FPS/TPSやMOBA、MMOにSteamでのインディーズゲーム漁りなど、PCゲームを快適にプレイするためには性能の良いゲーミングPCが必要不可欠。
しかし、ゲーミングPCのスペックは上を見るとキリがなく、用意するための予算も際限がないため、どの程度のゲーミングPCを購入すれば良いかというのが分からないという方も多いのではないだろうか。
今回はそんな方のために、安くても十分PCゲームを楽しめるコスパの良いゲーミングPCの選び方とおすすめ製品をご紹介。
今回の記事を参考に、是非とも自分にとって最良の安いゲーミングPCを見つけてみて欲しい。
目次
※当記事のリンクはアフィリエイト広告を含みます。
記事監修者情報
ゲームも幼少期から現在に至るまでオールジャンル幅広くプレイし、とくに格闘ゲームでは過去に全国大会に出場した経験も。現在はAPEXやOW2、GBVSRなどを中心にプレイ中。最近はSteamの新着インディーズゲームを漁るのが日課。
そもそもゲーミングPCの相場はどれくらい?
その時々の半導体の価格や円相場にもよるが、基本的にゲーミングPCは10万円強の12~3万円位からが相場となっている。
この程度の価格帯のものであれば3D描写の激しいPCゲームを最高画質とまではいかなくても、中画質程度で60FPS前後のプレイはおおよそ期待できるだろう。
また、自分のプレイしたいゲームが最初からある程度決まっているのであればそのゲームの推奨スペックから逆算して性能を決めるのも一つ。
若干知識は必要なものの、要件を満たしていればある程度快適なプレイが見込める。
ただし、PCゲームが起動するかどうかはある程度相性の問題も発生しやすいので、万が一動作が不安定だったり起動しなかったりする場合は他に同じような症状が発生している人がネット上にいないかどうかなどをチェックする癖をつけよう。
高いPCと安いPCの大きな違いは?
高いPCと安いPCの大きな違いはもちろんスペックなのだが、その中でもとりわけ価格差となって現れやすいのがCPUとグラフィックカード(GPU)。
この性能がPCのスペックを決める上でも大きなウェイトを占めているため、ここを妥協してしまうとPCゲームをしている最中の動作に不満が生まれやすくなる。
文書作業やインターネットブラウジング程度であればそこまで大きな差は出ないものの、ゲームをするのであればこちらもしっかりチェックしていくようにしよう。
安いゲーミングPCの選び方
自分にとって最適な安いゲーミングPCを選ぶポイントは以下の通り。
- ・スペック
- ・予算
- ・デスクトップかノートか
上記の3点を押さえることで自分に合った安いゲーミングPCを選ぶことが可能。一つずつ見ていこう。
スペックは最低Corei5/Ryzen以上、GPUはRTX3050以上を目安にしたい
安いゲーミングノートPCということもあり、予算も限られているためそこまで高い性能のものは選びづらいが、最低限CPUはIntel10世代以上のCorei5/AMDの第2世代Ryzen5以上、GPUはGeForceのRTX3050以上を目安にすれば大体のゲームの動作は可能だろう。
詳しくはこちらの記事にまとめてあるため、是非とも参考にして欲しい。
予算はどの程度かを考えよう
前述の通り、予算に関しては大体12~3万円程度からが一般的だが、中にはその予算でも厳しいという方もいるだろう。
そういった場合は10万円以下でもゲーミングパソコンと謳っているモデルはあるため、そちらをチョイスするのがおすすめ。
ただし、最新の3Dゲームなどでカクつきが気になったりロードが長くなったりしてしまうといった可能性もあるため、その点は注意しよう。
デスクトップかノートかを選ぶ。ポータブルゲーミングPCも手
こちらではそれぞれの特徴とメリットデメリットを解説していこう。
デスクトップPCは拡張性◯だが周辺機器と設置場所が必要
デスクトップPCの最大の利点は拡張性が高く、後で足りないスペックの部分をパーツ交換などで補いやすい点。
実はパーツの交換はそこまで難しい話ではなく、PCケース横のプレートを外してマザーボードに差し込まれているパーツを取り出し、新しいものに付け替えるだけなのであっさりと終わることが多い。
スペックが気に入らなくなった時に全て買い替える必要が無いため、長期的に見ると経済的になる可能性が高くなるだろう。
また、同じスペックのノートPCと比べて安価になっていることが多く、ワンランク上のモデルにも手が出しやすいのがポイント。
反面、本体を購入しただけではPCを使えないことが多い。他にもディスプレイやマウスにキーボード、スピーカーやヘッドセットと言ったものが必要になるため、結局高くついてしまうということもある。
たとえ現在使用しているディスプレイがあるなどの場合でも、端子が合っているかどうかや解像度が合っているかなどの問題もあるため、買い替えの必要が出る可能性も考えておこう。
他にもデスクトップPCはノートPCと比べて非常に場所を取りやすい。
十分なデスクや置き場所が無い限りはゲーム体験が満足に得られないことも考えられる。持ち運びも現実的ではないので、出張などで使用することが多そうであればノートPCでないと不便を感じることが多いだろう。
以上のことからデスクトップPCを検討した方が良い方は
- ・PCを長期間使用して後々もっと良い画質でゲームをプレイしたい
- ・ある程度の置き場所があり自由なスタイルでのびのびゲーム体験をしたい
- ・周辺機器を元々持っていてとにかくコスパを重視したい
こんな人におすすめだ。
ノートPCはオールインワンの手軽さが魅力
ノートPCの最大の利点はやはり機器1台で済むお手軽さ。モニターやキーボードなどの周辺機器の用意が必須なデスクトップPCと違い、PCを開けばモニターとキーボード、マウス操作も行えるというのは大きなメリットと言えるだろう。
持ち運びもPC本体とACアダプター、本格的にゲームをプレイするならマウスやゲームパッドなどを用意するだけでOKなのは出張や外出が多い方にとっても使いやすい。
自宅でも据え置きで使用しても場所を取りづらいしすぐに片付けられるため、食事以外はダイニングテーブルでといった使い方も可能だ。
しかし、デスクトップPCに比べてパーツの融通が利きづらい点と交換が容易ではない点には注意が必要だろう。後々PCのスペックが物足りなくなってきても機種によってメモリ交換が行える程度しか拡張性が無いものが多く、CPUやGPUなどの交換は現実的ではない。
その際はPC本体の買い替えが必要になるため、あまり経済的とは言えないかもしれない。
また、製品自体の大きさが決まっているため、ディスプレイの大きさなども選びづらくなっている。ゲーミングノートPCのディスプレイの大きさは14~17インチ程度のものが多く、一般的なeスポーツシーンではかなり小さめ。ゲームの情報も小さくなってしまうため、一瞬の判断が勝敗を分ける対人ゲームなどでは致命的な差になってしまうことも考えられる。
外部モニターに接続するというのも手として考えられはするものの、そうするとノートPCのメリットである手軽さが失われてしまうため、あまり意味がなくなってしまうという側面もある。更に、同程度のスペックでもデスクトップPCに比べてノートPCは価格が若干高めというのも注意しよう。
こういった点からノートPCがおすすめの方は
- ・PC周辺機器も無く、一からPCを揃える方
- ・出張先などに持ち込んでどこでも使用したい方
- ・設置スペースが限られており、狭いところで使いたい方
こういった方にとくにおすすめ。
予算が限られている方はポータブルゲーミングPCも視野に
とにかく安価に済ませたい、移動中などにも使いたいという方はポータブルゲーミングPCが好適。手のひらサイズのオールインワンで使用でき、デスクトップやノートと比べてもとにかくお手軽さというものが段違いだ。
操作デバイスなどもタッチパネルとジョイスティックで対応できるため、他に必要なものがないのもポイント。価格設定もかなり安く設定されているものが多く、10万円以下のものも多数あるのは限られた予算の方でも嬉しい点だろう。
ただし、PCというよりもどちらかと言えばゲーム機の側面が強く、Steamなどの決まったプラットフォームしか使用できないものも。PCとして使用するには少し物足りなさを感じるという方も中にはいるだろう。また、画面がかなり小さいので、情報が目まぐるしく移り変わるアクションゲームなどを長時間プレイするのは難しいかもしれない。スペックもそこまで余裕がなく、3Dのオープンワールドが展開されるようなゲームはカクつきが気になる可能性も多いだろう。
ポータブルゲーミングPCがおすすめの方は
- ・寝転がったり移動中にプレイしたりととにかく自由にPCゲームを遊びたい
- ・据え置きではなく手軽にPCゲームをプレイしたい
- ・性能よりもコスト重視の方
こういった方にとくにおすすめと言えるだろう。
おすすめゲーミングPC比較表
商品画像 | |||||
---|---|---|---|---|---|
商品名 | マウスコンピュータ 『NEXTGEAR JG-A5G5A』 | ドスパラ 『Lightning-G AT5W』 | HP 『Victus 15(AMD)』 | MSI 『Thin-15-B12UC-5002JP』 | ASUS 『RC71L-Z1E512』 |
CPU | AMD Ryzen 5 7520U | Ryzen 5 4500 | AMD Ryzen™ 5 8645HS 6コア/12スレッド モバイル・プロセッサー + Radeon™ グラフィックス | 12450H | Ryzen Z1 |
RAM | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB、DDR4 | 16GB |
ROM | M.2 SSD:1TB | 1TB Gen4 SSD | 512GB SSD | SSD 64G | SSD:512GB |
保証期間 | 無料/2年間 | 1年 | 1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート) | 1年 | 本体、バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヵ月間の日本国内保証 |
安いゲーミングPCのおすすめ5選
①マウスコンピュータ『NEXTGEAR JG-A5G5A』
Windows11を搭載した高コスパのデスクトップPC。個性的なフロントデザインと再度ガラスパネルでLEDがしっかりと点灯するため、ゲーミングな雰囲気や没入感を楽しむことが出来る。Made in Japanで高品質かつ充実のサポートがポイント。
CPU | AMD Ryzen™ 5 4500 プロセッサー |
---|---|
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 |
RAM | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ROM | 1TB (NVMe) |
メーカー保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
②ドスパラ『Lightning-G AT5W』
ドスパラのコンパクトタイプのゲーミングデスクトップPC。白を基調としたケースで清潔感があり、デザイン性にも優れる。天面前側にUSBをはじめとした各種インターフェイスを備えているので、接続性が高いのも利点。Minecraftも同梱されているので、すぐにゲームを始めることが出来るだろう。
CPU | Ryzen 5 4500 |
---|---|
GPU | GeForce RTX 3050 6GB |
RAM | 16GBメモリ |
ROM | 1TB Gen4 SSD |
メーカー保証期間 | 保証期間1年 |
③HP『Victus 15(AMD)』
コスパに優れるHPのRyzen5搭載のゲーミングノートPC。この価格帯でメモリ16GBな上にRTX3050番台を搭載しており、抜群のコスパをほこる。15.6インチで画面も大きく、キーボードもフルサイズになっているため、ゲーミングPC初心者にもおすすも製品と言える。
CPU | AMD Ryzen™ 5 8645HS 6コア/12スレッド モバイル・プロセッサー + Radeon™ グラフィックス |
---|---|
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 Laptop |
RAM | 16GB |
ROM | 512GB SSD |
メーカー保証期間 | 1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート) |
④MSI『Thin-15-B12UC-5002JP』
ゲーミングPCの製造で知られる台湾のメーカー、MSIの144Hzのモニターを装備したゲーミングノートPC。ゲーミングであるにも関わらず2kgを切る本体の軽量さがポイントで、出張先などにも持っていきやすいのが大きな利点となっている。また、モニターはリフレッシュレート144Hzとなっているため、滑らかな画面描写が体感できるだろう。
CPU | 12450H |
---|---|
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3050 |
RAM | 16GB、DDR4 |
ROM | SSD 64G |
メーカー保証期間 | 1年 |
⑤ASUS『RC71L-Z1E512』
様々なプラットフォームのPCゲームをプレイできるASUSのポータブルゲーミングPC。120Hzの7インチモニターを搭載しており、手のひらサイズで臨場感のあるゲーミング体験が出来るのがポイント。左右の各種ボタンとタッチスクリーンで直感的な操作ができるのも嬉しい。microSDカードスロットやHDMI出力にも対応しているので、拡張がしやすいのも使いやすさに直結していると言えるだろう。
CPU | Ryzen Z1 |
---|---|
GPU | AMD Radeon™ グラフィックス |
RAM | 16GB |
ROM | SSD:512GB |
メーカー保証期間 | 本体、バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヵ月間の日本国内保証 |
まとめ:限られた予算でも最高のゲーミング体験を
ゲーミングPCはとにかく製品の数が多く、どれくらいの価格帯の製品が適切なのか、コスパが良いのかというのはやはりひと目見てかなり分かりづらいのが現状である。
しかしながら今回の記事を参考にしてもらえれば自分の予算に合ったゲーミングPCが選びやすくなるだろう。是非とも自分にとって最高の1台を購入し、思う存分PCゲームを堪能して欲しい。
その他ゲーミングデバイス
【関連記事まとめ】
今後発売の注目作をピックアップ!
真・三國無双 ORIGINS
8,580円(税込) 2
/PC/Switch
FAIRY TAIL2
7,800円(税抜) 3
/PC/Xbox
テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター
5,900円(税抜)