『逆転検事1&2 御剣セレクション』は、カプコンから発売の推理アドベンチャー。人気シリーズ『逆転裁判』に登場したライバル検事・御剣怜侍が主人公となるスピンオフ作品だ。
ニンテンドーDSで発売された『逆転検事』『逆転検事2』を一作にまとめ、さらにグラフィックの一新、新機能の追加などをおこなった「決定版」。当時のプレイヤーも懐かしく、新しい気持ちで遊べる作品となっていそうだ。
本家『逆転裁判』とは異なり、『逆転検事』では事件現場を舞台にゲームが展開。現場に残された情報を集め、刑事や関係者への聞き込みや現場検証を経て、難解な事件の真相に迫っていく。
御剣の趣味であるチェスになぞらえて舌戦を展開する「ロジックチェス」など、推理の面白さを味わえる独自のシステムが盛り込まれているのが魅力だ。
本作での新規要素として、オリジナル版のキャラクターデザインを担当した岩元辰郎氏によるミニキャラクターの新規ビジュアルや、アレンジBGMの収録、チャプターセレクト、バックログ機能の実装など、ゲームがより遊びやすくなるような多数の改善が実施されている。
コンテンツ量 3点
自由度 2点
ソーシャリティ 2点
BGM 5点
グラフィック 3点
感情移入 3点
ゲーム性 3点
『逆転検事』シリーズが現行機で遊べるということで、シリーズファンとして発売前から心待ちにしていました。
本作のキャッチコピーは「ヒラメキで、追い詰める快感。」。
“ヒラメキ”ということが重視されているため、『逆転裁判』シリーズの醍醐味でもある『裁判パート』がありません。
最初は「裁判が醍醐味だろ……」と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、プレイしてみると“検事側として法廷ではなく事件現場で解決する”という流れをよくゲームシステムに落とし込んだなと感動しました。
流れとしては、事件現場を捜査しながら証拠品あと集め、「情報再現モード」で入手できる「ロジック」を組み立てて犯人を追い詰めていく。
天才検事「御剣 怜侍」はこのようにして犯人を追い詰めるのか……と感動すらも覚えました。
『逆転検事2』では上記に加えて、新たに「ロジックチェス」というゲームシステムが追加されます。
主人公「御剣 怜侍」が得意とする「チェス」とロジックを掛け合わせて、目撃者などから新たに証言を得るというもの。
「ロジックチェス」には時間制限もあり、さらには相手の証言や表情などを注意深く見る必要があるため、取り調べをしている気分で楽しむことができます。
『逆転裁判』シリーズにはかかせない、個性豊かなキャラクターにも注目したいところです。
成歩堂龍一のライバルとして出てきた「御剣 怜侍」をはじめ、新ヒロインの「一条 美雲」、愛されキャラの「糸鋸 圭介」、ファンの多い「狩魔 冥」、国際警察の「狼 士龍」、そして秘書の「シーナ」など、複雑に絡み合って物語を彩ってくれます。
「自分、逆転検事をプレイしてみたくなったッス!」
「ミッちゃ~ん!会いに来たわヨ~~!!」
「事件解決はカンペキをもってヨシとする。」
「カガク捜査から犯人を追い詰めてやりましょう!」
というプレイヤーにはおすすめの作品となっていますので、是非プレイしてみてください。
コンテンツ量 3点
自由度 2点
ソーシャリティ 2点
BGM 5点
グラフィック 3点
感情移入 3点
敷居の低さ 4点
逆転検事1&2 御剣セレクションをプレイしたユーザーのレビュー。