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ソニックが謎の島々を探索し、仲間を救い出す最新作の第1の島クリアレビュー!
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セガから2022年11月8日(火)に発売された『ソニックフロンティア』。
累計販売本数15億本を超える全世界で人気の『ソニック』シリーズが、目にも留まらぬハイスピードアクションはそのままに、今度は広大なフィールドを自由に探索できる「オープンゾーン」システムを採用したアクションアドベンチャーとして新登場。
そんな本作のシリーズについておさらいしながら、実際のゲームプレイで体験できた面白い部分や魅力を紹介していく。
▲ショウダウントレイラー
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目次
音速のハリネズミが「オープンゾーン」を駆け巡る!
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『ソニック』の第一作は1991年に発売された横スクロールアクションの王道作品。
音速のハリネズミこと、主人公「ソニック」による今までにない超高速のアクションに全世界が熱狂。
3Dアクションとしても大ヒットし、超有名大乱闘ゲームへの参戦や実写映画化など幅広いジャンルで活躍する人気シリーズだ。
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本作はそのハイスピードな操作感を、「オープンゾーン」と呼ばれるオープンワールドのようなシステムに落とし込んだタイトル。
自由に探索できるオープンゾーンだけでなく、「電脳空間」という場所では従来の『ソニック』シリーズらしい遊びもできるので、シリーズファンから初体験の人まで幅広い層が楽しめるだろう。
そんな本作のゲームプレイの根幹となる部分から説明していこう。
超高速で走り回る!『ソニック』らしいアクション
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まずは今作の面白さの核の一つであるアクション要素について紹介しよう。
最初に少し触っただけで感じるのが『ソニック』シリーズらしい、目で追えないほどのスピード感だ。
ソニックが超高速で走り回るのはもちろん、大ジャンプするスプリングや勢いよく滑るグラインドレール、1回転するループなど、シリーズ定番のアクションは当然楽しめる。
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▲グラインドレールを滑る様子。ステージに配置されたリングを連続で取得したときの「チャリン♪」という音もソニックシリーズの醍醐味だ。
ただし、その操作が難しいわけではなく、過去作同様ワンボタンでギミックに自動追尾するホーミングアタックの存在や、ダメージを受けても落としたリングを1つでも拾えばゲームオーバーにならないシステムなど、高速アクションを気軽に楽しめるつくりとなっている。
オープンワールドは移動が怠くなりがちだが、本作はフィールドを走り回っているだけでかなり楽しい。
本作にもファストトラベルがあるのに、「気持ちよく走り回って気付いたら目的地についていた」なんてことも。そんな『ソニックフロンティア』のアクション要素にはぜひ触れてみてほしい。
ギミックを解いて戦う歯応え◎な爽快バトル!
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バトル要素も本作の大きな魅力の一つだ。
ハイスピードでフィールドで駆け回るのとは対照的に、パリィや多彩なコンボなど、かなり本格的なバトルを楽しめる。
例を挙げると、ホーミングアタックで敵に突撃してすぐさまパンチとキックの連打をお見舞いした後、敵の攻撃を回避して大技で追撃、といった感じだ。
こんな動きを前述のアクション要素と同様、軽快かつ直感的な操作で楽しめる。
さらに、硬い敵には後述の「サイループ」、直線的な攻撃の敵には「パリィ」、増殖する敵には連射の効く「ソニックブーム」など、敵の特性に合わせて適切なスキルを使い分ける要素もある。
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▲コンボを繋いでゲージを貯めると使える「ファントムラッシュ」。残像が見えるほどのスピードで敵に連打を叩き込め!
また本作では、ときに「守護神」と呼ばれる巨大な敵と戦っていくこととなる。敵の姿や行動から弱点を見つけ出し、巨体をよじ登ったりするギミックを解いていくような戦闘は歯ごたえ抜群だ。
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▲守護神との戦闘。高速で飛び回る敵の軌跡の上を走って追いかけるなど、ソニックらしい戦い方も。
かなり骨太なバトル要素だが、難易度もカジュアル・チャレンジ・スリル3種類からいつでも選択できたり、オートでコンボを繰り出してくれるスキルも存在。本格派だがカジュアルにも遊べるのが本作の特徴だと言えるだろう。
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▲スキルツリーの様子。自分なりのビルドを作るというよりは、ゲームの進行に応じて新技が解放されていくと言った趣だ。
また、本作では「スキルツリー」システムを採用。バトルや冒険で「スキルピース」が得られ、新たなスキルを習得していける。ゲームを進めるほどに更に多彩なバトルアクションを楽しめるようになっている。
最初から操作量が多いのではなく、少しずつできることが増えていくのはアクションが苦手な人には嬉しいポイント。
スキルピースを集めるのはそこまで大変でもないので、得意な人ならどんどん開放していこう。
バトルから謎解きまで!新アクション「サイループ」
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▲サイループで敵の外殻を吹き飛ばしている様子。
本作の新要素の一つである「サイループ」は、ゲーム中の様々なシーンで活躍する。
移動中に対応するボタンを押すと光の帯を残し、その軌跡から囲みを作ることで状況に応じた効果が発動。
つむじ風を起こして敵のガードを崩すなど、戦闘に使えるのはもちろん、フィールドに点在するギミックを解く手段にもなる。
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▲サイループでリングを生成。ピンチの時はもちろん、リングの所持がMAXだとダッシュ速度が上がるので、それを維持するのにも使える。
また、何もないところで使えばリングを生み出せるので、リングがない状態で攻撃を受けるとゲームオーバーとなってしまうソニックにとっては、他のゲームで言うとっさの回復のような行動としても重宝する。
間違いなく、「サイループ」を使いこなすのが本作をスムーズに進めるのに重要な要素だと言えるだろう。
まるでアクションのテーマパーク!寄り道すら楽しめる「オープンゾーン」
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つづいて、最も大きな特色の「オープンゾーン」について解説しよう。
似たようなキーワードとして、「オープンワールド」が存在するが、そちらではRPGやアドベンチャーで、自由に探索してたどり着いた村や街で好きに人に話しかけ、好きにダンジョンを攻略することでより世界への没入感を高めるためのシステムだと言えるだろう。
それに対して本作の「オープンゾーン」は、フィールド上に多数存在するアスレチックやギミックを自分の好きな順番で楽しめるようにしたテーマパークのようなつくりとなっている。
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▲第1の島「クロノス島」の様子。レールやジャンプ台が並ぶ様子はまるで遊園地のよう。
まさに、自由に探索できる箱庭を『ソニック』シリーズの超高速アクションのために作り上げたのが「オープンゾーン」だ。
また、詳しくは後述するが、オープンゾーンを自由に探索していたら自然とゲームが進行していく。
寄り道していたと思ったら本編の進行につながる構造は時間を忘れてプレイしてしまうことまちがいなし。
次の項ではそのオープンゾーンでのゲームの進行について触れていこう。
序盤のストーリーを紹介しつつ本作の魅力を紹介!
ここからは、「オープンゾーン」でのゲームのサイクルについて説明しよう。
今回の先行プレイでは、全5エリアのうち、第1の島「クロノス島」と第2の島「アレス島」の序盤まで攻略できたので、そのストーリーを追体験していく形で紹介していく。
仲間を救うために島を探索!
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▲エミーとテイルス。歴代シリーズでも何度も登場するソニックの大事な仲間だ。
本作のストーリーは、ソニックとその仲間たちのエミーとテイルスがシリーズ通しての宿敵Dr.エッグマンを追って、謎に包まれた「スターフォール諸島」へと向かうところから始まる。
Dr.エッグマンの悪巧みによって突如出現した「電脳空間」に皆閉じ込められてしまうが、辛うじて脱出したソニックは、仲間を助け出すために島々を探索することとなる。
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▲スターフォール諸島の謎の力によって、Dr.エッグマンもろとも「電脳空間」に肉体が囚われてしまう。
そして、ストーリーを進めていくうちに出会う、今作が初登場となる謎の少女「セージ」と、彼女の操る「巨神」を倒すために、島に眠る7つの「カオスエメラルド」を探していくのが当面の目的となるだろう。
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▲謎の少女「セージ」と「巨神」。圧倒的なパワーを前にひれ伏すこと必至。
スターフォール諸島では、前述の通りグラインドやジャンプ台が並ぶアスレチックや謎解き要素など、探索したくなる要素が至るところに存在する。
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▲アスレチックやギミックの数々。「アイテムを集めなきゃ」という義務感ではなく、次はどれに挑戦しようかな?と思える魅力がある。
これらをクリアすると様々なアイテムが手に入るのだが、殆どがゲームを進行するために必要なもので、中でも「メモリーアイテム」は仲間たちを救うのに必須の重要なアイテムだ。
他にも、ギミックをクリアするとマップが埋まっていくものもある。マップには未クリアのコンテンツもマークされているので、つい時間を忘れて探索に没頭してしまうだろう。
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▲魂だけとなった仲間と会話できるようになる「メモリーアイテム」。ストーリーを進めるのに必要だ。
また、巨大な守護神を倒すと手に入る「ポータルギア」をフィールドの各地に存在する「ポータル」で使用すれば、「電脳空間」に自由に行き来できるようになる。
次の項ではその「電脳空間」について説明していこう。
「電脳空間」で歴代シリーズの面白さも堪能できる!
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▲懐かしの横スクロールステージ。操作感は昔ながら、しかしグラフィックは最新だ。
本作の「電脳空間」では、昔懐かしい2Dアクションや『ソニックアドベンチャー』シリーズのような3Dアクションをステージクリア方式で楽しめる。
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▲3Dステージ。オープンゾーンとはまた違ったスピード感あるアクションを楽しめる。
ステージのデザインは過去作を彷彿とさせるものもあり、シリーズファンは興奮間違いなしだ。
ステージごとに4種類のミッションが存在し、コンプリートクリアできるまでつい繰り返してしまう。これぞ『ソニック』と言いたくなるようなスピードランアクションを堪能できるだろう。
そして、電脳空間のミッションクリアに応じて、「エメラルドキー」が入手でき、フィールド各地にあるカオスエメラルドの封印を解くことができるようになる。
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▲カオスエメラルドを入手。
つまり、フィールドを探索してアスレチックや謎解き、バトル、電脳空間を好きに楽しんでいると、どんどん次の道筋が生まれ、自然とストーリーが進行していくようなつくりとなっているのだ。
カオスエメラルドを集めてボスと対決!盛り上がる楽曲とともに更に激しいバトル!
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▲スーパーソニックvs巨神!決戦のときだ!
カオスエメラルドを集めたら、ついに巨神とのバトルが待ち受ける。
『ソニック』シリーズらしい、ポストハードコアやメタルコアのようなボーカル付きの激しい音楽も流れ、カオスエメラルドの力で覚醒した「スーパーソニック」が大暴れだ。
▲巨神戦BGM「Undefeatable」のリリックビデオ。ボーカルはポストハードコアバンドSleeping with SirensのKellin Quinnが担当。
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▲この体格差でも、スーパーソニックなら勝算がある!
そして巨神を倒したと思いきや、ストーリーは次の島へ。仲間たちを救うための冒険はまだまだ続いていくので、この先は実際にゲームをプレイしてみてほしい。
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▲第2の島「アレス島」ではソニックのライバル「ナックルズ」も登場!?
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▲「アレス島」の様子や守護神「SHARK」の姿。島ごとに全く違う景色が堪能できるため、先の島がどんな世界観なのかも気になるポイントだ。
『ソニック』シリーズとは?
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『ソニック』シリーズはSEGAが発売するアクションゲームで、30年の歴史を持つシリーズ。
ハリネズミの主人公「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」が、超高速でさまざまなステージを駆け抜けていく、スピード感バツグンのアクションが魅力の作品だ。
『ソニックフロンティア』の基本情報
発売日 | 2022年11月8日(火) |
---|---|
会社 | SEGA |
ジャンル | アクション |
ハード | Switch / PS5 / PS4 / PC / XOne / Xbox Series X/S |
価格 | Switch:5,990円(税抜) PS5 : 5,990円(税抜) PS4 : 5,990円(税抜) PC : 5,990円(税抜) XOne : 5,990円(税抜) Xbox Series X/S 5,990円(税抜) |
公式HP | ソニックフロンティア公式 |
@SonicOfficialJP |
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おすすめ作品が一気に見れる!
今後発売の注目作をピックアップ!
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モンスターハンターワイルズ
9,000円(税込) 2
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/PC/Xbox
ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術士と幻創の地~
8,800円(税抜) 3
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/PC
龍が如く8外伝
Pirates in Hawaii
6,300円(税抜)