるだろう。RAMが心許ない16GBしかないので、ゲームとボイスチャット以外にも同時起動させるソフトがあるなら増設も検討しよう。
ROMは1TBに全てダウンロードするとすぐに容量が満タンになる可能性もあるので、Dドライブに2TBあたりのHDDを予備で積んでおくのもよいかもしれない。
CPU | Intel Core i5-14400F |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/2年間 |
mouse G-Tune DG-I7G6T ホワイトモデル
G-Tuneシリーズでは珍しい本体カラーがホワイトモデル
本体ケースが白く、片面がガラスパネルとなっており、本体内部が透けて見える仕様。更に、ブルーLEDを使用した空冷ファンが電源をつける度に青く光り、かわいさもかっこよさも兼ね備えている。部屋のインテリアのアクセントにもなるだろう。
他にも、スペックに文句ない状態で高速な「Wi-Fi 6E」も搭載しているため、デスクトップPCには有線LANが必要だという概念を覆してくれるスグレモノ。
CPU | Intel Core i7-14700F |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 Ti |
RAM(メモリ) | 32GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/3年間 |
おすすめゲーミングPC|ハイエンドモデル
ドスパラ GALLERIA(ガレリア) RM5C-R47S
増設前提とするならコスパの良いガレリア製品
CPUやGPUの換装は初心者だと困難なこともあるが、ROMやRAMの増設や換装は意外と簡単なので、重視すべきは第14世代のIntel製CPUとRTX40シリーズのハイエンドとも言えるGPUが搭載されている点。ハッキリ言って、このCPU・GPUならばこの先5年以上交換や買い替えの必要はない。
心許ないRAMは32GBに、仕事もゲームも実況配信もとPCを酷使するなら64GBあたりをおすすめする。冷却機能も本体ケースの設計自体が空気を通す仕様になっているので、増設しても排熱で悩むことはなさそうだ。
CPU | Intel Core i5-14400F |
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GPU(グラフィックボード) | RTX 4070 SUPER 12GB |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
HP(ヒューレット・パッカード) OMEN 25L
文句なしのハイスペックモデル
本製品で注目してほしい点はGPUが「RTX 4070 Ti SUPER」なこと。RTX4080と比較しても、むしろRTX4070 Ti SUPERのほうが速いと言っても過言でないだろう。更にIntel製のCore i7 第14世代なら、このGPUもRAMが初期状態で32GBなのも問題なく高速処理するためにあるようなものだ。
本体ケース片面が強化ガラスでシースルーになっており、冷却機能も3ヒートパイプ 空冷クーラー(サイドフロー)採用で、狭い場所やホコリのかぶりやすい場所でなければ問題ないだろう。
CPU | Intel Core i7-14700F |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4070 Ti SUPER |
RAM(メモリ) | 32GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
ASUS ROG Strix G13CHR
2024年5月発売のROGシリーズ最新モデル
ROGシリーズはプロのeスポーツ選手も好むほどの性能で、搭載しているCPU・GPUもハイスペックにしつつプロでなくとも手を出しやすい価格に抑えられているところが魅力的な製品。
価格を抑えていても、高額になりがちなIntel製のCPUとNVIDIA製のGPUを積んでおり、プロになった気分でゲームプレイを快適に楽しめるだろう。
更に、オーディオにはDolby ATMOSを、通信環境にはデスクトップでありながらBluetooth 5.3とWi-Fi 6Eも搭載で、コードレスで臨場感も没入感も満喫できる性能だ。
CPU | Intel Core i7-14700F |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 Ti |
RAM(メモリ) | 32GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/2年間 |
MSI Trident AS 14NUE7-680JP
スリムボディでスッキリしたゲーミング環境を作りたい方へ
スペックはもう申し分ないほど十分なはスペック。そうなると気になるのは熱源と排熱問題。その問題も克服したのが本製品である。熱源となる電源ユニットやCPU・GPUなどを独立したスペースに設置して、熱がこもりにくい本体内部の設計となっている。
それぞれの熱源から直接本体の外へ排熱できるため、熱暴走なども考えにくくなる。それでいて、スリムでスタイリッシュなボディは魅力としか言いようがない。
本製品には「MSI AI ENGINE」を搭載しており、AIによって負荷のかかりやすいゲーミングモードか負荷の少なめなエンターテイメントモードかを判断し、パフォーマンスを最大限にコントロールする機能も。是非、試してほしい製品だ。
リョウ*
CPU | Intel Core i7-14700F |
---|---|
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4070 SUPER |
RAM(メモリ) | 32GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/2年間 |
ドスパラ GALLERIA(ガレリア) ZA9C-R48S
価格を考えずにハイスペックを求める方へ
価格はかなり張るものの、このハイスペックさでなら納得もいく内容となっている。従来のデスクトップPCはSSDをSATA規格で接続していたが、本製品はNVMe規格のためSATAと比較すると約7倍速くなるという差が生じる。
この差はゲームにおいて大きな影響を与えるため、他製品でも紹介している通り、M.2 SSD搭載はゲーム中の僅差な勝利へのカギともなるだろう。
冷却機能は水冷ファンを採用しており、メンテナンスが面倒と感じる方もいるかもしれないが、水冷式の冷え方は一時ブームともなったほどの性能。
ここから更にカスタマイズをしたい方は、ドスパラ公式サイト(青いボタンリンク)からカスタマイズして購入しよう。
CPU | Intel Core i9-14900KF |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4080 SUPER 16GB |
RAM(メモリ) | 32GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
おすすめゲーミングノートPC
MSI Katana 17 B13V
これぞ求めていたハイスペックゲーミングノート
ノートPCだとどうしても各パーツの性能がデスクトップに劣ってしまいがち、と感じていた時代は過ぎたようだ。
大手ゲーミングメーカーで特にノートPCや小さなパーツ販売に注力しているMSIから「これだけあれば十分すぎる」というスペックのゲーミングノートPCが登場、それが本製品だ。
もっとハイスペックにすることは可能だが、ボイスチャットを楽しみながらワイワイゲームをプレイするにはもったいないくらいの性能をしているので、省スペースでもガッツリとゲーミング環境を整えられるだろう。
CPU | Intel Core i7-13620H |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4070 Laptop GPU |
RAM(メモリ) | 32GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB NVMe |
メーカー保証期間 | 無料/2年間 |
ドスパラ GALLERIA(ガレリア) RL7C-R45-C5N 『護縁』推奨モデル
お手頃価格でPS5Proと購入を悩むほどの性能
このガレリア製品はもともとクリエイター向けに組まれたモデルだが、昨今のクリエイターは3D映像やゲームなども手掛けるためGPUが必須となってきた。
それを利用してちょうどいいスペックのゲーミングノートとしても使用可能に。おかげで価格面もグッと抑えられ、約12万円のPS5 Proと本気で購入を迷ってしまうほど。
本製品はスマホアプリ/PC対応の『護縁』推奨モデルとなっている。スマホで『護縁』をプレイ中の方でPC版にも興味が出てきたら是非、本製品を検討して欲しい。
リョウ*
CPU | Intel Core i7-13620H |
---|---|
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 3050 6GB |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
ASUS Vivobook 16X K3605VV
ASUSのクリエイター向けPC「Vivobook」シリーズ
本製品も、先のガレリアと同様にクリエイター向けに組まれたノートPCのため価格面が抑えられている。
スペックから価格を想像すると「こんな価格で本当に入手可能なの?」と思うほどのレベル。
しかもASUSは、もともとPCパーツやノートPCなどに特化したアメリカの大手メーカーで、昨今ではゲーミングメーカーと言っても過言ではないほど。
ROMが512GBのSSDという点が少し気になるが、USBメモリ型の外付けSSDも入手しやすい価格で販売されているので、外付けでも補える部分だ。
CPU | Intel Core i9-13900H |
---|---|
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 Laptop GPU |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | SSD:512GB(PCIExpress4.0x4接続) |
メーカー保証期間 | 無料/2年間 |
Acer Nitro5 AN515-58P-N76Y464
画像の通りイルミネーションがゲーミング感を醸し出す
「ゲーミングPCといえばイルミネーション」と考えている方も少なくないだろう。特にデスクトップPCであればキーボードやマウスをイルミネーション仕様にするのも簡単だが、ノートPCとなるとそうもいかない。
しかし本製品はノートPCでありながらイルミネーション機能がデフォルトで、FPS/MOVAなどのゲームに差が出ると言われているモニターのリフレッシュレートも144Hzを搭載。
ゲームプレイも快適になるよう、Wi-Fi 6の回線速度にも対応と至れり尽くせりな製品だ。
CPU | Intel Core i7-12650H |
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GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 LaptopGPU |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:512GB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
MSI Prestige 16 AI Studio B1V
「Core i」シリーズを進化させたCPU「Core Ultra」を搭載
AI専用プロセッサー「NPU」を備えたハイスペックCPUと高性能GPU、ノートPCでは大容量なRAM32GBにROMもM.2 SSDを1TBと、これ以上何を求めるのかと言いたくなるほどの超高性能。
IntelのCoreシリーズ最新となる「Core Ultra7」は、グラフィック性能、電力効率、バッテリー持続時間、AI機能など各方面で充実したプロセッサーである。
特にグラフィック性能では、CPU内蔵のグラフィック性能そのものが進化を遂げているため、更にRTX40シリーズのGPUを兼ね備えることで、この上ない高速処理性能を可能にした製品が本製品だ。
「Core Ultra」シリーズを搭載しているPCはまだ市場に少ない状態なので、これを機に是非、その高性能さを体感して欲しい。
CPU | Intel Core Ultra7 155H |
---|---|
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 4060 Laptop GPU |
RAM(メモリ) | 32GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/2年間 |
おすすめポータブルゲーミングPC
ASUS ROG Ally RC71L
外出先でも快適なゲームをプレイしたい方へ
あまり知られていないが、Switch®のようなポータブルゲーミングPCもわずかながらに存在する。そのひとつが本製品だ。
もちろんWindowsを搭載しており、AMDが開発したポータブルゲーミングPC向けのCPUということもあり、ストレスフリーなゲームが可能に。
外出先だけでなく、TVと繋いでSwitch®版には対応していないゲームタイトルを大画面でプレイできる。それこそ本気でPS5Proと苦慮するほどの性能だ。
CPU | AMD Ryzen Z1 Extreme |
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GPU(グラフィックボード) | AMD Radeon グラフィックス |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:512GB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
MSI Claw-A1M-004JP
ポータブルゲーミングPCにもハイスペックを求める方へ
膨大なゲームタイトルの量にも耐えてくれる、高性能「Core Ultra」CPUを搭載し、RAMもROMもノートPCとほぼ変わらないスペックをした手のひらサイズのゲーミングPC。
モニターが小さいことを除けばゲーミングノートPCと大差なく、スマートフォンより大きい画面でコントローラー機能付き、そして価格はデスクトップよりもノートよりも手を出しやすい手頃さ。
1度使い慣れてしまったら離れられなくなるかもしれない。
CPU | Intel Core Ultra 5 |
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GPU(グラフィックボード) | Intel Arc グラフィックス |
RAM(メモリ) | 16GB |
ROM(ストレージ容量) | M.2 SSD:1TB |
メーカー保証期間 | 無料/1年間 |
デスクトップPC?ノートPC?またはポータブルPC?【初級者編】
ゲームを快適に高画質でプレイするには、どうしても「デスクトップPC」>「ノートPC」>「ポータブルPC」で快適度が決まってしまう。
初めてゲーミングPCを購入する場合は、まずは省スペースなノートPCやポータブルPCを購入しておき、必要に応じてデスクトップPCを検討するのもいいだろう。
<デスクトップPCのメリット>
◆拡張性がある、ゲームの実況配信や動画編集に向いている
◆周辺機器を自分の好みに選びやすい
◆ノートPCと比較した際、同じ性能でもデスクトップのほうが安価な場合が多い
◆後々パーツ交換や増設がしやすい
◆排熱や冷却を考慮するとデスクトップPCのほうが優れた冷却ファンなどを積みやすい
<ノートPCのメリット>
◆設置スペースの確保が不要
◆持ち運びが可能
◆本体のみで全て完結する
<ポータブルPCのメリット>
◆自由な体勢でゲームがプレイできる
◆コントローラーなどを別途用意する必要がない
◆家庭用ポータブルゲーム機(Switchなど)と同じ感覚で使用できる上、Windowsのアプリも稼働可能
これら各メリット・デメリットを考慮の上、どのタイプが自分に合っているかを検討してみよう。
ゲーミングPCと家庭用ゲーム機の違いは?
話題の「PS5 Pro」はどうなの?【初級者編】
ゲーミングPCと家庭用ゲーム機の違いを知るには、まずそれぞれのメリット・デメリットとなる点を知る必要がある。
特に、話題となっている「PS5 Pro」については正直なところ、本稿執筆時点で未公開のスペック部分が多く、比較することは困難を極める。
そのため、本稿では「家庭用ゲーム機全般」と「ゲーミングPC」に焦点をあてて解説をしていく。
「PS5 Pro」と「ゲーミングPC」のどちらを選ぶべきか?については、別の記事にてまとめているので、下記関連記事にも目を通してもらいたい。
ゲーミングPCのメリット
■フレームレート(FPS)
まずフレームレート(FPS)に大きな違いがある。下の動画のとおり、FPSが高いほど滑らかな映像になるため、特に緻密なエイムを必要とするシューティング系のゲームにおいて勝率を上げる可能性が高まる。
FPSが圧倒的に高いのは据え置き型家庭用ゲーム機よりもゲーミングPCに軍配が上がる。
理由は据え置き型家庭用ゲーム機の場合、家庭用ゲーム機本体の性能に加え、接続するテレビの性能でも大きな差が出てしまうためである。
その点、ゲーミングPCであればモニタとセットで販売されていることが多く、ゲーム機本体(PC本体)とモニタの性能差が開きにくくなっている。
※仮にゲーミングPC本体とモニタが別売りだとしても、モニタの性能のみを考慮すればいいだけなので、テレビを購入するよりはるかに価格帯も下がり、手が出しやすいメリットも。
他にも、ゲーミングPCと言えどもPCに変わりないので、ゲーム以外にも幅広い用途があるのは魅力中の魅力だ。
■プレイできるゲームタイトル数
次に、ほとんどのゲームはPCで開発していると言っても過言ではない現状がある。そのため、環境的にPC版でのβテストや販売がしやすいというパブリッシャー側の都合も相まって、PC版は50,000タイトル以上のゲームがリリースされている。
※PC版とはSteamストアに限っている。
対して家庭用ゲーム機向けのタイトルはPSに限ってもおおよそ5,000タイトル前後に留まってしまっている。
そのため、Steam/PS/Switchの3つに展開されているゲームタイトルの場合、圧倒的にSteamのゲームのほうがFPSも安定しており画質も美麗で、理想のゲームプレイが叶いやすい。
たろっさ
現状ミドルスペックとされている程度のPCであっても、据え置き型家庭用ゲーム機と比較するとミドルスペックのゲーミングPCのほうが高性能と位置づけられる点もポイント。
家庭用ゲーム機のメリット
▲PS5公式HPより
家庭用ゲーム機のメリットとしては、ゲーム機本体さえ購入すればテレビと繋げるだけでプレイ可能(ネットワークの設定が必要の場合もあり)という点だ。
初期設定の時点で特に難しく感じることもなく、ゲーム機本体とソフトさえあればゲームがプレイできる。オフライン状態でも楽しめることもメリットだろう。
また、パッケージ版の特典はほとんどが家庭用ゲーム機向けに作られており、PC版に特典グッズがつかないことはほとんどのゲームがそうである。
理由は返金方式の関係のことが多く、「ゲームソフトを購入した店舗」があるか、ないか、で差が出てしまう。
これらのメリット・デメリットを考慮した上で、ゲーミングPCにするか、家庭用ゲーム機にするかを決めるといいだろう。
高性能な環境でゲームに没入したい方は是非ともゲーミングPCを選ぼう。
たろっさ
PCに比べ家庭用ゲーム機は元々ゲームすること前提で作られた本体のため、ゲームUIに特化した本体であることも忘れてはいけない。
BTOとは?既製品と何が違う?【中級者編】
家電量販店などで手軽に購入できる既製品とBTO製PCの最大の違いは「カスタマイズのしやすさ」と「スペックに合った価格」だ。
既製品はどうしても「すぐに購入・持ち帰れる」というメリットを活かすために、PCスペックが既に決まってしまっている。
対して、BTO(Build To Order manufacturingの略)製PCは、ある程度パーツの組み合わせが決まっている状態からカスタマイズのオーダーができる、自作PCに近いゲーミングPCが購入可能だ。
しかも、既製品と同スペックのゲーミングPCをBTOでオーダーしてみたら既製品よりも安価に仕上がった、なんてケースも少なくない。
BTOのメリットとデメリット
●コスパが良い
(既製品と同スペックでも安価なケースが多い)
●拡張性が高い
(パーツの組み合わせに自由がきく)
▲多少なりPCの知識が必要となる
▼続きを表示するデメリットとして、多少なりともPCの知識が必要となる点は否めないが、最近のBTOメーカーは購入の際に店員なりオペレーターなりパーツ選びのサポートを無料で行ってくれるサービスも行っている。
そのため、PCの知識に自信がなく不安な状態でBTO製PCの購入を検討していても、自分に合ったカスタマイズを提案してくれるため、スムーズに購入できるだろう。
最初からサポートに頼ってカスタマイズしていくのもひとつの手。
「メモリは◯GBくらいあれば『◯◯◯』というゲームはできますか?」や「『◯◯◯』というゲームの推奨スペックPCがほしいです」などと聞いても問題はない。
※ゲームの推奨スペックはあらかじめ自分で調べておき、その推奨スペックを伝えるようにしよう。
このように、ひと昔前よりもBTO製PCへのハードルが下がり利用しやすくなっているのが現状。
それでいて、既製品と同スペックで価格も抑えられるなら、利用しない手はないだろう。
ゲーミングPCを自作するのは難しい?【上級者編】
ハッキリ言って、PCをゼロから自分で組み立てるには相当な知識が必要だ。
BTOではサポートしてもらえる部分も、全て自分の知識からパーツ選びをしなければならない。
更に、パーツひとつひとつを理解していても、マザーボードのどこに接続すればいいのか、どのケーブルが必要になるのか、などパーツのみの知識だけではPCを組み立てられない。
ゲーミングPCに対する知識が初級者級や中級者級はまず手を出すべきではないだろう。
とは言え、しかるべきパーツをしかるべきケーブルでしかるべき場所へ繋げるだけ、とも言える。そう考えたら簡単に自作できるだろう。
そもそもゲームするのに何故ゲーミングPCが必要?【豆知識】
PCゲームには低スペックでプレイできるものから、ハイエンドモデルレベルの高スペックを求めるゲームまで多種多様なゲームが存在する。
「プレイしたい!」と思ってダウンロードしてみたはいいが起動までに時間が掛かりすぎたり、カクついて快適なプレイと言えずイラついてしまう状況に陥った経験はないだろうか。
そこで必要になるのが「ゲームに特化したPC」だ。ゲーミングPCは元々ゲームをプレイすること前提に作られたPCだからである。
しかし家電量販店などで手軽に購入できるPCは、用途がハッキリしていない分、汎用性を高めていて「ゲームをプレイすること」に特化していない。そのため、ゲームによっては快適なプレイを楽しめず、イライラの原因を作ってしまうことに。
「ゲームに特化したPC=ゲーミングPC」のため、ゲームを快適に楽しむためには、自分がプレイ中またはプレイしようとしているゲームに合わせたスペックのPCを選ぶことで解消される。
「とりあえずゲームができれば何でもいい」と安価な低スペックPCを購入するくらいなら、最初からプレイ予定のゲームに合わせたスペックのゲーミングPCを購入しておいたほうが将来のための投資にもなる。
ゲームを楽しむためにも、まずはゲームをプレイする環境づくりから楽しんでもらえたら僥倖だ。
GameWith編集者情報
ハマったゲームにはとことん課金していた元廃課金厨。現在はライト課金の協力プレイでじっくり遊ぶタイプに。好きなジャンルはRPG、ストラテジー、時々ホラー系。謎解きやシュールなゲームも意外と好物。無料アプリをやる/やらないは広告の頻度に左右される。 根っからのゲーミングデバイス大好きマンでライター歴は1X年ほど。BTO製PCをカスタマイズするのが趣味?この前RAMを増設したばかり。紹介しながら欲しいと思ったモノは即購入のクセがあり、推しブランドは「Bauhutte」「Razer」「Corsair」! |
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