
2012年よりサービス開始された『ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)』の新作、『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス(以下、PSO2:NGS)』。
この記事では、2021年1月29日から3日間に渡って開催された本作のクローズドβテストの様子を、GameWith編集部が実際にプレイした感触をもとに紹介していくぞ。

ファンタシースターオンライン2:ニュージェネシス
オンラインRPGの歴史が詰まった作品!『PSO2』とは?
▲本作のティザーPV。
まず初めに『PSO2』についておさらいしておこう。
『PSO2』とは、SFファンタジーの世界観を基調とし、宇宙を舞台に繰り広げられる壮大な冒険を描いた基本無料のオンライン3DアクションRPG。
家庭用ゲーム初の3DオンラインRPGとして登場した『ファンタシースターオンライン』が原点であり、オンラインRPGの時代を切り拓いてきたシリーズといっても過言ではないだろう。
そして今回プレイした『PSO2:NGS』は、グラフィックやゲームシステムなどのあらゆる要素を一新した、ファン待望のシリーズ最新作だ。

▲『PSO2』のプレイ画面。軽快な操作で繰り出せるオリジナルコンボなど、プレイヤーの個性を発揮できるゲームシステムに魅了されたプレイヤーも多いはず。

ファンタシースターオンライン2:ニュージェネシス
昼夜を問わず美しい。新生したオープンフィールド!
『PSO2:NGS』の世界に飛び込み、まず最初に感動したのは広大で美しいグラフィックの世界だ。
本作では、ロード時間を挟まずにフィールドを歩き回れるオープンフィールドを採用しており、これまでのシリーズと最も大きく変わったポイントといえるだろう。
時間経過で昼夜が入れ替わり、ランダムに天候が変わりゆく世界は、走り回っているだけで冒険心が躍るような体験に満ちていた。
冒険の楽しさが詰め込まれたフィールド

ゲームを開始して、すぐに広大なフィールドを走り回れるのが本作の魅力。
アイテムを発見する喜び、敵と出会い戦う緊張感、美しいロケーションなど、オープンフィールドの素晴らしさを存分に堪能できる。
▲フィールドには回復アイテムの「レスタサイン」がたくさん落ちているので、気軽に敵と戦うことができる。アイテムコンテナを発見できると探索がどんどん楽しくなるぞ。
▲各地に点在する「リューカーデバイス」を発見すれば、訪れたことのあるリューカーデバイスへいつでもテレポートが可能。遠い場所へ行くのが面倒なときにありがたい機能だ。
新アクションで快適に冒険!

オープンフィールドへの移行に合わせて、広大なフィールドを快適に冒険するための新たなアクションが多数追加された。
中でも「フォトンダッシュ」によるダッシュからの2段ジャンプと、壁を蹴ってジャンプする「ウォールキック」がとても気持ち良く、高低差のあるフィールドも難なく上り下りできる。
その他の新アクションも含め、チュートリアルが丁寧かつ分かりやすいのも嬉しいポイントだった。

▲新アクションのチュートリアルでは動画付きのウィンドウが表示され、直感的に操作を理解できる。

▲「フォトンダッシュ」にはスタミナゲージの消費といったシステムは無く、好きなだけ走り続けることができるので非常に快適。足元から光の粒子があふれる演出もカッコいい。

ファンタシースターオンライン2:ニュージェネシス
正統進化したバトルシステム!広がる個性と戦略
本作のバトルは、スムーズな回避アクション・移動しながらの攻撃ができたりと、シンプルかつスピード感のある操作感が印象的だ。
一方、新システム「マルチウェポン」のおかげで幅広いアクションの組み合わせが可能になり、今まで以上にプレイヤーごとの個性が色濃く反映されるようになった。
「クラス」と「マルチウェポン」で高まる戦略性

本作では『PSO2』同様、設定した「クラス」によって扱える攻撃が変わるシステムを採用。
基本的な操作感は変わらないものの、メインクラスの攻撃に加えて「サブクラス」の攻撃も扱えるようになった。
また、2つの武器を融合する「マルチウェポン」システムにより、武器パレットを切り替えなくても同時に2種類の武器を使用することも可能になった。
様々な敵やシチュエーションに対し、臨機応変に対応しながら戦えるので、戦略性の高さとプレイヤーの個性を両立したバトルが実現している。

▲クラスは6種類。近接攻撃が主体のクラスや遠距離攻撃に特化したクラスなど、それぞれ戦闘スタイルが大きく異なる。

▲筆者はメインクラスをハンター、サブクラスにガンナーを選んだ。ガンナーで遠くから牽制し、近づいたらハンターの高火力で仕留めるスタイルだ。
破格のダメージを叩き出す「フォトンブラスト」!

『PSO2』にも存在した、「幻獣」の力を借りて戦う「フォトンブラスト」が一新。
本作のフォトンブラストは、幻獣ではなくプレイヤー自身が強力な攻撃を繰り出す必殺技のようなものへと変わった。
クラスごとに異なる演出がカッコよく、桁違いのダメージを出せるので最高に気持ちいいアクションだ。

▲ハンターのフォトンブラストは、巨大な剣で目の前の敵を両断する豪快な技。トドメの一撃や、ここぞという時で決まると気持ちいい。

ファンタシースターオンライン2:ニュージェネシス
巨大なボスに挑む!空中戦が魅力の立体的なバトル
今回のクローズドβテストでは、シリーズの魅力である巨大なボスとの戦いも体験できた。
筆者が挑んでみたのは、最大8人で挑む緊急クエスト「統制型ドールズ討伐戦」。
巨大なボスなので2段ジャンプ等の新アクションを駆使しながら戦うことが多く、本作ならではの戦い方を体感できるボスに仕上がっていた。
他プレイヤーとパーティーを組んで戦うのは緊張したが、クリアできた時の達成感は忘れられない体験だ。

▲新アクション「アップドラフター」を駆使すれば、飛んでいる敵よりも高い位置まで上昇可能だ。

▲敵に一定のダメージ量を蓄積すると「BREAK」状態に移行し、膝をついてダウンするので攻撃のチャンスが生まれる。皆が一斉に「フォトンブラスト」などの強力な技を放つ様子は、見ていて爽快感バツグンだ。

ファンタシースターオンライン2:ニュージェネシス
極限まで作り込める!究極のキャラクタークリエイト
プレイヤーの分身ともいえるオリジナルキャラクターを作成する、キャラクタークリエイト。
『PSO2』で「究極のキャラクタークリエイト」と謳われたシステムは本作でも健在で、さらなる進化を遂げている。
筆者もクローズドβテストが開始して意気揚々とログインしたものの、キャラクリエイトに没頭してしまい、肝心のゲームプレイを開始するまでに1時間もかかってしまった。
むしろ1時間で済んだのは軽傷と言えるかもしれないほど、時間を忘れて没頭できる要素が満載だ。
新たに追加された部位・パーツ

本作ではキャラクタークリエイトで使える新たな部位・パーツが追加されたほか、『PSO2』に存在した従来の部位・パーツも選択可能だ。
種族の垣根を超えて様々なパーツを選択できるようにもなっており、文字通り無限に近い組み合わせを楽しめるようになった。
既存のコスチュームを選択して好みの色に調整するだけでもカッコいい&可愛いキャラが出来上がるので、本作からプレイする初心者でも安心だ。

▲筆者が作成したキャラクターがこちら。SFファンタジーらしいメカっぽいボディと、白に赤のサブカラーで統一感を演出。特に本作から追加されたヘアスタイルがお気に入りで、サラサラ&ツヤのある髪質が美しい。

▲輪郭のサイズや角度、顔のパーツの位置まで細かく調整できるこだわりっぷり。さらには舌や歯の細かい調整まで可能で、まさに「究極のキャラクタークリエイト」を体感できた。

ファンタシースターオンライン2:ニュージェネシス
クローズドβテストの感想まとめ!
今回の記事では、クローズドβテストで判明した数々の魅力をお伝えしてきた。
オープンフィールドの世界やマルチウェポンなど、『PSO2』から進化した点はいずれも満足度の高いものだった。
こんなにハイクオリティな世界を基本無料で遊べてしまって良いのだろうか?という気持ちでいっぱいだ。
なお、今回の第1回クローズドβテストは『PSO2』プレイ済みの方が対象だったが、第2回のクローズドβテストでは『PSO2』未プレイの方も参加可能となっている。
今回参加できなかった方も、次回は是非とも応募してみてほしい。
■ PS02:NGS関連サイトはこちら
『PSO2:NGS』公式サイトクローズドβテスト プレイヤーズサイト©SEGA