PlayStation4対応ゲームソフト『Bloodborne』は、多くの死にゲーを手掛けてきたフロム・ソフトウェアのアクションRPG。
剣と魔法のダークファンタジーである『ソウル』シリーズとは打って変わって、19世紀のビクトリア時代を基調としたゴシックホラーな世界観の作品となっている。
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「ソウルシリーズ」や「SEKIRO」などの名作と比べると、よりダークな世界観が際立つ作品。若干のホラー要素を含んだフロム作のアクションゲームで、キャラクターのスタイリッシュな動きが病みつきになります。
フロムシリーズの中でも主人公や敵の動きが俊敏で、素早い判断力が求められるバトル面。形態変化する武器や片手銃を使って敵を翻弄する爽快感は、難しさこそあるものの、本作でしか味わえない大きな魅力です。
ただ本作はボスだけではなく道中の敵も強力に設定されており、なかなか先に進めないことが。ゴリ押しで進むのも一手ですが、打開策を講じて敵を撃つことで、シビれるような達成感を味わえます。
総評として、アイテムのテキストなどを読みながら紐解いていくストーリーの深さや、スタイリッシュなバトルが印象的な作品です。
コンテンツ量 4点
自由度 3点
ソーシャリティ 3点
BGM 3点
グラフィック 4点
感情移入 2点
ゲーム性 4点
少しホラー要素が入ったアクションゲームで、ダークな世界観や特徴的な武器で戦うバトルが特徴の作品。
プレイ難易度は高く設定されており、道中の敵やボスなどでストーリーに行き詰まってしまうことも。筆者も苦戦する場面が多々ありました。しかし形を変化させられる特殊な武器や古風な銃を使っているうちにバトル自体が楽しくなってきます。敵の動きや操作に慣れてしまえば非常にやりがいのあるアクションゲームだと感じました。
本作のシナリオは、ストーリーを進めているだけでは読み取れる部分が少なく、アイテムのテキストなどから徐々に内容が分かってくる仕様になっています。なので、普段アイテムのテキストなどをスルーして進行する人は淡白なシナリオだと感じてしまうかもしれません。逆にそういったストーリーの進行以外の部分でシナリオを紐解く奥深さは本作の魅力だと思います。
他では体験できないダークホラーな世界観とスタイリッシュなバトルにどんどんハマっていってしまうような作品です。
コンテンツ量 4点
自由度 2点
ソーシャリティ 3点
BGM 3点
グラフィック 3点
感情移入 2点
敷居の低さ 2点