期待のオープンワールドアクションRPG『鳴潮』プロデューサーに直撃インタビュー!
KURO GAMEからマルチプラットフォームで配信予定の新作オープンワールドRPG『鳴潮(Wuthering Waves)』。
ハイクオリティの3Dグラフィックと広大なフィールドで繰り広げられる、爽快なバトルアクションが大きな魅力の作品だ。
4月25日からは初のCBT開催も決定し、今後より期待が高まっていくであろう本作。そんな中GameWithでは、『鳴潮』のプロデューサーを務めるSolon Lee氏に直接お話を伺う機会をいただけた。
ゲームを作るにあたってのこだわりや注目のポイントなど気になる質問にお答え頂いたので、本稿ではそんなインタビューの内容をご紹介していく。
■ Solon Lee氏 プロフィール
『鳴潮(Wuthering Waves)』のプロデューサー。
同社が手がけるスマホ向けアクションRPG『パニシング:グレイレイヴン』のプロデューサーも務めており、同作にて“GooglePlay 2021 Most Innovative Game”を受賞。
※本記事はKURO GAMEの提供によりお届けしています。
※本記事に掲載されているゲーム画面は開発中のものになります。
多くのユーザーが夢中になれる”終末世界”を舞台に
ーーまずはじめに、本作はどのようなコンセプトで開発されましたか?
Lee 私たちが作りたかったのは、“終末世界”の雰囲気と“SF要素”が統一されたオープンワールドアクションゲームです。KURO GAMEとしては、ユーザーが夢中になってより自由にゲームを探索できるように世界観の形成をとても重要視しており、ゲームを始めたばかりのプレイヤーにも終末世界の雰囲気をいち早く伝えたいと考えております。
ーー開発はいつ頃から開始されましたか?また開発過程における課題や問題は何でしたか?
Lee 開発は2021年から始まっています。世界観の設定や構築、アクション体験でいかに多くのサプライズを与えるかなど、問題はまだまだありますが、これらを克服しユーザーの皆さんにより面白い作品をお届けしたいと思っています。『鳴潮』は渾身の一作ですので、ユーザーの皆さんに気に入って頂ければ幸いです。
メインストーリーもキャラストーリーも大ボリューム!
ーー本作のメインストーリーの展望をお聞かせいただきたいです。
Lee 『鳴潮』ではビッグスケールなストーリーを表現しようと考えています。「鳴潮現象」の背後にある様々なストーリーも含まれるので、文字だけで満足に語るのは難しいのですが、ボリュームも含め今公開されている情報からさらに奥深いものになると思います。
オープンワールドゲームのメインストーリーは、ボリュームだけなくパフォーマンスも重要なので、大きなチャレンジになると思いますが、ユーザーの皆さんには丁寧にストーリーを説明しようと考えております。
ーーリリース段階でメインストーリーはどのくらいのボリュームを実装予定ですか?
Lee 多くを語ることはできないのですが、今現在公開しているメインストーリーは、ほんの一部にすぎないかもしれません。リリース時にユーザーにより良いゲーム体験を届けたい一心で、現在は”皇龍地区”を始めとして、ストーリーをどんどん調整しています。
ーーメインストーリーとは別に、キャラごとのストーリーのようなものも存在するのでしょうか?
Lee キャラごとのストーリーは存在します。「鳴潮現象」によって共鳴者は能力が身に付くのですが、その共鳴者たちの背後にどんなストーリーを紡いでいくか。キャラの要素を深いところまでユーザーに理解いただけるように、私たち開発チームとしても試行錯誤しながら制作にあたっています。
ーー登場するキャラクターたちは、どのような設定・イメージで作られていますか?
Lee 登場するキャラクターにはそれぞれ個性があります。例えば「秧秧(ヤンヤン)」は究極の”優しさ”を表現したいと考えました。
イメージのデザインは、鳥の「雲雀(ひばり)」を参考にしました。詳しくは、開発者随筆(エッセイ)でも紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
ーー公式サイトでは「ヤンヤン」「シカ」「ビャクレン」が“最初に出会う共鳴者”と明かされていますが、この3人がゲーム序盤から使えるようになるのでしょうか?
Lee はい。この3人は「最初に出会う共鳴者」として、ゲーム序盤から使えます。前述の通り3人にもそれぞれストーリーがありますので、楽しみにしてくださいね。
リリース後に追加されるキャラクターたちにも注目
ーーリリース段階で登場するキャラはどのくらいを予定していますか?
Lee 具体的なキャラ数はまだ決まっていません。リリース時の開発進捗度や、ストーリーの必要性も含めて決めたいと思いますが、10人以上は登場させる予定です。
登場するキャラクターごとにストーリーなど実装しますので、ユーザーの皆さんの印象や体験談などのフィードバックをお待ちしております!
ーー新キャラクターの追加頻度はどのくらいを予定していますか?
Lee 開発進捗によって新バージョンと新キャラクターを追加する考え方で運営する予定です。質の高いコンテンツをどんどん更新し、ユーザーの皆さんにもっともっと面白いゲーム体験をお届けしたいと考えております。
長い期間を経て生まれるアイディアと、本作独自のこだわりによる唯一無二のゲーム体験。
ーーバトルついて、公開されている映像を見てもかなりの爽快感とアクション性の高さがうかがえます。バトルやアクションの中で、特にこだわっている部分はどのあたりでしょうか?
Lee 本作ではキャラクターの連携シーンをはじめとしたアクションのスムーズさ、繰り出すアクションとキャラ設定が合致しているか、攻撃を受けたときの反応、そしてキャラクターと音骸システムのスキル連携の爽快感などなど……。こだわっているポイントをあげるとキリがないかもしれません。
アクションゲームはあらゆる要素にこだわるべきと考えているので、本作も果てしなく良いゲームを追求して、チーム一丸となって勉強と微調整を続けています。
ーー広大なフィールド探索もオープンワールドの魅力ですが、探索要素についてこだわってるポイントはありますでしょうか。
Lee どうやって探索要素で他のオープンワールドゲームと区別をつけるのか、開発チームはずっとアイディアを練っています。そんな中でも本作では、「ストーリー要素」「オープンワールドで好きな音骸を探し出す」「音骸能力とリンクした特定の遊び方」といった3つの要素を中心に探索の魅力をお見せしたいと思っています。
ーー近年オープンワールドRPGの作品も増えてきていますが、同ジャンルの作品と比べて「本作ならではの魅力」はどういった部分になりますでしょうか?
Lee オープンワールドRPGの作品は確かに増えてはいますがまだまだ少ないと思っていて、本作は東洋文明への理解に基づいて作られたRPG作品のため、遊んでいる中でも他作品にはないユニークな一面をお届けできるかと思っています。
例えば、同じ「絶望の中の人間性の輝き」という価値観でも、異なる文化の下で細かく描写される細部やニュアンスは、きっと違うものがあるはずだと思います。そういった独自のこだわりをユーザーに感じ取っていただけるような作品を目指しています。
新時代のオープンワールドRPGの幕開け。今後の続報にも期待!
ーーリリース時期や対応プラットフォームの発表はいつ頃になりますでしょうか?
Lee リリース時期の発表にはもうしばらくお時間をいただきたく、またプラットフォームについても4月25日より実施のクローズドβテスト(以下、CBT)ではPCとスマートフォン対応での開催となりますが、こちらもまだ明言はできない状態です。
一日でも早くリリースできるように、またそんな中でも開発の進捗度やゲームコンテンツの質は一切妥協せず開発に臨んで参ります。
ーー4月にはCBTが開催予定ですが、その後リリースまでどのように最新情報が明かされていきますでしょうか?
Lee 最新情報は『鳴潮(Wuthering Waves)』の各種公式SNSで発信して参ります。ぜひ公式Twitter、YouTubeなどのSNSをフォローしておいていただき、続報にご期待ください。
また、CBTのフィードバックも多数お待ちしております。プレイヤー皆様の声を参考にゲーム改善とサービス向上につなげ、より完成度の高い状態で最新情報をお伝えできるよう全力を尽くしていきます。
公式Twitterはこちら公式YouTubeはこちらーー最後に、リリースを待っているファンの皆様へ一言お願いします!
Lee 日本のプレイヤーの皆様、こんにちは。今回GameWithさんにインタビューいただき光栄に思います。
皆さんに楽しんでいただけるようなゲーム開発に取り組んでまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。ユーザー皆さんの声を励みに、そしてその期待に答えられるような作品になるよう、開発チーム一同最善を尽くして参ります。