『ポケモンレジェンズ アルセウス』のクリアレビュー!いちごうのゲームビートさんによる評価を紹介しているので『アルセウス』を購入するか迷っている方はぜひご覧ください。
今回はいちごうのゲームビートさん監修による『ポケモンレジェンズ アルセウス』のレビューを紹介!
今回ご協力いただいたのはいちごうのゲームビートさん!
本記事を公開するにあたり、ゲームレビュー系YouTuberとしてご活躍されているいちごうのゲームビートさんにご協力いただいた。
いちごうのゲームビートさんのチャンネルでは、いちごうさん自身がクリアまでプレイして伝える新作ゲームレビューや過去の名作から最新作までを対象にした様々な切り口によるゲーム紹介など非常に多岐に渡る作品が紹介されている。
ゲーム好きならチェックしておきたいチャンネルだ。
※外部サイト(YouTube)へ遷移します。
『ポケモンレジェンズ アルセウス』のクリアレビュー!
2022年1月28日に発売されたポケモンシリーズ最新作『Pokémon LEGENDS アルセウス』。
本記事ではいちごうのゲームビートさんの【クリアレビュー】ポケモンアルセウスの挑戦は成功か失敗か【Pokémon LEGENDS アルセウス】の動画をもとに、『アルセウス』をクリアした上でのレビューを紹介していく。
目次
『ポケモンレジェンズ アルセウス』クリア後の評価とレビュー!
「アドベンチャー」で広がるポケモンの世界
■夢にまでみた広大な世界
プレイしてすぐに感じるのは、全プレイヤーが待ち望んでいた「広大な世界」の魅力です。
ゲームでは、野生のポケモンが闊歩する起伏あるフィールドを自分の足で歩き、自分でモンスターボールを投げて、ポケモンを捕まえていくこととなります。
少し癖の強いゲームデザインであることは事実ですが、ポケモンファンが夢見たゲームプレイがまさしく実現されています。
■プレイヤーが切り開いていく「冒険」
また、今作は「良くも悪くも」これまでの『ポケモン』シリーズとはプレイ感覚の全く異なる作品です。
「自分の足で歩き、自分でモンスターボールを投げて、ポケモンを捕まえていく」。このゲームプレイを実現するために「マップデザイン」から「ポケモンバトル」・「ポケモンのゲット方法」まで全てが新規で構築されています。
挑戦的なシステムの変革
■ポケモン × ステルスアクションの驚き
ヒスイ地方の雄大な大地・ダイナミックなゲームプレイばかりがフィーチャーされがちですが、個人的に一番驚いたのは「ポケモンの捕獲」に関するシステムの変革です。
今作では悠々と闊歩するポケモン相手に、リアルタイムで狙いを定めモンスターボールをぶん投げて捕まえていきます。
つまり、コマンド選択だったポケモンゲットの工程がシームレスに変化しているということです。
■戦略性が増したポケモンバトル
基本は交代交代のコマンドバトルですが、今作ではポケモンの素早さや技ごとに行動順が流動的に変化していくシステムと、行動順を変動させる「早業」と「力業」というコマンドが導入されています。
高品質なプレイフィールについて
■グラフィック・サウンドについて
今作のグラフィック表現は広大なフィールドやキャラクター・ポケモンに至るまで、パステルカラーのような淡いトゥーン調のグラフィックが採用されています。
各所で指摘されているように解像度が低いことは事実ですが、凍てつくような雪景色や夕焼けに染まる山岳地帯などの「風景」・「キャラクター」・「ポケモン」全ての調和が取れているため、違和感は小さかったと思います。
■ロード時間・安定したゲームパフォーマンス
解像度はそれほど高くないと言いましたが、一方でフレームレートは余程混み合った場面でない限り安定しているのは嬉しいポイントです。
同じく解像度やグラフィック表現とのトレードオフの賜物だと思いますが、今作はロード時間が短い点も素晴らしいと思います。
賛否分かれる?気になったポイント
「ポケモン完全新作」として気になった箇所
今作はこれまでの「ポケモン」の歴史からみても面白い変化が数多く採用されています。
ですが、その一方でチャレンジングな「変化」が多すぎて従来の「ポケモンらしさ」が薄くなっていることも事実です。
この項目では、従来の「ポケモンらしさ」と比べつつ賛否が分かれるであろうポイントを見ていきます。
■「ポケモン」との関係性が希薄すぎる
世界設定を考慮すればしょうがないですが、従来の作品と比べると「ポケモン」を可愛がる方法が少なすぎると感じます。
それこそが醍醐味であることは理解していますが、「捕まえる対象」というゲームデザインに特化されているのは少々気になった部分です。
■「行動」がロジカルに繋がりすぎている
今作では「野生のポケモンを捕まえる」・「バトルに勝利する」・「素材を入手する」など全ての基本動作で経験値が入るようになっています。
それ自体はゲームプレイがシンプルになるので気に入っている要素ですが、その他にも「図鑑の収集率のアップ」・「サブストーリー用のアイテム確保」・「団員ランクのアップ」など、ゲーム進行に重要な要素とプレイヤーの一つの行動が繋がりすぎています。
■プレイ時間・クリア後要素について
今作は必要十分なポケモンを集めつつ、メインストーリーのクリアだけを目指すなら、15〜20時間程度のプレイ時間になるかと思います。
多少短めに思うかもしれませんが、そのほかの『ポケモン』シリーズでもチャンピオンを目指すだけなら、15時間程度ですので、クリアタイムとしては平均程度です。
サブストーリーの全クリ・ポケモン図鑑のコンプリートなどを含めると3桁近い長時間遊ぶことも可能だと思います。
「2022年のゲーム」として気になった箇所
続いては、楽しくプレイしたけれど2022年の最新作として、もう少し改良の余地があるかも...と思った箇所を紹介していきます。
■キャラクターボイスは流石に欲しかった
ポケモン的にはタブーかな?と思いつつ、ストーリーの起伏も多く、表情も豊かにも関わらず、ボイスが一切無いのは正直気になりました。
■少し気になるUIの煩雑さ
また、ユーザーインターフェースがいまひとつ整理されていない点は気になりました。
たとえば「ポケモンの捕獲」やフィールドの素材集めなど、アクション的な動作コマンドはZRで統一されています。
慣れれば問題ないのですが、アクションの基本動作が従来と全く異なるZRで統一されているのは、ユーザーによっては違和感を感じるかと思います。
ここまで特殊ならコンフィグ等もあれば尚良かったかもしれません。
■ゲーム性があまりに一辺倒すぎる
あくまでも好みの問題ですが、個人的には流石にゲーム進行が一辺倒すぎるかな...と感じました。
例えば、今作ではワイドリニア風のマップが複数用意されていると言いましたが、基本的にそのマップごとに行うことは全く一緒です。
もちろん、マップの作りも違いますし、出現ポケモン、ストーリーの動機は毎回異なっていますが、ゲームは「団員ランク」をあげ「キング」を倒すルーティンとなります。
総評
先日発売されたダイパリメイクは良くも悪くも忠実な作りで賛否が別れましたが、今作では「当たり前」を見直した挑戦的なゲームプレイを楽しめました。
ポケモンの新作として前例をいい意味で無視する全く異なるゲームプレイは刺激に満ちています。
ですが、その一方でチャレンジングすぎたとでも言いますか、組み込まれた要素が多すぎて整理しきれていない印象も受けたことは事実です。
とはいえ、ゲームフリークにとって今作は純粋なワイドリニア・セミオープンワールドへの初めての試みです。そう言う意味では「安パイ」を狙わず挑戦的なゲーム作りを選択したことは大いに評価されるべきだと思います。
「ポケモン」シリーズの明るい未来を感じさせる、新時代の「ポケモン」として高い完成度だったと感じています。
まとめ
ここまで『Pokémon LEGENDS アルセウス』の評価を紹介してきたがいかがだっただろうか。
少しでも興味を持った方は『Pokémon LEGENDS アルセウス』の購入を検討してみても良いだろう。
また、今回本記事を公開するにあたり、ご協力いただいたいちごうのゲームビートさんのチャンネルもぜひチェックしていただきたい。
※外部サイト(YouTube)へ遷移します。
いちごうのゲームビートの最新動画
※下記リンクは全て外部サイト(YouTube)へ遷移します。