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『モンスターファーム1&2 DX』を先行プレイ!
2021年12月9日(木)にNintendo Switch / Steamにて発売を控える『モンスターファーム1&2 DX』。
本作はシリーズ25周年を記念して、『モンスターファーム』と『モンスターファーム2』の名作2本に、様々な追加要素を加えたゲーム。
本記事では、『モンスターファーム』シリーズを遊んだことがないという方でも楽しめるように、実際のプレイ感を交えて、本作の魅力について紹介していくぞ。
『モンスターファーム』とは?
本作は、1997年にプレイステーションにて発売された『モンスターファーム』を皮切りに、国内だけでなく海外にも根強い人気を誇る育成シミュレーションゲーム。
プレイヤーはモンスターを育てる駆け出しのブリーダー。モンスターに修行や仕事をさせることで育成しながら大会優勝を目指し、名人ブリーダーになることが目的の作品。
そして、『モンスターファーム』シリーズ最大の特徴は、CD/DVDを使ったモンスター召喚。
当時プレイしていた人は、"レンタルショップに駆け込み、様々なCDをレンタルしていた"くらい熱狂的なファンが生まれたことでも有名な作品だ。
あの頃のドキドキ感を残しつつ、召喚システムが進化!
"CD/DVDを使ってモンスターを召喚する"といった、システムが特徴的だった『モンスターファーム』。
移植版となる『モンスターファーム』からは、CDなどを読み込ませる召喚システムが生まれ変わり、独自のデータベースを使用して、アーティスト名や曲名を検索してモンスターを生成できるようになった。
何が召喚されるか分からない!といった"ドキドキ感"は残しつつ、ダウンロード販売などが主になった現代に対応。
その点では、本システムになりモンスターの生成がしやすくなった点は魅力と言える。
没入感を損なわない、自由度の高い育成システム!
本作はプレイヤーが自由に、モンスターを育成することができる。モンスターを修行させたり、仕事をさせたりして、攻撃力や防御力など試合に勝つためのステータスを伸ばしていく。
これだけを説明すると、育成ゲームじゃない?と思われる人もいるだろう。しかし、本作には"疲労度と寿命"という大きなゲームシステムが存在している。
モンスターは人間と同じく、修行や仕事を立て続けに行うと疲労度が蓄積されていき、酷使しすぎてしまうと最終的に寿命を迎えてしまう。
寿命を迎えてしまった場合、葬儀が執り行われ「もう少し思いやりをもって育ててあげれば良かった」と本気で後悔をした。
モンスターを強くしたいだけならそれでも良いだろう。しかし、月日を重ねるごとに情が湧くのが人間。
「今週は休ませてあげようかな?」など、モンスターに愛着が湧いてしまうほどの作りとなっている。
冬眠と合体システムを使った無限の可能性!
本作には、時間経過の影響を受けない"冬眠システム"が存在する。
大事な大会の前に、寿命を迎えてしまうモンスターがいる場合、冬眠させることにより寿命を減らすことなく万全の状態で戦いに挑むことができる。
また、モンスター同士をかけ合わせて強くすることができる"合体システム"も魅力。
愛情を注いで育てたモンスター同士を合体させ、新しいモンスターへと能力を引き継ぎ生まれ変わらせることができる。
"こうすれば最強"といったテンプレートが無い、自由な育成システムが好きな人にはぜひオススメしたい。
命中率と”ガッツ”を使った戦略バトル!
本作のバトルでは、相手のライフをゼロにしてKOさせるか、時間経過で相手より残りライフ率が上回れば勝ちとなる。
しかし、技を連発すれば勝てるというわけではなく、相手モンスターとの距離感や、距離感によって数値が変わる命中率など、バトルを楽しませる要素が存在している。
さらに技を出せるパラメーター"ガッツ"といった要素が混ざりあい、奥深く戦略性の高いバトルが楽しめるようになっている。
時間経過で回復していくガッツメーターと相談しながら、技を繰り出し行く。
威力は高いが命中率が低い大技でいくのか、威力は低いが命中率が高い小技でいくのかといった事を考慮しながら、一筋縄ではいかない白熱したバトルが楽しめるだろう。
また、「育成は楽しみたいけど、バトルがちょっと苦手かも…。」という人でも安心なオートバトルシステムを搭載しているのも魅力の一つだ。
『モンスターファーム1&2 DX』の追加要素
DXには数々の追加要素が含まれている。本記事では、プレイしていて印象に残った追加要素の魅力を紹介していく。
海外版『モンスターファーム2』にて登場していたモンスターが参加!
海外で発売されている『Monster Rancher2』に収録されている海外版のモンスターが『モンスターファーム2』に初登場。
今までは育てることが出来なかったモンスターを新たに育てることができるようになったぞ。
高速動作モードで育成もスピーディーに!
DXには、"高速動作モード"が追加機能として搭載。『モンスターファーム』と『モンスターファーム2』のどちらも、高速動作モードで楽しむことができる。
育成やバトルなどを高速処理で行うため、沢山のモンスターを育成したいプレイヤーにとっては必要不可欠となる。
DX版にはその他にも様々な追加要素が!
DX版には、上記のほかにも様々な追加要素が備わっている。
セーブデータが15枠になっていたり、冬眠枠の増加、ランダム対戦のランキング機能が追加されていたりと、育成を楽しめる要素が満載だ。
プレイした感想まとめ!
ここまで、『モンスターファーム1&2DX』について紹介してきたが、本作の魅力は伝わっただろうか。
育成シミュレーションをあまりプレイしてこなかった筆者は、自由度の高さに最初は戸惑いながらプレイしていた。しかし、修行などを積み日々成長していくモンスターを見ていくうちにこんな気持ちを抱くようになった。
「あまり無理させると可愛そうだけど、はやく強いモンスターに育ってほしい…。」
どうやら自分もようやく駆け出しブリーダーを名乗れるぐらいには成長できたのかもしれない。
自身の思い描くように育成できる面白さ、多彩なモンスターの数々、人間と同じように様々な感情を持つモンスターなど、本作には沢山の魅力が詰まっている。
そんな『モンスターファーム1&2DX』2021年12月9日(木)に発売。本記事を見て少しでも気になったという方は、是非プレイしてみてほしい。