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『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』とは
公開中のローンチトレーラー。
『ダークソウル』のフロムが放つ純和風“死にゲー”!
フロム・ソフトウェアから2019年3月22日発売のPS4, Xbox One, PC対応ゲームソフト『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(セキロ シャドウズ ダイ トゥワイス)』。
本作は左腕が義手となった忍びが活躍するアクションアドベンチャー。
フロム・ソフトウェアの代表作『ダークソウル』シリーズや『ブラッドボーン』のような“死にゲー”(何度も死ぬことを前提としたゲームバランスの作品)のエッセンスを取り入れた、緊張感抜群の作品だ。
実在した人物や場所は登場しないオリジナルの戦国時代末期を舞台に、“隻腕の狼”と呼ばれる忍びの孤独な戦いが描かれる。
「GAME OF THE YEAR EDITION」が発売
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日本ゲーム大賞2019優秀賞の受賞を記念し、2020年10月29日(木)に本作の「GAME OF THE YEAR EDITION」がパッケージ版で発売。
これまでに追加されたアップデートの内容があらかじめ収録されており、価格は4,800円(税抜)。通常版の7,600円(税抜)と比べても大変お得なパックだ。
さらに、序盤の攻略法を掲載している「序盤攻略本」と「特装パッケージ」も数量限定で付属するぞ。
まだ本作をプレイしていない方は、購入を検討してみてはいかがだろうか。
Amazonで購入する『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』プレイした感想!
おすすめポイント
- 体幹・弾き・忍殺。奥深くリズムとテンポが心地いい戦闘
- カスタマイズで戦闘スタイルを変える忍具・スキル
- 探索と戦術が広がる高低差のあるフィールド
体幹・弾き・忍殺。奥深くリズムとテンポが心地いい戦闘
本作の戦闘はただ刀を振り回して斬りこめばいいというものではない。戦闘は“体幹”と“弾き”というシステムが軸になっており、攻撃するだけでなく敵の攻撃を待って相手の体幹を削り切ることが重要なポイントだ。
体幹を削って体勢を崩し忍殺で体力を削り切るというのが戦闘の基本となる本作では、相手の攻撃に合わせて弾くべきなのか、ステップやジャンプで避けるべきなのか、戦闘中の素早い判断が生死を分ける激しい戦いが楽しめるぞ。
戦闘の心地よさも魅力のポイントだ。登場する敵には激しい連続攻撃を繰り出すものが存在するが、連続攻撃をすべて弾くことができた際の気持ちよさはピカイチ。リズムよく響く弾きの音は戦闘を続けたくなる魅力を秘めている。
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▲相手の攻撃に合わせてガードすることで攻撃を弾き、敵の体幹を削ることが可能。
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▲ガードが不可能な攻撃は弾きやジャンプ、ステップなど適切な動作で対応する必要があるぞ。
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▲敵に気付かれていない場合や、体幹を削り切った場合は忍殺で一気に体力を削り切れる。
カスタマイズで戦闘スタイルを変える忍具・スキル
弾きや忍殺と共に戦闘で大きな役割を持つのがカスタマイズ可能な義手忍具やスキルといった成長要素だ。
スキルは敵を倒して得たポイントを割り振ることで取得でき、回復アイテムの効果を上昇させるものや、ジャンプ中に弾きを可能にするもの、攻撃パターンを増やすものなどさまざまなものが用意されている。
強力なサブ武器である義手忍具は敵の盾を簡単に破壊することができる仕込み斧や、開くことで全方位の攻撃をガードを可能にする仕込み傘など、それぞれが特徴を持っており、さらに強化することもできるぞ。
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▲アクションがあまり得意で筆者にとっては回復アイテムの効果上昇と、仕込み傘が必須だ。
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▲スキルはツリー状になっており、常在効果のスキルや攻撃パターンを増やすものなどがある。
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▲義手に仕込んだ忍具は特定のアイテムを集めることで、さらに強力な効果を持った義手忍具に強化できる。
探索と戦術が広がる高低差のあるフィールド
プレイヤーは高低差のあるフィールドで鉤縄を使用して移動することとなる。鉤縄では木や家の屋根、櫓などの高所に登ることが可能で、高所では徘徊する敵をやり過ごすことや、敵の位置を確認することもできる。
本作ではフィールド上のすべての敵を倒す必要はないため、筆者のような戦闘が得意ではないというプレイヤーは高所で敵の位置を把握し、できるだけ戦闘の少ないルートを選ぶというのも選択肢のひとつ。
フィールド上には高低差の激しいポイントも多く、探索を進めていると「こんなところに!?」と驚かされるような場所にキャラクターが配置されていることもある。先述の義手忍具の素材を見つけるためにも丁寧な探索が必要だ。
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▲屋根の飾りなど引っ掛かるポイントに鉤縄を投げることで高所に素早く移動できるぞ。
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▲高所から安全に敵の配置や数を把握、順番に倒すも接敵を避けるも自分次第だ。
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▲上下の探索だけでなく、隠し扉で移動することができるエリアも存在する。
まとめ
筆者は本作や『ダークソウル』シリーズのような難易度の高いアクションゲームを好むもののはっきり言って得意な部類ではないため、本作を楽しむことができるか心配であった。
しかし、実際にプレイしてみると隠密や高所からの忍殺により先制して敵の数を減らすことが可能であり、戦闘はテンポが速めではあるものの、焦らず落ち着いて判断すれば対応することができたため十分に楽しむことができた。
本作では周回プレイによる難易度上昇や、やり込みプレイにも対応しているため、ハードなアクションアドベンチャーを楽しみたい方はぜひ手に取ってみて欲しい。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』ってどんなゲーム?
ゲームシステム
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戦国時代末期が舞台。和風かつ独特な世界観が特徴だ。
ゲームはアクションアドベンチャー。プレイヤーは“隻腕の狼”と呼ばれる忍びを操作し、連れ攫われた主を取り戻すため、多彩なアクションを駆使して様々な強敵やシチュエーションに挑んでいく。
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“死にゲー”色の強い本作。隠密行動は非常に重要だ。
バトルは?
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戦国時代末期を舞台とした本作では、刀と刀がぶつかり合う剣戟アクションが特徴。
戦闘では「体幹」がフォーカスされている。攻撃を与えると敵の「体幹ゲージ」が溜まり、最大まで溜めると大きな隙が生まれるぞ。
隙が生まれたら、敵の命を奪う強力な一撃「忍殺」を繰り出し敵を撃破しよう。
忍義手
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義手を活かした多彩なアクション。
左腕に装着した「忍義手」を使うことで、様々なアクションを繰り出せる。義手に仕込まれたワイヤー「鉤縄」を使うことで、広大なマップをダイナミックに移動可能だ。
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義手を使ったサポートアクション「義手忍具」。
義手には「義手忍具」と呼ばれる攻撃手段も搭載。義手忍具には、手裏剣、斧、爆竹、火術など様々な種類があり、使いこなせればより戦略の幅が広がるぞ。
回生
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“死んでしまっても復活できる”という、本作の特徴的なシステム「回生」。連続では使えず、次に「回生」を行うには一定の時間が必要だ。
復活した安心感と、次は死ぬという緊張感の両方を生む、本作ならではのシステムだ。
スキル強化
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スキルポイントは、スキル経験値が一定量に達すると手に入る。
敵を倒して獲得したスキルポイントを使ってスキルを習得できる。スキル取得はツリー形式になっており、習得していくツリーによって戦い方が大きく変わる。
登場キャラクター
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「狼(主人公)」…御子に仕える壮年の忍び。葦名の将に敗れて、御子と左腕を失い、代わりに左義手を得る。忍びはからくりの義手をつけた"隻腕の狼"として蘇り、主たる御子を取り戻すための戦いに赴く。
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「荒れ寺の仏師」…左腕の無い、初老の男。無口で愛想のない世捨て人。葦名の将に敗れた忍びを拾い、以後も助けとなる。
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「御子」…華名の地に、古くより続く一族の末裔。自身の特別な生まれのために、章名の将に囚われることとなる。
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「エマ」…荒れ寺で目覚めた狼の前に現れた妙齢の薬師。主の命を受け狼を助けるというが、主の名や理由を明かそうとはしない。
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「葦名弦一郎」…剣聖葦名一心の孫ではあるが、正統な出自ではない。葦名への想いは深く、存亡の危機に抗うため御子の持つ力を手にしようとする。
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「梟」…主を持たないはぐれ忍び。国盗りの戦の最中に拾った「狼」を忍として育て、己の技の粋を叩き込んだ。
ストーリー
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時は戦国。雪深い峠を越えた先に、葦名の国はある。「剣聖」葦名一心が、わずか一代で国盗りをして興した、北国の雄である。
だが、その筆名は存亡の危機にあった。一心の孫である葦名の将は、窮状を憂い、自らの手勢に密かに告げた。
「もはや、寄せ手から葦名を守るための、尋常の術は無い」
「今こそ、あの御子が必要だ」
かくて御子は、囚われとなる。御子と言うが、その身は天涯孤独。家族も家臣も、なにもない。ただ一人の忍びを除いては...。
これは、寄る辺なき、孤独な主従の物語である。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』基本情報
発売日 | 2019年3月22日 |
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会社 | フロム・ソフトウェア |
ジャンル | アクション |
価格 | ¥7,600(税抜) |
対応ハード | PS4 / Xbox One / PC |
商品情報 | パッケージ版 / ダウンロード版 |
公式サイト | SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE 公式 |
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