>>7
遠野家ルートは分割で全然出ます。だからこそTYPE-MOONも同人版よりもボリュームが上と言っているんですよ。
総合点 | 9/10 |
---|---|
コンテンツ量 | 4/5 |
自由度 | 2/5 |
ソーシャリティ | 2/5 |
BGM | 3/5 |
グラフィック | 3/5 |
感情移入 | 5/5 |
敷居の低さ | 4/5 |
総評
「Fate」シリーズを世に送り出した「TYPE-MOON」の原点となる一作。
こういったノベルアドベンチャーに求められる面白さとは、大体「世界観」や「キャラクターの魅力」に依るものだと思うが、本作はその2点が超一級。
「吸血鬼」や「魔術」といった空想を現代に融合させた精緻な世界観は、まさに"圧巻"。
作中では固有名詞が数多く使われるものの、それらが違和感なくプレイヤーに染み込んでくる。スラスラと読み進めながら、知らぬ間に世界観にどっぷりと浸かっていくことになる。
さらに、息もつかせぬ怒涛の展開、そして次第にそれぞれのキャラクターの内面が紐解かれていく気持ちよさもたまらない。
また、現実を超えた力を持ちながらも、非常に人間味のあるキャラクターたちについても、きっと物語を読み進めていくうちに惹かれるハズ。
一枚絵もたっぷりと収録されており、キャラクターデザインから見直された美しいビジュアルも一見の価値アリだ。
色褪せることのない名作に、あえて手を加えて生まれ変わった『月姫』が紡ぎ出す世界をぜひ堪能してみてほしい。
アニプレックスより2021年8月26日(木)発売のPS4,Switch対応ゲームソフト『月姫 -A piece of blue glass moon-』は、2000年にTYPE-MOONより発売された『月姫』のリメイク作品。
ゲームは個性的なキャラたちとの会話や、自身の行動などで発生する選択肢によって、ストーリーの結末が左右される伝奇ノベルゲーム。
本作は主人公遠野 志貴(とおの しき)の周囲で起こる、不可思議な連続猟奇殺人事件を解明していく物語が描かれる。
目次 5,235文字
言わずと知れた名作ノベルアドベンチャー『月姫』をフルボイス化・物語のアップデートなどを経て、現代へと新生した本作。
原作で5通りあった個別ルートは、本作では2ルートにまで縮小されたものの、物足りなさを覚えることはなく、むしろ"丁度いい"とさえ感じるボリュームに。
プレイした感想としては、やはり圧巻の世界観と個性的なキャラクターたちの魅力が大きなウェイトを占める。
単なる"ボーイミーツガール"で終わらせない物語、壮大な世界観、登場人物のバックグラウンドにある奥行きなど...
それらがすべてが感性にぶっ刺さり、プレイ後にはかつてない極上の余韻が味わえた。
システム面についてはフローチャートやスキップといった機能が充実しているため、ストーリーの分岐を回収していくのがかなり楽で個人的に嬉しかった。
本作の発売を10年以上も待ちわびたファンもいると思うが、その期待を裏切らない良作に仕上がっている。
コンテンツ量 4点
自由度 2点
ソーシャリティ 2点
BGM 3点
グラフィック 3点
感情移入 5点
ゲーム性 1点
「Fate」シリーズを世に送り出した「TYPE-MOON」の原点となる一作。
こういったノベルアドベンチャーに求められる面白さとは、大体「世界観」や「キャラクターの魅力」に依るものだと思うが、本作はその2点が超一級。
「吸血鬼」や「魔術」といった空想を現代に融合させた精緻な世界観は、まさに"圧巻"。
作中では固有名詞が数多く使われるものの、それらが違和感なくプレイヤーに染み込んでくる。スラスラと読み進めながら、知らぬ間に世界観にどっぷりと浸かっていくことになる。
さらに、息もつかせぬ怒涛の展開、そして次第にそれぞれのキャラクターの内面が紐解かれていく気持ちよさもたまらない。
また、現実を超えた力を持ちながらも、非常に人間味のあるキャラクターたちについても、きっと物語を読み進めていくうちに惹かれるハズ。
一枚絵もたっぷりと収録されており、キャラクターデザインから見直された美しいビジュアルも一見の価値アリだ。
色褪せることのない名作に、あえて手を加えて生まれ変わった『月姫』が紡ぎ出す世界をぜひ堪能してみてほしい。
コンテンツ量 4点
自由度 2点
ソーシャリティ 2点
BGM 3点
グラフィック 3点
感情移入 5点
敷居の低さ 4点
月姫 -A piece of blue glass moon-をプレイしたユーザーのレビュー。