
ゲーミングキーボードは黒だけじゃない!
ゲーミングキーボードといえば筐体が黒でライティングが目立つアイテムというものを想像する方も多いのではないだろうか。
もちろん黒いゲーミングキーボードというのが一般的ではあるものの、世の中には部屋の雰囲気やおしゃれなワンポイントとしても映えやすい筐体のカラーに白を採用したモデルも多く存在している。
しかし、そんな白いキーボードを購入したいと思っても普通のゲーミングキーボードに比べて性能が劣っていないか、どこに気をつけて選べば良いのかなど様々な疑問が生じる方も少なくないだろう。
そこで今回は白いゲーミングキーボードの選び方と、編集部がおすすめする白いゲーミングキーボードを厳選してご紹介。この記事を読んで是非とも自身のゲーミングスペースをオシャレに飾ってみて欲しい。
記事執筆/監修者情報

※当記事のリンクはアフィリエイト広告を含みます。
白いゲーミングキーボードの特徴は?どんな人におすすめ?

白いゲーミングキーボードはその名の通り、筐体カラーに白系統の色を採用したゲーミングキーボードである。
中にはキー以外の部分がスケルトンを採用して中の様子が見えるようになっている製品や、アルミ筐体で銀のアイアンカラーをモチーフにしたものなどもある。
ありきたりな黒いゲーミングキーボードに飽きてしまった、人とは一味違うゲーミング環境を整えたいといったような要望に白いゲーミングキーボードはとくに好適で、白を基調としたゲーミングスペースに用いて統一感を出したり、キレイに使用して清潔感を演出したりといった使い方が可能。
また、通常のキーボードと同じような見た目のものもあるため、黒いモデルと違いライティング機能を切ってビジネスシーンでも違和感のない使い方が出来るのも特徴の一つと言えるだろう。
白いゲーミングキーボードの選び方
自分にとって最適な白いゲーミングキーボードを選ぶポイントは以下の通り。
- ・サイズ
- ・スイッチ種類
- ・接続方法
- ・キーボード配列
上記の4点を押さえることで自分に合った白いゲーミングキーボードを選ぶことが可能。一つずつ見ていこう。
キーボードサイズはスタイルに合わせて選択しよう
キーボードのサイズはテンキーやファンクションキーの有無、キーピッチなどで決まる。それぞれの特徴を見ていこう。
タイピングなどにも活用するのであればフルサイズ

フルサイズキーボードとは右側にテンキーを配置した一番大きいキーボードである。
テンキーが付いているのでゲーム以外にもチャットや文書作成などがしやすく、MMOで仲間と文字でコミュニケーションを取る場合やビジネスシーンで事務作業を行う、プログラムを書くなどの用途にも使いやすいため、ゲーム以外の用途も考えている方はこちらを選択すると良いだろう。
ただし、フルサイズである分本体ももちろん大きいため、設置するにはそれなりのスペースが必要。マウスを大きく振るプレイヤーはマウスパッドと干渉しないかなどは事前にチェックしておく必要がある。
また、ゲームの大会などでキーボードを持ち運ぶことがある方は持ち運びがしづらい点も押さえておこう。
ゲーミングはテンキーレスが一般的

FPS/TPSやMOBAなどでゲーミングキーボードを活用しようと考えている方は大きさと性能のバランスが良いテンキーレスを選択することが多いだろう。
テンキーやハードウェアキー、カーソルキーなどが排除されている分筐体が小さくなっているため、マウスを十分に動かせるスペースとキー入力、ゲームプレイの快適さが両立できるのがテンキーレスの特徴。
作業スペースが限られている場所でゲームプレイをしているなどでも使いやすく、持ち運びもしやすい。
ただし、文書処理や表計算などで数字の打ち込みを頻繁に行うような作業にもキーボードを使用するということであれば若干使いづらさを感じることもあるかもしれない。
その場合、別途テンキーを用意するということも可能ではあるがテンキーレスキーボードの長所を殺してしまうことになるため、それであれば最初からフルサイズのキーボードを検討すると良いだろう。
60%キーボードは更にコンパクトだが…

フルサイズキーボードの60%の大きさしか無い60%キーボード。特殊キーと文字キーのみでファンクションキーなども存在しないため、とにかく小さくコンパクトなのが大きな特徴だ。
テンキーレスよりも小さいため、場所を取らずにいつでも快適にゲームをプレイできるというのが大きな利点だが、ファンクションキーすら付いていないため、ファンクションキーを使用するゲームであれば別のキーに割り振る必要がある。
FPS/TPSなどは60%キーボードで事足りることも多いが、MOBAやMMOといった使用するキーが多いゲームではキーの数が足りなくなる可能性もあるため、事前に自分のやりたいゲームはどのキーを主に使用するのかということはリサーチしておく必要があるだろう。
キースイッチは予算と押しやすさを天秤にかけよう
キーの押し心地や押しやすさに直結するキースイッチの種類はさまざま。ここでは主な5つのキースイッチを紹介する。
メンブレン式は安価だがメンテナンス性が皆無

キーでラバードームを押し込むことにより物理的な接点を発生させてキー認識を行う方式。
ラバードームとプラスチックキー、単一シートで全て回路を管理しているという点から構造がかなり単純になっているため、とにかく安価かつ静音性がそれなりに高いということがメリットとして挙げられる。
ただし、単一シートになっているため一つのキーが反応しなくなったなど、何かキーに不具合が起こってしまった場合は全てを交換しなければならない、底までスイッチを押し込まないと反応しないため打鍵に力が必要という点などは注意。
パンタグラフ式はノートパソコンのような押し心地

ノートパソコンなどの薄型のキーボードに採用されている方式で、基本的な構造はメンブレン式と同じものの、キーの接着方法が電車上部のパンタグラフのような構造をしていることからパンタグラフ式と呼ばれている。
キーの端を押しても反応しやすいのと、機種が変わってもノートパソコンの打鍵感はほぼ変わらないため、ノートパソコンのキー入力に慣れている方は親しみやすいだろう。
しかし、メンブレン式と同様に故障には弱いという点と、キーピッチがとにかく密集しているためお手入れがしづらいというのはデメリットである。
メカニカル式はカスタマイズ性が高い

一つ一つのキーが独立した回路になっており、金属パーツの接触によって動作を行う方式。
メンブレン、パンタグラフと違い、キーを途中までしか押し込まなくてもキーが反応しやすくなっているため、一瞬の操作の遅れが致命的になるFPS/TPSや格ゲーなどのゲームに用いやすいのが特徴。
また、キー本体を外してお手入れをしたり、好きなカラーや柄のキーにお手軽に交換したりといったカスタマイズ性が高いのも特徴だ。
ただし、製品本体の価格がメンブレンやパンタグラフに比べて高価になるのとカチャカチャという打鍵感になりやすいため、実際に触ることが出来るPCショップなどで実機を使用して検討するのが望ましい。
静電容量無接点式は耐久性が高い

コニカルスプリングという部品をキーで押し、その押し具合によってキーのONOFFを判別する方式。
キーと本体の間に金属接点を持たないため、摩耗や消耗といったことが起こりづらく、他の方式に比べて耐久性が段違いに高いというのが一番の利点となっている。
製品によってはどの程度押し込めば反応するか、どの程度戻せばOFFになるかというアクチュエーションポイント/リセットポイントをそれぞれ設定できるモデルもあり、反応速度を求めるゲームにおいて真価を発揮すると言えるだろう。
製品の機能や性能の高さは申し分ないが、この方式を採用している製品はもれなく高価なため、初期投資費用を惜しみなく出せる方向け。また、製品の種類自体も少ない。
磁気検知スイッチは高性能の高級モデル

スイッチ一つ一つに磁石が付いており、押し込み具合で変わる磁力の強さをセンサーで感知して入力を行う方式。
静電容量無接点式と同じく物理接点を持たないため高耐久の上にアナログ検知になるため、アクチュエーションポイント/リセットポイントの設定が容易になっているのが特徴。
キーを押下した瞬間にスイッチON、戻し始めた瞬間にスイッチOFFで理論上最速の反応を行うことが出来るラピッドトリガー機能を世に知らしめたスイッチとしても有名で、とにかく速さを求める方向け。
接続方式は有線か無線か

キーボードの接続方式は有線か無線かのどちらかになる。
有線の場合はUSB端子での接続になり、遅延が少ないのと電源供給の必要が無いというのが大きなメリット。充電などももちろん必要ないため、電池切れの心配なしに長時間使用できるというのは大きなポイントだろう。反面ケーブルがあるため、どうしても設置場所などが制限されてしまう。
無線は主に2通りの接続方法があり、専用のUSBドングルを用いて接続を行う2.4GHz方式とBluetooth方式の2種類。
2.4GHz方式はUSB端子を一つ占有はしてしまうものの、ペアリングなどの手間もなく遅延も限りなく少ない状態で接続できるのが利点。安定した接続を求めるのであればこちらを選択しよう。
Bluetooth方式は省電力のためバッテリーが長持ちという点とBluetooth対応機種であれば大体のものに対応できるため、据え置きゲーム機やスマホ、タブレットなどへの接続も容易に行える。PC以外でも使用する予定があるのならこちらを選択すると良いだろう。ただし、入力の遅延やペアリングの手間、接続の安定性などでは2.4GHzに劣っているという点は注意しよう。
文字配列はゲームプレイだけを考えればそこまで大きな違いはない

キーボードには主に「日本語配列」と「英語配列」の2通りがある。
日本で主に使用されているのはもちろん日本語配列で、半角/全角キーがある、スペースキーが小さい、エンターキーが大きいなどの特徴があり、英語配列の場合はバックスペースキーが大きい、エンターキーや右のシフトがホームポジションから近くなっているなどが特徴。
「WASD」とその周辺のキーで操作することがほとんどのFPSやTPSなどでは両者の違いはそこまで大きくない。
強いて言えばスペースキーの大きさやエンターキーの大きさの違いくらいしか気になる点は無いため、その他の用途で日本語入力を行うかプログラミングなどで英語入力を行うことが多いかといった辺りで選ぶと良いだろう。
白いゲーミングキーボードのおすすめ8選
Logicool(ロジクール)『G713-LN』
アメリカの大手ゲーミングメーカー、ロジクールのテンキーレスキーボード。
メカニカル式のキーを採用しており、キーの押し心地がしっかりとしているのが大きな特徴となっている。
また、雲形のパームレストが同梱されているので、長時間のゲームプレイでも疲れづらいのは嬉しい。
サイズ | テンキーレス(87キー) |
---|---|
スイッチ種類 | メカニカル式 |
接続方法 | 有線 |
キー配列 | 日本語配列 |
Razer(レイザー)『Huntsman V3 Pro Tenkeyless JP』
こちらもアメリカのゲーミングデバイスブランド、レイザーの「キーの押下が始まったらキーをON、キーが戻り始めたらキーをOFF」という単純明快な高速での入力が可能なラピッドトリガーに対応したキーボード。
0.1~4.0mmの範囲で0.1mm刻みのアクチュエーションポイント/リセットポイントを設定することができ、とにかくキー入力の速さが求められるFPSなどのゲームにとくに向いている。
好きな機能を割り当てることが出来るマルチファンクションダイヤルが便利かつオシャレ。
サイズ | テンキーレス |
---|---|
スイッチ種類 | アナログオプティカルスイッチ |
接続方法 | 有線 |
キー配列 | 日本語配列 |
Logicool(ロジクール)『G913-TKL-TCWH』
ゲーミングキーボードの中でも薄型化にこだわったロジクールのゲーミングキーボード。
22mmとかなり薄くなっている上にテンキーレスでコンパクトになっているため、置き場所を節約できるのが嬉しいポイント。
2.4GHz接続とBluetooth接続を自由に切り替えることが出来るので、使用するデバイスによって設定し直す必要が無いというのも利点だ。
アルミニウムの筐体でデザイン性にも優れている。
サイズ | テンキーレス |
---|---|
スイッチ種類 | メカニカル式 |
接続方法 | 無線(LIGHTSPEED/Bluetooth) |
キー配列 | 日本語配列 |
ELECOM(エレコム)『TK-VK300SWH』
日本がほこる老舗のPCサプライメーカー、エレコムのゲーミングキーボード。
エレコムのゲーミングデバイスは参入して日が浅いものの、他のメーカーに比べて安価という点で差別化を図っている。
こちらの製品もコスパに優れており、65%キーボードという使いやすいサイズ感なのもポイント。
Nキーロールオーバーに対応しており、どのキーをどれだけ同時押ししてもしっかりと認識してくれる。
サイズ | テンキーレス(65%サイズ) |
---|---|
スイッチ種類 | メカニカル式 |
接続方法 | 有線 |
キー配列 | 日本語配列 |
iClever『G05』
人間工学に基づいたデザインと傾斜で長時間使用でも疲れづらいのがセールスポイントのゲーミングキーボード。
赤軸を採用しており、メカニカルキーボードの中では静音性が高めかつ5000万回の打鍵に耐えられる耐久性の高い製品となっている。
専用ソフトでマクロ機能を割り当てることも可能。
サイズ | テンキーレス(75%サイズ・88キー) |
---|---|
スイッチ種類 | メカニカル式 |
接続方法 | 有線 |
キー配列 | 日本語配列 |
e元素 メカニカル式ゲーミングキーボード
とにかくコスパに優れた中華ゲーミングキーボード。
フルサイズでメカニカル式を採用したキーボードの中でもとくに価格が抑えられているのが特徴で、カチッカチッとしたメカニカルキーの打鍵感を体感できる青軸を採用している。
バックライトのライティングも詳細に設定することができ、ゲーミングキーボード入門機としてもおすすめ。
サイズ | フルサイズ(109キー) |
---|---|
スイッチ種類 | メカニカル式 |
接続方法 | 有線 |
キー配列 | 日本語配列 |
DrunkDeer『A75』
香港に本拠地を置くゲーミングメーカー、DrunkDeerのラピッドトリガーキーボード。
各種ポイントを0.1-3.6mmまでの間で0.1mm刻みのカスタマイズをすることができ、自分の好みに設定しやすい。
ラピッドトリガー対応にしては価格も安価で手が届きやすいのも魅力。
サイズ | テンキーレス(82キー) |
---|---|
スイッチ種類 | DrunkDeer磁気リニアスイッチ |
接続方法 | 有線 |
キー配列 | ANSI配列 |
CORSAIR(コルセア)『K65 CH-9194114-JP』
アメリカのPC周辺機器メーカー、コルセアの白いゲーミングキーボード。
携帯性に優れた60%キーボードで、いつもと違う環境で作業やゲームを行う際にも持参しやすいのが特徴となっている。
最大で8000Hzのポーリングレートに対応しているため、遅延が極端に少ないのもポイントだ。
サイズ | テンキーレス(60%サイズ) |
---|---|
スイッチ種類 | メカニカル式 |
接続方法 | 有線 |
キー配列 | 日本語配列 |
まとめ:白いゲーミングキーボードで部屋をオシャレに決めよう
今回は白いゲーミングキーボードを中心に解説を行った。
ゲーミングスペースと言えば黒を基調としたゲーミングカラーのライティングを思い浮かべる方も多いと思うが、最近では白を基調とした清潔感のあるゲーミング環境が好まれることも多く、配信などで部屋が映り込んだりする場合はさっぱりとした印象を与えることもできる。
皆さんも今回の記事を参考に自分のゲーミング環境をブラッシュアップしてみてはいかがだろうか。
その他の新作ゲームもチェック!
※当記事のリンクはアフィリエイト広告を含みます。
その他ゲーミングデバイス
【関連記事まとめ】
今後発売の注目作をピックアップ!
2025/5/30 発売

/Xbox
ELDEN RING NIGHTREIGN
5,200円(税抜) 2
2025/5/30 発売

Lost Soul Aside
7,254円(税抜) 3
2025/5/22 発売

/PC/Xbox
ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女
6,980円(税抜)