バンダイナムコエンターテインメントより2024年10月3日(木)より発売予定のSAO家庭用シリーズ最新作『ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム』。
本作は「SAO」ゲーム10周年記念作品で、SAOシリーズに登場するキャラクターたちがシリーズの垣根を越えて共闘するアクションRPGだ。
オリジナルストーリーが楽しめるオフライン専用の《ストーリーモード》 のほかに、20人の仲間と協力して《ザ・スカルリーパー》や《ソードゴーレム》などの巨大なボスと戦う《ボスレイド》や4人パーティで挑戦する《Co-Opクエスト》などオンラインモードも用意されている。
そんな本作は2024年9月21日(土)から9月23日(月)にオープンネットワークテストを実施する。一部時間帯でメンテナンスが入るため、詳細はこちらの開催概要をチェックしてほしい。
今回、筆者はそのオープンネットワークテストに先駆けて本作をプレイする機会をいただけたので、プレイした感想や本作の面白さをお届けしていく。
原作やアニメで見たあの技が繰り出せる爽快感がたまらない!
本作はSAOシリーズに登場するキャラクターを操作するアクションRPG。やはりメインとなるのは原作さながらのアクションだ。
《スターバースト・ストリーム》を使ったり、スナイパーライフルで射撃をしたりするだけでなく、空を飛んだり、魔法を使ったりとキャラクターごとに特徴のあるアクションが行えるのが魅力の1つ。
また、通常攻撃によるコンボ、ジャストガードやジャスト回避などもあり、アクションゲームとしても非常に面白かった。特に面白いと感じたのはキャラクターごとに用意されている《エクストラスキル》。
例えば、フカ次郎の場合、4種類の属性弾を切り替えて戦うことができ、常に敵の弱点属性で攻撃するといった立ち回りが可能だった。また、エギルの場合、特殊スキルを使うことで自身にスーパーアーマーを付与し、《TANK》ロールにもかかわらず敵を殲滅するバーサーカーのような立ち回りができた。
このようにキャラクターに応じた特殊スキルが用意されていることで戦闘の幅が広がり、戦闘が何倍も面白くなっていると感じた。
巨大な敵に挑むボスレイドは手に汗握る戦いの連続!
本作の目玉ともいえるコンテンツは最大20人で挑むオンラインモード。その中の《ボスレイド》では、《ザ・スカルリーパー》や《ソードゴーレム》といった原作やアニメでキリトたちが戦った強敵と戦うことができるモードだ。今回はオープンネットワークテストでも戦うことができる《ソードゴーレム》にほかのメディアさんと一緒に挑戦した。
ボスレイドの一番の魅力はなんと言っても"共闘アクション"。連携して繰り出す《スイッチチェイン》では、他プレイヤーに続いて攻撃を繰り出すことができ、これを繫げていくことで最終的にフィニッシュ技をみんなで使うというオンライン共闘ならではの要素だ。SAOといえばの要素に戦いながらもかなり興奮してしまった。
そしてボス戦ではもう一つ《シンクロカウンター》というものが存在する。これはボスが大技を使うときに発動できる迎撃技で、ボスが溜めの動作に入ったときにマップ上にサークルのようなものが表示され、そのサークルすべてに味方が配置につくとボスの大技を無効化しカウンターすることができる。
これが非常に強力で、成功すると相手がダウン状態に入り攻撃を叩き込むチャンスになる。もちろんサークルに味方が配置に付けないとカウンターが発動せず、大ダメージを受けてしまうので、ボスが溜め動作に入ったら《シンクロカウンター》を発動できるように協力するのが大切だ。
また、ボスはサイズが大きい分、攻撃する部位によってダメージが異なる。つまり、弱点の部位を攻撃できれば大ダメージを与えられるというわけだ。近接攻撃キャラは攻撃しやすい足の部分を狙ったり、銃キャラは頭や胴体を狙ったりと皆でボスを討伐している感があって非常に面白かった。
装備を厳選して自分のキャラを強くできる!
《ボスレイド》や《Co-Opクエスト》をクリアすると報酬でキャラクターの武器やアクセサリーが手に入る。これがいわゆるハクスラの要素になっていて、レアリティの高い装備や能力が強い装備を集めて最強キャラを作ることができるようになっている。
ボスによって「特にこの装備が強い」というのがあるようで、厳選に終わりがなさそうな辺りも飽くなきハクスラ要素が楽しめそうだ。
今回のオープンネットワークテストでは入手した武器とアクセサリーを製品版へ引き継げるようになっている。オープンネットワークテストで使えるキャラは9人だが、ドロップするアイテムは21人すべての武器とアクセサリーがドロップするようだ。推しキャラを製品版で活躍させるために、オープンネットワークテストをやり込もう。
ほかにも、キャラクターランクを上げることでそのキャラクターの《パッシブスキル》を解放でき、別のキャラクターにも装備させることができるので、自分のプレイスタイルに合わせて《パッシブスキル》を組み合わせることも可能だ。
プロデューサーにインタビュー!
体験会終了後、本作のプロデューサーである最上頌平氏と開発ディレクターである後藤修一氏にインタビューすることができたのでその模様をお届けする。
――色んなキャラクターがプレイアブル化されるようですが、プレイアブル化する上で大変だったキャラクターはいますか?
後藤氏:キャラを作るときは後に作るキャラほど大変になっていく傾向にあるのですが、あえて上げるとするとリズベットとユイかなと思います。
リズベットの場合はバトル中に鍛冶師のようにカンカンと武器を作る動作を行うことで、自分の武器を強化するという仕様がありまして、その仕様のために叩きつける金床を用意したり、違う見た目の武器を用意したりと作るモデルが多くて終盤まで開発していました。
ユイの場合は普段はワンピを着た少女の姿なのですが、ピクシー姿になることもできまして、ピクシー姿になると移動や攻撃が変わるというほかのキャラとは少し違ったキャラになっています。あと、ユイは火の玉を呼び出すスキルを持っているのですが、このスキルをピクシー姿のときに使うと自分の周りだけでなく、パーティメンバーの周りにも出すことができますので、うまく使うと仲間と合わせてかなり高い火力を出すことができます。そういった意味でもユイは変わったキャラだと思います。
――現在、プレイアブル化されるキャラクターは21名とありますが、今後アップデートなどで増えていく予定はありますか?
最上氏:すでに告知済みになっているのですが、DLCで3人の追加が決定しています。1人は『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(GGO)』に登場するピトフーイであることを7月の海外イベントで発表しております。ほかの2人に関しても、近日中に公開する予定になっていますので、ご期待ください。
――たくさんのキャラクターがいる中で、最初に遊ぶのに適したキャラクターはいますか?もしくは、このロールがおすすめというのがあれば教えてください。
最上氏:シリカが回復と飛行を持っているので使いやすいと思っています。道が分からなくなっても飛行を使えば、ピューっと飛んでリカバリーできるので非常に便利です。ストーリーモードはその時の話にあわせたキャラが選べる仕様になっているので、選べるキャラにシリカがいるとパーティに欲しい飛行と回復を持ったキャラになっているのでおすすめかなと思います。
あと個人的には足が速いキャラが好きなので、二段ジャンプもできるアルゴが使いやすいと思っています。
後藤氏:キリトとレンをおすすめしたいですね。キリトは分かりやすいスキルが揃っていて遊びやすいという点に加え、自己回復能力もありますので倒れにくいという点で使いやすいかなと思います。
レンは移動速度が速くて快適なのと、かなりお手軽に遠距離からダメージを出せるのでおすすめかなと思います。
最上氏:レンはこの敵がどんな動きするか分からないというときは使いやすいと思いますし、近接キャラは攻撃したら切り抜けてしまうのでカメラを動かす必要があるのですが、レンやほかの銃キャラはカメラの視点をあまり変えずに戦い続けられるので、3Dのゲームあまり得意じゃないですっていう人でも遊びやすいキャラになっていると思います。
――各キャラクターのアドバンススキルはバトルごとに変更できるのでしょうか?
最上氏:3つのアドバンススキルは固定となっており、変更する仕様はないのですが、衣装から想起されるアルティメットに変更できる特別な衣装が存在します。
ゲーム内のストアで手に入る有償衣装にはなってしまうのですが、アルティメットが“切り替えられる”ものとなっています。
当初は固定だったのですが、「クエスト上、有利なアルティメットと特別な衣装に紐づくアルティメットの性能が合致しない場合があるのでは?」ということでキャラ固有のものと切り替えられるような仕様としました。
――キリトやアスナはSAO時代の服装に対し、リズベットとシリカはALOの服装になっているのですが、何かストーリーと関係があるのでしょうか?
後藤氏:特にストーリーとは関係がなく、各ワールドからバランスよく配置した関係でそうなっているのですが、アスナについては秘密です!
――過去作のSAO家庭用ゲームを題材にしたゲームでは、育成の自由度が魅力の1つだったと思うのですが、今回はそういった育成要素はありますか?
最上氏:ご質問いただいた要素に関して、本作においては武器やアクセサリーに効果が付いていますので、それらを組み合わせてバトルアクションの幅を広げていくという部分が該当するかと思います。過去作にありましたスキルツリーといったものはございません。
あとはキャラクターごとにキャラクターランクというものが設定されていて、それを上げていくことでステータスが上がります。
また、一定のレベルまで上げるとパッシブスキルが解放されます。パッシブスキルは付け替えが可能になっているので、組み合わせ次第ではキャラクターの味付けが変わるかなと思います。
ですので、武器やスキルで自分が使いやすいように調整するなおかつ、敵にも有利属性と不利属性があるので敵にあわせた属性の武器も集めておくという遊び方になるかなと思います。
SAO好きにはたまらないアクションゲーム!
今回の先行プレイで筆者が思ったことはアクションゲームとしてすごく面白く、SAOゲームとして完成度が高いということだ。前回のクローズドベータテストも遊んだのだが、そこではシノン(銃キャラ)が強いなと感じていた。
今回のオープンネットワークテストではそのあたりが調整されていて、ボスが後衛まで攻撃を飛ばしてきたり、コンボが銃のリロードのタイミングで必ず途切れるようになっていたりと、シノンの固有のパラメータ等は下げずに調整されていた。そういうキャラクター側を調整せず、その周りを調整するという点にキャラゲーとしてのこだわりを感じた。
オープンネットワークテストの開催も決まり、いよいよ発売が近づいてきた本作。製品版を遊べる日を楽しみにしたい。
発売日など基本情報
発売日 |
Switch: 2024年10月3日 PS5: 2024年10月3日 Xbox: 2024年10月3日 PC: 2024年10月4日 |
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会社 |
バンダイナムコエンターテインメント |
ジャンル | アクション |
対応ハード | Switch / PS5 / Xbox / PC |
価格 |
Switch : 7,700円(税抜)
PS5 : 7,700円(税抜)
Xbox : 7,700円(税抜)
PC : 7,700円(税抜)
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